阿部功志氏(原発事故からくらしを守るネットワーク/茨城より)
29:50~

みなさんこんにちは。
茨城県の東海村から来た阿部功志といいます。
アベという名前で迷惑しています。
もう大分暑いので、
ザーッと見ているとみなさん年寄りばっかりなので、ちょっとあの、ひっくり返らないように気を付けて下さいね。
もう帰っても良いですよ、気持ちだけおいていって下さい(笑)あとカンパとね(笑)
茨城県に東海第二原発というのがあるのはご存じかと思うんですが、
東海第二原発と言うと、茨城じゃない所にあるんじゃないかって、
東海にあるんじゃないかって、浜岡の近くとかね、
そんなふうに思っているかもしれませんが、そうではありません。
東海第二原発の状況をみなさんに改めてお伝えしておきます。
東海原発というのは日本で最初の原発。
あれとは違います。
あれは廃炉作業に入っています。
ただ、中身が取り出せないんですね、置くところがないから。
また延びてしまいました。
いつまでも取り出せません。
廃炉というのは事故が起こらなくても簡単にできるものではないんですね。
東海第二原発は3.11の時に津波に襲われました。
5.4mの津波がきました。
でも、6.1mの壁があったために、かろうじて70cm差で水をかぶらなかったんですが、
その壁が出来たのは3月9日でした。
つまり、2日前です。
で、まだ穴をふさいでいなかった所があったので、そこから水が入っちゃって、
それで一部の非常用発電機なんかも水没したりしました。
これ、だから、防護壁がなかったら、全電源喪失になっていたんですね。
僅か70cm差ですよ。
「そういう状況にあったことをどの位の方がご存じだったか?」という事ですね。
しかも、圧力逃し弁を170回もパカパカパカパカ3日半に渡って開けたり閉めたりして、
3日半かかってやっと冷温停止状態にできたんです。
ですから、一つ間違えれば福島第一と同じになっていたんですね。
東京からわずか110km、120kmぐらいしかない、その東海第二原発のために、
この辺だってどうなっていたか分かったもんじゃない。
それほど関東地方にある、関東地方にあるんですよ、東海地方じゃないですよ、
その東海第二原発は非常に東京からも身近なんだという事を改めて自覚していただきたいと思うんですね。
で、あの辺は最初に原発をつくっちゃった場所だから、地盤調査もろくにやっていないから、砂の上にできています。
ガタガタになりました、地震で。
もう、東海原発の周辺なんか、道路もなにもグチャグチャでした。
なのに、今また「動かそう」という話があるんですね。
そういう老朽被災原発が東海第二原発です。
で、日本原電はもう敦賀がダメですから、東海第二原発を動かすために必死です。
自分たちの企業を守らなくちゃならない。
住民のこと?
それは知りませんね。
その再稼働の前提になる適合性審査、ま、安全審査って言っていますけれども、
適合性審査をこの間、5月20日に申請しました。
で、その日だったかな、濱田康男社長(日本原子力発電)、
濱田康男社長はちょっとなぎら健壱さんに似ているんですけども、

なぎら健壱をしょぼくした感じ。
その濱田社長が、「再稼働を前提としている」と発言しています。
「再稼働と適合性審査は直結しない」なんて言っておきながらですね。
一方、周辺の市町村長、これは安全協定というのがありますが、
安全協定の見直しのためにずーっと原電に要求をしています。
「見直してくれ」と。
なかなかそれが進まなかったんですけれども、今度また見直しの話はあるとは言うんですけどね、
そういう中でベントの工事をしています。
ベントというのは、放射能を外へ出しちゃうわけですから、
「あんな危ないことはやっちゃいけない」と最初から決まっていたのに簡単に無視して
「ベントが必要だ」とかなんだとか言ってますが、
絶対にやっちゃいけなかった筈のものですよね、ベントっていうのは。
そのベント工事まで含めて、「再稼働に直結しない」なんて言ってますからね。
そういうふうな状況です。
で、日本原電は1ワットの発電もしていないけれども、
1258億円の利益を上げていますね。
来年も1100億円儲けていますよ。
みんな我々の電気代です。
というふうな状況で、圏内ではいろいろと首長さんが動いたり、
あるいは、自治体の議員連盟でそういう反対の議連を発足させたりして活動したりもしています。
どうかそういう中で、東海村には非常に危険があるんだという事をみなさんご理解いただいて、
またお力をお貸しいただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
2014年6月1日
川内原発再稼働反対! 0601官邸前・国会前☆大抗議 文字起こしブログ
吉原毅氏「“日本を取り戻す”どころか“日本を失っている”と思います」
水野誠一氏「日本を取り戻さなければいけないのは私たち国民自身。政治家ではないんです」
菅直人元首相「原発事故は今なお続いているという事を、まず確認しようではないですか」
馬渡耕史氏「川内から鹿児島に逃げろ」ということです。川内よりも風下が鹿児島です!
佐藤和良氏「我々だって様々な疾患を抱えています。 鼻血どころじゃないんですよ、実は」
河合弘之弁護士「あの原発事故の恐ろしさを見て『動かしていい』などとまともな人間なら思わないはずだ」
阿部功志氏「東海第二原発は非常に東京からも身近なんだという事を改めて自覚していただきたい」
布原啓史氏「13基の原子炉がメルトダウンして爆発して、放射能を噴き上げている状況を想像して下さい」
29:50~

みなさんこんにちは。
茨城県の東海村から来た阿部功志といいます。
アベという名前で迷惑しています。
もう大分暑いので、
ザーッと見ているとみなさん年寄りばっかりなので、ちょっとあの、ひっくり返らないように気を付けて下さいね。
もう帰っても良いですよ、気持ちだけおいていって下さい(笑)あとカンパとね(笑)
茨城県に東海第二原発というのがあるのはご存じかと思うんですが、
東海第二原発と言うと、茨城じゃない所にあるんじゃないかって、
東海にあるんじゃないかって、浜岡の近くとかね、
そんなふうに思っているかもしれませんが、そうではありません。
東海第二原発の状況をみなさんに改めてお伝えしておきます。
東海原発というのは日本で最初の原発。
あれとは違います。
あれは廃炉作業に入っています。
ただ、中身が取り出せないんですね、置くところがないから。
また延びてしまいました。
いつまでも取り出せません。
廃炉というのは事故が起こらなくても簡単にできるものではないんですね。
東海第二原発は3.11の時に津波に襲われました。
5.4mの津波がきました。
でも、6.1mの壁があったために、かろうじて70cm差で水をかぶらなかったんですが、
その壁が出来たのは3月9日でした。
つまり、2日前です。
で、まだ穴をふさいでいなかった所があったので、そこから水が入っちゃって、
それで一部の非常用発電機なんかも水没したりしました。
これ、だから、防護壁がなかったら、全電源喪失になっていたんですね。
僅か70cm差ですよ。
「そういう状況にあったことをどの位の方がご存じだったか?」という事ですね。
しかも、圧力逃し弁を170回もパカパカパカパカ3日半に渡って開けたり閉めたりして、
3日半かかってやっと冷温停止状態にできたんです。
ですから、一つ間違えれば福島第一と同じになっていたんですね。
東京からわずか110km、120kmぐらいしかない、その東海第二原発のために、
この辺だってどうなっていたか分かったもんじゃない。
それほど関東地方にある、関東地方にあるんですよ、東海地方じゃないですよ、
その東海第二原発は非常に東京からも身近なんだという事を改めて自覚していただきたいと思うんですね。
で、あの辺は最初に原発をつくっちゃった場所だから、地盤調査もろくにやっていないから、砂の上にできています。
ガタガタになりました、地震で。
もう、東海原発の周辺なんか、道路もなにもグチャグチャでした。
なのに、今また「動かそう」という話があるんですね。
そういう老朽被災原発が東海第二原発です。
で、日本原電はもう敦賀がダメですから、東海第二原発を動かすために必死です。
自分たちの企業を守らなくちゃならない。
住民のこと?
それは知りませんね。
その再稼働の前提になる適合性審査、ま、安全審査って言っていますけれども、
適合性審査をこの間、5月20日に申請しました。
で、その日だったかな、濱田康男社長(日本原子力発電)、
濱田康男社長はちょっとなぎら健壱さんに似ているんですけども、

なぎら健壱をしょぼくした感じ。
その濱田社長が、「再稼働を前提としている」と発言しています。
「再稼働と適合性審査は直結しない」なんて言っておきながらですね。
一方、周辺の市町村長、これは安全協定というのがありますが、
安全協定の見直しのためにずーっと原電に要求をしています。
「見直してくれ」と。
なかなかそれが進まなかったんですけれども、今度また見直しの話はあるとは言うんですけどね、
そういう中でベントの工事をしています。
ベントというのは、放射能を外へ出しちゃうわけですから、
「あんな危ないことはやっちゃいけない」と最初から決まっていたのに簡単に無視して
「ベントが必要だ」とかなんだとか言ってますが、
絶対にやっちゃいけなかった筈のものですよね、ベントっていうのは。
そのベント工事まで含めて、「再稼働に直結しない」なんて言ってますからね。
そういうふうな状況です。
で、日本原電は1ワットの発電もしていないけれども、
1258億円の利益を上げていますね。
来年も1100億円儲けていますよ。
みんな我々の電気代です。
というふうな状況で、圏内ではいろいろと首長さんが動いたり、
あるいは、自治体の議員連盟でそういう反対の議連を発足させたりして活動したりもしています。
どうかそういう中で、東海村には非常に危険があるんだという事をみなさんご理解いただいて、
またお力をお貸しいただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
2014年6月1日
川内原発再稼働反対! 0601官邸前・国会前☆大抗議 文字起こしブログ
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水野誠一氏「日本を取り戻さなければいけないのは私たち国民自身。政治家ではないんです」
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コメント
2枚の写真が並んでいて、楽しくなりました。管理人さんのユーモア精神、センスいいですねえ。拍手
一読者 | 2014.06.07 13:46 | 編集
きーこさん、拝読させていただいております。
文字起し、ありがとうございます。
東海第二原発の危機、知りませんでした。
昨年、東海村の親戚の者が亡くなりました。
ガンでした。
まだ60代の方でした。
文字起し、ありがとうございます。
東海第二原発の危機、知りませんでした。
昨年、東海村の親戚の者が亡くなりました。
ガンでした。
まだ60代の方でした。
ロイヤルミルクティー | 2014.06.08 21:09 | 編集