福島、がんの転移数公表求める 子どもの甲状腺検査で
47News 2014/06/10 21:44
東京電力福島第1原発事故の放射線による影響を調べている福島県は
10日、子どもの甲状腺検査に関する評価部会を福島市で開いた。
甲状腺がんの子どもが50人に上ることに関し、出席した専門家は過剰治療ではないかと指摘、
検査を進める福島県立医大に対し、がんの転移があった人数などのデータを出すよう求めた。
甲状腺検査は、震災時18歳以下の約37万人が対象。
これまでにがんと診断が確定した子どもは50人、がんの疑いは39人に上る。
渋谷健司東京大教授は、検査は自覚症状のない子どもも調べているとして
「リンパ節への転移や声が出ないなどの症例数を明らかにしてほしい」と求めた。
【共同通信】
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ourplanet 投稿日時: 火, 06/10/2014 - 07:14
リンパ節転移が多数~福島県の甲状腺がんより一部抜粋
東京電力福島第一原子力発電所による健康影響を調べている福島県民健康調査の検討委員会で10日、甲状腺がんに関する専門部会が開催され、スクリーニング検査によって、多数の子どもが甲状腺手術を受けていることについて、前回に引き続き過剰診療につながっているかどうかで激論となった。議論の過程で、手術している子どもに、リンパ節転移をはじめとして深刻なケースが多数あることが明らかになった。
手術を実施している福島県立医大の鈴木真一教授は、
「過剰診療という言葉を使われたが、とらなくても良いものはとっていない。手術しているケースは過剰治療ではない」と主張。
「声がかすれる人、リンパ節転移や肺転移などがほとんど」として、放置できるものではないと説明した。
渋谷教授は「しかし、健診して増えたのなら、過剰診断ではないか。リンパ節転移は何件あるのか」と追及すると、鈴木教授は「取らなくてよいがんを取っているわけではない」と繰り返しつつも、「ここで、リンパ節転移の数は、ここでは公表しない」と答えた。
こうした議論を受けて、日本学術会議の春日文子副会長は、現在、保健診療となっている2次検査以降のデータについても、プライバシーに配慮した上で公表すべきであると主張。また1次データの保存は必須であると述べた。
これについて、広島県赤十字病院の西美和医師も「部会として希望する」と同意。また、渋谷教授もデータベースを共有する必要があるとした。座長の清水教授もその必要性を認めたため、次回以降、手術の内容に関するデータが同部会に公表される方向だ。
甲状腺評価部会2014年6月10日 文字起こしブログ
<リンパ節転移>
鈴木眞一「 病理組織学的に取ったものからみると、少なくても50% 多い施設では70%以上見つかります」
6/10甲状腺評価部会(文字起こし)
<過剰診断過剰治療>
「取らなくてもいいものを、子どもだから心配させて取っているという事ではございません」
6/10甲状腺評価部会(文字起こし)
「ほれみなさい、原発事故と関係していると言われかねませんので、 きちっとそこは注意して記載願いたい」
西美和(広島赤十字・原爆病院 小児科)6/10甲状腺評価部会(文字起こし)
甲状腺がんの転移についての今までのブログの一部
「非常に本当に深刻です」白石草氏5/26被災者を取り組む現在の状況(内容書き出し)
この間の県民健康管理調査の中ですごいちょっと気になる事を、
この検査のトップの鈴木眞一教授というのが言ってたんですけど、
「どうもリンパ節転移がすごく多いから内視鏡手術は難しい」という事を言ってらしたんですね。
今「どのくらいいるのか?」というのを尋ねているところなんですけれども、
どうも、必ずしもすごく簡単な手術だけではない恐れがありまして、
しかも「転移」という言葉もちらっとされておりまして、
ですので、この年齢が高い方、それから低い方含めてですね、
どういう事実が起きているのか?というのは、ここは本当にブラックボックスになっているんですよ。
ベラルーシの二人の女性が来日5/1(書きだし)
医師の診断は「リンパ節転移を伴う甲状腺がん」という衝撃的な内容だった。
その翌日、オリガさんの甲状腺の摘出手術が行われた。7歳だった。
その2年後にもイタリアで手術を受けて完全に甲状腺を摘出している。
その後、肺への転移、視力低下、心臓の問題や頭痛もあり、
ホルモン剤を服用しながら、現在も定期的な治療が続いている。
第10回「県民健康管理調査」検討委員会2013.2.13
<質疑応答山下俊一氏の答弁部分>
山下俊一:
基本的にはチェルノブイリでも甲状腺の超音波を行いました。
20年から15年前ですから、機械の制度に関しては今よりもかなり劣るというなかで、
大体1万人に1人、多いところで5000人に一人ぐらいの甲状腺がんが見つかりました。
見つかった小児の甲状腺がんは、
大人と比べて小さくても転移をしているというのが特徴であります。
「甲状腺がんの転移で息子を亡くしたウクライナの父」
原発から600km年間1ミリシーベルトを超えるか超えないかの地域 OurPlanetTV (文字起こし)
事故当時4歳の息子が13歳の時、甲状腺がんを発症。
息子さんは、10代で4度の手術を行い、甲状腺を摘出。
他の臓器へ転移しており、昨年31歳で亡くなった。
<甲状腺がん>
チェルノブイリ小児病棟「5年目の報告」その2(動画&内容書き出し)
この6歳の男の子は高濃度汚染地帯から来ました。
組織検査の結果甲状腺がんと診断され、手術を受けることになっています。
超音波検査のモニターには、医師が外から触っただけでは分からない甲状腺の内部が詳しく映し出され
この子はすでにがん細胞がリンパ節に転移していました。
佐藤幸男教授(広島大学原爆放射線医学研究所):
ここに甲状腺のノドルが大きいのが一つあって、
で、左の方のリンパ節が3つ腫れている、ま、転移と見られるものが3つあると
Q:どうですか?日本の病院だとこういう症例はあるんですか?
佐藤:子どもで?いや、見たことありませんね。
Q:ご覧になってどう思われますか?
佐藤:日本ではないからビックリしていますよ。
1<チェルノブイリの今~福島>
「謎の甲状腺がんが増えているんですよ、福島で」12/9野呂美加さん(動画・文字起こし)福島県猪苗代町
それで今、福島医大で手術した子のお母さんから聞きましたが、
「病気の説明は何もされない」
とにかく手術に来なさいと言われて切り取られる。
一体どういう状況なのか何の説明もない。
半分、甲状腺を半分切り取られた時は、開けた時にはもうリンパに転移している。
そして、進行が早いですからリンパに転移している。
私たちがベラルーシに行って聞いてきたのは、
転移していて、リンパから肺に転移するスピードがすごく速い。
だから早く見つけてあげないと子どもは甲状腺がんだけじゃなくて肺の方にも行くと。
で、もっと発見が遅かったら骨にまで転移する。
「全身に転移するよ」と、子どもの場合は。
だから急いでスクリーニングをやっている訳ですね。
それで、その手術をされたお子さんにその危険性を福島医大では伝えていない。
「もう治りました」というふうに伝えている。
ところが、「半年に一回スクリーニングをしなさい」と決めたのは、
日本のお医者さんのアドバイスに従ってなんですよ。
山下(俊一)さんがアドバイスしたんですよ!
もう、「小さい結節が見つかった時点でリンパに転移している」と、
自分で論文を書いてインターネットにもあがっているんですよ。
<甲状腺疾患>「今後は今までの常識とは違う」
~関東の子どもたちの異常について(1)~2/14三田茂医師(文字起こし)
一番若い人は30代のお母さんで、6mm位の癌です。
で、リンパ線は腫れてないと思ったんだけれども、耳鼻科の先生に、内科じゃないですよ、
耳鼻科の先生に頼んで手術をしてもらったのが、リンパ節に転移していました。
ですから、「今後は今までの常識とは違うかもしれない」という目で見ないと、
甲状腺に関してもですね、大変嫌な思いをするかもしれない、と思います。
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よけい恐ろしい。