2014年 6月25日
第14回原子力規制委員会
1:28~文字起こし

更田委員:
現在原子力発電所だけではなくて核燃料施設、
いわゆる再処理加工使用に関わるものや廃棄物の管理に関わる施設の
基準適用性の審査を進めているところなんですけれども、
この「審査」というのは言うまでもなく、
基本的には申請者が自らの検討を終了させて、
申請者として確定させた方針であるとか考え方、結果を持ってきて、
それに対して議論確認を進める場です。
で、この際申請者と規制庁や規制委員会の間に見解の相違があることは、
これは一向に構わない事なんですけれども、
申請者自身がまだ決定していない、決めていない、いわば「案」を持ってきてですね、
規制委員会、規制庁の見解を求めたり、えー、反応を見たりするような姿勢で臨まれると、
これは審査とは言えませんので、
これを審査として進めることは難しくなってきます。
ここのところ、いくつかこう言った姿勢が懸念される例がありましたので、
ま、これは感想のようなものかもしれませんけれども、
ここで報告しておきたいと思います。

田中委員長:
えっとー、先日私もYoutubeで見ていて、
「更田委員からかなり厳しい御指摘があったな」というふうに感じました。
で、結局あの~、「安全確保の基本は事業者にある」という原則から言うと、
安全について事業者として最大限考えて、
「こういうふうなことでいかがでしょうか?」という事で審査に持ってくるのが、あの、これが原則だと。
規制委員会に打診したり、いろいろお伺いを立てるというのは、
これはかつてですね、
そうすると単に規制、規制要求を満たせばそれでOKだということで、
安全向上につながらないという事で、
これは多分旧保安院時代にそういう事は止めることが決まった筈なので、
それがまだ少し残さとして残っているのかもしれませんけれども、
まぁ、更田委員からそういう御指摘があったという事ですので改めて今日最後に委員会として私も
これはもう、事業者に対してはそういう事を求めていきたい、と思って、島崎委員

島崎委員:
更田委員のおっしゃる通り、委員長の言われる通りですが、
それに加えてですね、それに加えてというか、
もう、昨年の7月から1年近くこれまで審査を続けてきてですね、
審査の内容は全て公開されておりますので、
その結果、申請がどのように新しいというか、改良と言いましょうか、
自治体の公開で行われている審査の内容を十分踏まえたうえで申請がされているか?と言うと、
「実はそれがない」と言う。
「なにも変わっていないままで出される事業者がある」というのは事実です。
1年近く我々が審査をして、その間に公開されている事によって、
いったいどういう課題があって、それがどういう形で事業者と規制委員会の間でやりとりした結果、
結論と言いましょうか、ある一定の水準になっている事実を反映しない申請がある。
そういう事は大変問題であると私は思います。
これはですね、どういう事かと言うと、
そういう審査によって明らかになっている事を反映した申請が出ればですね、
その事をまず最初に我々としては受け止めて、審査が早く進む訳です。
そこはもう、一種解決したものが入っているわけですから、
それをみれば「じゃあ、この件はもう、これまでさんざんやり合ってこうなったところをちゃんと取り入れている」ので、
「はい、これは終了」という形で、審査は早く進むはずなんですけど、
それを変えないで出てくれば、やはりまたそこを議論するという、
非常に、審査の効率化と言いましょうか迅速化を妨げているように見られるという事を申し上げたいと思います。
田中委員長:
はいありがとうございました。
あ、あの~ぉ、今のご意見を踏まえると、
やはりその、悪いいいかになりますけど、
審査の値踏みをするような申請の仕方は絶対に避けていただきたいと、
いうふうに申し上げておきたいと思います。
で、それでよろしいですか?
本日の会合はこれで終わります。
審査の内容に沿った変更を何もしないまま申請を出してきて、
そのくせ「審査に時間がかかる」といちゃもんをつけているのか・・・
事業者とか自民党って、どうなってるの~?
「安全第一」という意識が全く欠如しているんだろうか?
こんな感じかな?
事業者の皆様の心の中は。
そして、島崎委員には辞めていただいて、
<原子力規制委員>田中知「○×△したいと思います」6/12記者会見
に、メンバー変更~!
第14回原子力規制委員会
1:28~文字起こし

更田委員:
現在原子力発電所だけではなくて核燃料施設、
いわゆる再処理加工使用に関わるものや廃棄物の管理に関わる施設の
基準適用性の審査を進めているところなんですけれども、
この「審査」というのは言うまでもなく、
基本的には申請者が自らの検討を終了させて、
申請者として確定させた方針であるとか考え方、結果を持ってきて、
それに対して議論確認を進める場です。
で、この際申請者と規制庁や規制委員会の間に見解の相違があることは、
これは一向に構わない事なんですけれども、
申請者自身がまだ決定していない、決めていない、いわば「案」を持ってきてですね、
規制委員会、規制庁の見解を求めたり、えー、反応を見たりするような姿勢で臨まれると、
これは審査とは言えませんので、
これを審査として進めることは難しくなってきます。
ここのところ、いくつかこう言った姿勢が懸念される例がありましたので、
ま、これは感想のようなものかもしれませんけれども、
ここで報告しておきたいと思います。

田中委員長:
えっとー、先日私もYoutubeで見ていて、
「更田委員からかなり厳しい御指摘があったな」というふうに感じました。
で、結局あの~、「安全確保の基本は事業者にある」という原則から言うと、
安全について事業者として最大限考えて、
「こういうふうなことでいかがでしょうか?」という事で審査に持ってくるのが、あの、これが原則だと。
規制委員会に打診したり、いろいろお伺いを立てるというのは、
これはかつてですね、
そうすると単に規制、規制要求を満たせばそれでOKだということで、
安全向上につながらないという事で、
これは多分旧保安院時代にそういう事は止めることが決まった筈なので、
それがまだ少し残さとして残っているのかもしれませんけれども、
まぁ、更田委員からそういう御指摘があったという事ですので改めて今日最後に委員会として私も
これはもう、事業者に対してはそういう事を求めていきたい、と思って、島崎委員

島崎委員:
更田委員のおっしゃる通り、委員長の言われる通りですが、
それに加えてですね、それに加えてというか、
もう、昨年の7月から1年近くこれまで審査を続けてきてですね、
審査の内容は全て公開されておりますので、
その結果、申請がどのように新しいというか、改良と言いましょうか、
自治体の公開で行われている審査の内容を十分踏まえたうえで申請がされているか?と言うと、
「実はそれがない」と言う。
「なにも変わっていないままで出される事業者がある」というのは事実です。
1年近く我々が審査をして、その間に公開されている事によって、
いったいどういう課題があって、それがどういう形で事業者と規制委員会の間でやりとりした結果、
結論と言いましょうか、ある一定の水準になっている事実を反映しない申請がある。
そういう事は大変問題であると私は思います。
これはですね、どういう事かと言うと、
そういう審査によって明らかになっている事を反映した申請が出ればですね、
その事をまず最初に我々としては受け止めて、審査が早く進む訳です。
そこはもう、一種解決したものが入っているわけですから、
それをみれば「じゃあ、この件はもう、これまでさんざんやり合ってこうなったところをちゃんと取り入れている」ので、
「はい、これは終了」という形で、審査は早く進むはずなんですけど、
それを変えないで出てくれば、やはりまたそこを議論するという、
非常に、審査の効率化と言いましょうか迅速化を妨げているように見られるという事を申し上げたいと思います。
田中委員長:
はいありがとうございました。
あ、あの~ぉ、今のご意見を踏まえると、
やはりその、悪いいいかになりますけど、
審査の値踏みをするような申請の仕方は絶対に避けていただきたいと、
いうふうに申し上げておきたいと思います。
で、それでよろしいですか?
本日の会合はこれで終わります。
「島崎さんはいてはいけない人だから代わってもらう」
原子力規制委員交代の“裏側”5/27報道ステーション&官房長官記者会見(内容書き出し)
自民党A議員:島崎さんはいてはいけない人だから代わってもらう
自民党B議員:
今の島崎さんより再稼働審査がスムーズになる面はあるんじゃないの
彼が代わって本当に良かった。
審査の内容に沿った変更を何もしないまま申請を出してきて、
そのくせ「審査に時間がかかる」といちゃもんをつけているのか・・・
事業者とか自民党って、どうなってるの~?
「安全第一」という意識が全く欠如しているんだろうか?
原子力なんかどうせ事故が起これば制御できないものだから、
少しでも安全にするためにお金をかけるなんてこともったいなくて出来ないさ!
大丈夫、きっと地震なんか来ないし、津波なんか来ないし、しばらくの間事故は多分起きないと思うから、
早く原発再稼働させて欲しいんだ。
そうじゃなきゃ、ただ使用済み燃料を冷やしているだけでも電気代がかかる原発なんか、
うちの会社には邪魔なだけなんだ。
動かさなきゃ、資産にならないだろ。
原発がちゃんとした電力会社の財産でいてくれないと儲からないんだよ。
大丈夫さ、あと10年、20年は大きな災害なんかきっとないさ。
俺が生きている間は、きっと大丈夫さ。
死んじゃってからは何が起きたって関係ないし、原子力に関しては責任も取らなくていいみたいだし、
大丈夫さ、日本は神の国なんだから。
だから、原発にはもうこれ以上金はかけたくないんだ。
何もしなくても審査に通してくれよ、原子力規制委員さん。
こんな感じかな?
事業者の皆様の心の中は。
そして、島崎委員には辞めていただいて、
<原子力規制委員>田中知「○×△したいと思います」6/12記者会見
に、メンバー変更~!
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