平成26年度 第16回原子力規制委員会
文字起こし部分の音声↓
(2014年7月9日)
文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/EYcW-5gaaKU?t=1h10m18s
更田委員

本件に直接ではないんですけど、同じく福島第一原子力発電所に関わることとして、
ちょっとまぁ、ある種ご相談と言いますか、
あの、現在これまでに申請が進められている原子力発電所や、えー、核燃料サイクル施設については、
新規制基準に基づいて地震津波の評価を行っていて、
施設の耐震性や耐津波設計の妥当性の審査が進められているところなんですが、
この福島第一原子力発電所については、
今話題になった海側の海水廃水トレンチやタービン建屋に汚染水が滞留しているなど、
これも耐震性、そして耐津波設計、ま、設計というか、耐震性や津波に対する、
地震や津波に対する備えが、十分かどうかというのをきちんと確認をしなければならない。
ただ、施設の状況を踏まえるとですね、
緻密な精緻な評価を進めているなんて言う事を言っている場合ではなくて、
やはり対策を取るとともに並行して一体どこまでの備えをすることが、現実的有効なのかという事が必要ですので、
これ、ま、普通の、「普通の」と言いますか、
通常の原子力発電所や核燃料施設に対するのと同じような評価を行う事にはあまり意味があるとは思えないのですが、
やはり、この施設の現状を踏まえた地震津波の評価を行って、
合わせて、まずできるところから少しでも強化策をとっていくという対策が必要で、
これは、あの、少し考え方の整理が必要ですので、
この福島第一原子力発電所に対する地震津波の脅威をどう考えてどう対処するかという
考え方の取りまとめを事務局とともに、え-、あのー、ある程度一定の期間、
時間をかけずにやりたいと考えているのですけれども、
これについてちょっとご意見を伺いたいと思います。
田中委員長

とー・・・、地震津波についてはいろいろ、あの、いろんな思いがあるんですが、
島崎委員・・・。
島崎委員

あの、「ハラハラして見守っている」というのが実情ですので、
なるべく早く立ち上げていただいて、早く実施していただきたいというのが本心です。
更田委員:
ま、これについては(半笑)島崎委員にも加わって頂いて、
まず、どの位のハザードに対して備えなければいけないのか、
ただ、その検討をやっているのと並行して具体的にサイトには。
これはあの、えーー、通常の原子力発電所のように防潮堤を設けてですね、
水が入ってこないように云々というふうに考えるのは、たとえばですけれどもあんまり現実的ではなくて、
たとえば止水対策をきちんと行う、
それから海側配管トレンチ、海水配管トレンチから、これもさっさと滞留水を抜くぅ、といったことが
何よりも地震津波の対策になると思うんですけれども、
繰り返しになりますけれども、状況を踏まえて柔軟な対策を取らなければならないので、
ま、評価の部分で島崎委員にもご協力いただいて、
またその耐震、耐津波に関してはイチエフ(1F福島第一原発)とともに、
東京電力と対策等を行っていきたいと思いますけれども、
ちょっと進め方に突いて整理をしたいと思います。
田中委員長
えーっと、今まァ更田委員が、あのー、御指摘の事はずっとぉーー、…大変気になる話で、
あの・・・、ハッ(苦笑)・・・、島崎委員も「ハラハラしながら」と・・・、あの、おっしゃていましたけれども、
も…、基本的に、あの、1F(福一)は地震津波も、ま、いわゆる
俗に言う●地震があるとか、いろんな今後も、あのー、
福島県沖での地震というのも予測されているという様なこともございますので、
そういったことも含めましてね、
あの、どんな問題があるのかというのは、やっぱり一度早急に整理して、
何を、何から優先的に対応しなきゃいけないのか、っていう事をもう少し明示的に、あの、
取り組んでいただくよう、取り組むべきだと思いますので、
あの是非そこのところについては、あの早急に、ま、あのーーー、そういった、検討、会を、持っていただきたい。
是非そういうふうにお願いしたいと思います。
金城事務局 福島第一原子力発電所事故対策室長

了解しました。
また、更田委員やまた島崎委員とも相談させていただきながら、
あの、えー、なるべく早く今委員会でも議論できるよう準備を進めていきたいと思っています。
ーーーー
今朝、久しぶりに緊急地震速報の音が鳴りました。
私の家の方はあまり揺れなかったけれど、
朝起きて確認したら、震源地は福島沖でした。

私も揺れるたびにハラハラしています…。
文字起こし部分の音声↓
(2014年7月9日)
文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/EYcW-5gaaKU?t=1h10m18s
更田委員

本件に直接ではないんですけど、同じく福島第一原子力発電所に関わることとして、
ちょっとまぁ、ある種ご相談と言いますか、
あの、現在これまでに申請が進められている原子力発電所や、えー、核燃料サイクル施設については、
新規制基準に基づいて地震津波の評価を行っていて、
施設の耐震性や耐津波設計の妥当性の審査が進められているところなんですが、
この福島第一原子力発電所については、
今話題になった海側の海水廃水トレンチやタービン建屋に汚染水が滞留しているなど、
これも耐震性、そして耐津波設計、ま、設計というか、耐震性や津波に対する、
地震や津波に対する備えが、十分かどうかというのをきちんと確認をしなければならない。
ただ、施設の状況を踏まえるとですね、
緻密な精緻な評価を進めているなんて言う事を言っている場合ではなくて、
やはり対策を取るとともに並行して一体どこまでの備えをすることが、現実的有効なのかという事が必要ですので、
これ、ま、普通の、「普通の」と言いますか、
通常の原子力発電所や核燃料施設に対するのと同じような評価を行う事にはあまり意味があるとは思えないのですが、
やはり、この施設の現状を踏まえた地震津波の評価を行って、
合わせて、まずできるところから少しでも強化策をとっていくという対策が必要で、
これは、あの、少し考え方の整理が必要ですので、
この福島第一原子力発電所に対する地震津波の脅威をどう考えてどう対処するかという
考え方の取りまとめを事務局とともに、え-、あのー、ある程度一定の期間、
時間をかけずにやりたいと考えているのですけれども、
これについてちょっとご意見を伺いたいと思います。
田中委員長

とー・・・、地震津波についてはいろいろ、あの、いろんな思いがあるんですが、
島崎委員・・・。
島崎委員

あの、「ハラハラして見守っている」というのが実情ですので、
なるべく早く立ち上げていただいて、早く実施していただきたいというのが本心です。
更田委員:
ま、これについては(半笑)島崎委員にも加わって頂いて、
まず、どの位のハザードに対して備えなければいけないのか、
ただ、その検討をやっているのと並行して具体的にサイトには。
これはあの、えーー、通常の原子力発電所のように防潮堤を設けてですね、
水が入ってこないように云々というふうに考えるのは、たとえばですけれどもあんまり現実的ではなくて、
たとえば止水対策をきちんと行う、
それから海側配管トレンチ、海水配管トレンチから、これもさっさと滞留水を抜くぅ、といったことが
何よりも地震津波の対策になると思うんですけれども、
繰り返しになりますけれども、状況を踏まえて柔軟な対策を取らなければならないので、
ま、評価の部分で島崎委員にもご協力いただいて、
またその耐震、耐津波に関してはイチエフ(1F福島第一原発)とともに、
東京電力と対策等を行っていきたいと思いますけれども、
ちょっと進め方に突いて整理をしたいと思います。
田中委員長
えーっと、今まァ更田委員が、あのー、御指摘の事はずっとぉーー、…大変気になる話で、
あの・・・、ハッ(苦笑)・・・、島崎委員も「ハラハラしながら」と・・・、あの、おっしゃていましたけれども、
も…、基本的に、あの、1F(福一)は地震津波も、ま、いわゆる
俗に言う●地震があるとか、いろんな今後も、あのー、
福島県沖での地震というのも予測されているという様なこともございますので、
そういったことも含めましてね、
あの、どんな問題があるのかというのは、やっぱり一度早急に整理して、
何を、何から優先的に対応しなきゃいけないのか、っていう事をもう少し明示的に、あの、
取り組んでいただくよう、取り組むべきだと思いますので、
あの是非そこのところについては、あの早急に、ま、あのーーー、そういった、検討、会を、持っていただきたい。
是非そういうふうにお願いしたいと思います。
金城事務局 福島第一原子力発電所事故対策室長

了解しました。
また、更田委員やまた島崎委員とも相談させていただきながら、
あの、えー、なるべく早く今委員会でも議論できるよう準備を進めていきたいと思っています。
ーーーー
今朝、久しぶりに緊急地震速報の音が鳴りました。
私の家の方はあまり揺れなかったけれど、
朝起きて確認したら、震源地は福島沖でした。

私も揺れるたびにハラハラしています…。
- 関連記事
-
- <2大報道番組検証>「九州電力川内原子力発電所の設置変更許可決定」NHKニュースWach9と報道ステーション9/10それぞれの報道姿勢(番組内容書き出し)
- <凍土壁ありき!?>そもそも「流れる水は凍らせる事はできない」というのは学会の常識だ8/19報道ステーション文字起こし
- 安倍首相「世界で最も厳しい安全基準にのっとって」~ヨーロッパの10年ぐらい前にやっと追いついた7/25報道ステーション「原発の世界最高基準 驚きの現実・・・日本は遅れていた」内容書き出し
- <福島第一原子力発電事故>検察審査会が「東電旧経営陣は起訴すべき」と議決!
- <川内原発再稼働>現政府「政治判断しない」規制委員会「稼働の判断には関与しない」←再稼働は恐ろしすぎて責任取れないから逃げてるのね。
- 川内原発再稼働を待ちに待っている人々7/16 田中俊一「安全だという事は私は申し上げません」
- 吉原「だから間違った判断だって分かっているのに止められない」・佐藤「しかもフードコートは放射線量表示です」7/6佐藤タイジ氏 × 吉原毅氏 トーク(文字起こし)
- <福一の地震津波対策>島崎委員「ハラハラして見守っている」というのが実情です7/9 第16回原子力規制委員会(文字起こし)
- <古里原発>「それどころか、50kmぐらいしか離れていない九州の福岡だって危ないわけです」神田香織さん6/9(文字起こし)
- <安倍と集団的自衛権>「日本人の若者も血を流さないとアメリカと対等になれない」柳澤協二氏6/19そもそも総研(文字起こし・動画あり)
- 菅直人元総理「福島第一原発事故。あのとき、一体何があったのか?」6/9荒川強啓デイ・キャッチ(文字起こし)
- 布原啓史氏「13基の原子炉がメルトダウンして爆発して、放射能を噴き上げている状況を想像して下さい」6/1官邸前・国会前☆大抗議(文字起こし)
- 阿部功志氏「東海第二原発は非常に東京からも身近なんだという事を改めて自覚していただきたい」6/1官邸前・国会前☆大抗議(文字起こし)
- 菅直人元首相「原発事故は今なお続いているという事を、まず確認しようではないですか」6/1官邸前・国会前☆大抗議(文字起こし)
- 水野誠一氏「日本を取り戻さなければいけないのは私たち国民自身。政治家ではないんです」6/1官邸前・国会前☆大抗議(文字起こし)
コメント
地震が有る度にハラハラして、フクシマは!?と思ってしまっています。
もう嫌だぁ、とも思って下ります。
今後他が再稼働すれば、それが今以上に増えるんですねェ、、、。
噴火と言われれば、川内に大間に東通も、、。
北朝鮮がミサイルと言われれば、玄海から若狭湾に志賀が、、。
何かで北海道と言われれば泊まりは、と考え、、。
南海地震の話がでれば浜岡を言及しなくちゃいけない、、。
集団的自衛権容認で国際的テロが日本でも、と言われればもう全部ダメじゃん、と思わなくちゃならない、、。(パレスチナがイスラエルの原発狙ってロケット弾を発射しました。)
規制員会含め、アベ自民達などムラの奴らはどう思っているんだろう??考えなくても何れは何所かがまたなるんだぜ!!
もう嫌だぁ、とも思って下ります。
今後他が再稼働すれば、それが今以上に増えるんですねェ、、、。
噴火と言われれば、川内に大間に東通も、、。
北朝鮮がミサイルと言われれば、玄海から若狭湾に志賀が、、。
何かで北海道と言われれば泊まりは、と考え、、。
南海地震の話がでれば浜岡を言及しなくちゃいけない、、。
集団的自衛権容認で国際的テロが日本でも、と言われればもう全部ダメじゃん、と思わなくちゃならない、、。(パレスチナがイスラエルの原発狙ってロケット弾を発射しました。)
規制員会含め、アベ自民達などムラの奴らはどう思っているんだろう??考えなくても何れは何所かがまたなるんだぜ!!
hotaka43 | 2014.07.13 02:12 | 編集
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BA%E5%9C%B0%E9%9C%87
【アウターライズ地震】
海溝の海側で発生する地震のこと。
「アウターライズ」とは、海溝の陸から見て外側(アウター)にある盛り上がった地形を指す語。プレートが下方向に曲がろうとして盛り上がったものである。
アウターライズ地震は外側の、陸地からは離れた場所で発生するため、陸地での揺れは比較的小さいものの、併発する津波は大規模なものになりやすいという特徴がある。
なるほど、大きな津波を伴う地震が懸念されてるわけか。
ハラハラしてるとか鷹揚に構えてる場合じゃないと思う。
「時間がないのは東電だけじゃないでしょ、規制委員会もでしょ」という傍聴者の声をきちんと受け止めてほしいものだ。
【アウターライズ地震】
海溝の海側で発生する地震のこと。
「アウターライズ」とは、海溝の陸から見て外側(アウター)にある盛り上がった地形を指す語。プレートが下方向に曲がろうとして盛り上がったものである。
アウターライズ地震は外側の、陸地からは離れた場所で発生するため、陸地での揺れは比較的小さいものの、併発する津波は大規模なものになりやすいという特徴がある。
なるほど、大きな津波を伴う地震が懸念されてるわけか。
ハラハラしてるとか鷹揚に構えてる場合じゃないと思う。
「時間がないのは東電だけじゃないでしょ、規制委員会もでしょ」という傍聴者の声をきちんと受け止めてほしいものだ。
さざれいし | 2014.07.13 06:31 | 編集