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川内原発:政府、政治判断なしで再稼働進める方針
毎日新聞 2014年07月16日 22時04分(最終更新 07月17日 01時43分)

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原子力規制委員会が16日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)について、新規制基準への適合審査の事実上の「合格証」となる審査書案を了承した。政府は規制委の審査を安全性の根拠に、政治判断なしで原発の再稼働を進める方針だが、規制委の田中俊一委員長は「稼働の判断には関与しない」との姿勢を崩さない。実質的に稼働の判断は電力会社と立地自治体に委ねられることになり、国の責任があいまいなまま、再稼働に向けた手続きが本格化していくことになる。

田中委員長は16日の記者会見で「一定程度、安全性は高まった」と審査に胸を張った一方、「(川内原発を)稼働させるかどうかは、電力会社と住民、政府で判断される」と強調した。

一方、安倍晋三首相は審査書案の提示を受け、「安全という結論が出れば立地自治体の理解をいただきながら再稼働を進めていきたい」と語った。民主党政権時の2012年7月、東京電力福島第1原発事故後に唯一、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)が再稼働した際は、野田佳彦首相(当時)が最終的に稼働を政治決断したが、現政権は「政治判断はしない」との方針を崩していない。

「安全」という言葉を巡っても、政府と規制委の認識は食い違う。菅義偉官房長官はこの日の記者会見で「規制委が責任をもって安全かどうかチェックする。その判断に委ねる」と述べたが、田中委員長は「(審査をクリアしても)安全だとは私は言わない。これがゴールではなく、(九電は)ますます努力する必要がある」と言い切った。田中委員長は「安全というとゼロリスクと誤解される。できるだけリスクを下げるための審査をしたということだ」と説明した。

川内原発は今後、意見公募などを踏まえ審査書が完成され、地元同意手続きや設備の使用前検査などを経て、10月にも再稼働する見通しだ。規制委は川内1、2号機を含め12原発19基の審査を続けている。川内原発がモデルケースとなることで、残りの原発の審査も加速するとみられる。【鳥井真平】





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★【選挙】自民党また敗北!南島原市長出直し選で梶原重利氏(無所属)初当選! (真実を探すブログ2014年7月21日)http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3219.html
20日に投開票された長崎県南島原市の市長選で、自民党系の候補者が再び敗北しました。南島原市長選で当選したのは元市議の松本政博氏で、市民のボランティアを中心とした草の根の選挙運動をメインにして戦った方です。自民党系の梶原氏は自民党市議や地元県議の応援を受けていましたが、最後まで勢いを出すことが出来ずに敗北してしまいました。
★南島原市長に松本政博氏が自民候補を破り初当選(長崎)(時事通信2014年7月20日)元市議の松本政博氏(66)=無所属・新=が、元市議会議長の梶原重利氏(69)=無所属・新/自民推薦=、元市職員の伊藤剛氏(46)=無所属・新=を破り初当選。梶原氏は自民党南有馬支部の推薦を受けた。市発注工事をめぐり藤原米幸前市長が官製談合防止法違反などの容疑で逮捕され、辞職したことに伴う選挙。(20日投開票)
★「市政の信頼取り戻す」南島原市長選初当選の松本氏抱負 [長崎県](西日本新聞朝刊2014年7月21日)選挙戦は元市議会議長の梶原重利氏(69)、元市職員の伊藤剛氏(46)との争い。3氏とも市政の出直しを期し、不祥事の再発防止や人口減少対策を訴えた。松本氏は口加高の同窓生が積極的に支援。地盤とする南部の加津佐町や口之津町を中心に支持を広げた。梶原氏は自民党市議や地元県議の応援を受けたが、地盤の中央部以外で十分に浸透しなかった。伊藤氏は知名度の低さを挽回することができなかった。
真実の探求 | 2014.07.22 00:01 | 編集
安全と言わなくなった原子力規制委員会♪
原発壊れて見えたもの
安全じゃないんだ原発♪
ちゃたぬき | 2014.07.22 13:19 | 編集
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