<指定廃棄物最終処分場>「普通の方々が放射能のゴミを引き受けるという事は、 決してしないでいただきたいと思います」8/10小出裕章氏(文字起こし)

指定廃棄物最終処分場建設に反対する加美町のみなさまへ

014/08/10 に公開
8月10日宮城県女川町での「女川から未来を考えるつどい」に参加した、
京都大学の小出裕章さんより、放射性指定廃棄物最終処分場建設に反対する
宮城県加美町­のみなさんへメッセージをいただきました。
併せて、小出さんの指定廃棄物処分に対するお考えも述べて頂きました。






こんにちは、京都大学の小出です。
加美町の皆さんにメッセージをという事で、しばらく話をさせていただきます。

指定廃棄物という、
皆さんはもういろいろとご存知の、放射能のゴミが加美町にも押し付けられるという事で、
大変不条理な事だと、私は思います。

その放射能のゴミというものはいったいどこから来たのか?といえば、
もともと東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあったものです。
れっきとした東京電力の所有物であった訳で、
それが、嘘をついた東京電力のおかげで、
皆さんが住んでいる住んでいる場所等にばら撒かれてしまいました。

それを今皆さんが、せっせと集めて指定廃棄物という形になろうとしているのですけれども、
もともと東京電力がばら撒いた、東京電力の所有物ですから、
皆さんがそのゴミを引き受けるなんていう事は、決してやってはいけない事です。


で、東京電力のものは東京電力に返す。
という事が一番いい事なのであって、
私自身は、もとからあった場所
「東京電力福島第一原子力発電所に返す」というのが物の道理だと思います。

ただし、残念ながら福島第一原子力発電所の敷地のなかでは、
今たくさんの労働者たちが放射能を相手に戦っている戦場です。

その戦場に新たに放射能のゴミを返すという事は、出来ないだろうと思います。

…、私の一番正直な気持ちを言ってよければ、
私は東京電力の本社ビルにそれを返したいと思っています。
でも、それを言うと皆さん
「何をとぼけたことを言っている」と受け取られて相手にしていただけませんので、
私は次の策というのを持っています。

それは東京電力福島第二原子力発電所の広大な敷地がありますので、
そこに返すべきだと思います。

東京電力は、「福島第二原子力発電所を再稼働させる」というようなことを言っている訳ですけれども、
冗談を言わないでほしい、と私は思います。

自分の所有物たるゴミをたくさんの人々の上にばら撒いて、
たくさんの苦悩を与えながら、
自分だけは無傷で助かって再稼働をするなんていう事は、到底許すべき事ではないと覆いますので、
福島第二原子力発電所を放射能のゴミ捨て場にするという事が私はいいと思いますし、
もちろん再稼働はさせないという事がいいと思います。

そして、それでも「足りない」というのであれば、
私は東京電力柏崎刈羽原子力発電所、というのが新潟県にあります。
世界最大の原子力発電所です、

新潟県の方には多分おこられると思いますけれども、

私は責任を果たす、きちっと責任を取らせるためには
福島第二原子力発電所の敷地で足りないというのであれば、
柏崎刈羽原子力発電所の敷地も核のゴミ捨て場にするという方策がいいと思います。

加美町も含めて、普通の方々がこのゴミを引き受けるという事は、
決してしないでいただきたいと思います。

以上です、よろしくお願いします。





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