<福島県子どもの甲状腺がん>「癌と癌の疑い合計103人に!」手術した57人中2人は肺に転移、45人は10mm以上リンパ節や他の臓器に転移!!それでも「放射線の影響は見られない」


子ども、甲状腺がん57人 福島の37万人調査

東京新聞 2014年8月25日 朝刊

東京電力福島第一原発事故による健康への影響を調べている福島県は24日、震災当時18歳以下の子ども約37万人を対象に実施している甲状腺検査で、甲状腺がんと診断が確定した子どもは5月公表時の50人から7人増え57人に、「がんの疑い」は46人(5月時点で39人)になったと発表した。
 
福島市内で開かれた県民健康調査の検討委員会で報告した。地域による発症率に差がないことも報告され、委員会の星北斗座長は、現時点で放射線の影響がみられないことが裏付けられたとした上で、「今後、詳細な分析が必要だ」と述べた。
 
調査を担当する福島県立医大は、今回初めて県内を四つに分けた地域別の結果を公表。検査を受けた子どものうち、疑いを含めた甲状腺がんの発症割合は、第一原発周辺で避難などの措置がとられた「13市町村」では0・034%。県中央の「中通り」は0・036%、沿岸部の「浜通り」は0・035%と地域差はなかった。
 
原発から一番遠い「会津地方」は0・028%とやや低めだったが、医大は検査を終了した子どもが、ほかの地域に比べ少ないためと説明した。
 
国立がん研究センターなどによると、十代の甲状腺がんは100万人に1~9人程度とされてきたが、自覚症状のない人も含めた今回のような調査は前例がなく、比較が難しい。
 
疑いも含めた甲状腺がんの子ども計103人のうち、最年少は震災当時6歳。原発事故から4カ月間の外部被ばく線量の推計値が判明した人のうち、最大は2.2ミリシーベルトだった。




福島県
第16回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成26年8月24日開催)


県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【暫定版】
表 4.平成 23~25 年度実施対象市町村細胞診結果(平均年齢と平均腫瘍径の( )内は範囲を示す)

ア 平成 23 年度実施対象市町村
イ 平成 24 年度実施対象市町村
ウ 平成 25 年度実施対象市町村
の合計

・悪性ないし悪性疑い 104 人(手術 58 人:良性結節 1 人、乳頭癌 55 人、低分化癌 2 人)
・男性:女性 36 人:68 人
・平均年齢 17.1±2.7 歳 (8-21 歳)、震災当時 14.8±2.6 歳(6-18 歳)
・平均腫瘍径 14.2±7.5 ㎜(5.1-40.5 ㎜)

(2)手術の適応症例について
本邦では、甲状腺癌が疑われた場合、術前腫瘍径 10 ㎜以上、リンパ節転移、甲状腺被膜外浸潤、遠隔転移などがあれば絶対的手術適応とされています。なお 10 ㎜以下はいわゆる微小癌であり成人では経過観察される場合もあります。

しかし微小癌でもリンパ節転移や遠隔転移、甲状腺被膜外浸潤、反回神経や気管に近接している場合は手術適応とされています。

本甲状腺検査の一次検査で B,C 判定の場合、二次検査を受診し、超音波再検査所見によっては細胞診が勧められ、悪性または悪性の疑いと診断された場合、上記の適応基準に従って充分なインフォームドコンセントのもと治療を行っています。
なお、上記治療方針については、関係学会の専門医等で構成された甲状腺検査専門委員会診断基準等検討部会においても検討され、総合的に判断を行っています。






甲状腺がんの子供「原発影響考えにくい」 福島の検査で学会
日本経済新聞 2014/8/28 22:05

福島県立医大の鈴木真一教授は28日、
東京電力福島第1原発事故を受け福島県が実施している甲状腺検査で、
がんの疑いが強いと診断、手術した子供の具体的な症例を横浜市で開かれた日本癌治療学会で報告した。

がんは原発事故の影響とは考えにくいとの見方を示した上で、
過剰診断や必要のない手術との声が上がっていることに触れ「基準に基づいた治療だった」と強調した。


福島県の甲状腺検査は震災発生当時18歳以下の約37万人が対象。
これまで甲状腺がんと確定した子供は57人、「がんの疑い」は46人に上る。
子どもの甲状腺がんが急増した1986年のチェルノブイリ原発事故と比較し、
鈴木氏は「症状も年齢分布もチェルノブイリとは異なる」とした。

がんの57人のうち県立医大が手術した54人について、
8割超の45人は腫瘍の大きさが10ミリ超かリンパ節や他の臓器への転移などがあり、
診断基準では手術するレベルだった。
2人が肺にがんが転移していた。


残る9人は腫瘍が10ミリ以下で転移などはなかったが、
7人は「腫瘍が気管に近接しているなど、手術は妥当だった」。
2人は経過観察でもよいと判断されたが、本人や家族の意向で手術した。

手術した54人の約9割が甲状腺の半分の摘出にとどまった。

福島の甲状腺がんをめぐっては一部の専門家から
「手術をしなくてもいいケースがあったのではないか」との指摘があり、
患者データの公開を求める声があった。〔共同〕





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第16回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成26年8月24日開催)の動画があります。








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呆れるばかり

科学2014年9月に掲載された津田敏秀教授の文章を引用します。
「論文を読まない、データを見ない、配られた資料も目を通さない、論理的でない、判断力もない、参考人の意見もろくに聞かずやっつけることばかり考えている。そんな会議に、いくら時間をかけてもただ被害が広がるのを待つだけである。」
第8回専門家会議に疫学者の津田教授を招いておきながら、何も学んでいないのですね。御用学者殿たちは、医学生だったなら公衆衛生の単位が取れないので医学部を卒業できません。
なお、IAEAに牛耳られたWHOでさえ、甲状腺癌の増加を予測している。下記よりダウンロード可。
http://www.who.int/ionizing_radiation/pub_meet/fukushima_risk_assessment_2013/en/

子供たちに酷いことを・・・

 自分は、正直現段階の甲状腺がんがヨウ素131の被曝の影響かは判断しかねます。①発症年齢が高いこと②会津地域の発症割合が中通り、浜通り地域に比べてそれほど低くないこと、の2点から大半のがんが放射線被曝の影響ではなく、会議で言うように元からあったものだあるような気がします。

 ただし、被曝の影響はやはりありそうだとも思います。会津地域はやはり他と比べてやや割合が低いですし、牛乳や食品を通して摂取している可能性も大いにありそうです。リンパに転移しているだとかの重度なものはやはりヨウ素被曝の影響を疑っています。

 いずれにせよ、すべての福島の子供の甲状腺を検査して、がんが疑われれば手術してしまう、というとてつもなく残酷なことをしているわけで、こんなことをしているのも原発事故があったからで、原子力を推進してきた人たちは途方も無い迷惑を子供たちにかけているのは間違いありません。

No title

ブログ記事への是非のコメントは差し控えさせていただきますが、県の会議が発表したなかで、資料や医療体制についての肝心なところの記事が紹介されていないのは、意図的なのでしょうか?

憤慨

一人一人の大切な命をナメるなよ、といいたい。

わからないからこんな見解しか出せないんじゃない?または責任逃れ。弱虫だ、

にっぽんのみらい、ちきゅうのみらい、じんるいのみらいを、かんがえよう!

芸術の秋です!
「原発を考える美術館」開館!
にっぽんのみらい、ちきゅうのみらい、じんるいのみらいを、かんがえよう!

【常設展部門】

(作品番号1番)http://twitpic.com/a6b89y/full
タイトル)「広島原爆4032倍、チェルノブイリの4倍もの放射性セシウムを頭からあびた首都圏・東北の姿」(文部科学省資料ほか)
(原因を作った人たち)=自民党、経産省、電力会社

(作品番号2番)http://blog-imgs-51.fc2.com/j/y/o/jyouhouwosagasu/soumusyoujinnkoutoukei120901010.jpg
(タイトル)「2011年から突然急減が始まり既に3年間で約80万人減っている日本の総人口」(総務省統計局)
(原因を作った人たち)=自民党、経産省、電力会社

(作品番号3番)http://ameblo.jp/sunamerio/entry-11380553912.html
(タイトル)「【放射能障害は遅発性のため】事故後5年目から被害数が巨大になり最終的に死亡者数千万人となったチェルノブイリ地域」(チェルノブイリ資料)
(原因を作った人たち)=自民党、経産省、電力会社

(作品番号4番)http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/854.html
(タイトル)「約30万近い世帯(=約80万人)がすでに東日本(関東・東北)から避難(関東だけで約12万世帯、東北3県だけで15万世帯)」(総務省統計局)
(原因を作った人たち)=自民党、経産省、電力会社

(作品番号5番)http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/898.html
(タイトル)「福島県下の高汚染地域と完全に一致する急性心筋梗塞」(宝島8月26日)
(原因を作った人たち)=自民党、経産省、電力会社

No title

日本で甲状腺がんの90%以上を占める乳頭がんはおとなしい癌で、特に直径が1cm 以下のものは一生を通して大きくならないばかりか、消失してしまうものもあるとされています。