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<作業員の証言2> 「メーターを振り切ってて、機械が壊れちゃってるっていうような、いますよ」9/12報道するラジオ(文字起こし)

報道するラジオ「福島第一原発~作業員の3年半」
2014年9月12日放送



文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/yNKPNhLXVzU?t=9m38s

水野:上田さんはずっと原発作業員の方々に貴重な証言を取り続けております。

上田:
原発事故からの3年半を前にした先月の終わりに、
福島県の福島第一原発に近いところで取材をしてきました。
福島第一原発の廃炉作業に携わっている作業員の皆さんに話を聞いていく訳なんですが、
今の福島第一原発はいったいどうなっていて、
作業員の皆さんの労働環境は果たしてどうなっているのか?
いろいろと伺ってきました。

まず、今回ですね、町の様子をいろいろ見て行ったんですけれども、
今も富岡町の中の福島第一原発からだいたい10kmほど南のところに検問がありまして、
一般の人はそこから中に入る事は出来ません。
入るには通行許可証のようなものが必要で、
作業をされている方が中に入る事が出来るんです。

広野町というところがそこからさらに南に戻ったところにあるんですけれども、
ここのあたりを前回もずいぶん見て回ったんですが、
様子がだいぶ変わってきました。


水野:変わってきましたか、はい。

上田:
作業員の皆さんがこの広野町というところを生活の拠点にしていまして、
その作業員の皆さんが住むための宿舎のような建物。
多くは大体2階建てのアパートのような建物なんです。
それが、以前春に取材した時もポツポツと3月も見受けられたんですけれども、
その建物の数が、圧倒的に増えていました。
そして近くにはコンビニエンスストアーもオープンしていて、大勢の客で賑わっていて、
そのほとんどが原発の作業をしている人と除染の作業をしている、作業服を着た人たちでした。

この春に作業員の方かに話を聞いた時は、まだ、準備の準備の段階と。


水野:あ、準備じゃなくて、準備のまだ準備の段階とおっしゃってたんですね。

上田:
と、いう声がありましたが、
まず、今いったいどういう状況なのか?というのを聞いてみました。


福島第一原発の今の状況
文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/yNKPNhLXVzU?t=11m39s

作業員:
敷地内は整備されてはきていますよね。
で、整備されてきているんで、あの〜、ま、線量自体が、建屋とかは別として周辺の線量が下がってきているんで、今度仕事がいろいろ増えてきているっていう状況ですよね。


上田:少しは進んでいるという感じはありますか?それともあんまり変わらないですか?

作業員:
進んでいる感じはありますね。
新しいものが建ってたりとか、なんか、無かった建物が建ってたりとか。
駐車場だったりも、なんか新しく出来てたりしてるんで、・・・進んでいるのかな、って思いますけど、
・・・、ま、本当に進んでいるのかな?っていう疑問

上田:どういうところが「本当に進んでいるのかな?」って感じます?

作業員:
やっぱり・・・、ただいま報道されていないだけで、
結果やっぱり今やっている人は、マスク付けたりしてやってるじゃないですか。
結果、なんかもう、これ、3年経ってまだそんな状態のところもいっぱいあるし、
今後それをどうやってやっていくのかな?って考えると、やっぱ全然進んでないなと。

ただその周りの、なんか後片付け的なものしか進んでいないのかな、という。
中心部は進んでいないという感じがしちゃいます。



水野:後片付けがやっと進んだ。

上田:
はい。
福島第一原発の敷地の中の線量、放射線量が下げられていたり、
3年以上経って、”がれき”というものがようやく片付いてきている、進捗も見られるという事なんですが、
廃炉に向けての作業で言いますと、
建屋の中の燃料がいったいどうなっているのか?を知りたい。

水野:まず知りたい。

上田:まだ分からない訳ですからね。

水野:そうですよね。

上田:
それをどうにか片付ける事というのが重要ですけれども、
まだまだそこに着手するところには至っていないんですよね。
なので、今の原発作業員の皆さんの多くが建屋の周辺の作業をする人たちなんですね。
汚染水の処理の関係の方、
タンクを増設しようと建設している方、
その保守管理点検などをする人、
それから、新しい建物などの施設をつくったり、
後はがれきを除去するような土木建設作業系の人たち。
そして、そういった作業員の装備などをサポートする道具のメンテナンスとか、
それから準備をする人々など、様々なんです。

現在新しい大型の休憩所が建設中と。
今、「新しい建物」という話がありましたけれども、
こういうことで、これから廃炉作業。
一般的には40年計画といわれていて、
ひょっとするともっとこれからかかって行くんじゃないかという事を見越した、
しっかりとした施設だということで、
来年の3月の終わりに9階建ての鉄骨のビルが完成すると。


水野:それが休憩所になる?

上田:
そのようなんですね。
東京電力は、
「特別な増員計画がある訳ではないが、作業が増えているので少しずつ作業が増えてきていて減る事は無い」
というふうに申しております。
そして猛暑のなかで肌を露出する事が出来ない作業員の皆さん、
夏場がやっぱり大変なんですよね。
防護服を着て、全面マスクを顔に付けて、それから手袋などの装備をして、
そして、肌が露出しないようにいっぱいテープで巻き付けて、
手袋や防護服が外れないようにする訳ですよね。
特に夏は熱中症などの症状を訴える人が多くいたということで、
夏場が一番作業が厳しいんです。





福一の放射線量
文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/yNKPNhLXVzU?t=19m1s

上田:
続いてはですね、構内の現在の放射線量。
これはいったいどうなのか?というのを聞いてみました。

作業員:
自分のやっているところ、今入っているところは全面マスクじゃないところなんで、
暑さ的な問題とかは全然大丈夫なんですけれど、
ただ、それもまた気になるところですよね、全面マスクじゃないっていうのが。
同じ1F(福島第一)構内なのに、全面マスクと全面マスクじゃないところ。
その場所はいくら「線量が無い」って言っても、果たして大丈夫なのかな?っていうのはありますけど。


作業員:
「ここはヤバいよ」っていわれているところが1m先だったりするんで、
「どこがヤバいんだろう?」って見て、

上田:見ただけじゃ分からない?

作業員:
全然分からないね。
だから「そこは線量が強いから近寄るな」とかそんな感じ。
ええ。もうメーターが上がっちゃって。

作業員:
そこの作業をどうしてもしなければなんない、壁を繋げなきゃなんないじゃないじゃないですか。
そうすると10分おきに、こうやって待ってて、10分作業したら止めてって、一人ずつ行くんですよ。
このAPGっていうのは毎日入って行って、新しいのを取って入るんですけど、
ある程度数字がいくと警告音が鳴るんですよ。
で、それが3回鳴ると「今日はもうだめだ」っていわれて、
ひどい現場になると、朝現場についてドア開けたとたん全員のが鳴りますよ。
そこから作業ですから、もう、30分位作業して全員「もう今日は終わり」っていう現場がありますよ。

で、仕事を上がってきた時に、被曝量を測るんですよ、そういう機械のところで。
たまにどこの現場の人か知らないけれど、
メーターを振り切ってて、機械が壊れちゃってるっていうような、いますよ。


上田:機械のメーターが振り切れるくらいに線量が高いところの現場に行っちゃったんじゃないですか

作業員:
その後何するか?って言ったら、濡れナプキンがあるじゃないですか。
あれでひたすら拭いているだけですから。


水野:えっ?メーターが振り切れた人が、

上田:というケースもあったという事ですね、

水野:ぬ、濡れナプキンで体を拭いただけって言いましたよね、

上田:
そうなんですよ。
病院などに行かなくていいのか?
その後の処理はいったいどうなっているのか?
心配な証言がありました。
あとは、建屋内の手つかずのところっていうのは依然として放射線量は高いままですので、
あっという間に放射線量が一日の限界を超えてしまって、
ブザーが鳴ったり、10分交代で作業をする場所もあるという話がありました。
中には春に取材をさせて頂いた方でもう一度この夏もという事で連絡を取らせて頂いた方がいたんですけど、
その方は既に5年分の線量を被曝してしまいまして、

水野:あーっ!

上田:もうふるさとに帰っていると。
もう「福島では線量が多くて働けない」という方も、

水野:それだけ高い線量の場所がまだいっぱいあるという事ですよね。

上田:そうですね。

水野:「朝ドアを開けただけで全員のブザーが鳴った」って話してらしゃいましたもんね。

上田:
そうなんですよ。
ですのでこうした被曝の問題。
今の段階では「どう、健康にこれから影響していくのか?」っていうのが、なかなか分からないですよね。
見えないし、ま、匂いもしないので、いったいどういう影響があるのか?というのが分かってきません。






報道するラジオ「福島第一原発~作業員の3年半」2014年9月12日 文字起こしブログ

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