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09.29
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東海再処理施設 廃止の方針
NHK茨城 水戸放送局 2014年9月29日

原子力発電所で使われた使用済み燃料の再処理を行う茨城県の東海再処理施設について、日本原子力研究開発機構は、核燃料施設の新たな規制基準への対応に莫大な費用がかかることなどから、平成29年度以降に廃止する方針を明らかにしました。
これは29日開かれた日本原子力研究開発機構の組織改革を検証する委員会の中で、機構側が明らかにしたものです。

東海再処理施設は、原発の使用済み燃料からウランとプルトニウム、それに、高レベル放射性廃棄物を分離して回収する施設で、昭和52年の運転開始以来、およそ1140トンを処理しています。
しかし、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、去年12月に施行された新たな核燃料施設の規制基準を満たすには、1000億円以上の巨額な費用がかかることなどから、原子力機構は平成29年度以降に廃止する方針を決めました。

東海再処理施設は、商業用原発の使用済み燃料を再処理する国内初の施設として役割を果たしてきましたが、原子力機構は、「青森県の六ヶ所再処理工場への技術移転がほぼ完了した」としています。
一方で、施設は、高速増殖炉「もんじゅ」から出る使用済み燃料も取り扱う計画だったことから、廃止されれば、国が進める核燃料サイクル政策に影響を与える可能性も出てきます。

東海再処理施設の廃止の方針が出たことについて、茨城県の橋本知事は、「詳しい内容は聞いていないが、雇用や財政面で影響がないか詳細を確認したい。雇用面では、しばらくは影響はないものの、将来的には雇用の減少を招くと思われ、注視している」と話していました。

東海再処理施設の廃止の方針が出たことについて東海村の山田修村長は「今回の方針決定は、原子力機構全体の改革の一部として受け止めている。この決定で地元にどんな影響があるのか住民への説明の場が必要だと思う。今後、廃止措置へのスケジュールなどを具体的に説明してもらいたい」と話していました。
09月29日 19時00分






<東海再処理施設稼働>
国の規制基準に適合していないけど、急ぐので特別認める「プルトニウム溶液と高レベル廃棄物の固化」
4/21原子力規制委員会更田委員取材動画&文字起こし


東海村にあるプルトニウム溶液と高放射性廃液の「潜在的危険」は
水素爆発と10の何乗ギガベクレル単位になる放射性物質の飛散だ!!


1.東海村JAEA潜在的危険に関するヒアリング~規制庁からの説明~12/2(内容書き出し)

2.東海村JAEA潜在的危険に関するヒアリング~日本原子力研究開発機構からの説明~12/2
(内容書き出し)


<東海村再処理工場の危険>
「使用済み燃料を液体にしてしまった。液体が沸騰してしまうという事は簡単に起きてしまいます」
小出裕章氏(文字起こし)





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| 2014.10.20 08:56 | 編集
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