<川内原発再稼働>住民の意見を聞かない地元説明会10/18報道特集(内容書き出し)

久しぶりのUPになってしまいました。

ブログの更新がないことでご心配のメールやコメントなど、ありがとうございます。
涙が出ました。
自分の生活が少し忙しくなってしまって、なかなか書けませんでした。
私はとっても元気です。
ブログをお休みしている間も、気になった出来事は取り置きしていますので、
順次UPしていけると思います。



ーーー

2014年10月18日 報道特集

【川内原発】火山地域の原発、再稼働へ 投稿者 suisinjya

巨大噴火のリスクは?
”火山地帯”の原発再稼働へ


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鹿児島県にある九州電力川内原発の再稼動に向けた動きが加速しています。
もしそういうことになれば福島の事故後にできた新しい基準での初めての再稼働となります。
川内原発の周辺には火山やカルデラが多く不安の声も聞かれますが、
住民への説明は十分に尽くされているのでしょうか?

ナレーション:
先月27日、長野県と岐阜県の県境にある御岳山で起きた噴火。
死者56人、行方不明者7人と、戦後最悪の火山災害となった。
その突然の噴火は余地の難しさを改めて私たちに突きつけた。
多くの活火山を抱える日本列島ではこのような噴火の危険が常に存在する。

3年前、新燃岳が噴火した南九州の霧島連山。
地下のマグマだまりは再び噴火前のレベルまで膨張しているとみられる。
8月には噴火以降初めての火山性微動も観測された。

九州は有数の火山地帯だ。
破局的噴火とも呼ばれる巨大噴火によって出来た大きな陥没地形、カルデラが各地に点在する。
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そのカルデラが周辺に5カ所ある九州電力川内原発で今再稼働に向けての動きが進んでいる。
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金平:
後ろに見えるのが川内原発の1号機2号機です。
で、思ったより敷地が広いという感じがします。
今稼働はしていませんけれども、福島の過酷事故の後に出来た新しい規制基準に適合したという事で、
国が再稼働にGoサインを出した訳ですけれども、
地元の住民の反応というのは、
「本当に再稼働して良いのかどうなのか?」という事に関して判断が分かれています。


ナレーション:
九州電力川内原発。
2011年3月11日、東京電力福島第一原発の事故が発生して以降、
1号機2号機とも運転停止となっていた。
しかし・・・

2014年9月10日
田中俊一原子力規制委員長:
これで了解するという事でよろしいでしょうか。
ありがとうございました。

ナレーション;
先月10日、国の規制機関原子力規制委員会が再稼働への合格証となる審査書を了承した。
福島第一原発の事故後新たに出来た規制基準に適合するという、初めての判断だった。

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周辺の住民;
経済面の事もありますし、ん、川内自身やっぱりそこで恩恵を受けてるのもあると思いますから。

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心配ですよね。
どこまでだったら大丈夫なのかっていうのがありますよね。


ナレーション:
周辺の地域では火山の影響を気にする声が上がっている。
川内原発からおよそ50kmの距離にある姶良カルデラ。
3万年前に巨大噴火を起こした。
その際、500度を超す高温の火砕流が南九州一帯を焼き尽くした。
こうした巨大噴火の懸念に対し原子力規制委員会はこう説明する。

9月10日
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田中俊一原子力規制委員長:
私どもとしては、川内ぃについては、その、火山の影響っていうものは、
運転期間中には、あのー及ばないだろうと及ばないという判断をしつつ、
絶対という言い方は出来ませんので、じゃあのモニタリングをしながら


安倍総理は原発を再稼働する際の方針をこう話している。

衆院本会議 2014年9月30日
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安倍晋三:
地元の理解を得る事が重要であり、国も前面に出し、丁寧に説明してまいります。


川内原発の30km圏内5カ所で行う住民説明会が先週始まった。

鹿児島・薩摩川内市 2014年10月9日
女性:
福島の事故が片付いていないのにこうやって説明されますけれども、
市民に対して国民に対して説得力があるのかな?と、

CM

住民の意見を聞かない説明会

ナレーション:
九州電力川内原発の再稼働にむけ30km県内5カ所で行われる住民説明会。
今週水曜日は薩摩町で開催された。
参加するためには住民は事前に予約をしなければならず、座席も指定される。

2014年10月15日
女性司会者:適合性審査結果に関する住民説明会を始めさせて頂きます。

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幕が上がると壇上には鹿児島県の職員、原子力規制庁の担当者が並んでいた。

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まず規制庁の担当者から火山などの対策が新しい規制基準を満たしている事について説明があった。

そして1時間後。
質疑応答の時間となった。

女性司会者:
お一人様1回1問とさせて頂きます。
また、
原子力発電所の再稼働の是非は本日の説明会の議題ではありませんので


男性住民1:
どこもやっていない。それは何故だ?安全じゃないからだよ。
安全って言えないからだよ。

金平:いま住民による質問、質疑が行われていますけれども非常に緊迫した質疑が続いています。

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ナレーション:県や町の職員の他に多くの警備員が並んでいた。

男性住民2:
先程の説明で、いろんな電源車とかそういうものが外に配置をされておりますが、
そういうものは全て火砕流の熱で破壊されると思います。
そういった場合に対応できるのか?

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森田深安全規制管理官 原子力規制庁:
広範囲に火砕流を広げるような噴火の可能性は十分に低いというふうに九州電力は評価をしていて
私どももそれが妥当だと判断したんですが。

規制庁の担当者は
「川内原発の運用中に巨大噴火が発生する可能性は十分小さい
モニタリングによって前兆現象を捉えた場合には原子炉の停止や燃料の搬出などの対応を取る」と説明した。

しかしその後も参加者からは再稼働に対する不安の声が上がった。


女性住民:
福島第一では被曝しながらも作業している方々がいらっしゃると思うと、
今日のような淡々とした「何々は安全です」とか「何々は判断している」とか
「確認されている」というようなことを言われてもとても信じられなくて、

こうした声に対しては、

女性司会者ご意見ではなくご質問をお願いいたします!

男性住民3:
原発にどこまでもこだわろうとする、国の最終的な目的って何なのか?と。
ここを私は少し尋ねたいと思います。
ー会場拍手ー

女性司会者
今日のこの説明会の趣旨とは質問の内容が異なると思うんですけれども。

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戸ケ崎康課長補佐 原子力規制庁原子力規制企画課:
あの〜、九州電力が、その〜ぉ、原子炉をその さ再稼働するか、
あのま、そういう事については、我々のその規制庁とか規制委員会の立場からは、
ちょっとお答え出来ないという事をご了承いただければと思います。



男性住民4:・・というのが東海にあります。フランスにも

女性司会者:いろいろなお話をありがとうございます。

男性住民4:ここに集まっている人たちはみんなそんな質問を持つと

女性司会者:そうなんですけれども本日は

男性住民4:それをなんとかすれば

女性司会者:反対に対する質問ではなくて、反対を声高に言って頂く場ではないんです!

質疑応答が始まって50分後、幕は下げられ説明会は終了した。

金平:
率直な印象を言いますと、
交流というか情報の交換がきちんとなされていないという印象を受けました。
こういう事で再稼働という手続きがどんどん進んでいくという事については、
つまり情報公開とか住民への知識を「丁寧に説明する」というような、
政府が言っているような方向とは逆向きの事が行われているんじゃないかという懸念を持ちます。



男性住民5:
これが前例となって、これから行われていくところに於いても、
こういう形で進められていく事は非常に問題です。

金平:これで住民説明会は終わったという事になっちゃうでしょ。

女性住民2:いや、とんでもないですね。

金平:とんでもない。

女性住民2:
何にも説明してもらったっていう気持ちにはちっともならなかったので。
安全だという事も全然分からなかったし。


ナレーション:
原発事故発生当日、福島第一原発で働いていた男性が説明会に来ていた。
福島双葉町から鹿児島市に避難している。

福島第一原発で働いていた男性:
「絶対にないよ」と言った事故が起きたからには、
じゃあ、あの爆発は何だったのか?っていうのをね、しっかり結論を出してからじゃなきゃ、
ちょっと乱暴だよね。


一方九州電力は説明会には出席していないが、今後の住民の理解を得るための取り組みを続けたいとしている。


2014年9月30日
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瓜生道明社長 九州電力:
事業者として丁寧にフェーストゥフェースでお客様に対して今の私どもが取ろうとして、取って、取ってきた安全対策、ソフト面ハード面含めてですね、丁寧にご説明していくぅことぉが、一番大事だろうと思っております。

御岳山の噴火後、原発への火山の噴火を懸念する声が高まっている事に対し、
原子力規制委員会の田中委員長はこう説明している。

2014年10月1日
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田中俊一委員長 原子力規制委員会:
今回の水蒸気えー爆発による噴火(御岳山)と、超巨大、えー、えー噴火と言われているものとは、
その起こる現象が全然違うんだという事。
だからその事を一緒に議論するという方が私は非科学的だと思っています。
「天災事変が何時何時どう起こるか分かりませんから社会的活動を全て止めて下さい」と言うような話には、
なかなか、それはギャップがある、あると言わざるを得ないんです。
そういう・・そういう感覚では我々は仕事はできないという事を申し上げてるんですよ。


ひとたび巨大噴火が起きればどうなるのか?
地元鹿児島大学で火山地質学が専門の井村隆介准教授に聞いた。

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川内原発から南東におよそ10km。
井村准教授についていくと立ちはだかる壁のような地形が現れた。

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金平:これはしかし…凄いな

井村准教授 鹿児島大学:
この崖全部がですね、3万年前の姶良カルデラから来た火砕流体積物ということになります。

この地層は巨大噴火の際に発生した火砕流の痕跡なのだと言う。
川内原発からおよそ50kmの距離に位置する姶良カルデラ。
およそ3万年前に巨大噴火を起こした。

金平:これは固いんでしたっけ?
井村:いや、やわらかいです。手で触るとぼろぼろっと崩れます。
ー指でこすると簡単にぼろぼろと崩れるー
金平:あ、本当にもろいんだ。こんなんだ・・・。

この巨大噴火の際、500度を超える火砕流が南九州一帯を焼き尽くしたとみられている。

井村:
川内原発というのは、ま、姶良カルデラから50km位しかないんですけれども、
それ以外のところでも、もっと80kmとか、火砕流が行っているところはいっぱいあるんですね。
これだけ周りにあるんですから、
原発の敷地内も完全にやられたというふうに考えざるを得ない
というふうに思います。


こうした指摘に対し原子力規制庁は
「川内原発の運用中に敷地周辺のカルデラが巨大な噴火をする可能性は十分に小さい
と住民に説明している。


井村:
科学的な見地だけから言えばですね、安全性は全く担保できないと思います。
稼働期間中に起こるという可能性は低いと思いますが、
ですけれども一方で「じゃあどれくらい低いんですか?」と言われた時の議論が、
やっぱりきっちりされていないんじゃないかなとぼくは思うんです。



巨大噴火の前兆現象を捉えるためにモニタリングが行われるというが、
東大地震研究所の中田節也教授はこう指摘する。

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中田節也教授 東大地震研究所:
「1年前にカルデラ噴火が予測できる」と我々は全く自信がないわけですね。
確率が低いから大丈夫だと言っても”3.11”みたいなことがありますから。


こうした中で九州電力は、早ければこの冬に川内原発の再稼動を目指す考えだ。


鹿児島県の伊藤知事は、
記者:
住民説明会では原発そのものに対する不安の意見が多かったんですけれども、
それに対してはどういうふうに受け止めていますか?

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伊藤祐一郎知事 鹿児島県:
一般的な課題についてはある程度の理解が進んだという形で理解していいのではないのかなと思いますね。
(火山の影響評価については)
あまりにも時間軸が違う問題が混同しているかなという感じが正直言ってしないでもないです。


伊藤知事は住民説明会の成果を強調。
火山の影響についても規制委員会の見方に信頼を寄せている。
記者会見の直後に、知事に再度取材を試みた。


金平:住民の方がものすごく不安に、かえってね、
ええ、だからその住民の不安が解消されるための住民説明会ですよね?本来は。

伊藤知事:
いやいや。
だからね、それはそうなんですよ、そうなんだけれども、住民だっていろいろ。

金平:いろんな方がいますよね。

伊藤:そう

金平:だからなおさらなんですけれども、

伊藤:いや、これ以上申し上げられません!カメラがいますし。
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ナレーション:
川内原発が再稼動されれば、福島第一原発の事故の後に規制基準が新しくなって以降初めての再稼動となる。
御嶽山の噴火を目の当たりにして、原発の火山リスクにあらためて関心が集まる中、
住民の不安は解消されたと言えるだろうか?

巨大噴火は予知できるのか

小林:
取材に当たっているMBC南日本の大久保記者です。
よろしくお願いします。
原子力規制庁の担当者は、巨大噴火の前兆現象を捉えるべくモニタリングをすると説明していました。
しかしそういったことはこれまで可能だったんでしょうか?
予知をするというのは。


大久保:
こちらのフリップをご覧ください。
鹿児島周辺の地図なんですけれども、

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まずこちら、霧島連山の新燃岳です。
2011年1月に噴火しまして、噴火の規模が御嶽山の100倍規模でしたが
前兆現象は捉えられず直前予知には失敗しました。


次にこちらの口永良部島ですけれども、
今年8月に噴火しましたが、やはり事前予知に失敗しています。


そもそも原子力規制委員会が合格判断をした川内原発の審査ですけれども、
火山学者がその委員として入っていません。
巨大噴火の予測の可能性についてはこの2点。
噴火の規模は違いますけれども、多くの火山学者から異論が出されている状況です。

日下部:
住民説明会も全く歯車が合っていないようだったんですけれども、
今この再稼動を巡って求められているものってなんだと思いますか?

大久保:
巨大噴火が起こる可能性は、日本国内で1万年に一回とも言われています。
極めて低頻度ではありますけれども、それはリスクはゼロではない。
明日起こるかもしれないと。
しかもひとたび起こってしまったら、VTRにもありましたけれども、
破局的被害を国内にもたらします。
しかし、国の経済活動上原発再稼働が必要であるということであるならば、そのリスクも含めて、
その二つをきちんと説明した上で、どちらを取るのか?ということを
住民、あるいは国民に改めて問う必要があると思います。
今こそ説明責任が問われているのではないでしょうか?


金平:
ぼくはね、4回目の住民説明会を取材したんですけど、
司会のフリーのアナウンサーの人がこういうことを言っていたんですね。
「今日は議論をする場でも、意見を言う場でもありません。純粋な質問をお願いします」
やっぱり、はじめに再稼動ありきと思いたくないんですけれども、
住民説明会というのは、誰のために、何のためにあるのかな?
ということを思ったということをちょっと付け加えておきたいと思います。

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田尻宗昭さん『運動は数ではない。正味の中身です。一人です、二人です、三人です。』

過去の公害事例には学ぶ事が多数あります。
いつの時代も、政府(国)は被害を認めたくない、
国民は無知・無関心が多い…。(ノ_-; )

日本で初めて公害事件の刑事責任を追及し
『公害Gメン』と呼ばれた公務員・田尻宗昭さんの
講演会(1989年)の内容は今から25年前とは思えない
現在の原発・放射能 問題に通じるお話です。
田尻さんは、元 海上保安庁の職員で、
四日市の海洋汚染や水俣病、
日本化学工業工場跡地(江東区・江戸川区)の
六価クロム鉱滓投棄を明るみに出し、
アスベストなどの公害被害に立ち向かった方です。
是非 是非、田尻さんの お話を聴いて下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=4JSpY7WtPzE&list=PLEvWvHy4y2X1L_tSvtwzNPWLSMkv9mLa-&index=1

2時間近い講演ですが、10分前後づつ
12回に分けて編集してくださっていますので
とても聴き やすいですよ ♬(ღˇ◡ˇ)
※ 通して聴く場合は、停止しなければ自動で次回分が再生されます。

No title

UP嬉しい!!!!!!ありがとうございました。

No title

ひどい住民説明会があったものです。
事故が起こって一番ひどい目に遭うのは住民なのに、全く耳を傾けない。
話は変わりますが、9月19日にNHK福岡放送で、「特報フロンティア スペシャル 検証 原発避難計画~福島の教訓は生かされているか~」という番組がありました。

http://www.nhk.or.jp/fukuoka/frontier/back/back_140919.html

生放送でスタジオには飯舘村の村長、防災の専門家が呼ばれ実にリアルな議論がなされていました。
原発が身近にある地方局だからこそできた番組作りだったと思います。
東京のNHKではどこかから圧力がかかりそうですものね。
事故は必ず起きる。だから、原発は稼働してはいけないのです。

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