福島第一原子力発電所の状況
平成 26 年 10 月 21 日 東京電力株式会社
【地下水バイパス揚水井の状況】
・地下水バイパス揚水井 No.1~12 のサンプリングを継続実施中。
・地下水バイパス揚水井 No.11 について、藻のような生物が大量に汲み上げられたことから、
原因調査のため 10/15 よりポンプの汲み上げを停止している。
現在も調査を継続しているが、今後、当該揚水ポンプについては分解清掃を行う予定。
なお、作業期間は2週間程度を予定している。
地下水バイパス揚水井 No.11 はここです ↓ 右から二番目

福島第一地下水バイパス分析結果によると、
10月16日採取分でNo11は710Bq/L、
常に最高値を叩き出しているNo12の 920Bq/Lに次いで高いトリチウムの値を出しています。
これまでの最高値

炉内の微生物退治に一年 スリーマイルの“想定外”の敵
中日新聞 2011年11月6日
原子炉圧力容器の内部をのぞくテレビカメラが、モヤモヤと漂う緑色の物体を映し出している。
「あれは藻じゃないか。なんでこんなところに入り込んでいるんだ」
1986年の初め、米ペンシルベニア州を横断するサスケハナ川の中州になるスリーマイル島(TMI)原発で、
モニターを見つめる作業員から驚きと戸惑いの声が上がる。
メルトダウン(炉心溶融)に至る重大事故を起こしてから7年近く。
胃カメラのような具合に、配管からカメラを入れて、炉内の様子を克明に調べる。その上で、熔けた燃料を
ドリルで削る除去作業を本格させる手はずだっただけに、落胆は大きかった。
日本側調査研究団の一員として派遣され、処理作業に加わった元東京電力の佐々木貞明(67)が振り返る。
「削った燃料の粒による濁りはある程度見込んでいたが、藻が原子炉の中に入り込むなんて、まったく予想して
いませんでした」。
日を追う事に緑色は濃さを増す。やがて視界は、ほぼゼロとなった。
これでは炉内の様子がつかめず、掘削ドリルも回せない。思いもよらぬ敵との長い闘いが始まった。
作業チームがまず手を付けたのは、相手を知ることだった。
炉内は極めて高い放射線に覆われている。そんな過酷な環境で増殖するからには、特殊な生き物かもしれない。
とりあえず、採取して調べてみる。
正体は、何の変哲もない微生物の「ミドリムシ」だった。
殺菌効果がある塩素や硝酸などの強い酸を投入したらどうか。
温度を上げたり、高圧にしたりすれば死滅するのではないか。
微生物の専門家に相談し、様々な対策案を考える。
どれもミドリムシを退治できるのはいいが、原子炉や核燃料に悪影響を及ぼす心配があった。
実験を繰り返して、ようやく消毒液に使う過酸化水素水(オキシドール)たどり着いた。
炉内に入れると、徐々に濁りが薄まってゆく。作業チームのメンバーはほっとした表情が広がった。
ミドリムシは、なぜ増殖できたのか。
ドリルやカメラなどの機器に付着していた可能性も指摘されるが、理由は今も定かでない。
はっきりしているのは、ミドリムシとの闘いに勝利するまでに一年を要したことだ。
当初2年で終える計画だった燃料取り出しは4年ほどかかり、すべての処理作業が終わったのは、事故から11年たった90年だった。
「TMIの経験は福島第一原発の派色作業に役立つはずだが、きっと思っても見なかった問題が出てくる」。
いずれは取り組まなければならない第一原発の廃炉作業。そう簡単にはいかないとみている。
スリーマイルはミドリムシだったようだ。

ミドリムシって、私飲んでます><;
とにかく、地下水バイパス揚水井なので、定期的に海へジャージャーと流している水です。
福島第一原発の「藻のような生物」ってどんな生き物かしら?
きっと放射性物質が大好きな生き物なんでしょうね。
東電から画像が出てきたら追記します。
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