まず高浜31日から ヨウ素剤配布
原発5キロ圏の7953人に
中日新聞 福井発2014年10月22日
県は二十一日、関西電力高浜原発(高浜町)から放射性物質が飛散する事故の発生に備え、甲状腺被ばくを防ぐ「安定ヨウ素剤」の住民配布を三十一日から、同町で始めると発表した。同原発から、おおむね五キロ圏の三歳以上の町民七千九百五十三人(三千百十六世帯)が対象。十二月十七日まで計十三回、配布の機会を設ける。安定ヨウ素剤の事前配布は県内で初めて。 (西尾述志)
東京電力福島第一原発事故で、備蓄したヨウ素剤を活用できなかった教訓から、原発から五キロ圏の住民に事前配布することになった。高浜3、4号機は、再稼働に向けた新規制基準の適合審査で九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)に次ぐ二番手に位置し、最終局面を迎えつつある。
配布は高浜町と共同で行う。旧音海(おとみ)小中学校体育館を皮切りに、旧日引小、青郷小、高浜小の各体育館、内浦公民館、中央体育館の六カ所で、計十三回にわたり配る。時間はいずれも午後七~八時半。対象者はどの会場に出向いてもよく、家族の代理出席もできる。
甲状腺被ばくを防ぐ「安定ヨウ素剤」。県と高浜町は容器に入れて配る予定=県庁で
会場では、まず医師が安定ヨウ素剤の効能や服用方法を説明。問診票を基に保健師、薬剤師、医師の問診を受けた対象者の三~十二歳に一丸、十三歳以上は二丸を渡す。アレルギー症状が出るなど「不適」と判断した人には配らない。
三歳未満は、一丸でも適量を超えるため配布の対象外。事故時は優先的に避難させ、避難所などで薬剤師が調製した液状のヨウ素剤を服用してもらう方針。
関電の大飯、美浜両原発と日本原子力発電敦賀原発の五キロ圏となるおおい町、小浜市、美浜町、敦賀市の住民計約二千二百人への配布日程も現在、調整を進めている。安定ヨウ素剤
医師の処方箋が必要な医薬品の丸剤。原発事故時に放出される「放射性ヨウ素」による内部被ばくを防ぐ。事前に飲む必要があり、効果は24時間。嘔吐(おうと)や下痢、頭痛などの副作用がでることもある。有効期限は製造後3年。これまでに九州電力川内原発、四国電力伊方原発(愛媛県)、九電玄海原発(佐賀県)の5キロ圏の住民に事前配布が行われている。
配布はたったの5km圏内
これについても異議ありだけど、そもそも
こんなものを持たされて原発動かすってなんか変じゃね(;^_^?
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