被災水田のコメ 子供達に贈呈
2014年11月26日 09時34分

津波で被災した相馬市の水田で収穫したコメを地元の子どもたちに食べてもらおうと、
25日、贈呈式が行われました。

この取り組みは、復興を後押ししようと、
津波で被災した相馬市の水田でコメの研究を続けている、東京農業大学のグループが行っているもので、
25日は、相馬市役所に生産者や地元の子どもたちなど、およそ20人が集まりました。

東京農業大学の後藤逸男教授が、
「地元でできたコメを地元の人が食べることが復興につながる」とあいさつし、
この秋収穫した新米を小中学生の代表3人に手渡しました。

新米は、すべて全袋検査を受け、放射性物質が検出されなかったということで、
「そうま復興米」と名付けられ、米袋には、地元の小学生が考えたイラストが印刷されています。

相馬市の沿岸部で津波被災を受けた水田では、後藤教授の協力を得て、
震災のよくとしから作付けを始め当初10トンほどだった収穫量が
ことしは、1000トンと、100倍になり、来年はさらにその倍を目標に作付けすることになっています。
贈られた米は、年内に市内の小中学生の保護者などに配られるということで、

コメを受け取った中学3年生の女子生徒は、
「生産者にはおいしいコメを作っていただきありがとうと言いたいです」と話していました。
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なぜ子供に食べさせようとするのか!
どうして老人ホームに贈呈しないのか?
汚染された餌を食べたヤマトシジミの研究結果から考える「学校給食に福島産米」
10/5 おしどりマコ・ケン横浜(文字起こし)
もう、割とハッキリと、汚染されていないカタバミを与えたグループは結果が良くて、
それで、汚染したカタバミを与えたグループは、沖縄の蝶でも生存率が下がってしまった。「自分で食べないものを」と言われて福島市のJA新福島組合長、吾妻雄二(66)は考えた。
自分たちが食べるしかない。
とくに、学校給食に福島市産米を使うことだ。
子供達が福島の米を食べれば、安全性を全国にアピールできるー。
「すべて全袋検査を受け、放射性物質が検出されなかった」と言っているので、
後藤逸男のHPを見に行ったけれど、
米の検査結果に関してどこにも書かれていない。
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「復興米」みんなで食べて 東京農大 相馬の小中学生らに贈る
福島民報 2014/11/26

相馬市の津波被災水田を復旧して収穫された平成26年産米「そうま復興米」が
市内の全小、中学校の子どもらにプレゼントされることになり、25日、市役所で贈呈式が行われた。
相馬地方の支援を続ける東京農大と、JAそうま、相馬市などが連携した復興支援プロジェクトの一環。
「そうま復興米をみんなで食べよう」として、農地の復旧や稲作再開の支援から前進し、
風評払拭(ふっしょく)、地産地消の推進などを目指した次のステップとして初めて企画した。
東農大がJAからコメを買い上げ、15小・中学校の児童、生徒と教職員約3450人に
1キロ入りの新米の「ひとめぼれ」を贈る。12月上旬ごろまでに各校を通じて配る予定。
贈呈式では東農大の門間敏幸教授と後藤逸男教授、農家代表の佐藤紀男さん(64)=岩子=らが
支援米ラベルデザインコンテスト上位入賞の
斎藤左京君(市長賞、桜丘小二年)、
門馬彩華さん(市教育長賞、日立木小六年)、
佐藤友美さん(同、中村二中三年)らにコメを手渡した。立谷秀清市長らがあいさつした。
プロジェクト3年目の今年、
市内の被災農地では鉄鋼スラグなどを利用した東農大独自の「相馬方式」の除塩技術などを通して
水田復旧は約200ヘクタールに拡大し、約千トンが収穫された。
県、東農大の放射性物質検査結果で検出下限値未満だった「合格米」として
安全・安心をアピールし、販売を促進する。
( 2014/11/26 08:51 カテゴリー:主要 )
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NHK福島の言う「放射性物質が検出されなかった」は、やっぱり「検出下限値未満」ということだった。
ではその検出下限値はいくつなのだろうか?探してみたけど見つけられませんでした。
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http://www.nodai.ac.jp/hojin/upload/6e89f71d499f31ee9d57b47ce825dd39.pdf

…土壌肥料グループでは、津波被災水田に堆積した津波土砂を取り除くことなく元の土と混和した上で、「転炉スラグ」を施用した東京農大方式(そうま方式)による除塩方法で、2014 年には 200ha の水田復興から約 1000 トンの「そうま復興米」収穫を達成しました。
また、福島県による全袋検査及び東京農大の精密な放射能検査をすべてパスしました。
このように、相馬市の農業復興は着実に進展していますが、
相馬市で作った農産物を相馬市民や関係者が先ず食べなければ「相馬農業の真の復興」とはいえません。
そこで、「“そうま復興米”をみんなで食べよう!プロジェクト」を立ち上げ、
「そうま復興米」を相馬市内の小中学校を通して
児童・生徒の家庭および教職員に贈呈する贈呈式を行いますので、取材等よろしくお願いします。
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東京農業大学後藤逸男教授の放射性物質についての考え方
水稲への放射性セシウム吸収抑制対策 -放射性セシウム対策にゼオライトは有効か?-
東京農業大学応用生物科学部 後藤 逸男・蜷木朋子・近藤綾子・稲垣 開生
6. 風評被害の払拭と水稲作付の早期復興を期待
表1に示す玄米中の 40K の天然放射能強度が
放射性セシウム強度に比べて比較にならないほど強いことに注目してほしい。
世間では放射性セシウム強度だけが一人歩きしているが、
特に農産物中にはカリウムが多く含まれているため 40K の放射能も検出される。
この天然放射能は何ら規制の対象とはならないが、ガンマ線として放出される放射能であることに違いはない。
しかも、その波長がセシウムより短いため放射能はセシウムより強力である。
放射能汚染農地には、作物へのセシウム吸収抑制対策として塩化カリウムが施用されるが、
その 40K に由来する放射能強度を測定すると何と 16,000 Bq/kg に達する。
また、高血圧者用の減塩食塩は塩化ナトリウムと塩化カリウムの混合物である。
これらの事実を農業生産者や消費者に正しく伝えることが農産物の風評被害対策として大切であり、
農産物の放射能測定値表示には必ず 40K の測定値を並記すべきである。
南相馬市一帯では山林の放射能の影響で狩猟が行われていないため田んぼや畑に猪が出没し、
農産物に大きな被害が出ている。
上記試験作付水田にも稲穂が稔り始めた頃から猪が出没し、田んぼが猪の餌場と運動場と化している。
南相馬市では 3.11 以降2年間にわたって水稲の作付が制限されたが、
25 年度には第一原発から20 km 以遠の地域では、
管理計画の下で、全量管理・全袋検査に合格すれば出荷可能な作付再開準備区域に指定された。
上記試験作付水田もこの地域に該当することから、本年度も水稲の試験作付を実施し、
水稲への放射性セシウム吸収抑制技術の確立を目指して、
福島県内での水稲作付けの早期全面復興の一助としたい。
「自然放射線と人工放射線の違い」市川定夫氏(内容書き出し)
カリウムは皆さんご存知のように
窒素、リン酸、カリという3大肥料の一つで、絶対に必要なんですが、
どんどん取り込んでどんどん出して、循環させて利用するんです
それは何故かというと、こういういたずら者(カリウム40)が混じっていたから
つまり、現在まで生き伸びているという事は
現在の生物が全てカリウムを蓄えないのはそういうことなのです。
さて、このセシウムというのには
残念なことながら天然のセシウムには放射能があるやつはないですが、
セシウムを原子炉の中で作りますと
カリウムと化学的性質が同族ですから、よく似ているんです
よく似ていますから、セシウムはどんどん入ってきます
残念ながら体の中にどんどん入ってくるんです
で、やはりカリウムと同じでどんどん出ていきます
しかし、問題なんです
我々の腎臓、物を排出する腎臓は、セシウムに対しては排出する能力がちょっと劣るんです
胃壁とか腸壁を通って入ってくる速さはカリウムと同じなんですが
出ていく速さが少し遅いんです
殆ど出ていくんですが、例えば100入るたびに1個は残る、100入るたびに1個は残るとやっていって
だんだんだんだん溜まっていくのがセシウム
ですから、、じわじわと時間をかけて増えていきます
”カリウム詐欺師”にご用心!「カリウムの嘘」中山幹夫先生の電子書籍より
最近、カリウムを持ち出す学者・医者が増えている。
国民を馬鹿にしたくだらない悪知恵だ。
タバコやCTスキャンなどとの比較のウソは、広く知れわたってしまった。
タバコなら子供は吸わないし、CTスキャンは医療行為ですよね、と市民に簡単に反論されるようになった。
そこで編み出したのが、カリウム技である。
普段食べている食品に含まれているカリウムには放射能がある。
放射能を怖がっていたらバナナも食べられない、と言う。
これなら市民にあまり知られていないし、結構数字が出てくるので国民を煙に巻きやすい。
しかも食べ物に含まれていることで内部被曝について国民を安心させ、
原発の批判も減らせるので政府と利害が一致する。
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