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12.03
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東電が新しい分析方法導入 最短30分でストロンチウムを分析
(福島14/12/1)

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これまで、分析に時間がかかった放射性ストロンチウムについて、
東京電力は1日から、­最短30分で分析できる方法を導入した。

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ストロンチウムは、主にベータ線を出す放射性物質で、人の骨に取り込まれやすい性質が­ある。

福島第1原発の汚染水や地下水などからも検出されているが、
分析の前に化学処理が必要­なため、これまで結果が出るまで、最短でも1週間必要だった。


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東京電力は、福島大学などが開発した分析方法を1日から採用し、
最短の場合、30分で­分析結果が出せるという。


しかし、不純物が混ざっている場合は、正確に分析できないため、
東京電力では、汚染水­タンク周辺の雨水などから分析を進め、少しずつ範囲を拡大していく方針。



ストロンチウム90の測定30分に短縮 福島大などが開発
福島民友新聞 11月28日(金)11時29分配信

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ストロンチウム分析の新手法を説明する高貝准教授
 
福島大などの研究チームが開発した放射性物質ストロンチウム90の新たな分析方法が、12月1日から東京電力福島第1原発で汚染水分析に活用される。
研究チームが27日、福島市の同大で会見し、明らかにした。
汚染水に含まれるストロンチウム90の濃度を測定する場合、従来は2週間から1カ月程度かかっていたが、新手法だと30分程度にまで短縮できる。
 
従来の分析法は、ストロンチウム90が放出するベータ線を測定するため、長時間の化学処理と高度な技術が必要だった。新手法は特殊な分析装置を用い、汚染水に含まれるストロンチウム以外の成分を分離、排除することで、ストロンチウムだけを抽出できる。これにより測定の時間を大幅に短くできるという。
 
研究には同大共生システム理工学類の高貝慶隆准教授を中心に、日本原子力研究開発機構や海洋研究開発機構などが参加。昨年9月に開発内容を発表、実用化の準備を進めていた。




ICP--MSによるストロンチウム分析の 運用開始について 運用開始について
平成26年11月27日 東京電力株式会社

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東京電力の説明を見る限りは、かなり正確に測れるようです。
下記の海洋汚染に関してはストロンチウムではなくセシウムの測定の仕方に関してです。
東京電力が出してくる数字はどこまで信じていいのか…?と、ついつい思ってしまいます。

福島第一原発周辺の海洋汚染
「1ベクレルの海水が出るということは、 食品基準の100ベクレルの魚が捕れる可能性がある」
東京新聞&ゴールデンラジオ12/1(文字起こし)


東電は原子力規制委員会が定めた基準に沿って海水モニタリングをしているが、
日々の公表資料は「検出せず」の記述が並ぶ。
計測時間はわずか17分ほどで、1ベクレル前後の汚染はほとんど見逃すような精度しかない。
大型魚用の網で小魚を捕ろうとするようなものだ。



太田:
一方東京電力がずーっと調べているんですけれど、「検出せず」ということを発表し続けているんですけれども、「だいぶ調査の精度が荒くて、大型魚の網で小魚を捕ろうとするようなものじゃないか」
と、東京新聞は指摘をしているんですけどね。

大竹:
東電は精度の低い海水測定をしていながら「検出せず」を強調する、というふうに記事にありますね。
正確な情報が知りたいよね。
漁業関係の方も含めて、これはね。




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