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12.04
Thu
菅原文太さんによる井戸川かつたかへのエール
(新宿駅西口)

2013年7月18日

1
菅原文太:
福島の原発の、「低線量被曝」ということを知ってるかな?
いま、原発がメルトダウンしてすぐ、子供達に低線量被曝が始まってる。


井戸川さんは双葉町の町長さんだった。
しかし、井戸川さんの「子供たちを助けよう」「町民を助けよう」という気持ちはついに届かずに、
政府からも東電からも隣近所の町村からも、はじかれてしまっている。

真実を伝えない政府。
真実を伝えない東電。
それに井戸川さんはこのまま黙っているわけにはいかないんです。
バッジが欲しいなんていうことじゃない。
バッジなんか欲しくない。

ただ自分の意見を国民に伝えようとして、子供たちの「被ばく」を助けるためには、
もう今は国政に出て、その場で国民に真実を伝えないことには、
今のこの日本の原発のことは、わからないままで終わってしまう。

井戸川さんを国政に送ってくれ。

そして、井戸川さんは町のすべての人を連れて新しい町を作ろうと思った。
だけどそれも叶わなかった。

国も東電も、それになんの協力もしてくれないどころか、井戸川さんをはじき出してしまった。

2

今になって、双葉町には一人も、人っ子一人住んでいない。
最初に井戸川さんが考えたことは正しかった。
だけどもう今、その段階は過ぎてしまっている。

井戸川さんの今の願いは、なんとか自分が国会へ出て、真実を語って、
再び双葉の町の人々が新しい町へ移住して、昔通りの生活をさせてやりたいという願いだけ。
その他の願いや欲は何にもない。
どうぞ、みなさん、井戸川さんを送ってやってくれ。

国会へ送ってやれば、今まで国や東電が隠してきた、隠蔽してきたことが、明るみに出てくる。
そして、ひょっとして、新しい復興への道が開けてくるかもしれない。
それだけが井戸川さんの今の願いだ。
バッジなんかくれないんだったらもらわなくてもいいと言っている。

どうぞ、この暑い中で井戸川さんの顔を見てくれ。
真っ黒に、抹茶色に焼けて。
昔はこんな顔じゃなかった。

3

もっと優しい顔だった。
今はもうね、やっぱり必死になって戦っています。
どうぞ彼の気持ちを汲んで、国政へ送ってやってくれ。
頼みます。
以上。

4

井戸川:
ありがとうございました。
元気な、励みになるお言葉をいただきました。
これでまた、さらにまた頑張って、皆さんにご理解を得たいと思っています。
みなさん、ありがとうございました。
福島県内の子供たちは放射能によって、
「もう私は、私たちは結婚できない」って言っているんですよ。

こんなむごいことを今言わせている日本で、
「景気回復だ」「原発の再稼動だ」「原発の輸出だ」っていうのは、とっても恥ずかしい。
みっともない日本になってしまいました。
御聖堂の裁きが必要になってきています。

菅原さんが最も大事にしている言葉、「仁義」
「仁義」がなくなってしまったんですよ。
「仁義」を失ったら、ただの動物になってしまいます。

「仁義」を私もいただいて、正しい道を歩んでいきたいと思っています。
ぜひ皆さん、よろしくお願いします。



妻の菅原文子さんのコメント

七年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます





2014年11月1日
【沖縄】翁長雄志 うまんちゅ 1万人大集会
菅原文太「これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」11/1沖縄(文字起こし)

菅原文太・日本人の底力 井戸謙一さん出演文字起こし
其の一
「日本の裁判"制度"というか、裁判"官"のあり方というか、 もうひとつ言えば"裁判"のあり方」
6/30"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)


其の二の1
「緩んでしまったニッポン人」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)


其の二の2
「日本だけ、報道していないんです」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)


2013年11月20日
秘密保護法案反対 メディア関係者らによる総決起集会
これがもし通れば「とどめ」になるのかなと思うくらい悪法だと思っています
2013年11/20菅原文太さん(文字起こし)




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