FC2ブログ

放射能がDNAに与える影響が詳しくわかります。(内容書き出し)

「放射能はいらない」はチェルノブイリ後に
市民運動・生き生きネットワーク、まだまにあうならを読み広める会、
浜松放射能汚染測定会、浜岡原発に反対する住民の会の協力で作成されたビデオです

市川定夫埼玉大学名誉教授。
ムラサキツユクサの研究は有名で­、ごく低線量でも生物に影響があることを証明。

全部で4部のyoutubeがあります
その中で4番目の内容を全て書き出しました。
放射能がDNAに与える危険性についてとても具体的です





・・・そして癌になってもその原因が放射能である事は決して証明できない
ただ、確かな事は幼い事に傷つけられた細胞ほど癌になりやすいという事

そして放射線によって起きる病気は決して癌だけではない
日本ではすでに50万人の労働者が原発とかかわり
数多くの労働者が「原発ブラブラ病」という訳のわからない病気に苦しめられている

身体がだるく疲れやすい
風邪をひきやすい
立ちくらみがすると言ったその自覚症状は
広島長崎の被爆者を今もなお苦しめている症状と共通の物である

特に被曝によって免疫機能が低下する事は疫学調査でも確認されている

免疫機能とはどのようなものなのだろうか
鶏肉はほおっておけば二日ぐらいで腐ってしまう
これはその肉にさまざまな細菌やカビがとりつくためである
ところが生きている鳥の肉が腐るという事は決してない
生物には免疫機能があり身体の中に入った細菌やカビなどを懸命に殺しているからだ

同じようにバイキンだらけの中で生きていける人間も生まれながらにして免疫機能を持っているからである
人間は病原体が体の中に侵入するとそれに対抗するための物質を作り
病原体を殺したり身体の外に排除してしまう
身体の中に入ったこうした異物の事を抗原と呼び
異物に対抗する物質を抗体と呼ぶ

抗原と抗体の戦争がはじまると身体の方も熱が出たり、かゆくなったり、だるくなったりする
この状態が病気である

では、その免疫機能をコントロールするのは何か
ノーベル賞を受賞した利根川進博士
遠く離れたDNAの断片が数100個も集まり
任意に組み合わされる事で数億個もの抗体が作りだされている事を証明した

つまり人間の防御システムはすべて遺伝子がコントロールしているのだ

・全ての生命現象は遺伝子の働きの結果なので、つまりDNAの設計図通りにアミノ酸が並べられてタンパクが作られて
そのタンパクが体をこしらえたり、身体の中のいろんな反応を進める酵素として働いたり
体の調節をするホルモンタンパクになったり、あるいは今言った抗原抗体反応をする免疫タンパクになったり
あるいは血液の赤血球になって酸素を運んでくれるヘモグロビンになったり
我々が目で見る事の出来るロドプシンというタンパクを作ったり
そういう遺伝子のDNAの設計通りにタンパクが出来てそのタンパクがすべての生命現象をやっているのだから
生命現象というのは結局DNAの働きの結果であると言えるんで
だからDNAが変化すれば生命現象にもいろんな変化が出てくる
たとえばある酵素が出来なくなるとある反応を進められなくなる
ある抗体を作るところである部分が欠損すると特定の抗原に対する抗体が出来ない
したがって身体が弱くなる。細菌、感染症にかかりやすいと
バクテリアには比較的強いけれど特定のカビには弱くなると
そういう意味で体が弱くなる
それから、特定の消化酵素が充分出来ないという事が起これば当然胃腸が弱くなる
それから、肝臓というのは非常に重要な働きをして有毒物を無毒化しているけれど
その時もいろんな酵素がからんでいて
そういう酵素がちゃんとできなければ有害なものが体に入ってきても無毒化できない
したがって、ひ弱な身体になる
もう、形だけじゃなくて突然変異はありとあらゆる物が起こりうるので

チェルノブイリ原発事故直後のヨーロッパでは
花粉症などさまざまなアレルギー症状が急増したと言われている
アレルギーとは体内に入った異物に免疫機能が過敏に反応してしまう症状である
近年日本でも激増しているスギ花粉症や幼児のアトピー性皮膚炎といった病気が
核実験やチェルノブイリの影響である可能性も決して否定できない

・抗体を作るDNAの何処かに傷が付いていればタンパク反応というのがうまくいかない
アレルギーとかそういうのは、すでにタンパクにいったん入った核を経験があって
新たに入ってきた時にすでに準備していた抗体を持って対処するのだけれども
その抗原抗体反応が過度に起こった時がアレルギーという反応が起こるので
ペニシリンを前打ったと、暫く打っていなかったけど抗体が出来ていると
沢山出来てる、そこにペニシリン打ったらショック死してしまう
アレルギーの極端な例だけども
そういうのはやはり、抗体を作り出しているのはDNAなので遺伝子なので
そういう遺伝子に欠損があれば
それは優性劣性の関係ない遺伝子だから次の代でもそういうのが出る

放射能による障害とは癌や白血病だけではない
命の本質であるDNAが破壊される以上ありとあらゆる障害が予想されるのだ
そして、放射能の障害で最も深刻なのはそうした遺伝子の損傷が確実に子孫に受け継がれるという事である

1927年H.Jマラーはショウジョウバエに色々な強さのX線を当てて
放射線遺伝学の基礎となる重要な発見をした
その中で最も重要なのは突然変異は放射線量と正比例の関係で増加するという事
すなわち、どんなに微量の放射能でも遺伝的な障害は起こりうるという事である

さらに1958年ラッセルは数100万匹のマウスと10数年の歳月をかけた実験から
少しずつ浴びた放射能でも生殖細胞に被ばくすると蓄積して障害を表す事を発見した
つまり、汚染食品を食べれば食べるほど遺伝的な障害を起こしやすくなるということである
しかも女性の卵巣はセシウムを非常に集めやすい特性をもっている

・女の人は特に、確率でしか起こらないから非常に低い確率ではあるけれども
男の人の場合には生殖腺の被ばくを受けて仮に生殖腺に沢山セシウムが入って
仮にひどく痛めつけられた精子が出来たとしても
一回に女性に関与する精子の数は億単位だから
ひどく痛めつけられた精子は受精にはかかわれないという受精競争という現象が起こるけれども
女の人の場合はそれは一切起こらない訳で
ひと月に一回排卵される。その卵がたまたま傷を持っていればそのまま直接行くので
だから、女の人の場合の方がセシウムは気をつけなければならない

人間の細胞は全て1個の受精卵が分裂を繰り返してできたものである
もし、母親の卵細胞のDNAに一文字でも間違いがあれば
その間違いは生まれてくる子どもの全ての細胞に正確にコピーされる
放射線によるDNAの損傷は親から子供へ、子供から孫へいく世代も受け継がれていくのだ
しかも、放射線による突然変異は大部分が劣勢であり
隠れたまま行く世代も伝わっていき
遺伝的な障害が目に見えて表れ始めた時にはもはや手遅れなのだ
我々人類が自らの手で作った人工放射能を環境中にばらまき始めてからまだ40数年しかたっていない
そして、チェルノブイリ原発事故はそれ以前に環境中の放出された人工放射能を一挙に倍増させた
もはや手遅れなのか、それともまだ間に合うのか

・我々から見ればさっき言ったように優性突然変異と言って個数によってはむしろ出る量が少ない
その、17歳までに死んだ優性致死と言って死んだと考えられる
それも統計処理のしかたよって統計に差が出るという事は
優性突然変異ですら起こっている。という事は劣性突然変異はとっくに起こっている
ただ、それはまだ世代が進んでいないからまだ見えていないということで
それが進めば進むほどだんだん見えてくる可能性があると
だけど突然変異や癌で困るのはこれがこの放射線で起こったと特定できない事
他の原因によっても起こりうる
これはチェルノブイリだこれは広島の原爆だとこれはカフェインだと
そういう区別が出来ないからね
だから、いろんな原因でおこったものが
また、環境というものも一般的に悪化してきているから、チェルノブイリ以外でも、・・
だからいろんな事で突然変異が起こっていてそれが出てくる可能性はますます高くなってくる
それは何故かというと、
自然の生物であればそういう遺伝子を持っている事で多少のハンデキャップを持って淘汰されるというか
それが人間の場合は医学でもって助けるし、社会的に助けるし、そうしなければならない
淘汰圧と生物学の場合は言うのだけど、人間の場合はその淘汰圧が非常に低くなってるから
そして突然変異率は上がっているから
当然、集団の中でのそういう遺伝子頻度はどんどん高くなる
生物学的にはある意味原爆が使われたり原子力使ったり
環境変異をどんどん出す事によって
生物学的には危機に瀕しているという表現は出来る。人類としてね

これから生まれてくる世代の命を守るために
今、私達が出来る事は何か
残された時間はほんのわずかなものであっても決してあきらめてはならない

いずれ、原発は使われなくなるだろう
我々の子どもや孫たちそして子孫は原発を受け入れてしまった我々を許してくれるだろうか

見せかけだけの豊かさや便利さと引き換えに
私達が見失ってしまった物を今一度取り戻さなければいけません
この、無邪気な笑顔と命を守るために


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1~3までのyoutubeも是非ご覧ください。
チェルノブイリ直後日本が放射能で汚染された時にも
政府は「直ちに心配のある数値ではない」と言い
メディアは「安全宣言」をしていました
今は、この時の汚染とは比べものにならない放射能の量です・・・
        続きを読むに載せます









【市川定夫】1935年大阪府生まれ。京都大学大学院修了。農学博士。米国ブルックヘブン国立研究所研究員、メキシコ国立チャピンゴ農科大学大学院客員教授、埼玉大学理学­部教授等を経て、現在、埼玉大学名誉教授。その間、伊方原発訴訟や原爆症認定訴訟などの原告側証人として放射線と遺伝の関係を証言。また、ムラサキツユクサの研究は有名で­、ごく低線量でも生物に影響があることを証明。1995年から原水禁国民会議副議長を務め、今年4月に議長に就任。




利根川進博士

photo.jpg

利根川進
とねがわ すすむ
TONEGAWA Susumu
 
1939-
愛知県名古屋市に生まれる。
高等動物の免疫反応で多様な抗体がつくられる仕組みを遺伝子レベルで解明した。

経歴と業績
日比谷高校から京都大学理学部化学科へ進学、1963年に卒業した。
分子生物学の研究を目指し 同大学院に進んだ。
しかし、ウイルス研究所の渡辺格教授から「分子生物学をやるならアメリカへ行け」といわれて3カ月で中退、渡米した。
カリフォルニア大学サンディエゴ校生物学部の大学院へ進学、
1968年博士課程を修了し、Ph. D. を取得した。
ソーク研究所 のダルベッコ博士のもとでウイルス(SV40)の研究をしたが、
1971年同博士の紹介でスイスのバーゼルにある免疫学研究所の研究員となった。
免疫の主役である抗体の多様性の謎を解くことの重要性に気づき、
マウスをつかって抗体の免疫グロブリン遺伝子を研究した。
そして同遺伝子が、リンパ球B細胞の分化の過程でいくつかの断片が組み合わされることによって形成され、
その結果、抗体の多様性が 生まれることを初めて明らかにした。
1979年2月、論文を科学雑誌『ネイチャー』に共同研究者の坂野仁らと発表、注目された。
1980年、 日本の遺伝学大賞を受賞。
1981年9月からマサチューセッツ工科大学(MIT)がん研究所生物学部教授となった。

関連記事

コメント

非公開コメント