セシウムを吸着したものがどこかに置いてあるわけですけれども、 その物体そのものはもう何百度という温度になっている。小出裕章氏12/13(文字起こし&音声)

2014年12月13日 
独占「小出先生に教えてもらっちゃおう!」
・セシウムを吸着したものはもう何百度という温度になっている
・地球をトリチウムでベタベタに汚す核融合

小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
K子さん(世界を股にかける写真家)
I 子さん(某大学美人教授)
きーこ(ただの人)



セシウムを吸着したものはもう何百度という温度になっている
小出
福島の原発で、今海へ出て行っているのは、捕まえきれなかった放射性物質ですよね。
セシウムなんかは今必死で捕まえて、
ゼオライトとか、いろんなものに吸着させて、それを敷地の中でとってあるわけです。

きーこ:あれも怖いですよね。

小出:それがだから、ものすごく怖い。

きーこ:吸着したものが。

小出:
そうです。だからその吸着したものがどこかに置いてあるわけですけれども、
その物体そのものはもう何百度という温度になっている。

きーこ:えぇーー!温度も高くなるんですか?

小出:
そうです。
ようするに放射性物質というのは発熱体ですから、どんどんどんどん温度が上がってくる。
だから原子炉が溶けちゃったわけですよね。

I 子:今崩壊しているんですか?その吸着した

小出:もちろんです。ですからゼオライトにセシウムをくっつけてそれを今保管しているんですね。

きーこ:どういうところに保管しているんですか?

小出:
多分、いやどこだか知りませんけれど、
保管する建屋があって、その中に吸着させたものをだーっと並べているんだと思います。

きーこ:また、人が近寄れない場所

K子:死んじゃう

小出:もちろん近づけません

きーこ:ええぇーーー!!

I 子:そんな、発熱して崩壊していくものをどんな材質で作るんですか?

小出:
容器ですか?
容器はどっちにしても鉄でしょうね、ステンレスかもしれないけれども、
その中に入れていると思います。

I 子:一応密閉はされている?

小出:ま、一応は。
ただ、今は福島第一原子力発電所の敷地の中はもう、放射能の沼のような状態になっているので、
アルプスだって、もちろん動かない。
なぜならば、ちゃんと装置を組み立てることもできないんですよね。
みんな被曝しながらやっているわけだし、
装置と装置の間を例えば繋ぐにしても、普通だったらきちんとした配管で繋ぐわけだけれども、
そんな工事をしていたら被曝してしまうということで、ホースで繋いだりするわけですよね。
そうすれば漏れてしまうわけだし、なかなかまともに動かないことになっている。

でも、アルプスが動けば今度はストロンチウムという放射性物質を捕まえることになるけれども、
それも発熱していますから、捕まえたものが今度は猛烈な発熱体となって、
それをどこかにまた保管しなければいけない。
ですから、セシウムはセシウムの方で捕まえて保管する。
ストロンチウムはストロンチウムで捕まえて保管するということを、
まぁ、やろうとしているし、やるべきなんですけれども、
トリチウムに関しては打つ手がありません。
「全量結局は出す」と。


K子:
だから「トリチウムが出るのは本当に少ない量だから、健康への被害は心配する必要はない」
っていう人がいるんですけど、

小出:だから少なくないのです。

K子:ね、だから放射線も出てるし、体の80%近くは水ですから、どこへでも行っちゃうわけですよね。

小出:そうです。

K子:そうすると、もう健康を守るということは全くできなくなる。

小出:
ま、何度も先ほどから言っていますけれども、水の惑星というこの星で、命がみんな生きているわけで、
その水が汚れてしまえば、もう避けることができなくなってしまうんですね。
相手がセシウムだストロンチウムだというならね、
なんとかそれを浄化して被曝しないようにしようという手立てができるわけですけど、
トリチウムだけは何の手立てもできない。

きーこ:何でそんなもの作っちゃったんだろう


地球をトリチウムでベタベタに汚す核融合

K子:核融合施設もトリチウムがいっぱい出る?

小出:核融合なんてやったらもう、大変。

K子:ね、大変ですよね。

小出:
はい。
核融合はトリチウムそのものが燃料ですので、
そして水素というのはほとんど捕まえていくことが難しいんですよね。
小さい原子核ですので金属でも素通りして外へ漏れていくというものですので、
核融合なんていうものをもしやり始めたら、
この地球がトリチウムでベタベタに汚れてしまう。


つづく

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第二報ありがとうございます。
私は「湯たんぽ替わりに温亀(おんかめ)というのを使ってるんですが中が炭みたいでそれは放射能封じ込めると言われてます」と、小出さんに申し上げたことがあるんです。そうしたら「そんなものに吸着させてどうするんですか?」と小出さんに突っ込まれて「ゴミの回収日に東電に持ってって貰うんです」と答え、横におられたK子さんに苦笑されたことがありました。

キーコさんの声を初めて聞きました。
落ち着いていて、想像より年齢が上だとういことが
わかりました。