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01.04
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米の古い原発 火力コスト減で運転停止
NHK 12月31日 8時06分


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アメリカ東部にある古い原発がシェールガスなどで火力発電の発電コストが下がり、
採算が合わなくなったとして営業運転を終えることになり、
29日、原子炉に制御棒が入れられて40年以上続いた運転を停止しました。

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営業運転を終えたのは1972年に稼働を始めたアメリカ東部にある「バーモントヤンキー原発」で、
運営する電力会社によりますと29日、原子炉に制御棒が入れられて停止しました

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この原発は東京電力福島第一原子力発電所の1号機などと同じタイプで、
福島第一原発の事故を契機に地元の州政府などが安全性への疑問から停止を強く求めても、
一貫して営業運転を続けてきました


運転を終えた理由について、電力会社はシェールガスの生産などで火力発電の発電コストが下がるなか、
安全基準を満たすうえで必要な設備投資がかさみ、採算が合わなくなったためだとしていて
運転停止は経済的な判断だ」と説明しています。

原発では今後、廃炉に向けた作業が始まりますが、
すべての作業が終わるのは61年後の2075年ごろになるということです。

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アメリカは世界最大の原発大国で古い原発が少なくなく、
ここ数年は採算の悪化を理由に5つの原発の廃炉が決まり、稼働中の原子炉は99基となっています。




日本の場合は↓


<高浜のプルサーマル・40年期間延長・高温ガス炉・福島第一原発>
小出裕章氏12/31報道するラジオ年末特番(文字起こし)
より一部抜粋
水野:
高浜原発につきましてはね、
1号機2号機は40年の期限を延長して動かす方向で特別点検に入っています。

平野:延長のコストもまた1基100億単位でかかるみたいですね。

小出:
こんな古い原子力発電所を動かし続けるよりは、私はある時点で、
いつか諦めなければいけない時点がくるわけですから、
今の時点であきらめれば、改造工事も必要ないわけですし、
経営判断としても私はその方がいいのではないかと思います。





<福島第一原子力発電所>
燃料の取り出し・汚染水・魚・凍土壁・「処理水」・他 
おしどり・木野龍逸12/31報道するラジオ(文字起こし)
より一部抜粋

マコ:
原発を無くして今ベストな方法っていうのは、
天然ガスのガスコンバインド発電というのにいったん乗り換えるということなんですね。
これは火力発電なんですけど、普通発電の方法って、簡単に言うと
お湯をバーっと沸かして、その湯気でタービンを回して発電するというやり方なんですけど、
コンバインド発電というのは、いったんタービンを回した後のお湯も熱いので、
そのお湯が熱い限り何回もタービンを回すので、だいたい3回タービンを回すので、
発電効率がすごく高いんですよ。
原発は一回しかタービンを回さないんですけど。
で、すごくコストが抑えられるということと、
全国の火力発電所、古いものをいったんガスコンバインド発電に作り変えるということは、
そんなに費用がかからないので、
いったんそれに乗り換えておいて、
そして、再生可能エネルギーが技術的にもう少し向上するまで待つというのが、
電力経済としての一番ベストの方法だといろんな研究者の方々に聞いたんです





事故が起きていない普通の原子炉なのに
廃炉作業が終わるのは61年後ということです。
これ、普通に考えてみたら、
福島の事故を起こした原子炉はどんだけ年月がかかるのか…?
想像を絶するということが、簡単に理解できました。


福島第一原子力発電所は燃料がどこにあるかさえもわからない。
日本の皆さん、事故は継続中だということを忘れてはいけません!






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