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01.20
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福島第一原発で作業員が転落 死亡
NHK 2015年1月20日 9時57分

ふくいち

東京電力福島第一原子力発電所で19日、タンクの点検をしていた作業員の男性が誤ってタンクの天井から転落し、その後、死亡しました。福島第一原発では作業事故が相次いでいて、安全対策が課題になっています。

19日午前9時すぎ、福島第一原発3号機の西側に新たに設置された雨水をためるタンクで、検査のために天井に上っていた50代の作業員の男性が、誤って10メートル下の底の部分に転落しました。男性は全身を骨折する大けがをし、福島県いわき市内の病院で手当てを受けていましたが、20日未明、死亡しました。
当時、現場では東京電力の社員を含む合わせて3人が内部の点検をしていて、男性はタンクの天板の一部を外そうとして転落したということです。

ふくいち1

東京電力によりますと、男性は転落を防止するロープを取り付けるための安全ベルトを身に着けていましたが、当時、何らかの理由でロープを取り付けていなかった可能性があるということです。

福島第一原発では現在、1日およそ7000人と作業員を増やして廃炉に向けた作業などを進めていますが、去年3月にも崩れてきた土砂の下敷きになって作業員が死亡したほか、11月にはタンクの増設工事中に鋼材が落下して3人が重軽傷を負うなど作業事故が相次ぎ、安全対策が課題になっています。

ふくいち2

東京電力によりますと、去年4月から11月までのけが人は40人と、前の年の同じ時期の3倍以上に増え、今月16日には福島労働局から事故防止の徹底を求められたばかりでした。


東京電力 プレスリリース


福島第一原子力発電所構内雨水受けタンク設置工事における当該タンク天板からの墜落による協力企業社員の死亡について
平成27年1月20日 東京電力株式会社

平成27年1月19日午前9時10分頃、当社福島第一原子力発電所構内雨水受けタンク設置工事において、当該タンク水張り試験後にタンク内面を検査するための準備作業を実施していた協力企業社員が、当該タンク天板(約10m)から誤って墜落しました。

当該協力企業社員を福島第一原子力発電所の入退域管理棟救急医療室に搬送後、同日午前10時31分、いわき市立総合磐城共立病院へ搬送し、医師による治療を行っておりましたが、1月20日午前1時22分、医師により死亡が確認されました。

なお、当該協力企業社員の身体に放射性物質の付着はありません。

亡くなられた方には心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまには心からお悔やみ申し上げます。

当社といたしましては、今回の災害の発生原因について詳細に調査するとともに、再発防止に努めてまいります。

以 上




東京電力 報道関係各位一斉メール 2015年


福島第一原子力発電所での作業員の負傷者発生について
平成27年1月19日 東京電力株式会社

平成27年1月19日午前9時10分頃、福島第一原子力発電所構内の雨水処理タンクエリアにおいて、雨水処理タンク設置工事に従事していた協力企業作業員が、タンク天板上部(約10m)から落下したとの連絡が緊急時対策本部にありました。

午前10時16分現在、負傷者は救急医療室にて医師の診察を受けており、意識はあるものの、動けない状態です。

なお、作業員の身体に放射性物質の付着はありません。


(続報)
平成27年1月19日 東京電力株式会社

本日(1月19日)お知らせしております、福島第一原子力発電所での作業員の負傷者発生についての続報です。

雨水処理タンク天板上部(約10m)から落下した負傷者については、午前10時31分に入退域管理棟救急医療室から救急車にていわき市立総合磐城共立病院へ向かいました。

負傷者は、雨水受けタンク設置工事を請け負った企業の社員(元請社員)であり、当該タンク水張り試験後のタンク内面の検査をするため、当社社員1名および元請社員2名(うち1名は負傷者)の3名で、検査準備を実施していました。

負傷者は、タンク内部が暗かったことから、タンク内に明かりを取り込むため当該タンク上部へ上がり、タンク天板にあるマンホールの蓋を一人で開けようとした際に、マンホールの蓋とともにタンク内部へ墜落したものと推定しております。

なお、負傷者は安全帯を装備していましたが、使用状況については調査中です。

「雨水処理タンク設置工事」とお知らせしておりましたが、正しくは「雨水受けタンク設置工事」でしたので訂正します。



(続報2)
平成27年1月20日 東京電力株式会社

昨日(1月19日)お知らせしております、福島第一原子力発電所での作業員の負傷者発生についての続報です。

いわき市立総合磐城共立病院にて医師による治療を行っておりましたが、本日1時22分に死亡が確認されました。

亡くなられた方には心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまには心からお悔やみ申し上げます。
以 上



2015年1月19日 東京電力記者会見より
作業員死亡2

記者会見資料
雨水受けタンク天板部からの元請社員の墜落について

作業員死亡1



東京電力柏崎刈羽原子力発電所 プレスリリース・お知らせ
同じ日に柏崎刈羽原子力発電所 でも作業中けが人発生
約3.5m落下

2015年01月19日

2号機 IPBシャフト室(非管理区域)におけるけが人の発生について
柏崎刈羽原子力発電所 2号機
件名 IPBシャフト室(非管理区域)におけるけが人の発生について
平成 27 年1月 19 日午後3時頃、2号機タービン建屋外側のIPBシャフト室*において作業用電源箱の点検作業に従事していた協力企業作業員が、作業中に誤って落下し負傷したため、午後3時 15 分頃救急車を要請し病院へ搬送いたしました。
なお、本人に意識はあります。

* IPBシャフト室
発電機から主要変圧器までを結ぶ、金属製の容器に収められた電線が設置されている部屋。

対応状況
現在、病院において診断、処置を受けております。
また、今回の事例について関係者へ注意喚起を図り、同様の事象が発生しないように努めてまいります。



柏崎刈羽1

柏崎刈羽2



翌日の1月20日 
福島第二で作業員死亡事故



作業員事故相次ぐ 第2原発で作業員が器具に挟まれ意識不明
FNNLocal(福島15/01/20)
東京電力などによると、20日午前9時40分ごろ、福島第2原発の廃棄物処理建屋で、­男性作業員が装置を点検していたところ、点検用の器具が倒れ、挟まれた。
作業員は、頭から血を流していて、意識不明だという。



第2原発で40代男性作業員が点検用機具に挟まれ死亡
福島民友 2015年1月20日

東京電力は20日、福島第2原発4号機西側の廃棄物処理建屋で、点検作業していた協力企業の40代の男性作業員が点検用機具に挟まれ、約2時間後に死亡したと発表した。
 
東電によると、男性は濃縮機の点検作業のため機具を移動させていたところ、機具が倒れ、下敷きになったという。放射性物質の付着はないとしている。
(2015年1月20日 福島民友ニュース)


福島第二原子力発電所1、2号機廃棄物処理建屋(管理区域)における
協力企業作業員の死亡について

平成 27 年1月 20 日 東 京 電 力 株 式 会 社 福島第二原子力発電所

本日午前9時 30 分頃、1、2号機廃棄物処理建屋5階(管理区域*1)において、
濃縮器*2の点検作業を行っていた協力企業作業員が負傷したため、午前9時 37 分に救急車を要請しました。
午前9時 50 分に救急車が入構し、午前9時 52 分に、現場に向かっていた救急隊よりドクターヘリを要請した旨の連絡を受けました。
午前 10 時 48 分、ドクターヘリによりいわき市立総合磐城共立病院に向けて搬送しました。
その後、午前 11 時 57 分、医師により死亡が確認されました。
亡くなられた方には心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまには心からお悔やみ申し上げます。
以 上
*1 管理区域
放射線による無用な被ばくを防止するため、また、放射性物質による放射能汚染の拡大防止をはかるため管理を必要とする区域
*2 濃縮器
廃棄物処理建屋3階から4階にかけて4台設置されており、建屋で発生した放射性廃液を濃縮処理し減容する設備

(お問い合わせ先)
福島第二原子力発電所広報部
電話:0240-25-4111(代表)





福島第一原発作業員のけが人の比較
けが人比較
東京電力は、事故防止の取り組みを進めているものの、逆に増えているのが実情です。
こちら(グラフ)は、原発作業でのけが人を比較したもので、11月の時点で、今年度(­2014年度)は、昨年度(2013年度)の3倍に増えています。








ーー東京電力の会見などで表に出てきている情報のうちこのブログに書いたものーー
(※下記は私が把握している分だけですので、実際はもっと多いかもしれません)

死亡確認
2011年3月
4号機タービン建屋地下で遺体で見つかった東電社員2名をなぜ津波警報で避難させなかったのか?
東電記者会見6/20(動画・内容書き出し)

2011/04/03
東京電力福島第1原発の4号機タービン建屋地下で先月30日、
震災直後から行方不明になっていた社員2人が遺体で見つかったことが分かった。
東電が3日、発表した。福島第1原発で東電社員の死亡が確認されたのは初めて。

2011年5月14日
5/16東電。知り得た情報&知り得ない情報「たねまきJ」小出裕章(内容書き出し、参考)
東京電力福島第一原子力発電所で作業中に意識不明となり、
搬送先の病院で死亡した60歳代の男性作業員について、東電は15日、死因は心筋梗塞だったと発表した。
男性は、福島第一原発では13日から作業を行っており、
同日は3時間で被曝(ひばく)線量は0・51ミリ・シーベルトだった。
翌14日は作業を始めて約50分後に突然、体調不良を訴えて意識を失った。
5月に心筋梗塞で亡くなった福島第一発電所の作業員(週刊現代より)
5月に福島第一原発で死んだ作業員に「たったの50万円」
福島第一原子力発電所作業員死亡で初めての労災認定(東電会見動画あり)

2011年8月16日
8月30日東京電力記者会見・作業員、急性白血病で死亡(東京電力記者会見ノーカット版添付)
東京電力は30日、福島第1原発で作業に携わっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。
東電によると、男性は関連会社の作業員で
8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。
体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。
白血病に関する質疑~作業員2名が汚染水をかぶる。東電記者会見8/31(会見内容書き出し・会見ノーカット画像あり)

2011年10月6日
福島第1原発で作業の50代男性死亡(東電記者会見質疑応答一部書き出し10/6)
東京電力は2011年10月6日午前11時からの記者会見で、
福島第1原発で作業に従事する協力会社の50代男性作業員が、
本日午前5時ごろに亡くなったとの連絡があったと発表した。
東京電力によると、男性はことし8月8日から、福島第1原発の施設内でタンク設置工事に従事しており、
昨日10月5日午前7時ごろ、朝礼の前に体調不良を訴え、Jビレッジに搬送。
政府・東京電力合同記者会見10月13日 「作業員の死因に関して」(内容書き出し)
ようやく公表。10月6日に亡くなった福島第一原子力発電所作業員の方の「死因」10/21東京電力記者会見(内容書き出し)

2012年1月9日
60代作業員心肺停止で搬送 東電会見1/9(会見動画・内容書き出し)
本日午後2時22分ごろ福島原子力発電の所廃スラッジ貯蔵施設において、
コンクリート打設作業を行っていた協力企業作業員1名が体調不良を訴え、
福島第一原子力発電所5・6号機緊急医療室に運ばれ、治療を受けましたが、
心肺停止状態であることから、午後3時25分に福島第一原子力発電所から総合磐城共立病院へ搬送いたしました。
60代心肺停止作業員の外部被ばくの累積線量は6.082ミリシーベルト(東電1/10午前記者会見・書き出し)
心肺停止作業員に関して続報・病院からの報告をただ待つ東電に木野さんが私の思いを代弁してくれました(東電会見1/10午後 動画&内容書き出し)
平気な顔で嘘をつく東京電力の会見1/12午後(一部書き出し)

2012年8月22日
心肺停止で作業員死亡「放射線被ばくの影響ではない」と、東電。
東京電力は22日、
福島第1原発で作業していた男性が心肺停止となり、福島県いわき市の病院に救急搬送されたと発表した。
県警によると、男性は57歳で同日午後に死亡した。
休憩室で休んでいたが、まもなく体調不良を訴えた。
午前10時35分ごろ、別の作業員が意識不明の状態で倒れているのを発見した。

2011年11月~2013年7月9日
吉田所長の病名は?治療期間は?被ばくとの関係は?東京電力記者会見書き出し&関係資料
吉田氏は2011年11月24日から入院しているが、
東電は個人情報保護や本人の意向を理由に、病名や被ばく線量を公表していない。
このことから、吉田氏の被ばくと病気の関連を疑う声は絶えない。
福島第一発電所吉田前所長の病名公表(東電記者会見 動画&内容書き出し)12/9
東京電力福島第一原子力発電所 吉田所長の訃報
東京電力福島第一原子力発電所の事故で現場で指揮を執った吉田昌郎元所長が、
9日午前、東京都内の病院で食道がんのため亡くなりました。
58歳でした。

2014年3月28日
<福島第一>作業員土砂の下敷きになり死亡3/28関連記事・東電会見文字起こし
東京電力福島第一原発で28日、
掘削作業をしていた福島県広野町、下請け会社の安藤堅(かたし)さん(55)が
土砂の下敷きになり、病院に運ばれたが間もなく死亡した。

2014年3月28日
<福島第一死亡事故>作業員土砂の下敷きになり死亡3/28関連記事・東電会見文字起こし
こちらの方で掘削作業を行っていました作業員のほうが土砂の下敷きになったという情報が
本日午後2時30分ごろに入ってございます。
作業員につきましては直ちに救出を行いまして、入退域管理施設にあります医療事務室の方に送ってございます。
この際、身体のサーベイも行っておりますが、汚染はございませんでした。
なお、本人でございますけれども、意識がなく、また心静止の状態という事です。
心臓が静かに止まっているという感じでございます。

2014年8月8日
<作業員死亡>福島第一原子力発電所8/8
作業前に倒れた60代男性が死亡

2015年1月19日
<東京電力同じ日に2件の作業員落下事故> 
福島第一原発ー作業員10m落下死亡 柏崎刈羽原ー発作業員3.5m落下治療中 
そして翌日、福島第二原発作業員も事故死

19日午前9時すぎ、福島第一原発3号機の西側に新たに設置された雨水をためるタンクで、
検査のために天井に上っていた50代の作業員の男性が、誤って10メートル下の底の部分に転落。
男性は全身を骨折する大けがをし、20日未明、死亡。

事故・怪我
2011年8月31日
白血病に関する質疑~作業員2名が汚染水をかぶる。東電記者会見8/31(会見内容書き出し・会見ノーカット画像あり)
東京電力によると、31日午前9時35分ごろ、
福島第1原発でセシウム吸着装置の使用済み吸着塔から水抜き作業をしていた協力会社の作業員2人が、
誤って水をかぶった。

2011年10月29日
福島第一原発・ワイヤーが落ちて2名の作業員が骨折負傷(東電会見・書き出し)10/29
東京電力は29日、福島第1原発1号機タービン建屋付近で、
大型クレーンの解体作業をしていた協力企業の男性作業員2人が、落ちてきたワイヤに当たり負傷したと発表した。
40代の男性作業員はあごや腕、肋骨(ろっこつ)、両足の骨を折る重傷。
20代の男性作業員も肩や首、腹部などに痛みを訴えており、骨折の疑いもある
10月29日東京電力記者会見午後の部(負傷者の方に関しての報告・書き出し)
11月1日のふくいち現場の声(ワイヤー落下の40代作業員足切断・全面マスク着用変更)ー東京電力記者会見関係個所書き出し11/1午後の部ー
ワイヤーの下敷きで怪我した作業員は?フリー木野龍逸氏が聞いてくれました。

2012年10月5日
福島第二原発・作業員4m下に落下事故10/5東京電力記者会見(内容書き出し)
福島第二原子力発電所の4号機の屋外施設で塗装作業を行っていた当社社員が転落をして負傷。
開口部を通じて下に落ちまして、最終的に一番下まで落ちていますので、4m落ちたという事になります。

2013年10月9日
淡水化装置から汚染水が漏れ作業員6人が被ばく10/9
東京電力福島第一原発で、放射性セシウムを除去した処理水から塩分を除去する装置で水が漏れた問題で、
東電は九日、現場にいた下請け企業の作業員11人のうち6人が処理水をかぶっていたと発表した。

2014年2月25日
<福島第一>
今度は作業員にガソリンの火が引火~2月25日別件で2回も消防署に通報する東京電力のずさんな作業~

2 月25日午後3時30分頃、福島第一原子力発電所構内の中央部交差点近傍の給油所において、作業員がドラム缶から給油器へガソリンを移送した後に、移送ポ ンプに付着したガソリンの拭き取りをしていたところ発火し、作業員が着用していたカバーオール前面の一部に引火しました。

2014年11月7日
福島第1原発の工事現場で鋼材落下 1人意識不明、2人重軽傷(福島14/11/07)
福島第1原発のタンクの増設工事現場で、重さ390kgの鋼材が落下し、作業員3人が­重軽傷を負った。
1人は、意識不明の重体。


その他
2011年12月12日
除染作業で作業員死亡(伊達市)統合会見動画&内容書き出し12/12
内閣府の原子力災害対策本部は12日、
福島県伊達市の下小国地区で除染作業中の男性(60)が急病で病院に運ばれ、死亡したと発表した。
男性は同日午後1時ごろ、車の中で倒れていたのを、同僚が発見した。
心肺停止状態で搬送されたが、午後2時ごろ、搬送先の医療機関で死亡が確認されたという。
死因は非公表。

2011年12月17日
福島第一発電所三菱重工業関係ノロウイルス52名(東電会見・書き出し)
東京電力は17日、
福島第1原発で働く三菱重工業と下請け会社の作業員52人が15日から16日にかけて、
ノロウイルスが原因とみられる食中毒症状を訴えたと発表した。

東京電力は18日、
福島第2原発内にある福島第1安定化センターに勤務する30代の男性社員がノロウイルスに感染したと発表した。
第1原発では16日までに三菱重工関係の作業員52人が集団感染しており、
感染経路は不明だが、第2原発にも拡大した。


2014年5月9日
<作業員意識が朦朧>
「ドクターヘリで移送してございます。作業と直接の因果関係は無いと考えてございます」
5/9東京電力記者会見(文字起こし)

福島第1原発で、協力企業の男性作業員が体調不良を訴え、ドクターヘリで運ばれたと発表した。



2014年9月の鉄パイプ落下の記事


福島第1で作業員重傷=タンク建設中、鉄パイプ落下-東電
時事ドットコム 2014年9月22日

東京電力は22日、福島第1原発で放射能汚染水を保管するタンクの建設中、鉄パイプが落下して協力企業の40代の男性作業員が重傷を負ったと発表した。男性は背骨を骨折したが、命に別条はないという。東電が事故の原因を調べている。
 
東電によると、事故は20日午後0時20分ごろ、構内南側にあるタンク群の建設現場で発生。協力企業の作業員7人がタンクの溶接などをしていたところ、半自動溶接機を上下に動かすウインチを移動させる際に、固定していた長さ1.5メートル、重さ約4キロの鉄パイプが13メートルの高さから落下し、男性の背中に当たった。他の作業員にけがはなかった。
 
男性は福島県いわき市内の病院に運ばれ、重傷と診断されたが、22日から事務作業に復帰した。(2014/09/22-21:18)






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