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02.20
Fri



放射能も放射線も
見えないし、臭わないから、何もないと思ってしまう。
そして人は無関心で、無防備になる。
そんな見えない放射線を可視化した写真集が出版されることになりました。

そのことを知って、私は是非この写真集が欲しいと思いました。
私の周りの人たちに実感してもらうために、持っていたい本だと考えるからです。



晧星社(こうせいしゃ)
『放射線像 放射能を可視化する』
東京大学名誉教授 森敏  写真家 加賀谷雅道 共著
放射線像
目次
放射線像もくじ

歴史上初めて放射能汚染を可視化し、記録した写真集。

音もなく、臭いもなく、目にも見えない放射能。これを可視化する「オートラジオグラフィ―」という手法があります。 この手法によってサンプルを撮像すると、白黒の像が浮かび上がる。これが「放射線像」です。
一見、墨絵のような印象を受けますが、黒い部分は放射能汚染を受けた箇所です。より黒い部分は、より強く汚染されていることを意味します。

本書は、東京電力福島第一原発事故で汚染されたサンプルを対象にした「放射線像」を記録した写真集です。
全ての像に、採取地と詳細な解説があり、記録している物について、サンプルの実物写真と数値情報も掲載しています。 これだけの量の放射線像が、書籍として一度に公開されるのは、今回が初めてのことになります。

定価1,800円+税
B5版並製 112ページ
2015年2月25日発売
ISBN978-4-7744-0498-1

【著者略歴】
森 敏(もり・さとし)
1941年生まれ。1966年東京大学農学部農芸化学科修士課程修了。東京大学助手、助教授、教授、大学評価学位授与機構教授を経て、現在東京大学名誉教授。農学博士。現在NPO法人WINEP(植物鉄栄養研究会)理事長。専門は植物栄養学。日本土壌肥料学会賞、日本農学賞、読売農学賞、日本学士院賞を受賞。
WINEPブログ

加賀谷雅道(かがや・まさみち)
1981年生まれ。早稲田大学理工学部卒業。フランスにて写真を学び、2011年帰国。2012年6月から放射線像プロジェクトを開始。これまで国内で8回の展示、マレーシアOBSCURA国際写真展で招待作品として展示。2014年フランス紙Libération、ノルウェー紙Morgenbladet、東京新聞に掲載。岩波書店「世界」(同年8月号)に招待作品として掲載。また福音館書店「母の友」(同年11月号)に掲載。
放射線像ウェブサイト




東京新聞でも以前紹介されています
<見える>被曝の影響が写真に4/19,20東京新聞記事より


私は最近、探す手間がなく簡単なので ネットで本を買うことが多いのですが、
今回、この写真集は近所の書店で予約購入することにしました。
以前知人が本を出した時に、
「本屋さんで注文して取り寄せてもらって」と頼まれたことがありました。
そこで売っていない本を注文すると、何冊か入荷して、その書店に並ぶというのです。
(今でもそうなのでしょうか?)

晧星社(こうせいしゃ) 『放射線像』
もしも、見える放射線にご興味がありましたら、
皆さんのご近所の本屋さんに行って予約注文をしていただけたらなって思います。
そうすることによって、全国の書店に「放射線像」が並んで
一人でも多くの人の目にとまる機会が増え
無関心な人々にちょっとでも「あっ!」と思ってもらえるのではないかと、
私はそう思っているからです。

あと、図書館で「仕入れて欲しい」と注文するのもいい作戦かも。

私の近所の本屋には3月の最初の週頃には届くということですので、
また、手に入ったら内容をご紹介したいと思いま〜す。





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comment 1
コメント
もっとお手軽で有効な方法が過去に発表されたましたよ
体制側に都合が悪すぎるので報道統制され情報が全く出てこなくなったので
記憶に残っている人は少ないのも無理はないでしょうか

セシウム発光させる検出薬を開発 (NHK)
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/393.html

除染に役立つ?放射性セシウムを光らせる検出薬を開発!
http://matome.naver.jp/odai/2135650279704037901
| 2015.02.20 19:26 | 編集
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