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福島第1原発:海に汚染水漏れる?放射線モニターで警報
毎日新聞 2015年02月22日 13時00分(最終更新 02月22日 14時46分)

原子力規制庁に入った連絡によると、22日午前10時ごろ、東京電力福島第1原発構内の雨水などを海に流す排水路にある二つの放射線モニターで、排水の放射線量の異常を知らせる警報が鳴った。規制庁は、基準よりも濃度が高い汚染水が海に流れ出した可能性があると見ている。

規制庁によると、全ベータの値は、一つが1リットルあたり5000〜5600ベクレル、もう一つが約5600〜7200ベクレル。通常は1リットルあたり数百ベクレル程度という。東電は、午前10時25分、すべての汚染水タンク周辺から排水路への水の弁を閉めた。さらに約1時間後、海につながる排水路ゲートも閉めた。【酒造唯】





報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について

平成27年2月22日 東京電力株式会社

本日(2月22日)午前10時頃、構内側溝排水放射線モニタ「高」警報が発生しました。その後、午前10時10分頃、構内側溝排水放射線モニタ「高高」警報が発生しました。

 本日(2月22日)午前10時20分現在、当該放射線モニタの指示値については、以下のとおりです。
 A系:5.05×10^3Bq/L(全ベータ)
 B系:5.63×10^3Bq/L(全ベータ)

現在、構内汚染水タンク等の漏えいの有無および、構内側溝排水放射線モニタの健全性の確認を実施しています。

また、午前10時20分、全汚染水タンクエリアの止水弁「閉」の確認、35m盤上の汚染水移送の停止、排水路ゲート「閉」を指示しました。

その後、以下のことを確認しております。
 ・午前10時25分、全汚染水タンクエリアの止水弁が「閉」となっていること
 ・午前10時30分、全汚染水タンクの水位に有意な変動がないこと

本警報発生に伴い、本日(2月22日)予定していた地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3)からの排水について、午前10時3分、地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3-1,Gr3-2,Gr3-3)に貯留してある水の海洋への排水を開始いたしましたが、同日午前10時18分、念のため、排水を停止しました。

なお、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されておりません。
以 上




福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報)
平成27年2月22日 東京電力株式会社

本日(2月22日)、構内側溝排水放射線モニタ警報発生についての続報です。

本日(2月22日)午前11時頃に採取した当該排水路の分析結果について、
  セシウム134:4Bq/L
  セシウム137:11Bq/L
 でした。(全ベータについては、分析中)
この分析結果は、定例で分析している当該モニタ近傍の昨日の分析結果
  タンク脇側溝(C排水路の合流点前)
  セシウム134:検出限界値未満(15Bq/L)
  セシウム137:検出限界値未満(23Bq/L)
と比較して、低い値でありました。

本日(2月22日)午前11時46分までに、多核種除去設備、増設多核種除去設備、高性能多核種除去設備、RO濃縮水処理設備、モバイルストロンチウム除去装置(A系・B系・第二の2および4)を停止し、35m盤の移送をすべて停止しました。

当該放射線モニタA系は、午前11時50分に2.68×10^3Bq/L(全ベータ)を確認、当該放射線モニタB系は、午後0時20分に2.96×10^3Bq/L(全ベータ)を確認し、「高高」警報が解除となりました。(「高高」警報設定値:3.0×10^3Bq/L(全ベータ))

本日(2月22日)午後0時20分、全汚染水タンクについて、タンクパトロールを完了し、漏えい等の異常がないことを確認しました。

本日(2月22日)午後0時47分、排水路ゲートをすべて「閉」にしました。

当該放射線モニタA系は、午後1時30分に1.45×10^3Bq/L(全ベータ)を確認し、「高」警報が解除となりました。(「高」警報設定値:1.5×10^3Bq/L(全ベータ))

本日(2月22日)午後2時2分、当該モニタの警報発生時に汚染水の移送中であった系統の配管パトロールを実施し、漏えい等の異常がないことを確認しました。

本日(2月22日)午後2時50分現在、当該放射線モニタの指示値については、以下のとおりです。
  A系:1.24×10^3Bq/L(全ベータ)(警報発生なし)
  B系:1.78×10^3Bq/L(全ベータ)(「高」警報発生中)

本日(2月22日)午後3時1分、当該排水路に溜まった水の排水のため、パワープロべスター(バキューム車)によるくみ上げを開始しました。

現在排水路、排水路出口および港湾内のサンプリングを実施するとともに、警報発生の原因について引き続き調査を実施しております。

なお、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されておりません。

※側溝放射線モニタにつきましては、平成26年6月16日に公表した資料のPDF17~23ページをご確認ください。
 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/l140616_04-j.pdf





福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報2)
平成27年2月22日 東京電力株式会社

本日(2月22日)、構内側溝排水放射線モニタ警報発生についての続報です。

当該排水路について全ベータ放射能の分析を行った結果、以下のとおりでした。この分析結果は、定例で分析している当該モニタ近傍(タンク脇側溝(C排水路の合流点前))の昨日の全ベータ分析結果40Bq/Lと比較して、有意な変動であることを確認しました。

  構内側溝排水放射線モニタ近傍:3.8×10^3Bq/L(午前11時00分採取)
  発電所港湾内排水路出口   :3.0×10^3Bq/L(午後0時30分採取)

また、「高高」警報発生後の当該放射線モニタ指示値の最大値は以下のとおりであり、流入箇所は特定できていないものの、排水路に汚染された水が流入し、発電所港湾内に流出したと推定しました。

  <構内側溝排水放射線モニタ指示値(最大値)>
   A系:5.63×10^3Bq/L(全ベータ)
   B系:7.23×10^3Bq/L(全ベータ)

構内側溝排水放射線モニタ警報発生については、本日午後4時55分に核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づき制定された、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第11号「核燃料物質又は核燃料物質によって汚染された物が管理区域外で漏えいしたき。」に該当すると判断しました。

なお、午後1時50分に採取した構内側溝排水放射線モニタ近傍の全ベータ放射能分析結果は、約390Bq/Lに低下しております。
以 上






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