18:30〜

山本太郎:
生活の党と山本太郎と仲間たち、共同代表の山本です。
福島には何度目だろう?という感じなんですけれども、
おそらく政治の世界に足を踏み込む前から、2011年ごろから何度もお会いしている方もいるかもしれないです。
政治家になちゃったんですよ、ね。
ー略ー
なかなかテレビは取り上げない。
なぜなの?
原発の話をするときは原発のことだけじゃない。
東芝や日立も、そこにお金を融資する三菱UFJ銀行もみずほ銀行も。
それだけじゃなくて大手ゼネコンも鹿島・大林も。
それだけじゃなく、株主である日本生命も、安田生命も。
みたいな話をしている人間が、テレビに出れるはずないですよね。
どうしてか?
テレビをつければコマーシャルが流れる。
テレビを支えているのはスポーンサーや大企業だ。っていう話になるんですよね。
その大企業が税金と電気料金から自分たちの腹を傷めずに美味しい思いができるのが原子力だから当然ですよね。
でもその原子力の構造。原子力問題の構造。
それじゃなくて原子力問題の核心、被曝ですよね。
そのようなことに触れるというのは、もう許されない状況だと、テレビでは扱いづらい問題になっている。
例えば福島県の健康調査、
甲状腺癌の疑いを含めたものが100人を超えたという状況を把握しても大騒ぎされない。
「これは機械の精度が高いからたまたま出たんだぜ」みたいな感じにされちゃってるけど、
あまりにもおかしいよね。
100万人に一人か二人か三人か、って言われていたものが、
このような人数が出てしまったのなら全国的に調べて、
いったいどのようなことが原因でそのような状況になっているのか?
ということを調べなくちゃいけないんじゃないですか?
っていうことを国会内で言っても「ポッカーーン」なんです。
ね。
「ポッカーン」どころか、この人は一体何をしゃべってるんだろう?っていうような、
もう本当に違う星からやってきた人間みたいで、
なんか、全く違う生命体のような目で見られるんですよ。
そのようなかたちで、
この1年半自分自身がどのようなことをしてきたのか?というと、
今まで一人だったんですね、無所属でやってたんです。
ひとりでやっていました。
国会の中で無所属という存在は、ほぼ、すでに干されている存在なんですね。
それはどういうことかというと、発言の場が少ない。
委員会、全国の議員が必ず委員会に所属するんですけれども、
無所属は一つの委員会にしか入れない。
で、僕は「内閣委員会」というところに属しています。
今も属しています。
で、その「内閣委員会」の質疑。
その内閣委員会に降りてくる法案の質疑に無理矢理ねじ込んで、原発被曝の問題も話しているんですね。
例えばこの1年半で内閣委員会の僕の質疑が25回あったんですけれども、
そこで原発・被曝に関わる問題は15回質問しています。
25回で15回なんて少ないんじゃないか、って思われる方もいらっしゃるかと思いますけども、
でも審議する法案は原発被曝と全く関係ない。
ーー:笑
たまに一回ぐらいあったかな?っていうぐらいで、それ以外は全く関係なくて、いつも言われるんです。
「法案と関係ない話をしないように」ってことを言われるんですけども、
無理やりくっつけてしゃべる。
それがあまりにも続くので、
「今日はどうやって無理やりくっつけてくるのか楽しみや」って言われるようになって、
ーー:笑
そうなんです。
そこだけお手伝いをしてくれる、
国会議員としての山本太郎に力を貸してくれているのが今この前に座っているお二人です。
おしどりマコケンさん、このお二人にも質問であったり、
僕の弱い部分だったり僕の知らないことなど、あまりにも幅が大きすぎますから、
そういう時にですね、「こういう情報があるよ」「あ、それいいね」っていう話で、
もうちょっと詳しく教えて。
じゃ、こういう聞き方はどう?
この聞方だったらこういう盲点があるから、ということをいろいろ勉強させていただいて、
ちゃんと質疑に立てる質問を一緒に作って頂いたりとか、
今回もお話いただく青山泰さんにも、もちろん焼却施設の問題であったりとか、
質問主意書というものがあるんですけど、
活動できるのは委員会の質疑だけじゃなく、もう一つ内閣に直接質問主意書を投げられるんですね。
それを閣議決定。
ま、内閣のお仲間同士でそれに答えを出して戻してくれるんですけど、キャッチボールが出来るんですね。
その質問主意書という形でお力を借りたりしながらなんとか1年半、いろんなことを聞いてきたんですけど、
で、どういう答えが返ってくるか?っていうんですけど、全くやる気のない
例えば子供達の食品に対してあまりにも数値が高いからもっと厳しくするべきなんじゃないか、数値を。っていう話をしたら、「大丈夫だ。問題ない」
「大丈夫だ問題ない」って一体なんなんですか?っていうことなんですけれども。
例えば規制委員の田中委員長が結構原発のことだけじゃなくて食品のことにもいろんなインタビューに答えているんですね。
ー略ー
27:12〜
そんなことのずーっと繰り返しの中で、これどうなるんだろう?と思いながら国会の中でつづけて、
それでもなんとか有効な言葉を引き出そうという思いでやっていくんですよね。
例えば、有効な言葉をその中でも聞き出せたと。
その質問をした担当の官僚がその答弁をしたばっかりに飛ばされちゃったというのもあるんです。
「それ言うな」っていうことを言っちゃったんですよね。
例えばですけれどもSPEEDIのこととか、
SPEEDI、避難計画、
原発再稼動をするにあたって避難計画を作りますよね。
避難計画を作るんであればSPEEDIを使わないなんて有り得ないでしょ、国民の税金100億以上使って。
それによって事故が起こった時に地形とか風向きとかいろんなことを計算して、
どのように放射性物質が拡散されていくか?
というのを計算するシステムがもうこの国には存在しているんだから、
避難計画にこれを使わない、シミレーションして避難計画を作るって当然じゃないですか?
っていう質問に対して、
「使わない」って堂々と言うんです。
「じゃ、いつ使うんですか、それ」っていう質問になりますよね。
「事故が起こって、実測値で測って、それからシミレーションします」って、堂々と言うんです。
「ハァ〜?」でしょ。
言っている意味わかりますよね。
事故が起こったとしたら、一度皆さんに被曝をしていただきます。
被曝をしていただいている間に我々は実測をいたします。
実測してシミレーションをして、使用するかどうかわからないんですけど。
SPEEDIを使うのはそのタイミングだと。堂々と言ってるんです。
それは2014年の春ぐらいですよ。
その方は飛ばされちゃったんです。
規制庁から別のところに飛ばされちゃって、
で、結局このとんでも発言はですね、
これ、マスコミで流れますか?
流れないんですよね。
どうして流れないか?って言ったら、まずいからというのもあるんですけど、
「アイツが言ったことだから」ということもあるわけです。
「山本、山本が言っているからちょっと無視」というのもあるし、
山本が言っていることは届いてないということもあるかもしれないし、
でも結局それが秋ぐらいに流れるんです、報道番組で。
「SPEEDIを使用するときは、事故が起こった後、実測値を測ってそれから使うようだ」っていう内容が
やっと流れるんですよね。
これが本当に原発・被曝だけの問題なのか?じゃなくて、
もう隅から隅までそんな感じなんです。
本当にもうあきれて物も言えないけれども、物を言っていかなければいけないと。
当然ですよね。
だから沈黙のアピールと言いながら、沈黙しない方がたくさんいらっしゃると。
つづくーー
ーーー
太郎さんの話の中にある、マスコミに流れていないとんでも発言
「事故が起こって、実測値で測って、それからシミレーションします」って、堂々と言た人って
↓かな?
<川内原発>なぜ事故時の住民避難にSPEEDIを活用しないのか?
~黒木政府参考人と「SPEEDI」の関係~参議院山本太郎議員質疑4/3(文字起こし)
より一部抜粋
黒木政府参考人:
地域防災計画の作成の際にSPEEDIを活用するよう位置づけられてはおりません。
ー略ー
SPEEDIの問題に関しては、今原子力規制委員会が考えておりますのは
そもそも、あの、いわゆる拡散予測にもとづいて避難行動を起こす。
あるいは防護活動を行うという事は基本的には行わないと。
あくまでも実測のですね、モニタリングの数値。
それを持ってですね、避難行動あるいは防護活動を行うというのが原則として決められております。
ー略ー
従いましてこれは、げん、現実的にはですね、実測で勝負するしかないといったことで…
オドロキ!!
「放射線防護対策部長」という役職そのものがなくなっている!!
原子力規制庁幹部名簿

(2014年4月5日現在)
↓

(2015年3月9日現在)
次長が森本英香サン→清水康弘サン に代わった以外はメンバーは同じ。
山本哲也サンが原子力防災担当を併任して、黒木慶英サンの役職そのものが抹殺されていました。
2015年2月28日「沈黙のアピール」100回記念イベント文字起こし
・<報道されない真実>
”そ〜っと消した”規制庁の「放射線防護対策部長」という役職 2/28山本太郎議員(文字起こし)
・<沈黙のアピール>「知らなきゃ怒れないんです」2/28山本太郎議員(文字起こし)
・<議事録がない!>安倍政権にとって不都合な発言は国会議事録から削除!
〜山本「そしたら、『削除しろ』って言われたんです」(文字起こし)
・作文”平和な国を作りたい”「政治的批判含むので書き直せ」と指示(東京都公立小学校)
&”平和展”「平和は左翼的用語」と開催断る(岐阜県公民館)2/28おしどり(文字起こし)
・覚えてますか?小佐古先生 おしどり(文字起こし)
・<汚染水の話>「K排水路からの汚染水流出は2013年に既に分かっていた」
「1日に何億ベクレル海へ出ている?」「港湾内の海水は5日で99%入れ替わる」
「取ると産業廃棄物になるので放っている」2/28おしどり(文字起こし)
・<非常事態>
「特定避難地域を解除して、戻ってきた子供たちを高濃度汚染物の焼却によって歓迎しようとしている」
2/28青木泰氏(文字起こし)
・<福島のすがた>水浸しの借り置き場・富岡の仮設焼却炉・盗まれた30俵の米
2/28飛田晋秀(写真家)文字起こし
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