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川内・楢葉の野菜出荷制限解除 
NHK福島 2015年03月15日 12時35分

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原発事故で川内村と楢葉町の避難区域に出されていたいわゆる「葉もの野菜」の国の出荷制限が解除され、全面的に野菜づくりが出来るようになりました。

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原発事故にともなって避難指示が出された川内村と楢葉町の福島第一原発から半径20キロ圏内では、国の基準を超える放射性物質が検出される恐れがあるとして、国が「葉もの野菜」の出荷を制限しました。

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その後、川内村の避難区域の一部で、去年10月に避難指示が解除され、楢葉町でも早ければ今年春以降の帰還を目指していることから、基幹産業である農業の再開が課題となっていました。

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このため県が、地元の農家に委託し、出荷制限されている地域で試験的に葉もの野菜を露地栽培し、放射性物質の検査をしたところ、いずれも国の出荷基準を大幅に下まわったということです。

このため、国は安全性に問題はないとして、2月18日付けでホウレンソウやキャベツ、ブロッコリーなどの葉もの野菜の出荷制限を解除しました。

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これによって川内村と楢葉町では、葉ものを含むすべての野菜が作れるようになり、今後の住民の帰還の後押しになると期待されています。

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すでに一部で避難指示が解除され住民の帰還が始まっている川内村では、「野菜作りが本格化する春を前に出荷制限が解除されたことは喜ばしい。地域の復興につなげたい」としています。




福島復興ステーション
農林水産物の摂取及び出荷制限等について


2月18日:楢葉町および川内村(福島第一原子力発電所から半径20キロメートル圏内の区域に限る。)において産出された「非結球性葉菜類、結球性葉菜類、アブラナ科花蕾類」について、国の摂取制限解除および出荷制限解除の指示がありました。また楢葉町および川内村(福島第一原子力発電所から半径20キロメートル圏内の区域に限る。)において産出された「カブ」及び本県沿岸の特定海域において漁獲された「ホシザメ」について、国の出荷制限解除の指示がありました。




おかえり山田のシイタケさん 大浦小で給食会
岩手日報  2015/02/04

県やシイタケ生産者らでつくる県しいたけ産業推進協議会は3日、山田町船越の大浦小(佐々木祥子校長、児童44人)で原木シイタケを使った給食会を開いた。品質の良さで全国的に有名な生産地の同町では、東京電力福島第1原発事故の影響で長い間出荷制限が続き、昨年10月に一部解除されたばかり児童は安全でおいしい地元の特産品を味わい、生産者らに感謝した。

同校で調理されたメニューが全児童に振る舞われた。6年生は佐藤信逸町長や県職員、地元生産者の漉磯(すくいそ)則行さん(51)らとテーブルを囲んだ。

メニューはジャガイモと干しシイタケのうま煮や同校近くで採れたフノリのすまし汁、節分にちなんだ手巻きずしなど。すしの具には、かんぴょうとシイタケのつくだ煮を取り入れた。

児童は「普段は食べないような料理もあり、とてもおいしい」と箸を進め、佐々木駿君は「これからも山田町のシイタケを食べていきたい」と堪能した。食事の合間には漉磯さんが生産の喜びや苦労を語り「山田町のシイタケは肉厚で歯ごたえがあるのが特徴。皆さんにおいしく食べてもらえるよう、私たちも頑張りたい」と抱負を述べた。

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【写真=山田町産シイタケを使った給食を味わう佐々木駿君(左)と山崎詩織さん】

(2015/02/04)



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