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政府や東京電力、溶け落ちた燃料取り出しへ3つの工法で検討(福島15/04/09)
FNNLocal 2015/04/09 に公開
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政府や東京電力は、溶け落ちた燃料の取り出しに向けて、3つの方法の中から、作業を進­めていくことになった。
政府や東京電力、原発周辺の自治体の代表が参加した廃炉・汚染水対策福島評議会。
廃炉作業で最も重要となる、溶け落ちた燃料の取り出しに向けた戦略プランが示された。

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原子力損害賠償・廃炉等支援機構の山名 元副理事は「水で満たさないで取り出す、気中工法の可能性も検討すべきということを、­このプランで提案している」と述べた。

戦略プランで示されたのは、
格納容器の上部まで水を張って、燃料デブリを上から取り出­す「冠水工法」。
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格納容器の底だけに水を張って、燃料デブリを取り出す「気中工法」は、
上から取り出す­方法と、
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横から取り出す方法の2つが検討されている。
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山名副理事は「いずれも、一長一短あるので、それぞれ工事中のリスクを、できるだけ低­くする」と述べた。
格納容器ごと水で満たす冠水工法は、壊れた格納容器を修理して、止水することが前提と­なる一方、
底の部分だけ水を入れる気中工法は、放射線の遮蔽(しゃへい)効果が期待で­きない。

政府は 9日に示された戦略プランをふまえ、5月までに、新たな廃炉作業の中長期ロードマップ­を策定することにしている。

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経済産業省の高木副大臣は「ロボットで、燃料デブリを把握しようと調査するので、それ­をふまえ、燃料デブリの状態・形状を把握する中で、選択肢が決まる」と述べた。




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