04.22
Wed
丸森町耕野のタケノコ 出荷再開から2年目も、元通りにはならず
(宮城15/04/20)
FNNLocal 2015/04/20 に公開
2014年に出荷が再開された、宮城・丸森町耕野のタケノコが、旬を迎えています。
福島第1原発事故から4年以上がたち、出荷再開となった今も、全てが元通りではありません。
消費者へ安全をアピールするため、生産者の苦労は何も変わっていません。
丸森町耕野地区の特産・タケノコ。
福島第1原発事故の影響による出荷制限から、2014年、3年ぶりに出荷が再開された。
20日は、2015年初めての出荷を祝うセレモニーが開かれた。
そこで行われたのが、放射線量の検査。
耕野地区には、東北大学が開発した、放射線量測定器が設置されている。

従来の細かく刻んで測定する形式と違い、ベルトコンベヤーに載せるだけ。

安全が確認されたものは、そのまま出荷できる。

耕野地区では、制限が解除されても、こうした検査を自主的に行っていて、国の基準値100ベクレル(Bq)より、さらに低い、65ベクレル以下に独自の基準値を設定している。
耕野たけのこ生産組合の谷津寿彦組合長は

「消費者の皆様には、安全安心なものを食べていただけるよう、自主的に65ベクレルを設定してやっているわけです」と話した。
県内では、丸森町のほか、白石市と栗原市で、タケノコの出荷制限が続いている。

セシウム134の半減期は、およそ2年。
県の林業振興課によると、その2年を過ぎたころから、徐々に数値は低くなってきたものの、国が解除すべきかを慎重に見極めているため、今シーズン、制限が解除される地域があるかどうかは不透明だという。
そんな中、先行して制限を解除された耕野地区も、決して「元通り」ではない。
30年以上、タケノコ農家を営む八島哲郎さん。
旬の味覚を味わってほしいと、観光客向けに「タケノコ掘りのバスツアー」などを企画してきた。

大人から子どもまで楽しめるタケノコ掘りは、例年、800人ほどが来る人気のイベントだった。
出荷再開を果たした2014年も、数回は実施したが、以前のように大々的な宣伝はせず、客から依頼があったときだけ、行うことにしているという。

八島さんは「お客さんが掘ったものを販売するには、検査を経なければならないので。そうすると、検査に時間がかかってしまうということですね」と話した。
「自分で掘ったタケノコを持ち帰る」というのが、このイベントの醍醐味(だいごみ)だったが、今はそういうわけにはいかない。
検査場に持っていかなくてはならず、実質的に不可能になっている。
耕野地区のタケノコ生産者は、およそ80人。
出荷最盛期ともなると、早朝から検査場に行列ができ、数時間待ちになる。
八島さんは「特に、朝は混みますので。直売所で売りたいので、みんな朝に持っていく。お客さんが来るのは午前中が多いので、午後よりは、朝早く掘って、検査をして、なるべく早く、お店に並べるっていうのが売れるコツだと思います」と話した。
柔らかくて、えぐみの少ない耕野のタケノコ。
検査を通すことで、以前からのリピーターが戻ってきているという。

客は、「だから安心して買いにくるのよ」、

「やっぱり、検査してもらえれば安心だね」と話した。
この日は、17本を店頭に並べたが、20分ほどで完売した。
八島さんは「耕野地区だけ解除になったから、万歳というわけではなくて。最終的には、丸森町全町が全部解除になり、県北の栗原なども、県内全て解除になるっていうことが最終目的だと思う」と話した。
ーーー
このニュースを見て思ったこと。
ベルトコンベアーに乗せて測る放射線量測定器。
ここに出てきている数値を見てみると、測定値で0.0のタケノコがある。
そして、動画に出てきているだけの画面上の最高は32.8ベクレル。
せっかくそれぞれのタケノコに含まれている放射線量の数値が出てきているのだから、
なぜその数値そそのままラベルに記載しないのか?

たけのこ生産組合の組合長さんは「自主的に65ベクレルを設定している」と言っているが、
65ベクレルという数値は食べ物として高すぎると私は思う。
0ベクレルから65ベクレルの間で測って、個々のタケノコの数字がわかっているのに、
このようにごちゃ混ぜにしてしまう><。

これでは、どのタケノコを選ぶか?まるでくじ引きみたいだ。
数値をちゃんと記載すれば、0ベクレルなら子供のいる家庭で食べてもいいし、
65ベクレルだったら、「測れば安心」と言っている100ベクレルという国の基準でいいという人が食べればいい。
(記載するなら、100ベクレルのタケノコまで店舗に出せるのでは?)
ごちゃ混ぜになっているから、怖くて買えない人もいるのです。
(この報道では完売ですが)
そのように仕組み自体をきちんと整えていくことこそ、大切なのではないでしょうか。
丸森町耕野のタケノコはすべてこのように測定しているので、
千葉県や茨城県など、関東地方で放射線量を測定せずに店舗に並ぶタケノコに比べたら、
ある意味、安心できると、私も思います。
せっかく測定しているのだから、ありのまま数値をタケノコに書いて欲しいです。
ー追記ー
新たに出荷制限解除
たったの3検体の検査だって!?
(宮城15/04/20)
FNNLocal 2015/04/20 に公開
2014年に出荷が再開された、宮城・丸森町耕野のタケノコが、旬を迎えています。
福島第1原発事故から4年以上がたち、出荷再開となった今も、全てが元通りではありません。
消費者へ安全をアピールするため、生産者の苦労は何も変わっていません。
丸森町耕野地区の特産・タケノコ。
福島第1原発事故の影響による出荷制限から、2014年、3年ぶりに出荷が再開された。
20日は、2015年初めての出荷を祝うセレモニーが開かれた。
そこで行われたのが、放射線量の検査。
耕野地区には、東北大学が開発した、放射線量測定器が設置されている。

従来の細かく刻んで測定する形式と違い、ベルトコンベヤーに載せるだけ。

安全が確認されたものは、そのまま出荷できる。



耕野地区では、制限が解除されても、こうした検査を自主的に行っていて、国の基準値100ベクレル(Bq)より、さらに低い、65ベクレル以下に独自の基準値を設定している。
耕野たけのこ生産組合の谷津寿彦組合長は


「消費者の皆様には、安全安心なものを食べていただけるよう、自主的に65ベクレルを設定してやっているわけです」と話した。
県内では、丸森町のほか、白石市と栗原市で、タケノコの出荷制限が続いている。

セシウム134の半減期は、およそ2年。
県の林業振興課によると、その2年を過ぎたころから、徐々に数値は低くなってきたものの、国が解除すべきかを慎重に見極めているため、今シーズン、制限が解除される地域があるかどうかは不透明だという。
そんな中、先行して制限を解除された耕野地区も、決して「元通り」ではない。
30年以上、タケノコ農家を営む八島哲郎さん。
旬の味覚を味わってほしいと、観光客向けに「タケノコ掘りのバスツアー」などを企画してきた。

大人から子どもまで楽しめるタケノコ掘りは、例年、800人ほどが来る人気のイベントだった。
出荷再開を果たした2014年も、数回は実施したが、以前のように大々的な宣伝はせず、客から依頼があったときだけ、行うことにしているという。

八島さんは「お客さんが掘ったものを販売するには、検査を経なければならないので。そうすると、検査に時間がかかってしまうということですね」と話した。
「自分で掘ったタケノコを持ち帰る」というのが、このイベントの醍醐味(だいごみ)だったが、今はそういうわけにはいかない。
検査場に持っていかなくてはならず、実質的に不可能になっている。
耕野地区のタケノコ生産者は、およそ80人。
出荷最盛期ともなると、早朝から検査場に行列ができ、数時間待ちになる。
八島さんは「特に、朝は混みますので。直売所で売りたいので、みんな朝に持っていく。お客さんが来るのは午前中が多いので、午後よりは、朝早く掘って、検査をして、なるべく早く、お店に並べるっていうのが売れるコツだと思います」と話した。
柔らかくて、えぐみの少ない耕野のタケノコ。
検査を通すことで、以前からのリピーターが戻ってきているという。

客は、「だから安心して買いにくるのよ」、

「やっぱり、検査してもらえれば安心だね」と話した。
この日は、17本を店頭に並べたが、20分ほどで完売した。
八島さんは「耕野地区だけ解除になったから、万歳というわけではなくて。最終的には、丸森町全町が全部解除になり、県北の栗原なども、県内全て解除になるっていうことが最終目的だと思う」と話した。
ーーー
このニュースを見て思ったこと。
ベルトコンベアーに乗せて測る放射線量測定器。
ここに出てきている数値を見てみると、測定値で0.0のタケノコがある。
そして、動画に出てきているだけの画面上の最高は32.8ベクレル。
せっかくそれぞれのタケノコに含まれている放射線量の数値が出てきているのだから、
なぜその数値そそのままラベルに記載しないのか?

たけのこ生産組合の組合長さんは「自主的に65ベクレルを設定している」と言っているが、
65ベクレルという数値は食べ物として高すぎると私は思う。
0ベクレルから65ベクレルの間で測って、個々のタケノコの数字がわかっているのに、
このようにごちゃ混ぜにしてしまう><。

これでは、どのタケノコを選ぶか?まるでくじ引きみたいだ。
数値をちゃんと記載すれば、0ベクレルなら子供のいる家庭で食べてもいいし、
65ベクレルだったら、「測れば安心」と言っている100ベクレルという国の基準でいいという人が食べればいい。
(記載するなら、100ベクレルのタケノコまで店舗に出せるのでは?)
ごちゃ混ぜになっているから、怖くて買えない人もいるのです。
(この報道では完売ですが)
そのように仕組み自体をきちんと整えていくことこそ、大切なのではないでしょうか。
丸森町耕野のタケノコはすべてこのように測定しているので、
千葉県や茨城県など、関東地方で放射線量を測定せずに店舗に並ぶタケノコに比べたら、
ある意味、安心できると、私も思います。
せっかく測定しているのだから、ありのまま数値をタケノコに書いて欲しいです。
ー追記ー
新たに出荷制限解除
白石市全域と丸森町の一部地区のタケノコ出荷制限を解除(宮城15/04/24)
FNNLocal 2015/04/24
福島第1原発事故の影響で、出荷が制限されていたタケノコについて、国は、宮城・白石市の全域と丸森町の一部地区の出荷制限を、24日に解除した。
県内では震災後、丸森町、白石市、栗原市のタケノコから、国の基準値を超す放射性セシウムが検出され、2014年4月に、丸森町の耕野地区のみ出荷制限が解除されたが、ほかの地区では制限が続いていた。
このうち、これまでの検査で、安定的に国の基準値を下回っていた白石市全域と、丸森町の丸森地区と小斎地区について、国は、24日付で出荷制限の解除を決めた。
白石市での解除は、今回が初めて。
今後、出荷にあたっては、3検体以上の出荷前検査を行うことや、1週間に1回の定期検査が義務づけられる。
たったの3検体の検査だって!?
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