NHKラジオ第1 2015年4月13日放送
特 集
福島第一原発 難航する汚染水対策“凍土壁”の課題は?
出演者:丸井敦尚さん
(産業技術総合研究所 地下水研究グループ長/汚染水処理対策委員会 委員)
キャスター
畠山智之
黒崎瞳
コメンテーター
二村伸
ここまでの部分の文字起こし↓
<福島第一原発>汚染水の対策・凍土壁の課題「凍らせるためには不凍液を使って動かさなければならないので、 年間20億と言われるような電気代がかかると言われております」4/13NHKラジオ 前半(文字起こし)
文字起こし部分のYoutube15:32〜 https://youtu.be/adU4SqcFWtI?t=15m32s
黒崎:
特集、今日のテーマは「福島第一原発難航する汚染水対策 凍土壁の課題は」です。
ゲストは汚染水対策委員で産業技術総合研究所地下水研究グループ長の丸井敦尚さんです。
引き続き宜しくお願いします。
畠山:
みなさんからもメールをいただいていまして、東京都にお住いの50代の男性ヒサノブさんという方は、
「いまだに汚染水の対策が立てられない現実に直面して、本当に汚染水は止まるのか疑問に思います」
というご意見。
それから宮城県にお住いのタカヨシさんという40代の男性ですが、
「結果こそ大切と考えます。世界の原子力安全上、福島の事故終息がはかられないと原子力の発電所そのものへの
信頼性は損なわれ続けると考えます。世界の叡知への疑念は増すばかりです」というご意見ですね。
そして広島県にお住いの40代の男性
「東電にしても委員会にしても、詳細でわかりやすい情報公開がかけています」というご意見がありました。
このようなご意見があるんですけれども、
今日は原子力発電所の事故の中でいろんな課題があるんですが、
「汚染水」というものを中心にお話を伺っているんですが、
この「汚染水」というものはですね、一言でいいますといろんな要因が絡んでいる。
先ほど前半の方でお話をしていただいた「凍土壁で抑えよう」
つまりこれは建屋の下の方で地下水を抑える。
地下水も原子力建屋に入ってしまうと、放射性物質を含んでしまった汚染水になります。
で、汚染水の、
核燃料を冷やすために注入していた水。
これは今「循環されている」という話がありましたけれども、
それも放射性物質で汚染をされているので、地上にためるということもあります。
そうなると汚染水というのは、地下にもあり、地上にも置いてあり、
色々と対策が、同時にしなければならなくならないことが沢山あるっていうことですよね。
丸井:そうです、はい。
地上のタンクに入っている汚染水
畠山:
で、今は地下のお話をしたので、地上にある物をちょっとお伺いたいんですけど、
先ほどのお話では地下の方に溜まってしまっている水をくみ上げてタンクに入れておくと。
これが許容限度が間もなく、近づいてきていますよというお話がありましたけど、
それはまた、綺麗にする装置もありますよね?
先ほど「アルプス」とおっしゃいました。
昔ニュースで聞きましたが、そこから汚染する物質を取り除いてきれいにしていこうという作業だと聞きました。
これは、うまくいっているんですか?
丸井:
はい。
現在アルプスは3系等ございまして、このアルプスというのの前に、
今おっしゃられた汚染水というのはですね、
ま、あの〜、爆発を起こしまして、62種類のですね、63種類か。
汚染物質が地下水に混ざり込んでいるんですけれど、
畠山:63種類!
丸井:
はい。
水に混ざり込んでいるんですけれど、
畠山:これは放射性物質とかになる?
丸井:はい、セシウムとかなんとか言っているんですけどね。
畠山:はい。
丸井:
そのうちですね、アルプスを使うことによって、
「トリチウム」というのだけを除いて、他は全部取り除くことができます。
畠山:は
丸井:
現状ではアルプス3系統がちゃんと全部完璧に機能すれば、
1日あたり1500〜1800トン位の処理能力を持っていますので、
現在あるタンクの汚染水は1年強ぐらいで浄化できるという試算が立てられています。
トリチウム
畠山:
あぁー、なるほど。
放射性物質を取り除くことができる。
丸井:トリチウム以外の。ですね。
畠山:と、トリチウム以外!トリチウムはとりくる、取ることができない。
丸井:取り除けない。
畠山:
トリチウムって、ごめんなさい、私あまりよくわからないのですが、
ど、どういう物質で、にほん、人間の体にも悪影響を与えるんですか?
丸井:
トリチウムと申しますのは、日本語では3重水素と言いまして、
水を構成するH2Oの水素がですね、
普通は水素の中に陽子が1個で電子が1個ぐるぐる回っているんですが、
中性子が2つ付いていて、重さが3倍の水素があるんですけど、それを3重水素と言うんですが、
だから「トリチウム」なんですね。
畠山:
はい、1, モノ, mono. 2, ジ, di. 3, トリ, tri.(ギリシャ語数字)の「トリ」ですね。
※トリ(トリプル・トリオ・トリケラトプスの由来になっている)
丸井:
そうです。
で、これはですね、
スリーマイルアイランド島の事故やなんかの時に世界中に拡散したので、知られましたけれども、
ま、「白血病や何かの原因になる」というふうにも言われておりますが、
水と同じように動きますので、他の放射性物質と比べますとですね、例えば魚や体内には滞留しないと、しづらいという、
畠山:あ、蓄積しない
丸井:蓄積しづらいという、ま、そういうことも分かっております。
畠山:
ただそれを取りきることができないということは、
それを、地上に溜まっている水の中からアルプスという、
言ってみればフィルターを使って除去してもトリチウムだけは残ってしまう
丸井:そうですね、はい。
畠山:
ということはその、残ってしまった水というのはどうする?
結局溜まっているままですよね?
丸井:
現状では溜めておくしかないんですけれども、
最終的にはですね、国際基準がございますので、
その国際基準を満たした薄い状態で海洋に放出するということも考えております。
ただ、トリチウムの処分につきまして、処理につきましては、
あらゆる方法を考えるというのが命題でございまして、
例えば地下深くに注入して地下水として、
トリチウムは12年で半減期を迎えますので、比較的早く消費されますので、
畠山:いや、でも12年かかるわけですよね。
丸井:
そうですね。
ですから地下深くに入れて、遅い地下水の流れの中に入れてしまうという方法ですとか、
あるいは科学的に処理をしてですね、トリチウムの成分を取り除くということも考えております。
畠山:つまりトリチウムは、濃度がある程度高いと人間の体にも悪さをするという物質ですよね。
丸井:はい。
畠山:
それを、ま、取り除くという基準は一応あると。
でもそれを取り除くためにはやはり時間もかかる、ということですよね。
丸井:そうです、はい。
畠山:
となると、いま溜まり続けている汚染水を浄化したとしても、取り除けない部分があるとすると、
結果的に汚染水はずっと残り続けるような気がするんですけど、地上の上とか。
これはどう考えればいいんですか?
丸井:
おっしゃる通り、現状のままでは増える一方なので、
いずれにしても最終的には海洋に放出するとか、
あるいは他の方法でなんとか処理をしなければいけないということになります。
畠山:
ただ、海に流すということになると、これは環境汚染っていう部分を考えなければいけませんね。
これはどういう…考えをすればいいんですか?
丸井:
まずは世界基準がございますので、IAEAなどが作っている基準に合わせるということ。
それから、周辺の人たちのご意見を伺いながら、コミュニケーションをしっかり図ってですね、皆さんの合意を得るということ。
あるいは、この間カナダの西海岸に到達したということもございますので、
世界の皆さんにちゃんと報告をしてですね、「同意を得る」ということも必要かと思います。
畠山:
IAEAが言うその国際的な基準を満たしたとしてもですね、
いわゆる「風評」という被害が常につきまとってきます。
この部分の解決も含めると、「かなり困難だ」と私は思うんですが。
丸井:仰る通りですね、なかなか難しい問題だと思います。
畠山:んー…。
汚染水対策と廃炉
黒崎:
汚染水対策について今までお話をしてきたんですけど、
これと廃炉というのはどういうふうに関わっていくんですか?
丸井:
廃炉の全体のプランというのがございまして、
まず今は原子炉建屋とタービン建屋が壊れた状態なんですね。
で、それぞれの建屋の中に水が溜まっています。
非常に高濃度の汚染水です。
この水があると、次の廃炉の工程に進めないので、まず水を取り除くと。
これはですね、だいたい2020年ぐらい。
事故が起こってから10年ぐらいのうちに取り除きたい、というふうに考えています。
で、その水がなくなった後なんですけれども、
原子炉をですね、しっかりと水が漏れないように囲みまして、
補修した後で、原子炉の中の水を循環させて、そこに溜まっている燃料を冷やしていくという時期がきます。
これが15年とか20年というふうに言われています。
そのあと、燃料が冷えましたら、
使用済み燃料が冷えた後で、それをドリルかなんかで壊して取り出すということになります。
幸い今回、実際に地震が起こった時に動いていなかった4号機というのは燃料棒がそのままでしたので、
それはもう取り出すことに成功していますが、
1号機から3号機までは、デブリと言われる状態になっておりますので、
これからその溶け落ちて固まっちゃった燃料をですね取らなきゃいけないんです。
それが大体15年ぐらい、またかかると言われていますので、
トータルで40年から50年ぐらいかかるんじゃないかということなんです。
黒崎:と考えると、今の地下水が流入しないようにするというのは、本当に基本の基本
丸井:
そうなんです。
一番最初に、次の工事を始めるために、あってはならない地下水の侵入を防ぐ、というところでございます。
黒崎:まず、そこを解決しなければ次に進めないんですね。
丸井:はい、そうです。
畠山:二村さん、いかがですか?
二村:
そうですね、あの〜、ま、これから先もそうなんですけど、
いま、「トリチウムを薄めて海洋に放出する」ということもありましたけれど、
結局、この地元の住人、特に漁業者の方達、の理解がやっぱり必要になってくるわけですよね。
で、あの、これまでもですね、福島第一原発で、2月ですよね。
「汚染された雨水、水、汚染水ですね。これが雨水に混じって、それが流れていたんではないか」
ということも出たわけなんですけども、東京電力の方は10ヶ月間も公表・公開がされなかったという事実もありますし、
<福島第一原発>
1年近く隠蔽し対策もとらず「2号機屋上の高濃度汚染水が外洋に流れていた」と今日発覚
地元の方達の理解を得るためには、やはり情報をいかに公開していくのか。
必要な情報をいかに住民に知らせていくのか、ということが、
やっぱりこれから一番大事ではないかと思うんですけれども、
その点について、情報公開の重要性。
丸井さんはどのように考えていらっしゃいますか?
丸井:
全くおっしゃる通りだと思っています。
日本人としてですね、
海洋に万が一放出するというようなことがこれから始まりましたら、世界中の注目を浴びるわけですから、
そこの責任を果たす意味でも情報の公開ですとか、皆様方とのコミュニケーションというのが最も大事だというふうに思います。
2月の東京電力の事故のことに関して申し上げるならばですね、
実際はどの程度の濃度のものがどのくらいの時間出ていたのか?ということをしっかりお伝えして、
どのくらい危なかったのか、危なくなかったのか、ということをですね、ハッキリと伝えることが重要だと思います。
そういうことがこれからないと、何十万トンある水というのをですね、処理することはなかなか難しと思います。
二村:
それは東京電力だけではなくて、
規制委員会としても十分な対策、あるいは指示というのは必要になってくるわけですよね。
丸井:
はい。
もうここまできたらみんなの問題ですので、
規制する側だとか、推進する側だとか、という事ではなくてですね、
経済産業省も規制庁も両方一緒になって考えるべきじゃないでしょうか。
畠山:
まぁ、原子力発電所の問題っていうのはですね、これまでの歴史的な状況を見ても、なかなかこう、私たちの感覚と、その…電力会社側の部分で、この、…ズレがあるように思うんですね。
「この程度であれば」という考えがもしあるんだとすれば、これは全て情報公開してほしい。
っていうのは僕らの希望なんですよね。
丸井:はい。
畠山:
でも、でもね。
多分この原子力発電所の事故というのは、この今起きている状況がどの程度のことに左右するのか、っていうこと自体もよくわからない部分があるじゃないですか。
丸井:
はい、おっしゃる通りですね。
あのー、例えが悪いかもしれませんけれども、
例えば自分が病気になった時に、病院に行って1日寝ていれば治るのか、1週間で治るのか?という、そういうことと全く同じなので、「どのくらいの大きな問題なのか」ということをしっかりとみなさんにお伝えする。
そのコミュニケーションしっかり取るということが重要だと思っております。
畠山:
そうですね。
そこの部分から本当に初めていただかないと、私は本当に理解ができない、進まないんじゃないかなと思いました。
あの、こういう質問がきていました。
今日は凍土壁の話をしたんですけれども、
福岡県にお住いの60代の男性
「凍土壁で遮断するのではなく、いわば加熱壁みたいなのを作って蒸発 させる。
地下水を蒸発させる、そういう方法で処理はできないんですか?」
というふうにきているんですが、これはどうですか?
丸井:
はい、地下水を全て蒸発させるというのには大変な熱量が必要なので、
論理的には可能かもしれませんけれど、現実的には経済的に合わないというようなことがございます。
で、先ほどのトリチウム問題もそうですけれども、
トリチウムも加熱して蒸発させるとかいろいろな問題がございましたけど、
なかなか現状で考えられている問題、なかなか現実的にできることとできないことがありますので、
そこらへんはこれから十分に検討していきたいというふうに思っております。
畠山:
最後に一点お伺いしたいんですけれども、
凍土壁の問題も3月という予定があったけれども、少しずれ込んでしまっています。
これを、いち早く動かすためには、一番最初に解決しなければいけない問題。
これからなんですか?
丸井:
まずは山側を、試験的にでもいいですから、先行凍結させていただきたいというふうに思っています。
で、流れてくる上流を止めることによって、下流側を少しでも地下水の量を減らすということができれば、成功につながるんではないかと、いうふうに思っております。
畠山:
ただその作業については、これから、ま、議論が必要になってくるわけですね。
いつ頃?
丸井:
それは本当に、個人的には「1日も早く」と思っておりますし、
我々専門家が議論するだけではなく、どういうふうなステップでどんな日程でするということをですね、地元の方々にも理解していただいて、皆さんの合意を得た上でしっかりとやっていきたいというふうに考えています。
畠山:はい、わかりました。
黒崎:ありがとうございました。
トリチウム
放射線医学総合研究所資料集より
トリチウムに関しての研究 昭和48年〜
トリチウムによる染色体異常~ヒト培養リンパ球での実験結果~
放射線医学総合研究所資料集より
昭和48年〜昭和52年 トリチウムの植物―動物系における動向
<トリチウムの動向ー植物>
部位によるトリチウ摂取量の違い/トリチウム水蒸気の葉からの取り込み
(放射線医学総合研究所資料集書き出し)
放射線医学総合研究所資料集より
昭和48年〜昭和52年 トリチウムの植物―動物系における動向
<トリチウムの動向ー動物系>
数時間で全身にほぼ一様に拡散分布 /脂肪組織、脳、筋肉に高いトリチウム残留
(放射線医学総合研究所資料集書き出し)
放射線医学総合研究所資料集より
昭和48年〜昭和52年 海産魚の胚発生に及ぼすトリチウム水の影響
トリチウム水の魚卵発生に及ぼす影響~
「孵化稚魚の眼径は有意に小さい」放射線医学総合研究所資料集(書き出し)
放射線医学総合研究所資料集より
昭和48年〜52年 メダカ胚核酸におけるトリチウム代謝
<両棲類と哺乳類のトリチウム取り込み比較>
「トリチウム水投与後10日目では脂肪組織に最も多く、 次いで脳、睾丸、肝の順」
放射線医学総合研究(内容書き出し)
<トリチウムによる健康被害>
西尾正道氏「原発を稼働させるだけで、事故が起こらなくても健康被害となりえる」「被ばく列島」より
<トリチウム>「決定的なのは水の惑星である星をトリチウムで汚してしまえば、 全部がその影響を受けて引きずっていくことになるだろうなということです」小出裕章氏12/13(文字起こし&音声)
一部抜粋
トリチウムは崩壊してヘリウムになる→水ではなくなる
小出:
トリチウムというのは非常に弱いベータ線しか出さないのです。
アルファ線も出さない、ガンマ線も出さない。
ベータ線しか出さないけれども、そのベータ線のエネルギーも、
一番高いベータ線でも18.6キロエレクトロンボルトという、そういうベータ線なんですけれども、
セシウムとかストロンチウムは何百キロエレクトロンボルト、
あるいは何ミリオンと言うような何ミリオンエレクトロンボルトというようなベータ線を出します。
それに比べればトリチウムのベータ線はものすごくエネルギーが低いので、
「影響はそれなりに低い」と言われているのですが、
ただ、この地球という星は水の惑星というように、水が全ての命を支えている星なわけで、
その水そのものが放射能になってしまうわけですから、
影響は多分、いわゆる放射線というものの影響だけではなくて、
体の中に例えばトリチウムが入ってきてそれが崩壊していくと
今度は、ヘリウムという原子核に変わってしまうんですけど、
もともと水だったものが、要するに水で無くなってしまったりするわけです。
トリチウム関係ブログまとめ
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(1)「通常技術(電気電子、化学、機械金属・・・)」は所詮、物質単位(原子)の「一番外側の電子」の操作。
(2)物質単位(原子)の「内部の核」を不安定にし放射性になれば「通常技術」で止めることは【絶対】不可能。
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★放射能を除去するという発明の話はすべてウソですのでご注意ください!特にプラズマやバクテリアの与太話
(ウソ1)プラズマ=>外側の電子が遊離した状態=>通常の技術の範囲内=>核を変化させることはできない=>放射能を通常技術で消すことは絶対不可能
(ウソ2)バクテリア=>生物は化学反応を利用しているだけ=>放射能を通常技術で消すことは絶対不可能=>放射性物質を食べたバクテリアそのものが放射性物質となり、まったく処理問題の解決にならない
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★原発事故で ①放射能が循環、②森林の高濃度汚染続き、③水田の再生も不可能、東大で報告会(4/25 NNN)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/652.html
http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-5161.html
Sunday, April 26, 2015
東京電力・福島第一原発事故で生じた放射性物質が、森林や農業に与える影響についての研究報告会が、25日、東京大学で行われた。
(1)25日の報告会では、原発事故で飛び散った放射性セシウムが福島県の森林の葉などに付着し、それが地面に落ちて土と混ざり、さらにそれを樹木が根から吸収して体内に取り込む循環が起きていることや、(2)きのこの原木となる「コナラ」などの広葉樹では、今も指標値を超える濃度の放射能が検出されており、林業再開の大きな障害になっていることについて研究者が発表を行った。(3)また、全村避難が今も続く福島県飯舘村では、除染で水田の表土が厚さ10~15センチほどの表土がはぎ取られ、そこに砂がかぶされているため、仮に村に戻れたとしても、水田の再生が難しくなっているという。
報告会には約200人が参加し、主催した東京大学は今後もこうした報告会を定期的に開き、被災地の支援につなげたいとしている。
http://www.news24.jp/articles/2015/04/26/07273795.html
原発事故で【放射能が循環、森林の高濃度汚染続き、水田の再生も不可能】、東大で報告会(4/25 NNN)