2015年4月13日(月)19時
樫田秀樹氏 岩上安身単独インタビュー
1:45〜
岩上:
マスコミ最大のJRタブー
「マスコミ最大のタブー、リニア新幹線」ということなんですね。
全く取り上げられませんね、リニアっていうのは!
正面から検討する、あるいは検証する。
技術的にも財政的にも、それから安全面も検証するような検証するような番組が、
NHKはじめ民放できちんと報じられたり作られたのを見たことがない。
あるいは大新聞がそうした記事を書いたか?見たことない。
そんな状態の中、樫田さんのようなごく少数のジャーナリストが奮闘されているんですけれども、
この樫田さんのご本(「“悪夢の超特急”リニア中央新幹線」樫田秀樹)。
なんと!ある出版社で
原稿を書いて出来上がって、印刷も上がって、製本も上がって、書店に並ぶという直前で、「待った」がかかり、
3000部ですか、全部裁断されてしまった、と!
これはもう圧力としか言いようがないんですけど。
この後に「別の出版社を探して出した」という、
「ものすごい難産の果ての発刊」というふうにお聞きしています。
これ、のっけからなんですけれどもどういうことなんですか?
ちょっとお話いただけたらと思います。
樫田:
まず、この本のベースになったのは、ある月刊誌の連載でした。
その連載をまとめて、なおかつ追加取材かなんかも行って一冊にまとめたものです。
そして、去年3月ですか、印刷も終わって「来週にはもう書店に並ぶぞ」といったときに、
その出版社の上部団体である某大学から「待った」がかかったんですね。
某大学曰く、
「我が大学の研究者および卒業生にも鉄道関係の研究をする人間もいる」と。
「就職する人間もいる」と。
「ついては、この本の中身が我が大学の意図と同じものと思われるのは困る」という説明だったんですね。
岩上:
でもそれは連載時にわかっているわけじゃないですか。
それからさらに連載して「単行本にしましょうね」という企画会議を通している時点でその内容はわかっているわけじゃないですか。
樫田:おそらく連載時には読んでいなかったと思いますね。
岩上:
それにしても本にしようという段階では気づいているわけで、
「この内容は、我々はどうなんだと思う」とかね、それは、ま、ないとは言えないと思いますけど、
でもいずれにしても、内容そのものに問題があるのではなく、
「自分たちの組織が鉄道会社からいろいろ睨まれたら困る」と言っているということは、
「その鉄道会社から圧力がかかった」と言っている。
それを自ら吐露したに等しいんじゃないかと思うんですけど。
樫田:ん、ま、
岩上:
言い換えると、
そこの組織が文句を言うというよりも、「圧力をかけた鉄道会社が問題だ」と言わざるを得ないわけで、
樫田:
ま、断言はできませんけどね。
ただ本当に、「この本の意図が大学の意図と同じと思われると困る」という理由だけなのかな?
と考えた時には、どうしても腑に落ちないものがあります。
考えれば考えるほど「何かがあったのかな?」と、私には推測するしかありませんが。
岩上:
その時には、しかし、契約をしているも同然な訳で、
「ひどいじゃないか」ということで争う、ということはなかったんですか?
樫田:
出版社の編集部の人たちが非常に真摯で「これは絶対に出すんだ」という思いで動いていたんですよ、僕と同じぐらいに。
ですからそこで喧嘩してしまったらですね、編集部の方たちが巻き込まれちゃうのでそれは避けたいな、ということで。
とにかく新しい出版社を俺たちも探すよ、ということで、
その編集部の方たちと私と一緒に探したと。
岩上:そうですか。その人たちは本当に出したかったんでしょうね。
樫田:それはもちろんそうです、本当にそうです。
岩上:
圧力をかけたのか、かかったのかわからないんですけど、
かかったんだとしたら、かけたのは誰だ!?
その謎も、皆さん頭の隅で考えながら、これからお話を伺っていきたいと思います。
もう沢山のリニア新幹線の謎というか疑問がある。
なんとなくうっすらね、僕らみたいな人間でも、リニアの問題を専門的に追いかけているわけではないんだけども、「あれとそれとそれとこれがあるよな」と思っていたんです。
ところが樫田さんのご本を読ませていただいて、これは10いくつあるんだと。
並べて列挙したら16〜7になるんですね。
「こんなにあるんだ!」とビックリしました。
これはテレビでは絶対に見れませんし、新聞でも報じられることはありませんので、
「どうしてなんだ?」と一緒にお考えいただきながらお聞きいただけたらなと思います。
すごいですね、これ。

「夢があって地域が活性化されると思っているあなた
覚悟はできていますか?」
これは帯文から取らせていただいたんですけど、
新幹線の3倍以上かかる電力を原発再稼働でつくる?
南アルプスの天然水を枯らし、稜線に残土を積み上げる?
1日に1700台ものダンプカーを町中に走らせる?
日本最大のウラン鉱床地帯にトンネルを開ける?
48ヶ所のトンネル非常口・施設の建設のために立ち退く?
その他その他その他…まだまだ実は問題があるんですけれども、
ここからまいりたいと思います。
まずそもそもリニア中央新幹線とは何か?ということなんですね。

わかっているようでわかっていない人もいるでしょうから、一応基本的なおさらいなんですけど、
JR東海がやる。
樫田:そうなんです。
岩上:
これ国がやると思っている人が多いわけですよね。
JR東海という、1企業がやるんですね。
東京〜品川〜と、大阪まで行くと思っている人が結構いるかもしれませんが、
名古屋までです。
それで2027年の先行開業。
2027年ですよ。
だからそのあと大阪に行くとしても随分先になると。
リニア通過を予定されているのは、東京、神奈川、山梨、静岡、長野、岐阜、愛知の7都県。
最高時速505キロで品川ー名古屋を40分で結ぶ予定。
はぁ、そんなに急いで!
全長286キロのうち、トンネルが86%を占める。
トンネルが86%。
総事業費が9兆円、「現段階で」という話ですね。
これも細かいことはあとでお聞きしますけど。
(写真)
時速505kmで実験走行するリニア中央新幹線車両Lゼロっていうんですか、
この写真はどこで撮ったんですか?
樫田:
これは、山梨県にリニアの実験線があります。
都留市と大月市に最初にできました。
今は延長されて約3kmの区間が実験線なんですけど、リニア実験センターというのがあります。
そこに行けば見れます。全く同じアングルで見れます。
岩上:
この実験線や、一つ一つの過程で「新しくこれだけスピードが出ました」とか、
そういう華々しい場面場面では報道陣に公開され、
また、報道もその時には単発的に出るんですよね。
そして試乗したマスコミの記者たちが、「すごい!速い!」って驚いて、子供みたいに。
子供向けの報道みたいなものが出て、あとはその全体の計画を問うことはない。
というようなことが続いているんですよね。
樫田:そうですね、はい。
岩上:
過去に、リニアについてきちんと問題点を取り上げたメディアとか、報道っていうのは、
マスのメディアで。
こうした樫田さんのようにインデペンデントでおやりになっている方は別としても、
マスの報道ってありました?
樫田:
古くは1990年代に、実験線をやっている時に山梨放送ですか、多分日テレ系だと思うんですけど、そこは結構真面目に取り組んでいましたね。
あるひとりのディレクターが非常に熱心にこの問題に取り組んでいまして、
ただ、それは90年代です。
最近で言えば、
岩上:
これをJR東海がやると言い出したのは最近の話なんですよね?
90年代の話じゃない。
樫田:
そうですね。
旧国鉄が50年以上前に研究を始めて、
岩上:
研究ですよね。
事業化ということで打ち出したのは最近ですよね。
樫田:
そうです、そうです。
2007年ですね。
JR東海が「自費でやる」と言い出したのは2007年ですね。
岩上:
これの、だから直近の問題なんですよね、話は。
この「夢の超特急」という話は僕も子供の頃から聞いていました。
で、なんとなく「へぇ〜〜」って言って、ま、
そんなのができるんじゃ速くなるね、程度で終わらしてきたんですけど、
いよいよ事業化となれば色々と、予算のこととか安全面とかを考えなければいけない。
その段階になってまともな報道、つまりこの数年の間に報道はあったんですか?
なんかテレ朝でごく一部あった、
樫田:
そうですね、テレビ朝日のサンデースクランブルという番組で、
水枯れの問題ですとか、それは10分、15分ぐらい。
それでもね、結構頑張った方だと思うんです。
ーーー
2015年4月13日
樫田秀樹氏 岩上安身単独インタビューの文字起こしブログ
<リニア新幹線>
「もしトンネル内で止まったら?」「その場合はお客様同士で助け合っていただきます」
〜河川の水枯れ〜4/13樫田秀樹氏 岩上安身単独インタビュー(文字起こし)
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【内容情報】
総事業費9兆円。この史上最大の鉄道事業は、その問題点をほとんど報道されることなく着工目前まで来た。東京・名古屋間の286キロのうち86%の246キロがトンネルになることで発生する水枯れの可能性、処分方法の決まらない膨大な建設残土、掘り当てるかもしれないウラン鉱床、1日に1700台ものダンプカーが12年も走る村、10年以上も続く騒音と振動と土ぼこり、喘息、生活と交通阻害、生態系の劣悪化、立ち退き等々。今からでも遅くはない。JR東海は関係者、特に住民を軽視せず、徹底議論を図るべきだ。
<報道自主規制か圧力か>メディアが報じない”リニア新幹線の危険性”
某月刊誌での連載を基に構成、すでに3千部を印刷し、さぁ翌週には書店に並ぶぞというタイミングで、その出版社の上部組織である某大学から「待った」がかかったのだ。
大学曰く、「本校において、研究者や卒業生で鉄道関連の事業に携わる者もいる。(リニアを批判する)この本の内容が大学の意図と思われるのは困る」。
そして出版停止。3千部刷られた本は日の目を見ることなく断裁されてしまった。
せめて、校正段階での出版停止ならわかるが、印刷後の出版停止はどんなベテランジャーナリストに尋ねても「極めて異例」との反応だった。本当に大学側の言い分だけが理由のすべてなのか…あるいはなんらかの圧力があったのか、未だ真相はわからない。
ー略ー
NHKの会長人事が安倍首相やそのブレーンである葛西敬之・JR東海名誉会長に握られていることを把握している。首相の経済ブレーンである財界人の集まりが「四季の会」で、その幹事役を務めるのが葛西名誉会長なのだ。
リニアという超巨大事業は、公共放送にもまるで問題点を報じられることなく、不都合な真実を検証すらされず着々と推進されている。
「リニア新幹線狂気の計画」 文字起こしブログ
動画はこちらにあります↓
<リニア新幹線狂気の計画ー1ー>
「間違いなくこれは浜岡と抱き合わせの計画だ。
これはもう間違いなくね、このままいくと我々はもう殺されますよ」広瀬隆氏(文字起こし)
<リニア新幹線狂気の計画ー2ー>
「97%反対止めます。っていうのが普通でしょ?どんどん決定していくんですよ」
広瀬隆氏(文字起こし)
<リニア新幹線狂気の計画ー3ー>
「一部の利権者が動き出して、これは遊びなんです。最後に失敗するんですから」
広瀬隆氏(文字起こし)
<リニア新幹線狂気の計画ー4ー> リニアの電磁波問題
「これはきちんと理解したらみんな乗りませんよ、怖くって」
広瀬隆氏(文字起こし)
<リニア新幹線狂気の計画ー5ー> 電磁波を浴びる利用者の利便性
「日本人の誰も、高い金を払って時速500キロで景色も見えない鉄道が宙に浮いたまま、
目が回るような高速度で目的地に到着したいとは思っていない」 広瀬隆氏(文字起こし)
<リニア新幹線狂気の計画ー6完ー> 「運転手がいないんですって」
リニアは乗客の命を考えない、とてつもなく危険な鉄道である 広瀬隆氏(文字起こし)
広瀬隆さん長野県富士見町2011年9月20日講演(内容書き出し)
<狂気>リニア中央新幹線試乗会
「ただすぐにトンネルに入ってしまいました」9/22 TOKYO MX(文字起こし)
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運行するのですが、相当量の電力を必要としています。確かな数字は覚えていないのですが、たしか数万キロワットの電力を使うとの説明がありました。(2012年5月に甲府で行こなわれたシンポで推進側のシンポジストが発言していた。当時は福島原発事故後でまだ原発再稼動できない時期で、電力不足を懸念されていた時期でした)。電力は新潟からの送電線を使って供給される予定らしい。そてで新潟の原発の再稼動を政府と東電が強く要望しているのでわないかと思っています。