1号機建屋カバー解体 5月15日にも本格的な解体作業始める方針
福島15/04/30 FNNLocal
福島第1原発1号機のがれき撤去にともなう建屋カバーの解体について、東京電力は、5月15日にも、飛散防止剤の散布などを始める方針となっている。
1号機の建屋カバーの解体をめぐっては、2014年10月、試験的に屋根パネルを取り外し、内部の状況などを確認していた。
東京電力は、本格的な解体作業を5月15日にも始める方針で、大型クレーンの準備が整い次第、飛散防止剤の散布を始める計画となっている。
地元の市町村などには、すでに説明していて、30日午後、くわしいスケジュールを発表するという。
東京電力廃炉プロジェクト
1号機原子炉建屋カバー解体作業
お知らせ
・建屋カバー解体工事については、本年3月16日より準備工事を実施しておりますが、5月15日より屋根パネル貫通による飛散防止剤散布を開始する予定です。建屋カバー解体工事にあたっては、飛散抑制対策を着実に実施するとともに、安全第一に作業を進めてまいります。
1号機建屋カバー解体作業の概要
福島第一原子力発電所1号機は、放射性物質の飛散抑制を目的として、建屋カバーを2011年10月に設置しました。しかし、原子炉建屋最上部のオペレーティングフロアには、現在もガレキが散乱している状態です。燃料プールの中にある燃料を速やかに取り出し、発電所全体のリスクを低減させていくためには、原子炉建屋上部に堆積しているガレキを撤去する必要があることから、原子炉建屋カバーの解体を行います。
また、建屋カバーの解体にあたっては、十分な飛散抑制対策と、放射性物質濃度の監視を行いながら、着実に進めてまいります。

動画

飛散防止剤散布のデモンストレーション
飛散防止剤散布の効果についての動画を見て、なんとなく私は??
動画の中では砂を薄く敷いた上から飛散防止剤を撒いています。

飛散防止剤はアクリル系の合成樹脂エマルジョン(乳液)で、
分かりやすく言うと水性塗料
飛散防止剤と言われる水性塗料を、薄く広げて敷いた砂の上に撒いて、乾かしている。
そして扇風機で風を起こす。
「飛ばない」という。
隣に置いてある砂は全部飛んでった。
実際に建物を壊したりする時を想像してみる。
厚さのあるコンクリートなどは、中心にまでこの水性塗料は染み込むだろうか?
そうは思えない。
瓦礫をガシッと掴んで割れて壊れば、風が吹けば塵は飛んでいくのではないか。
様々な形の瓦礫が重なり合っているとすれば、
上から水性塗料を流し込んだとして、すべての部分に水性塗料がコーティングされるとも考えにくい。
たとえ、全てに水性塗料がかけられていたとしても、
何もない砂よりは飛びにくくなるかもしれないけど、ペンキが塗られているものだって、飛びますよね?
ガシッと掴んで持ち上げた時に、水性塗料が塗られている部分も、塗られていない部分も、
風に吹かれて飛んでいく様子が容易に想像できる。
この飛散防止剤のデモンストレーションはとても不思議な動画です。
↓こちらは文字起こし
使用済燃料取り出しに向けたガレキ撤去工事における放射性物質の飛散抑制対策
福島原子力発電所では、原子炉建屋内にある燃料を取り出し、発電所全体のリスクの低減を図り、周辺地域の安全性を高めていく必要があります。
1号機、3号機は平成23年3月の水素爆発により建屋の上に瓦礫が散乱しているため、まず瓦礫を撤去する必要があります。
平成25年8月、3号機の瓦礫撤去工事において、放射性物質が付着したチリやホコリが舞い上がり、空気中の放射性物質の濃度が一時的に上昇しました。
当社が敷地内に設置している計測器から評価を行ったところ、
放射性物質は2時間程度の間に、北西方向に1300億ベクレルから2600億ベクレル飛散した可能性があり、
当時、敷地境界でわずかに放射線量の上昇が見られました。
0.00002ミリシーベルト上昇(0.02マイクロシーベルト)
[※独り言:1300億〜2600億ベクレルもの放射性物質が飛散して0.02マイクロシーベルトしか上昇しないんだ!!0.02マイクロシーベルトぐらいの上昇幅は年中あるんだけど、そのくらい飛んでいることなのか?と驚いた。]
その値は2時間の積算値で合計0.02マイクロシーベルトで、自然界から1年間に受ける量の10万分の1程度の量であり、人体に影響を与えるレベルではないと考えております。
[※2時間と1年間という全く次元の異なる積算量で比べている不思議
ちなみに1年間365日で8760時間。2時間でということなので4380時間で計算すると、
0.00002ミリシーベルト×4380時間=0.0876ミリシーベルト
2.4ミリシーベルト(1年間)÷0.0876ミリシーベルト=27倍
っていうか・・・自然界から受ける放射線量が年間2.4ミリシーベルト!!!]
しかしながら当社はこのことを重く受け止め、二度と同様の飛散を起こさないよう、
飛散防止剤をまく頻度や範囲、濃度を見直し、飛散を抑える対策を強化しました。
1号機では、放射性物質の飛散を抑えるため、平成23年10月に原子炉建屋全体を覆うカバーを設置しましたが、1号機での燃料取り出しに向け、瓦礫を撤去するため、建屋カバーを解体することとしています。
建屋カバー解体では瓦礫を動かすことはありませんが、3号機の反省を踏まえ、放射性物質の飛散を抑える対策や、空気中の放射性物質を監視する体制を強化しています。
建屋カバーの解体では、まず屋根に穴を開け(48箇所)、瓦礫の上とパネルの内面に飛散防止剤を十分にまきます。
放射性物質を固着させてからパネルを取り外します。
屋根パネルを2枚取り外した後、一定期間空気中の放射性濃度の推移を確認し、オペレーティングフロアーの瓦礫状況や放射性物質濃度の調査などを行います。
取り外した屋根パネルは12月初旬(2014年)までに一旦屋根に戻します。
ー今回の作業はここからー
平成27年3月以降、飛散防止剤を巻き、再び屋根パネルを取り外します。
壁パネルと取り外す前には水設備を設置するとともに、散乱している砂や埃を吸引します。
次に壁パネルに穴を開け、側面から壁パネルの内面や瓦礫の下にも十分に飛散防止剤を撒いた上で壁パネルを取り外します。
次に建屋カバーの柱と梁を取り外していきます。
最後に暴風シートを取り付けた梁を設置します。
建屋カバーの解体後、平成28年度から瓦礫撤去作業を行う計画です。
1号機の瓦礫撤去作業は3号機よりもこまめに飛散防止剤を散布します。
作業中は吸引や水撒きを行いながら瓦礫撤去を進めます。
放射性物質が舞い上がった場合には、外側から散水するなど、建屋内への放射性物質の飛散を抑える対策を何重にも実施し、万全を期した上で慎重に作業を進めます。
発電所では、構内で働く作業員の安全を確保するために空気中の放射性物質濃度と放射線量の測定装置を設置しています。さらに測定装置を追加して、放射性物質濃度を継続的に測定し、発電所周辺に影響がないことを確認していきます。
測定結果や工事の状況は当社ホームページでお知らせし、
万が一トラブルなどが発生した場合には、作業員への周知、および自治体に速やかに連絡するとともに、
皆様にわかりやすく情報公開を行っていきます。
当社は、放射性物質の飛散抑制と、作業員の安全を第一として、燃料取り出しに向けて、一歩一歩着実に作業を進めてまいります。
ーーー
強化した結果
取り出さなければならないので、カバーの撤去はしなければならないけれど、
いかにも、安全です。対策はバッチリです。というこの手口にはうんざりです。
1号機はロボットも帰ってこないんだよ
作業員の被曝
近所の住民は飛んでくると思っていた方がいい。
対策として、水性ペンキを撒くとか、水を撒くとかしかできない。これが今の技術の限界
しかし、プールの燃料は取り出さなければならないので、東京電力にはしっかりと頑張って欲しい。
プールがひっくり返ることを考えれば、瓦礫撤去で放射能の埃が飛び散ることぐらい小さなことなのかもしれない。
個人レベルで注意するしか方法はないのでしょうね。
ーーーー
2014年
<福島第一>1号機天井破損で作業中断〜住民の不安〜作業再開
<1号機建屋カバー撤去作業開始>「10月22日に、屋根パネルに穴を開け、飛散防止剤を散布する」
<放射性物質拡散注意>
お盆明けから1号機建屋カバー解体!「もし重機で行った場合は?」「飛びますね」
FNN8/15内容書き出し
<福島第1原発>がれき撤去作業で放射性物質を撒き散らす!
がれき撤去作業でコメが汚
↓こちらは文字起こし染か 南相馬市でセシウム付着の稲穂
福島第一原発4号機あたりでガシガシ埃を舞い散らして壊しているTBSの福一カメラの映像6/26東電会見6/27追記
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栃木県南部在住ですが、娘の幼稚園を休ませるか検討しています。
どうして毎日、毎時、空間線量を確認し過ごさなければならなくなったのでしょうか…
草花や砂や土に触れさせないように娘に言い聞かせなければならなくなったのはなぜでしょうか…
目に見えないから大丈夫?
気にしない?
そんな呑気な事なんて言ってられないでしょう…
里帰り中に気が付いた事が。
地植えの白い可憐な花が、一本の太い茎から何輪も花を咲かせていました。
淡い記憶では、1本の茎から1輪の花を咲かせていたと思います。
どうやって生きていけばいいのでしょうね…(´-ω-`)