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チェルノブイリ原発事故から29年、次世代の子に影響か 5/4News23(文字起こし)


チェルノブイリ=フクシマ


チェルノブイリ原発事故から29年、次世代の子に影響か

TBS News-i 2015/05/04
人類史上最悪とされるチェルノブイリ原発事故から29年が経過しました。原発の廃炉作­業はいまだ目処が立っていません。当時被ばくした子どもたちが親になり、その子どもた­ちの健康にも影響が出ているという指摘もあります。


”最悪の原発事故”チェルノブイリ
核燃料除去「まだ技術ない」


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草に覆われた建物はかつて学校だった。

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床一面にあるのは子供たちが使った防護マスク。
この学校の数キロ先であの事故は起きた。

29年前、原子炉が緊急停止の実験中に制御不能になったチェルノブイリ原発。
屋根が大きく崩れているのが、爆発した4号機だ。

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内部には炉心から溶け出した象の足と呼ばれる核燃料などが、未だ手付かずのままだ。

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廃炉に向け、多くの人が作業を行っている原発の内部

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この廊下の向こうに4号機がある

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豊島歩
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ここはですね、えー、事故で爆発したチェルノブイリの4号機の建物の内部です。

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手元の線量計を見ますと、毎時7マイクロシーベルトと高い線量を示しています。

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4号機には合わせて19万トンもの高レベルの廃棄物がある。
その処理の鍵となるのが巨大シェルターだ。


豊島:
これを200mスライドしまして、あちらの事故を起こした4号機をすっぽりと覆ってしまうというプロジェクトです。

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だが、原発の様々な計画は、これまで延期を繰り返してきた。
例えばシェルターは当初2015年に完成予定だったが、今は2017年末を見込んでいる。
さらにシェルター完成後、4号機の核燃料を取り出し処理する作業については…、

国際協力情報局 スダロボイトフ・イーゴリさん
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核燃料除去は遠い将来の話です。
今はまだ技術がないのです。

4号機を覆うコンクリートの石棺は老朽化しており、放射性物質拡散の危険性が懸念されている。

今、事故は次世代の子供に影響を与えているという。
これは、ウクライナ政府が出した報告書だ。
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それによれば事故当時被曝した子供が親になり、
そこから生まれた子供に慢性疾患を持つ子供が増加しているというのだ。


16歳の少女「免疫が弱い」
チェルノブイリ 次世代の子に影響か


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チェルノブイリ原発から70km程離れた地区に我々は向かった。

(ナロジチ公立学校「ギムナジウム」)
町の学校に行くと子供達の元気な声が響いていたのだが、
授業を受けた平均16歳の生徒に聞いてみると…、

取材班:健康に不安がある人は?

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免疫が弱い

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時々気を失う

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心臓が悪い

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学校の医師によれば、生徒407人のうち、完全に健康な子供はいないという。


学校担当医師 シーラ・バレンチなさん
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気を失う子も珍しくない。
10人中8人は体に問題があります。


ここで出会ったマーシャ(16)さん
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水頭症、胃炎と診断されたほか、免疫が弱いという。

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マーシャさん:
1年に7回もインフルエンザにかかってしまう。
幼い頃から風邪引きで体が弱いんです。


一体なぜ、こんなことが起きているのか?

原発事故の後、ウクライナは汚染された度合いで地域を4つのゾーンに分けた。
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実はマーシャさんが暮らしているのは第2ゾーン。
年間5ミリシーベルト以上の放射線に汚染され、一時期強制移住が行われた地域だ。

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町は経済状態が悪いため、自家菜園の野菜や野原で採ったキノコを食べている人が多い。
しかし、これが問題だという。
「安全基準の10倍あります」

町の放射線量は事故当初よりは減ったものの、未だに汚染された食物が検出されるのだ。

ナロジチ地区食料検査担当者 ボリシュク・ローザさん
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この地区で栽培された食物が健康に悪い影響を与えるのです。


では、マーシャさんの家はどうなのか?
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うかがってみると、飼っている牛や鶏からとったバターや卵を食べているそうだが、
検査の結果、放射線量は問題ないという。

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食物でないとすると、マーシャさんの健康が悪いのはなぜか?お母さんに聞くと、

マーシャさんの母親
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マーシャを産む前、何度も流産しました。

事故当時17歳だったお母さんはこの町で被曝し、
免疫の低下、肝機能障害、リウマチなど、様々な診断を受けていた。


現在、医師として働くお母さんは、病気がちな娘をこうみている。

マーシャさんの母親:
遺伝ももちろんあると思うし、環境が悪い地域にいますし…、

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多くの研究機関などは、被曝の遺伝的影響について「認められない」「証拠がない」としており、
ウクライナでもまだ研究中だ。

ナロジチ地区の子供を診てきた医師は、親の被曝と子供の健康の関係には複合的原因があるとした上で、こう見解を述べた。

ウクライナ国立医学アカデミー ナロジチ地区小児科担当
ステパノバ・エプゲニア医学博士
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両親に被曝量が高ければ高いほど、子供の健康状態が悪いと言えます。


今後もこの地域に住むのか?
家の経済事情もあるが、この町は自分たちの故郷だから離れるつもりはない、という。

マーシャさん(16)
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女性だから元気な子供を産めることを願っています。


汚染された地で生きようとする人々。
この町には9600人が住んでいる。

12歳の少年「甲状腺に異常」
チェルノブイリ次世代の子に影響か


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首都キエフの病院で会ったチムールくん、12さい。

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左の甲状腺が右よりも倍ぐらい小さいのがはっきり見えます。

内分泌担当 プリシェンコ・エカチェリーナ医師
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甲状腺機能低下症とみています。

病気の原因は何か?
チムールくんはこんな言葉を口にした。

チムールくん(12)
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僕は原発の爆発によって病気になったと思う。

チムールくんはキエフで生まれ育った。
事故とは関係ないはずなのだが。
おじいさんとおばあさんが取材に応じてくれた。

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原発で働いていたおじいさんは、爆発事故後おばあさんと処理作業にあたり高い放射線に被曝。

チムールくんの祖母
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甲状腺癌を手術で摘出しました。


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当時子供だったチムールくんのお父さんも被曝したという。
(当時家族が住んでいた「原発城下町」プリピャチ)
高い放射線を受けたお父さんは、筋肉が思い通りに動かなくなり、
被曝が原因でジストニアと診断された。

チムールくんの健康はお父さんの影響があるのか?

内分泌担当 プリシェンコ・エカチェリーナ医師
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お父さんが被曝した影響もあるかもしれませんが研究中です。

はっきりしたことがわからず、おばあさんも不安でいる。
おじいさんは、チムールくんが今後も安心して暮らせるよう部屋を作った。

チムールくんの祖父
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孫には健康でいてこの世界で自分の生きる道を見つけて欲しい。


事故に見舞われた人々の苦労は終わっていない。
チェルノブイリ29年目の春のことだ。


ーーー

”因果関係”引き続き調査を

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膳場貴子:
うーん、まず原発事故そのものですけれども、
福島第一原発では、メルトダウンした核燃料がどんな状態にあるのか、未だにわかっていませんけれども、
チェルノブイリでは29年が経ってもまだ核燃料の撤去の目処すらたっていない。

本当にショックですよね。

岸井成格:
本当にショックですね。
しかも先行きすら「見えない」と言っているわけですから。
石棺も老朽化しているということですから、もうなんか、
福島第一原発の先行きをね、暗示しているようで、
ちょっと重い気持ちになりますよね。

膳場貴子:
はい、そしてとにかく懸念されている「住民の健康被害」ですけれども、
チェルノブイリの事故を受けて、初めて子供の甲状腺癌というのが確認されているんですね。
で、それ以外の疾患については、国連の調査では「因果関係が明らかになっていない」んですよね。

岸井成格:
そうですね。
ただ実際に現場でみてると、ああやって不安を訴える人がたくさんいるわけですよね。
だからウクライナ政府や国際機関には、引き続きしっかりと調査を続けて欲しいなと思います。




ーーー

チェルノブイリは1基のみ爆発
東京電力福島第一原子力発電所は3基メルトダウン、合計4基

チェルノブイリ<フクシマ

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関係ブログ
『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』崎山比早子氏・星川淳氏5/18(内容書き出し)

<講演部分>アレクセイ・ヤブロコフ博士5/18(内容書き出し)

<ウクライナ報告>
「5から10ベクレルの食品で被害が出ているという事を確認しました」小若順一氏11/2(内容書き出し)


チェルノブイリ事故後、病理解剖で内部被ばくを研究したバンダジェフスキー氏の調査結果

NHK2012/9/23放送
チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告「ウクライナは訴える」(動画・内容全て書き出し)

東北限定版ウクライナの現状と日本の矛盾に鋭く切り込むNHK番組
東北Z「災害から未来へ 」チェルノブイリ~低線量汚染地帯からの報告(内容書き出し)

NHK 2011/12/28
「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」12月28日NHK(動画・内容書き出し)

NHK 2011/8/6放送
内部被曝に迫る ~チェルノブイリからの報告~(内容全部書き出し)

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~
書き起こし→Peace Philosophy Centre

チェルノブイリ原発事故から23年後BBC

「チェルノブイリ事故後2010年になっても増え続けている子どもの疾病」ベラルーシの小児科医(動画・通訳書き出し)

原発事故25年目の現実 「心臓障害」・・・医師の告発(動画・内容書き出し)

「関節や心臓が痛い」26年後のチェルノブイリ報告 健康被害、3世代に10/1

<ベラルーシ報告 後半>「その時手術台に乗ったのは、原発事故6年後に生まれた21歳のブレスト州の方でした」川根眞也先生3/26【ペイフォワード環境情報教室】


ーーー

「年間5ミリシーベルト以上の地域は強制避難地域なんだ!除染なんかできないんだ!」そもそも総研8/29(動画・内容書き出し)


ーー

<東電が支援>
放射能は心配ないと専門家が爆弾発言連発!女性自身より〜金に魂を売った人間と命を重んじる人々


赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演

「魚に蓄積するなんて全く心配ない! ワカメ海草魚魚介類全く心配ありません!」稲恭宏氏(途中まで内容書き出し)







汚染地域へ帰還させる日本の政策
<それでも安全です>楢葉町木戸ダムの底にはセシウムが1万5000ベクレル/kg

<帰還?>年間1ミリシーベルトに揺れる楢葉町 (内容書き出し)

<帰還住民の被ばく量>住民の帰還開始後に公表

<禁断のラジオ:後半>田村市都路地区避難指示解除「なんかさぁ、人柱にされてる気がするんだよね、住民の人が」井筒とマツコ3/13(文字起こし)

伊達市の特定避難勧奨地点 避難区域解除問題について6/21伊達市住民の声(文字起こし)

<双葉町>「 4%だけが警戒区域解除されても何の意味もないのではないか」5/28報道ステーション(内容書き出し)






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