<リンパ節リンパ管の疾患>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)事故の影響が濃い




リンパ節、リンパ管の疾患診療実績
(含まれる病気)リンパ節炎, 慢性リンパ節炎

平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
http://www.senmon-i.com/dpc/070520.html
平成25年度(2013年度)
http://caloo.jp/dpc/code/070520

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。



※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※診療件数10件未満は数字に含まれていません。

(クリックすると大きく見ることができます↓)
「リンパ節、リンパ管の疾患」診療実績

東京都の数値が大きすぎて、他の県がよくわからないので、
東京都を抜いたグラフを作りました(クリックすると大きく見ることができます↓)
リンパ節、リンパ管の疾患診療実績東京以外


リンパ節、リンパ管の疾患データ

2010年 2011年 2012年 2013年  原発事故前から(2010年と2013年)
茨城県 0 → 13 → 22 → 31 →およそ30倍
宮城県 13 → 30 → 20 → 45 →およそ3倍
群馬県 24 → 32 → 49 → 49 →ほぼ2倍
埼玉県 46 → 74 → 118 → 191 →4倍強
山形県 12 → 32 → 39 → 40 →3倍ちょっと
新潟県 10 → 0 → 32 → 37 →3.7倍
神奈川県 98 → 174 → 172 → 219 →2倍強
静岡県 10 → 28 → 62 → 87 →8.7倍
千葉県 36 → 45 → 79 → 144 →ちょうど4倍
東京都 210 → 377 → 475 → 497 →2.4倍
栃木県 40 → 81 → 74 → 73 →2倍弱
福島県 11 → 62 → 64 → 70 →6倍強
北海道 11 → 114 → 188 → 150 →殆ど14倍

全国  1355  → 2512 → 2956 → 3285 →2.42倍


数字を集計してみて驚きました。
原発事故が起こった2011年から新潟県を除いて大きく増えています。
(新潟県は2012年から3倍に)



福島第一原子力発電所からの放射能汚染が少なかったんじゃないかな?と思われる地域はどうか。

まずは、西日本の大都市
リンパ節、リンパ管の疾患西日本

2010年 2011年 2012年 2013年 原発事故前から(2010年と2013年)
愛知県 104 → 213 → 212 → 272 →2.7倍
大阪府 96 → 167 → 170 → 222 →2倍強
福岡県 94 → 173 → 123 → 76 →減っている(事故翌年に2倍弱)
沖縄県 50 → 49 → 73 → 42 →減っている(殆ど変わらず)

大都市なので、東京、神奈川などと比べてみると、
東京2.4倍、神奈川2倍強なので、愛知、大阪と同じくらい。

では、普通に地方の県ではどうか?
リンパ節、リンパ管の疾患西日本2

2010年 2011年 2012年 2013年 原発事故前から(2010年と2013年)
和歌山県  12 → 18 → 11 → 15 → 変わらず
鳥取県 24 → 12 → 33 → 12 → 半分に減った
石川県 44 → 48 → 55 → 54 → 殆ど同じ
三重県 11 → 32 → 23 → 14 → 殆ど同じ(事故翌年3倍)
香川県 14 → 10 → 22 → 43 → 3倍
福井県 12 → 13 → 12 → 10 → 変わらず

10件以下はカウントされていないので、実際の件数とは違っていると思うけれど、
地方都市では明らかに原発事故で汚染されていると思われる地域の方が大幅に増えている。


食べ物や瓦礫などで日本全土に放射能はばら撒かれ続けているけれど、
それでも、地域による発病の差はハッキリ出ていて、
私は集計していて、本当に驚きました。

この差を見てみると、福島第一原子力発電所から放出された放射性物質による被曝が原因なのではないか?

やっぱりちゃんと計算してみました。
対事故前の増減率
リンパ節、リンパ管の疾患対事故前

とにかく全国的にものすごく増えています。
全国平均で2倍を超えているので、ピンク色に塗ったところは3倍以上の地域です。
もう、東の方が真っ赤っかです。
北海道が飛び抜けて増えているし、
福島県も5倍以上に急増。
静岡県も高い。
茨城県は事故前がゼロだったのに、13→22→31人と年々増加している。


前年比もだしてみました。
リンパ節、リンパ管の疾患対前年
前年より2倍以上に増えたところをピンクにしました。
事故の翌年にピンク色が多く、その後も確実に増えています。
2012年度から2013年度にかけて2倍以上に患者数が増えたのは宮城県のみ。


リンパ節、リンパ管の疾患には福島第一原子力発電所の事故の影響がとても強く出ていると考えて間違いがないのではないでしょうか。



平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会




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コメント

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貴重なデータです。

お疲れ様です。いろいろと、病気が増えているのが分かりますね。
医療統計は、私自身もプロットしますが、
専門医ナビとCalooを、時系列的的に、我々が、結びつけざるを得ない状況に、
疑問は残ります。
通常ならば、専門医ナビを今まで、公表してくれた、医療新聞社自体が、今も、存続しているのですから、平成24年度に引き続いて、
25年度、26年度と2年分、いま時点で、公表出来るはずなのです。私も、彼らに、「国民、皆が、健康を守る指針になるので、早く、次を!」と言っているのですが、ナシのつぶてです。
実は、DPCデータでも、いろんなデータが出回っています。同じ病院でやってみても、医療新聞社が出して来る専門医ナビの方が、かたや30%増。かたや、(株)ケアレビュー発の病院情報局が出して来る方http://hospia.jp/toplst
が、微減などです。厚労省などにも、ソース・発表元を統一化して、公表してくれ、と言っているのですが、理由も言わず、無視して来ます。個々の発表元の各社も、「発表元間で、傾向の違いが大きい。いったい、どうなっているのだ?」と訊いても、「厚労省に訊いてくれ。」と、言うだけで、自ら、答えることはしません。こう言う、データの2重化や、発表元変え・データ取得の条件変え・目くらましは、事故年度も2010年度から、次年度の2011年度に極端に各種病気が増えたこともあって、政府・官僚側もびっくりし、「ならば、今後は、現況の医療状況が悟られないように」と、同じ病気の取得条件を変えてみたり、発表元の切り替えがあったりと、安倍政権から、厚労省に圧力がかかっているのでは?(311が、原発事故と対で、起こった時点で、状況が厳しいことを示唆する、真のデータは、闇に葬られるだろう、と予測した人もいましたね。それをする目的は、推進屋を、不当に庇うためですね)。勿論、厚労の中にも、人間的に、国民、皆、病気に気を付けて欲しいとする、いい人もいるとは思いますが。だから、Happyがいいさんのデータ出しは、今出来る範囲でのベストですが、政府が、いつでも「そんな事はないよ。」と言抜け出来る、状況が、既に社会に作られている、と言うことは、念頭に置いて置かれるといいでしょう。「では、一体、何を信じられるんだ?」と言う面はありますが、実態は、もっと厳しいかもしれませんね。こちらからも、今後、データは、いろいろと出して行くでしょう。

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No title

 今回のきーこさんの分析結果を見て、思うところがありましたので書かせていただきます。
 1986年チェルノブイリ原発事故時、私は15歳高校1年生でした。事故が知れ渡ったのはゴールデンウィーク直前で、
次に降る雨には放射能が含まれているだろう、という話がされていました。
反抗気分満載だった当時の私は、雨がしとしと降る中
「来るなら来てみい放射能」とわざわざバスにも乗らずに雨に濡れて歩いて家に帰りました。

 そして約3年後19歳の秋。私はリンパ節結核を発症しました。
 2週間検査入院、一度退院し腫れたリンパ節切除の為2週間入院しました。何故そんな病気になったのか当時、深く考えることもなく、また医者もとくに話してはくれませんでした。
 リンパ節部分を切り取って一応完治して、現在44歳を迎えているわけですが
 この度の福島の原発事故をうけて、昔の自分の病についてふと考えていた次第です。
放射能と病気の関連。
因果関係は定かではありませんが、私のことを述べさせていただきました。

豆ご飯さん

大変重要なお話を書いてくださり、本当にありがとうございます。
2011年度から、いろいろな病気が2倍3倍と増えていっています。
何もなければ、こんな風に増えていくことなどなかったのではないか?と、
調べれば調べるほど私は愕然としています。

霧雨でも傘は必要ですね…。