<新生児乳児の先天性心奇形>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)〜群馬県、その他の県追加〜

追記(2015年6月2日)〜訂正のお知らせ〜
群馬県の数字が抜けていました><。
コメントで教えていただきました。ありがとうございます。
ということで、群馬県を入れたグラフと表に差し替えました。
あと、診療実績で東京の次の2位にランクインしていた岡山県。
その他、沖縄県、広島県、兵庫県、和歌山県の数値も新しく追加しました。

なので、表とグラフは全て以前のものから差し替えられています。m(_ _)m


ーー

原子力発電所が爆発して放射性物質を大量にばらまいた影響によって、
チェルノブイリハートと言われている先天性心奇形は増えているのか?




新生児乳児の先天性心奇形
2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/140360.html

2013年度
http://caloo.jp/dpc/disease/1775

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。


※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。


(クリックすると大きく見ることができます↓)
先天性心奇形群馬入り1



先天性心奇形群馬入り2


2010年度 2011年度  2012年度 2013年度
東京都 294 → 472 → 677 → 625
千葉県 49 → 53 → 105 → 84
栃木県 11 → 15 → 14 → 26
神奈川県 51 → 89 → 229 → 266
埼玉県 50 → 75 → 141 → 147
群馬県 0 → 0  → 43 → 55  
宮城県 16 → 17 → 25 → 17
新潟県 12 → 37 → 37 → 44
静岡県 114 → 157 → 177 → 187

全国   1739 → 2589 → 3486 → 3490
(茨城県、福島県の病院は記載なし )

先天性心奇形位岡山入り4


2010年度 2011年度  2012年度 2013年度
愛知県 100 → 164 → 178 → 198
大阪府 282 → 371 → 402 → 427
福岡県 184 → 245 → 257 → 183
兵庫県 63 → 98 → 92 → 141
北海道 51 → 67 → 70 → 98

和歌山県 14 → 10 → 13 → 10
兵庫県 63 → 98 → 92 → 141
広島県 60 → 59 → 55 → 69
岡山県 168 → 207 → 287 → 319
沖縄県 32 → 44 → 53 → 68


東京都、千葉、宮城県、福岡県は2012年度が一番多い。
全国の数字でも事故前と2013年度では2倍も増えている。
和歌山県と広島県は事故前も事故後もほとんど変化がない。

それぞれの年度が原発事故前の年度と比べてどのくらい増えたり減ったりしているのか?増減率を出した。

先天性心奇形群馬入り3

全国の値よりも高いところが水色。
全国の値がすでに2倍なので、3倍以上に跳ね上がっているところはピンクに色付けした。


原発事故が起きたのは2010年度末の3月。
つまり、2011年3月以降の被曝して出産した場合、
事故当時すでに妊娠していた人は2011年度中に出産。
事故直後だけではなく、その後もずっと大気や食物などから妊娠前の女性が被曝し続けていると考えられる。
関東東北は今現在も汚染された状態のままだし、
食物やガレキなど、放射能汚染物はいろいろな形で全国に流通している。

東京都は、2011年4月から2012年3月までの出産で事故前よりも1.6倍に増えている。
その翌年2012年4月〜2013年3月には、一気に2.3倍になる。
とても高いのが神奈川県と新潟県。
神奈川県は2013年4月〜2014年3月でなんと5倍以上も増えた。
新潟県は2011年4月〜2012年3月からずっと、3倍以上をキープ。
埼玉県も常に全国を上まわっている。
群馬県は0件だったものが、2012年4月から43人、55人と、急増している。

この統計の中に、福島県と茨城県の病院は一件も載っていなかった。

西日本の大都市県でも、愛知県、兵庫県で全国を上回っているが、
数字の大きさがまったく違う。

この急激な増え方って、原発事故の影響が出ているのでは?


平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会

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コメント

非公開コメント

県別の統計について

たいへん辛く、眼をそらしたくなるような現実ですが、直視しなければならないと思います。そして適切な対応がされなければならないと思いました。
まだまだこのデータは暫定的なものということですが、群馬県のデータを知りたいと思いました。

クッキリはっきり

色分けすると関東と関西の違いがこんなに顕著に現れるとは、、。
完全にフクシマが原因と分かってしまいますね。
新潟神奈川や埼玉が多いのは、事故時に飛んだ核種の違いでしょう。
それにしても福島茨城のデータが無い??
完全な隠蔽じゃないですかぁ!!
余りにも甚大な数字が出てしまったので、隠しちゃったんでしょね、、。
これかもら頑張って下さい。こういう地道な作業がきっと報われる時がきますよ。

No title

興味深いです。疫学の手法を知りませんが、事故前が2010年の一年分しかない、10件以下はカウントされないなど、分析してものを言うには不十分なデータなのかなと思いつつ、それでもごく限られた専門病院でしか手術を受けられない症例や、逆に絶対数がもともと多い症例なら、この四年間の傾向は見られそうですね。後者のありふれた例として、白内障を幾つかの県で見てみましたが、やっぱり「増加」傾向があるようです。地域の偏りまでは調べてませんが…
地道な情報発信、いつもありがとうございます。

Re: 県別の統計について

tametata さん、ありがとうございます。
群馬県が抜けていました><。
改めて追加した表とグラフに差し替えました。
感謝です。

甥っ子も心疾患です。

2012年8月生まれの甥っ子は新生児の時に、心臓に穴が空いていることがわかりました。重篤な症状ではなかったので、手術の予約をしてから半年も手術が遅れました。(重い症状の赤ちゃんが生まれると順番を抜かされます。3度そういうことがありました)

甥っ子の近所(東京西部)ではその前後2ヶ月で三人心疾患の子が生まれています。それまで何も言わなかった妹が「お姉ちゃん、やっぱり原発の影響じゃないのかな。怖い」といっていました。このデータを見てやっぱりそうなんだと確信しました。