津波の心配がなくて、本当に良かった

平成27年05月30日20時34分 気象庁発表
30日20時24分頃地震がありました。
震源地は小笠原諸島西方沖(北緯27.9度、東経140.8度)で、
震源の深さは約590km、地震の規模(マグニチュード)は8.5と推定されます。
深さ590kmって地殻よりも深い部分じゃないか… pic.twitter.com/kQtFnV8t63
— Sonntag-Fujikawa (@sonntag_F) 2015, 5月 30
例えば先日の5弱

平成27年05月30日01時09分 気象庁発表
30日01時06分頃地震がありました。
震源地は茨城県南部(北緯36.2度、東経139.8度)で、
震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は4.8と推定されます。

平成27年05月27日16時13分 気象庁発表
27日16時11分頃地震がありました。
震源地は福岡県筑後地方(北緯33.0度、東経130.5度)で、
震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.0と推定されます。
NHK 2015年5月30日21時過ぎ
平田直教授 東京大学地震研究所
「非常に珍しい地震です。
太平洋プレートの沈み込みに起こる深い地震です。
8.5は非常に大きい地震です。
幸いなことは、非常に深いところで起きたので津波の心配がないことです」
専門家「この地域では最大クラスの地震か」
NHK 2015年5月30日 21時21分
地震のメカニズムに詳しい東京大学の阿部勝征名誉教授は「今回の地震はフィリピン海プレートに沈み込む太平洋プレートの先端で起きたとみられる。地震の揺れがプレートに沿って伝わったため、あまり弱まらずに震源から離れた関東で震度が大きくなった。このエリアでは、時折地下深くを震源とするマグニチュード6クラスの地震が起きることはあるが、マグニチュード8クラスだとすると、観測が始まって以来の最大クラスの地震だ。ただ非常に深い場所で起きているので、過去の観測結果から、余震は起こりにくいと考えられる」と話しています。
ものすごく深い
地下の非常に深い場所で起きた過去の地震
NHK 5月30日 21時30分
気象庁によりますと、日本の周辺ではこれまでにも地下の非常に深い場所を震源とする巨大地震や大地震が起きています。
規模の大きな地震が非常に深い場所で起きると、揺れが広い範囲に伝わることがあり、このうちおととし5月には、オホーツク海の深さ598キロを震源とするマグニチュード8.3の巨大地震が発生し、このときは本州からは離れていたものの、北海道から九州の広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。
また、3年前の平成24年1月1日には、鳥島近海の深さ397キロを震源とするマグニチュード7.0の地震があり、関東や東北の広い範囲で震度4の揺れを観測しました。
さらに今から15年前の平成12年8月には、小笠原諸島西方沖の深さ445キロを震源とするマグニチュード7.2の大地震が発生し、このときは小笠原諸島の父島で震度4の揺れを観測したほか、北海道から四国にかけての広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。
追記
小笠原沖地震:遠い場所でも揺れ「異常震域」
毎日新聞 2015年05月30日 23時51分(最終更新 05月31日 02時36分)
各地の震度と震源の位置
小笠原諸島の西方で起きた地震
小笠原沖で30日に発生したマグニチュード(M)8.5の巨大地震。2011年3月の東日本大震災(M9.0)以降、最大規模となる地震は、東京−青森の距離にも匹敵する深さ590キロという極めて深い場所で起きた。
深さ100〜200キロ以上の場所で起きる地震は「深発(しんぱつ)地震」と呼ばれる。
防災科学技術研究所の岡田義光理事長は
「地球内で地震が起こり得る場所としては最深部に近い」と指摘する。
最近の国内の深発地震では、2000年に小笠原近海でM7.2の地震が深さ445キロで起きた。
今回の震源付近は、太平洋プレート(岩板)が伊豆・小笠原海溝から急角度で地下に潜り込む。
地震は深く潜り込んだ太平洋プレート内の岩が何らかの原因で壊れたことで起きたと考えられる。
平田直(なおし)・東京大地震研究所教授は
「これだけ大規模の深発地震は世界的に見ても例がない」と話す。
深発地震が少ない理由の一つは、地球の深いところほど圧力が高く、岩が動きにくいことがある。
さらに深い場所は温度が高く、岩が比較的軟らかくなり、たとえ動いても大きな揺れを伴う破壊現象が起きにくい。
例外が、周囲より温度が低く、硬いプレート内の地震だ。
震源から遠く離れた地域でも強い揺れが観測される「異常震域」と呼ばれる現象が起きたのは、地震の規模が大きく、プレート内の地震だったためだ。
古村孝志・東大地震研究所副所長は
「揺れはプレート内に閉じ込められ伝わる。プレートの形に沿って、北海道や東北、関東まで揺れが広がった」と説明する。
一方、津波は地震で海底が上下し、それが海面を変動させることによって発生する。
岡田理事長は
「(震源が)あまりに深すぎるので、海底は変動しない。津波が起こることはまず考えられない」と話す。
阿部勝征(かつゆき)・東京大名誉教授は「現在、口永良部島や箱根山で活発な火山活動が続いており、不安を覚えるかもしれないが、地下の活動がどうつながっているかは分からないので何とも言えない」と話した。【久野華代、河内敏康、伊藤奈々恵】

590km→マントルで起こった地震
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