3号機の燃料プールに油が流出
3号機燃料プールの冷却を停止して使用済燃料プール内の油を回収
報道関係各位一斉メール 2015年
3号機使用済燃料プールへの重機からの油漏れについて
2015年9月3日 東京電力株式会社
本日(9月3日)8時3分頃、福島第一原子力発電所3号機の使用済燃料プール内において、がれき撤去用鋼材カッターの油圧ホースと養生材が接触し、プール水面に油圧ホースからの油漏えいが発生したことを確認しました。このため、8時14分に双葉消防本部へ連絡しました。
がれき撤去用鋼材カッターの動作を停止したことにより漏えいは停止しました。燃料プールにはオイルフェンスを設置しており、油はその中にとどまっているため使用済燃料プール代替冷却系への油漏えいの影響はないものと考えております。
なお、油回収のため燃料プール代替冷却系を8時15分に停止しました。燃料プール水温度は現在25.8℃であり、運転上の制限値65℃に対して余裕があります。
使用済燃料プール内の油を回収した後、冷却を再開します。
油圧ホースって、なんとなく想像はつくけどどんなのかな?
油圧より
油圧システムは 比較的小型のポンプで大きな力を発揮できる、出力や速度の制御が容易である、遠隔操作が可能である等の特徴を有している。
作動油
油圧は、大きく分類して石油(鉱物油)系作動油と難燃性合成作動油を使用する。最近では植物油や合成油を使用した、環境対応型の生分解性作動油も登場した。
燃料プールに石油がはいっても大丈夫なのだろうか?
ホースより
建設機械では、例えばショベルカーのアームなどの先端に油圧駆動用の高圧の油を伝えるために、関節部に沿って高圧に耐えるホースが取り付けられている。これらは頻繁な取り付け・取り外しは前提とされないため、ボルト止めされていたり締め付けリングで固定されている。
3号機の燃料プールの油、完全にとりのぞけるのだろうか?
ー追記ー
3号機使用済燃料プールへの重機からの油漏れについて(続報)
2015年9月3日 東京電力株式会社
漏えいした油については、本日(9月3日)午前10時45分に油回収作業が完了し、午後0時30分に使用済燃料プール代替冷却系を再起動しました。
午後0時38分に運転状態に異常のないことを確認しました。燃料プール水温度については、午後1時30分現在26.1℃と安定しており、停止時(25.8℃)より0.3℃の上昇となっております。
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