福島第一原子力発電所の状況について(日報)
東京電力株式会社
2015年9月1日
《地下水バイパスの状況》
※地下水バイパス揚水井No.1~12のサンプリングを継続実施中。
※地下水バイパス一時貯留タンクグループ1の当社および第三者機関による分析結果[採取日8月18日]については同等の値であり、ともに運用目標値を満足していることを確認。9月1日午前10時17分より海洋への排水を開始。同日午前10時25分に漏えい等の異常がないことを確認。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について
2015年9月1日 東京電力株式会社
本日(9月1日)午前10時17分、福島第一原子力発電所における地下水バイパス一時貯留タンク(Gr1-1,Gr1-2,Gr1-3)に貯留してある水の海洋への排水を開始いたしました。
排水状況については、同日午前10時25分に漏えい等の異常がないことを確認しております。
なお、当該タンクにおける分析結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring/index-j.html
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(続報)
2015年9月1日 東京電力株式会社
地下水バイパス一時貯留タンク(Gr1)からの排水についての続報です。
本日(9月1日)午前10時17分より海洋への排水を実施しておりましたが(お知らせ済み)、同日午後5時50分に排水を終了しました。
排水終了後に漏えい等の異常がないことを確認しております。
排水量については1,875トンでした。
2015年9月2日
※本日午前4時55分頃、福島第一原子力発電所H2北エリアのタンクにおいて、協力企業作業員がタンクの梯子を昇る際に、負傷。フルハーネスタイプとD環付きベルトの安全帯を装着していたため落下は免れたが、梯子に引っかかった状態で当該作業員が助けを呼び、共同作業者に発見された。午前5時14分に入退域管理棟救急医療室へ入室し、医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると判断したことから、午前5時56分に救急車を要請。なお、当該作業員の身体に放射性物質の付着はない。
《地下水バイパスの状況》
※地下水バイパス揚水井No.1~12のサンプリングを継続実施中。
地下水バイパス一時貯留タンクグループ1の当社および第三者機関による分析結果[採取日8月18日]については同等の値であり、ともに運用目標値を満足していることを確認。9月1日午前10時17分より海洋への排水を実施していたが、午後5時50分に排水を停止。また、排水停止状態に異常がないことを確認。なお、排水量は、1,875m3。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所 サブドレン他水処理施設の運用開始に伴うサブドレンからのくみ上げ開始について
2015年9月3日 東京電力株式会社
福島第一原子力発電所の汚染水対策の基本方針である「汚染源に水を近づけない」、「汚染水を漏らさない」の対策として設置したサブドレン他水処理施設について、本日(9月3日)午前10時より、41基あるサブドレンの内、山側にある20基から地下水をくみ上げ、運用を開始しております。
なお、午前10時40分、運転状態については異常のないことを確認しております。
本日くみ上げた地下水は、中継タンクを経て、集水タンクに貯められます。
また、本施設の運用開始にあたり、常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデントの増田からのコメントを、当社HPにてお知らせさせていただいております。
URL:http://www.tepco.co.jp/news/2015/1259122_6888.html
サブドレン他水処理施設の日々の運用状況については、当社HPに特設ページを設け、公表してまいります。
URL:http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/sub-drain/index-j.html
報道関係各位一斉メール 2015年
3号機使用済燃料プールへの重機からの油漏れについて
2015年9月3日 東京電力株式会社
本日(9月3日)8時3分頃、福島第一原子力発電所3号機の使用済燃料プール内において、がれき撤去用鋼材カッターの油圧ホースと養生材が接触し、プール水面に油圧ホースからの油漏えいが発生したことを確認しました。このため、8時14分に双葉消防本部へ連絡しました。
がれき撤去用鋼材カッターの動作を停止したことにより漏えいは停止しました。燃料プールにはオイルフェンスを設置しており、油はその中にとどまっているため使用済燃料プール代替冷却系への油漏えいの影響はないものと考えております。
なお、油回収のため燃料プール代替冷却系を8時15分に停止しました。燃料プール水温度は現在25.8℃であり、運転上の制限値65℃に対して余裕があります。
使用済燃料プール内の油を回収した後、冷却を再開します。
2015年9月3日
※本日午前8時3分頃、3号機使用済燃料プール内において、がれき撤去用鋼材カッターの油圧ホースと養生材が接触し、プール水面に油漏えいが発生。がれき撤去用鋼材カッターを停止したことにより漏えいは停止した。なお、燃料プールにはオイルフェンスがあり、使用済燃料プール代替冷却系には影響がないものと考えているが、油回収のため使用済燃料プール代替冷却系を午前8時15分に停止した。冷却停止時の燃料プール水温度は25.8℃であり、運転上の制限値65℃に対して余裕があるため、使用済燃料プール水温度の管理上は問題ない。
午前10時45分に油回収作業が完了したため、停止した使用済燃料プール代替冷却系を午後0時30分に再起動し、運転状態に異常がないことを確認。現在の燃料プール水温度は、午後1時30分現在26.1℃と安定している。
※サブドレン他水処理施設については、8月12日から8月25日にかけて、各装置、機器の健全性確認(漏えい確認を含む)を行い異常が確認されなかったことから、本日午前10時に建屋周辺の地下水を汲み上げ、サブドレン他水処理施設の運用を開始した。
2015年9月4日
※9月2日午前4時55分頃、福島第一原子力発電所H2北エリアのタンクにおいて、協力業作業員がタンクの梯子を昇る際に、負傷。フルハーネスタイプとD環付きベルトの安全帯を装着していたため落下は免れたが、梯子に引っかかった状態で当該作業員が助けを呼び、共同作業者に発見された。
同日午前5時14分に入退域管理棟救急医療室へ入室し、医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると判断したことから、同日午前5時56分に救急車を要請。
なお、当該作業員の身体に放射性物質の付着はない。
その後、いわき市立総合磐城共立病院にて9月2日より検査入院をしていたが、特記すべき外傷などなく、9月3日、退院するとともに今後の通院治療は不要と診断された。
2015年9月5日
・2号機タービン建屋地下→集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ高濃度滞留水を移送実施中(2015年9月4日午後5時14分~)
・3号機タービン建屋地下→集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ高濃度滞留水を移送実施中(2015年9月4日午後5時33分~)
※2014年8月29日午後0時45分頃、3号機使用済燃料プール内瓦礫撤去作業において、燃料交換機の操作卓が当該プール東側中央付近に落下したことを受け、当該プール水のサンプリングを継続実施中。放射能分析結果が前回と比較して有意な変動がないことから、燃料破損等の兆候は確認されていない。
使用済燃料プール水の放射能分析の結果(採取日:9月4日)
・セシウム134:2.6×102 Bq/㎝3
・セシウム137:1.1×103 Bq/㎝3
・コバルト60:検出限界値未満(検出限界値:1.1×100 Bq/㎝3)
《K排水路の状況》
※耐圧ホースから漏えいした水が側溝からK排水路を経由し、港湾内に流出したことから、K排水路排水口ならびに港湾口連続モニタの監視を実施。
2015年9月7日
※K排水路の排水については、同排水路内に堰を設けて、移送ポンプを設置し港湾内に繋がるC排水路へ移送しているが、9月7日、K排水路に設置したカメラ映像を確認したところ、降雨の影響により、午前2時55分から午前4時6分の間で雨水が堰を乗り越え、外洋側へ一部排水されていることを確認。その後は、K排水路内の雨水は全てC排水路に移送しており、外洋への排水はなし。
<高濃度汚染水太平洋へ>福島第一原発K排水路「14ミリ以上降れば海に出ます」9/7東京電力記者会見文字起こし
2015年9月8日
<最新のサンプリング実績>
9月7日に採取した水の分析結果(セシウム134、セシウム-137、全ベータ値)が前日の分析結果よりも上昇していたが、昨日の降雨の影響により一時的に上昇したものであり、過去の変動範囲内に収まっている。引き続き、継続監視を行う。
2015年9月9日
※9月9日午前10時40分頃、タンクパトロール中の当社社員が、H5タンクエリアに設置された内堰の北東側の継ぎ目から雨水が漏えいしていることを発見した。このため同日午前10時45分、H5タンクエリア外堰の排水弁を閉にし、H5タンクエリア堰内に溜まっている雨水については同日午前11時24分にH6タンクエリア堰内への移送を開始。また、当該の漏えい箇所については、土嚢を設置。
H5タンクエリアに設置された内堰の継ぎ目からの漏えいについては、漏えい当初はえんぴつの芯2本分の漏えいであったが、暫定処置として継ぎ目に詰め物を行い、1秒に2滴程度で土嚢に替えてドレンパンで受けているため、現在堰外への流出はない。なお、当該エリアに設置されているタンクの水位に変動が無いこと、およびB・C排水路の連続側溝モニタにおいて有意な変動が無いことを確認。
※9月9日午後12時45分頃、入退域管理棟2階のトイレにて、協力企業作業員が意識不明の状態で発見されたため、同日午後12時56分に救急車を要請。当該作業員は同日午後12時57分に入退域管理棟救急医療室へ入室したが、心肺停止の状態だった。その後、同日午後1時32分に救急車にて出発し、いわき市立総合磐城共立病院に向かう。
<最新のサンプリング実績>
9月7日に採取した1号機取水口(遮水壁前)、2号機取水口(遮水壁前)および1~4号機取水口内南側(遮水壁前)海水の分析結果において、セシウム134、セシウム137および全ベータの値が前回値より上昇しているが、過去の降雨の際に同程度まで値が上昇していることから、今回の上昇についても降雨による影響と考えている。 なお、港湾内の分析結果については、有意な変動は確認されていない。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所 海側遮水壁の鋼管矢板の打設作業再開およびサブドレン他水処理施設の一時貯水タンクからの排水開始の予定について
2015年9月9日 東京電力株式会社
2015年9月3日より、サブドレンからの地下水のくみ上げを開始したことを受け、9本残っている海側遮水壁の鋼管矢板の打設作業を、準備が整い次第、9月10日午前中に再開する予定(※)です。
また、サブドレン他水処理施設について、準備が整い次第、9月14日午前中に一時貯水タンクから港湾内への排水を開始する予定(※)です。
(※)天候などの状況により、日程が変更となる可能性があります。
当日排水を予定している一時貯水タンクの水(昨年のサブドレン他水処理施設の浄化性能確認試験において貯水した水)については、当社および第三者機関による分析結果において、運用目標値を満足していることを確認しております。
URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150902_07-j.pdf
(11ページ参照)
なお、海側遮水壁の鋼管矢板の打設作業再開に関する資料を、当社ホームページに掲載しておりますので、あわせてお知らせいたします。
URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150909_09-j.pdf
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について
2015年9月9日 東京電力株式会社
本日(9月9日)午前10時3分、福島第一原子力発電所における地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3-1,Gr3-2,Gr3-3)に貯留してある水の海洋への排水を開始いたしました。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)
2015年9月9日 東京電力株式会社
地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3)からの排水についての続報です。
本日(9月9日)午前10時3分より海洋への排水を実施しておりましたが(お知らせ済み)、同日午後6時25分に排水を終了しました。
排水終了後に漏えい等の異常がないことを確認しております。
排水量については2,095トンでした。
2015年9月10日
その後、漏えい箇所にコーキング処置を行い、同日午後8時55分に漏えいが停止。また、外堰に溜まった雨水の回収を実施。
H5タンクエリア内堰および外堰内の雨水の分析結果
<H5タンクエリア内堰内の雨水>
・セシウム134:検出限界値(0.58 Bq/L)未満
・セシウム137:検出限界値(0.73 Bq/L)未満
・全ベータ :34 Bq/L
<H5タンクエリア外堰内の雨水>
・セシウム134:検出限界値(0.92 Bq/L)未満
・セシウム137:検出限界値(0.80 Bq/L)未満
・全ベータ :13 Bq/L
内堰からの漏えい量については、同日午前7時40分のパトロールにおいて漏えいが無いことを確認しており、それ以降に当該箇所から漏えいが発生、当該箇所の漏えい拡大防止処置が完了した同日午後0時まで漏えいが継続したと仮定し、約63L(鉛筆芯2本程度(14.4L/h)で漏えいが継続していたと仮定)と算出。
なお、外堰の排水弁については、H5タンクエリア外堰の分析結果が排水路の通常の降雨時の値より低い値であったことなどから、同日午後10時58分に「開」とした。
※9月9日午後12時45分頃、入退域管理棟2階のトイレにて、協力企業作業員が意識不明の状態で発見されたため、同日午後12時56分に救急車を要請。当該作業員は同日午後12時57分に入退域管理棟救急医療室へ入室したが、心肺停止の状態だった。その後、同日午後1時32分に救急車にて出発し、いわき市立総合磐城共立病院に向かう。当該作業員については、同日午後3時10分に搬送先の病院にて死亡が確認された。
※9月9日午後5時38分頃、タンクパトロール中の協力企業作業員が、C東エリアA1タンクに接続している配管と内堰との貫通部から雨水が出ていること、およびC西エリアB1タンクに接続している配管と内堰との貫通部から雨水が出ていることを発見。その後、同日午後6時28分に当社社員が当該箇所を確認し、内堰の貫通部から外堰内への漏えいであると判断。外堰の排水弁については、同日午後4時頃に「閉」状態としていた。
内堰から外堰への漏えいについては、発見当初それぞれ鉛筆1本分の漏えい。
C西エリア内堰に溜まっている雨水については同日午後7時4分、C東エリア内堰に溜まっている雨水については同日午後7時8分、H5エリアへ移送を開始。
雨水の移送によって、貫通部の高さよりも水位が下がり、C東エリアは同日午後8時20分、C西エリアについては同日午後10時7分に漏えいが停止。
その後、漏えい箇所にコーキング処置を実施。また、外堰に溜まった雨水の回収を実施。
Cタンクエリア(C東エリアおよびC西エリア)内堰および外堰内の雨水の分析結果
<C東エリア内堰内の雨水>
・セシウム134:検出限界値(0.59 Bq/L)未満
・セシウム137:検出限界値(0.71 Bq/L)未満
・全ベータ :30 Bq/L
<C西エリア内堰内の雨水>
・セシウム134:検出限界値(0.60 Bq/L)未満
・セシウム137:検出限界値(0.72 Bq/L)未満
・全ベータ :25 Bq/L
<Cタンクエリア外堰内の雨水>
・セシウム134:検出限界値(0.70 Bq/L)未満
・セシウム137:1.1 Bq/L
・全ベータ :44 Bq/L
なお、外堰の排水弁については、Cタンクエリア外堰内の雨水の分析結果が排水路の通常の降雨時の値より低い値であったことなどから、9月10日午前10時2分に「開」とした。
※K排水路の排水については、同排水路内に堰を設けて、移送ポンプを設置し港湾内に繋がるC排水路へ移送しているが、9月9日、K排水路に設置したカメラ映像を確認したところ、降雨の影響により、午前0時28分から午前2時34分および午前3時58分から午前4時24分の間で雨水が堰を乗り越え、外洋側へ一部排水されていることを確認。その後は、K排水路内の雨水は全てC排水路に移送しており、外洋への排水はなし。
2015年9月11日
・2号機タービン建屋で、2015年9月11日午前8時17分、漏えい検知器が作動したことを示す「#2T/Bポンプ出口弁スキッドA漏えい検知」の警報が作動し、午前8時19分、タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設プロセス主建屋への滞留水移送を停止。午前9時6分に現場の状況を確認し、当該漏えい検知器の動作については雨水と思われる滴下が原因であり、滞留水設備からの漏えいによるものではないと判断し、午前9時27分、溜まり水について拭き取りを行い、警報はクリアした。
なお念のため、以下の滞留水移送を一時停止したが、警報のクリアとともに移送を再開した。
2号機原子炉建屋→集中廃棄物処理施設プロセス主建屋(9月11日午前8時23分~同日午前9時46分)
2号機廃棄物処理建屋→集中廃棄物処理施設プロセス主建屋(9月11日午前8時25分~同日午前9時46分)
※K排水路の排水については、同排水路内に堰を設けて、移送ポンプを設置し港湾内に繋がるC排水路へ移送しているが、9月11日、K排水路に設置したカメラ映像を確認したところ、降雨の影響により、午前3時3分から午前4時20分および午前5時20分から午前5時50分、また午前6時13分から午前7時7分の間で雨水が堰を乗り越え、外洋側へ一部排水されていることを確認。その後は、K排水路内の雨水は全てC排水路に移送しており、外洋への排水はなし。
2015年9月12日
Cタンクエリア内堰および外堰内の雨水のストロンチウム分析結果
<C西エリア内堰内の雨水>
・ストロンチウム90:15 Bq/L
<C東エリア内堰内の雨水>
・ストロンチウム90:16 Bq/L
<Cタンクエリア外堰内の雨水>
・ストロンチウム90:24 Bq/L
※H4北タンクエリアにおいて、9月11日午後0時10分頃、同タンクエリアに設置された内堰から雨水が漏えいしていることを発見。漏えい状況は、鉛筆1本程度であり、同タンクエリアの外堰の排水弁については、「閉」状態であることを確認。その後、同日午後2時12分に、止水セメントによる止水処理を実施し、漏えいが停止。9月11日午後3時55分からH4北タンクエリア外堰内に溜まっている雨水について、H4タンクエリア内堰内に移送を実施していたが、回収作業が終了したことから、9月11日午後10時に移送を停止。
H4北タンクエリア内堰内、外堰内、および漏えい箇所から採取した雨水の分析結果については以下の通り。
<H4北タンクエリア内堰内の雨水>
・セシウム134:検出限界値(2.1 Bq/L)未満
・セシウム137:3.3 Bq/L
・全ベータ :1000 Bq/L
<H4北タンクエリア外堰内の雨水>
・セシウム134:検出限界値(2.1 Bq/L)未満
・セシウム137:検出限界値(2.8 Bq/L)未満
・全ベータ :420 Bq/L
<漏えい箇所から採取した雨水>
・セシウム134:検出限界値(2.1 Bq/L)未満
・セシウム137: 5 Bq/L
・全ベータ :1200 Bq/L
また、H4北タンクエリアにおいて、9月12日午前11時30分頃、現場パトロールを行っていた当社社員が、9月11日に漏えいが確認された箇所から約10m離れた場所の内堰より、10秒に1滴程度の滴下があることを確認。そのため、滴下箇所にビニールの受けを設置し、漏えい拡大防止措置を実施。その後、同日午後0時7分に止水材による止水処理を実施し、滴下が停止したことを確認。また、当該箇所周辺に水溜まりは確認されていない。
2015年9月14日
<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果について、H4エリア周辺(E-2)の全ベータ放射能の値が前回値(9月8日採取分:検出限界値未満(検出限界値:17Bq/L))から200Bq/Lと上昇したが、大雨の影響により当該観測孔にH4北タンクエリア外堰内の水が混入したことによるものと考えられる。その他の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所 サブドレン他水処理施設の一時貯水タンクからの排水について
2015年9月14日 東京電力株式会社
2015年9月3日より、地下水のくみ上げを開始しているサブドレン他水処理施設について、本日(9月14日)午前10時1分、一時貯水タンクAから港湾内への排水を開始いたしました。
排水状況については、同日午前10時23分に漏えい等の異常がないことを確認しております。
サブドレン他水処理施設の運用にあたっては、運用方針や運用目標をしっかりと遵守してまいります。
なお、当該タンクにおける分析結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/drain_stank_15091101-j.pdf
福島第一原子力発電所 サブドレン他水処理施設の一時貯水タンクからの排水について(続報)
2015年9月14日 東京電力株式会社
サブドレン他水処理施設の一時貯水タンクAからの排水についての続報です。
本日(9月14日)午前10時1分より港湾内への排水を実施しておりましたが(お知らせ済み)、同日午後3時47分に排水を終了しました。
排水終了後に漏えい等の異常がないことを確認しております。
排水量については838トンでした。
2015年9月15日
※H6タンクエリアにおける内堰から雨水の漏えいについて
・9月14日午後5時35分頃、H6タンクエリアにおいて、内堰から雨水が漏えいしていることをタンクパトロール中の協力企業作業員が発見した。漏えい箇所は、配管貫通部1箇所と鋼鉄製の堰の平板と平板を接続する補強用の鋼材との接合部2箇所の計3箇所。
・漏えい状況は、配管貫通部1箇所については約5cmの幅で、鋼鉄製の堰の平板と平板を接続する補強用の鋼材との接合部2箇所については約1cmの幅で、それぞれ壁伝いに流れている状況。なお、外堰の排水弁は9月13日より閉止しており、外堰から外部への漏えいはない。
・9月14日午後6時30分頃より止水剤による止水作業開始、午後8時8分に内堰内の水の移送を開始(→H4北内タンク)。午後11時00分 漏えいが「にじみ」まで低減していることを確認。
・9月15日午前7時25分頃、雨水漏えいが確認された3箇所において、漏えいが停止していることを確認。
<漏えいした水の分析結果:H6タンクエリア内堰内の雨水>
・セシウム134:検出限界値(0.64Bq/L)未満
・セシウム137:1.7Bq/L
・全ベータ :300Bq/L
2015年9月16日
※H4北タンクエリア内堰からの漏えいについて、内堰内、外堰内、および漏えい箇所近傍(内堰内)から採取した水のストロンチウム90の分析結果について
<H4北タンクエリア内堰内水>
・ストロンチウム90:620 Bq/L
<H4北タンクエリア外堰内水>
・ストロンチウム90:310 Bq/L
<漏えい箇所近傍(内堰内)から採取した水>
・ストロンチウム90:740 Bq/L
H4北タンクエリア内堰から漏えいした水については、同エリアに設置している汚染水タンク等からの漏えいは確認されていないことから、同エリア内堰内に雨水が溜まったものではあるが、2013年8月19日に発生した「福島第一原子力発電所汚染水貯留設備RO濃縮水貯槽からの漏えい」によって同エリアには汚染が残存※しており、その影響で同エリア内堰内に溜まった雨水の放射能濃度も高くなっていることから、漏えいした水は「核燃料物質等により汚染された水」に該当すると判断。
※2013年8月19日の漏えい事象発生後に、H4北タンクエリア内の床面洗浄・塗装は実施しているものの、タンク底部の床面には汚染が残存している状況。
また、漏えい箇所近傍(内堰内)から採取した水の放射性物質の濃度(告示濃度限度に対する割合の和)は「25」であり、実施計画にて定めた排水基準(0.22)を超えていることから、9月15日午後8時17分に核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づき制定された、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第12号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき」に該当すると判断。
※3号機タービン建屋において、9月16日午前2時3分、漏えい検知器が動作したことを示す「♯3T/Bポンプ出口弁スキッドB漏洩検知」の警報が発生。
警報発生時において、2号機各建屋から集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋への移送を行っていたが、移送配管が3号機タービン建屋を通っていることから、以下の通り滞留水移送を停止。
・午前2時20分:2号機原子炉建屋 → 集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋
・午前2時21分:2号機タービン建屋 → 集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋
・午前2時21分:2号機廃棄物処理建屋 → 集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋
その後、午前2時54分に現場状況を確認した結果、滞留水移送配管からの漏えいはないこと、および当該漏えい検知器付近の天井から結露水と思われる滴下があることを確認。
このため、当該漏えい検知器の動作は結露水の影響によるもの判断。
その後、午前3時11分、当該漏えい検知器周辺に溜まった結露水の拭き取りを行い、「♯3T/Bポンプ出口弁スキッドB漏洩検知」の警報はクリア。
なお、2号機各建屋からの滞留水移送については、今後、協議した上で再開する予定。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について
2015年9月16日 東京電力株式会社
本日(9月16日)午前10時5分、福島第一原子力発電所における地下水バイパス一時貯留タンク(Gr2-1,Gr2-2,Gr2-3)に貯留してある水の海洋への排水を開始いたしました。
排水状況については、同日午前10時21分に漏えい等の異常がないことを確認しております。
なお、当該タンクにおける分析結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring/index-j.html
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr2)からの排水について(続報)
2015年9月16日 東京電力株式会社
地下水バイパス一時貯留タンク(Gr2)からの排水についての続報です。
本日(9月16日)午前10時5分より海洋への排水を実施しておりましたが(お知らせ済み)、同日午後4時24分に排水を終了しました。
排水終了後に漏えい等の異常がないことを確認しております。
排水量については1,583トンでした。
2015年9月18日
※9月17日午前7時54分頃、チリ中部沖で、マグニチュード8.3の地震が発生。その後、9月18日午前3時、気象庁から福島県沿岸部に「津波注意報」が発令されたことから、午前3時5分、発電所構内で作業している当社社員および協力企業作業員に対し、発電所構内一斉放送にて高台への待避指示を出し、午前4時5分に避難を完了。なお、発電所港湾内に設置している潮位計の監視において、午前7時30分から午前7時40分にかけて、潮位計約12cmの変化を確認したが、1~6号機のプラントパラメーターおよびモニタリングポスト指示値に有意な変動は確認されていない。
※H6タンクエリア内堰からの漏えいについて、採取した水のストロンチウム90の分析結果等は以下の通り。
<H6タンクエリア内堰内水>
ストロンチウム90:160 Bq/L
H6タンクエリア内堰内の水については、同エリアに設置している汚染水タンク等からの漏えいは確認されていないものの、9月11日に発生したH4北タンクエリアからの漏えい事象の際に、H4北タンクエリア内堰内の水※1がH6タンクエリアに移送されていることから、漏えいした水は「核燃料物質等により汚染された水」に該当すると判断。※2
このため、本事象については、2015年9月11日に発生した炉規制法報告事象の一連の事象として、H4北タンクエリアからの漏えい事象と併せて、原因と対策について検討する。
※1:2013年8月19日の「福島第一原子力発電所汚染水貯留設備RO濃 縮水貯槽からの漏えい」事象発生後に、H4北タンクエリア内の床面洗浄・塗装は実施しているものの、タンク底部の床面には汚染が残存している。
※2:H6タンクエリア内堰内から採取した水の放射性物質の濃度(告示濃度限度に対する割合の和)は「5.3」であり、実施計画にて定めた排水基準(0.22)を超えている。
なお、9月9日に発生したH5タンクエリア及びCタンクエリア内堰からの漏えい 事象についても、原因と対策を検討する。
※K排水路の排水については、同排水路内に堰を設けて、移送ポンプを設置し港湾内に繋がるC排水路へ移送しているが、K排水路に設置したカメラ映像を確認したところ、降雨の影響により、9月17日午後11時23分から午後11時31分、午後11時45分から9月18日午前0時16分および午前0時29分から午前2時3分に、雨水が堰を乗り越え、外洋側へ一部排水されていることを確認。その後は、K排水路内の雨水は全てC排水路に移送しており、外洋への排水はなし。
2015年9月19日
<最新のサンプリング実績>
9月18日の分析結果[採取日9月16日]において、1号機放水路立抗水下流側のセシウム134、セシウム137、および全ベータの値が引き続き上昇傾向にあることを確認。また、1号機放水路立坑水上流側のトリチウムの値についても、前回値より上昇していることを確認。
同立抗の上流側および下流側の測定値は、これまでゆるやかな上昇傾向にあり、今回の値が特異的に上昇したものではないと推定。今後も監視を継続していく。
なお、港湾内海水のサンプリング結果については、有意な変動は確認されていない。
他の放水路立坑水サンプリング結果については、前回と比較して有意な変動はない。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について
2015年9月23日 東京電力株式会社
本日(9月23日)午前10時00分、福島第一原子力発電所における地下水バイパス一時貯留タンク(Gr1-1,Gr1-2,Gr1-3)に貯留してある水の海洋への排水を開始いたしました。
排水状況については、同日午前10時5分に漏えい等の異常がないことを確認しております。
なお、当該タンクにおける分析結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring/index-j.html
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr1)からの排水について(続報)
2015年9月23日 東京電力株式会社
地下水バイパス一時貯留タンク(Gr1)からの排水についての続報です。
本日(9月23日)午前10時00分より海洋への排水を実施しておりましたが(お知らせ済み)、同日午後6時56分に排水を終了しました。
排水終了後に漏えい等の異常がないことを確認しております。
排水量については2,236トンでした
2015年9月24日
※2015年9月11日に発生したH4北タンクエリア内堰からの漏えいに関して、当該タンクエリア内堰内、外堰内、および漏えい箇所近傍(内堰内)から採取した水の分析結果(セシウム134およびセシウム137)について、以下のとおり訂正。なお、本訂正は、より精度の高い分析(計測時間を長時間確保したもの)を行った結果によるもの。
また、漏えい箇所近傍の内堰内から採取した水の放射性物質の濃度(告示濃度限度に対する割合の和)は「25」とお知らせしているが、本訂正においても数値の変更はない。
プレスリリース 2015年
プレスリリース 2015年
福島第一原子力発電所H4北タンクエリア内堰から外堰内への堰内雨水の漏えいに関する「発電用原子炉施設故障等報告書」の提出について
2015年9月25日 東京電力株式会社
当社は、2015年9月11日に発生した、福島第一原子力発電所H4北タンクエリア内堰から外堰内への堰内雨水の漏えいについて、本日、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条に基づく報告(事故故障等の報告)を原子力規制委員会に行いましたのでお知らせいたします(別紙参照)。
また、同年9月14日に発生したH6タンクエリア内堰から外堰内への堰内雨水の漏えいについても、H4北タンクエリア内堰内の雨水をH6タンクエリア内堰内へ移送していたことから、漏えいした水は「核燃料物質等により汚染された水」に該当すると判断しており、本報告書において併せて報告しております。
今後も引き続き調査を行い、その結果を取りまとめ、原子力規制委員会に報告いたします。
○別紙
・発電用原子炉施設故障等報告書(PDF 188KB)PDF
(件名:福島第一原子力発電所H4北タンクエリア内堰から外堰内への堰内雨水の漏えいについて)
以 上
2015年9月26日
※セシウム吸着塔一時保管施設第二施設に保管されているHICについては、7月22日より行っていた2巡目の点検(水溜まりの確認)が9月10日に完了し、9月14日より3巡目の点検を実施中。
2巡目の点検結果については、全685基の点検を実施し、8月19日時点で232基の点検を実施時に、新たに2基のHICについて、吸水ブロックに水が染み込んでいることを確認以降、新たに吸水ブロックに水が染み込んでいることが確認されたHICは認められていない。
このことから、1巡目と2巡目の点検で水溜りが確認されたHICは合計で34基。3巡目の点検については、9月24日時点で99基の点検を実施しており、新たに吸水ブロックに水が染み込んでいることが確認されたHICは認められていない。
また、セシウム吸着塔一時保管施設第三施設に保管されているHICについては、9月24日時点で184基の点検を実施しており、新たに水溜まりが確認されたHICは認められていない。引き続き、HICの点検を行うとともに、原因調査を行う予定。
2015年9月29日
※9月29日午前5時29分頃、集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)内のサンプリングラック(試料採取装置)から、床面に水が漏れていることを、パトロール中の協力企業作業員が発見。同日午前6時31分、サンプリングラックにつながっているサンプリングライン10箇所の弁を閉止し、その後、午前8時2分に漏えいが停止していることを確認。漏えいした水は、第二セシウム吸着装置の各吸着塔出口におけるサンプリングラインの水で、漏えい範囲は約3m×約4m、深さ約3mmで漏えい量は約36リットル。漏えいした水は当該建屋内に留まっており、建屋外への流出はない。
その後、漏えいした水については、午後0時20分に回収を終了。
また、漏えいした水の放射能分析結果は以下の通り。
・セシウム134:2.8×105Bq/L
・セシウム137:1.2×106Bq/L
・全ベータ :3.3×106Bq/L
原因については、サンプリング水を排水するラインが排水不良となり、逆流した水が3箇所のサンプリングシンクから溢水したものと推定。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所高温焼却炉建屋サンプリングラックからの漏えいについて
2015年9月29日 東京電力株式会社
本日(9月29日)午前5時29分頃、福島第一原子力発電所集中廃棄物処理施設高温焼却炉建屋内のサンプリングラック(試料採取装置)から、床面に水が漏れていることを、パトロール中の協力企業作業員が発見しました。
同日午前6時31分、サンプリングラックにつながっているサンプリングライン10箇所の弁を閉止し、その後、午前8時2分に漏えいが停止していることを確認しました。
漏えいした水は、第二セシウム吸着装置の各吸着塔出口におけるサンプリングラインの水で、漏えい範囲は約3m×約4m、深さ約3mmで漏えい量は約36リットルであることを確認しています。
また、漏えいした水は当該建屋内に留まっており、建屋外への流出はありません。
福島第一原子力発電所高温焼却炉建屋サンプリングラックからの漏えいについて(続報)
2015年9月29日 東京電力株式会社
高温焼却炉建屋サンプリングラックからの漏えいについての続報です。
漏えいした水については、午後0時20分に回収を終了しております。
漏えいした水の放射能分析結果は以下の通りです。
・セシウム134:2.8×10^5 Bq/L
・セシウム137:1.2×10^6 Bq/L ※セシウム合計→148万Bq/L
・全ベータ :3.3×10^6 Bq/L ※ストロンチウム90など→330万Bq/L
原因については、サンプリング水を排水するラインが排水不良となり、逆流した水が3箇所のサンプリングシンクから溢水したものと推定しています。
※東電の報告と新聞記事が違う
・漏れた汚染水の量約36リットル→210リットル
福島第1原発:汚染水漏れ210リットル 外部流出なし
毎日新聞 2015年09月29日 19時50分(最終更新 09月29日 19時56分)
東京電力は29日、福島第1原発の敷地内にある放射性汚染水浄化装置から、高濃度汚染水約210リットルが漏れたと発表した。放射性物質の濃度は、セシウムが1リットル当たり148万ベクレル、ストロンチウム90などを含む全ベータが同330万ベクレル。汚染水は施設内にとどまり、外部への流出はないという。同日午前5時半ごろ、巡回中の作業員が、装置から水が漏れているのを発見。排水管の弁を閉め、同8時ごろに汚染水の漏れが止まった。【斎藤有香
福島第一 高濃度汚染水210リットル漏れる 除染装置の排水悪化
東京新聞 2015年9月30日 朝刊
東京電力は29日、福島第一原発で、処理中の高濃度汚染水210リットルが、除染装置から漏れたと発表した。汚染水には一リットル当たり148万ベクレルもの高濃度の放射性セシウムが含まれていたが、東電は、装置のある建屋の外には漏れておらず、汚染水処理にも影響はないとしている。
漏れた場所は、タービン建屋にたまった汚染水を複数のフィルターに通し、セシウムを取り除く装置。除染の効果を確認するため、各フィルターを通した後の水のサンプルを採る部分から漏れた。
東電は、採取部分から除染装置に水を戻すホースを、別の作業の邪魔にならないよう持ち上げて縛ったところ、排水が悪くなり、水が漏れたとみている。漏れが見つかった後も除染装置を動かし続け、採取部分に枝分かれする弁を閉めて漏れを止めた。
2015年9月30日
※9月30日午前7時48分頃、H1東タンクエリアにおいて、当該タンクエリア内堰のボルト部から1分間に1滴程度の水が滴下していることをタンクパトロール中の協力企業作業員が発見したとの連絡があった。午前9時に現場状況を確認したところ、当該タンクエリアの鋼製の内堰のボルト部4箇所において、幅10~30cm程度のにじみ痕があること、および水は鋼製の内堰に沿って設置されているコンクリート堰の上部にとどまっていて、コンクリート堰側面および床面には至っていないことを確認。また、当該タンクエリアの外堰の排水弁については「閉」状態であることから、環境への影響はないものと考えている。止水処置を行うため、にじみのあったボルト部の拭き取りを行ったところ、水の滴下はなくにじみ程度であることを確認。にじみを確認したボルト部4箇所については、午前9時35分に止水セメント等による止水処置が完了した。水は拭き取りにより回収している。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所H1東タンクエリアにおける内堰からの水のにじみについて
2015年9月30日 東京電力株式会社
本日(9月30日)午前7時48分頃、福島第一原子力発電所H1東タンクエリアにおいて、当該タンクエリア内堰のボルト部から1分間に1滴程度の水が滴下していることをタンクパトロール中の協力企業作業員が発見したとの連絡がありました。
午前8時46分に現場状況を確認したところ、当該タンクエリアの鋼製の内堰のボルト部4箇所において、幅10~30cm程度のにじみ痕があること、および水は鋼製の内堰に沿って設置されているコンクリート堰の上部にとどまっていて、コンクリート堰側面および床面には至っていないことを確認しました。
また、当該タンクエリアの外堰の排水弁については「閉」状態であることから、環境への影響はないものと考えております。
止水処置を行うため、にじみのあったボルト部の拭き取りを行ったところ、水の滴下はなくにじみ程度であることを確認しました。にじみを確認したボルト部4箇所については、午前9時35分に止水セメント等による止水処置が完了しました。
水は拭き取りにより回収しております。
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について
2015年9月30日 東京電力株式会社
本日(9月30日)午後2時35分、福島第一原子力発電所における地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3-1,Gr3-2,Gr3-3)に貯留してある水の海洋への排水を開始いたしました。
排水状況については、同日午後2時42分に漏えい等の異常がないことを確認しております。
なお、排水終了については本日夜間になることから、実績については、明朝にお知らせさせていただきます。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)
2015年10月1日 東京電力株式会社
地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3)からの排水についての続報です。
昨日(9月30日)午後2時35分より海洋への排水を実施しておりましたが(お知らせ済み)、昨日(9月30日)午後10時35分に排水を終了しました。
排水量については2,003トンでした。
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