2015年10月14日 東京新聞朝刊

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九州電力、川内原発2号機で最終点検作業-制御棒など確認、あす再稼働へ
日刊工業新聞 2015年10月14日
原子力の利用再開を産業界は待ち望んでいる(九電川内原発)
九州電力は川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)2号機の再稼働に向け、核分裂を抑える制御棒が正常に動くかどうかなどの最終点検作業を14日に行う。問題がなければ15日に再稼働させる見通し。原発の再稼働は8月の川内1号機に続く2基目となる。関西電力高浜原発(福井県高浜町)3、4号機や四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)3号機でも再稼働の手続きがヤマ場に差しかかりつつあり、産業界が待ち望む原子力の利用再開が急ピッチで進みそうだ。
再稼働が秒読みの段階にある川内2号機では、原子炉を起動時と同じ高温・高圧状態にしての最終的な点検作業を9日から実施。14日には制御棒の動きを確認するための点検を行い、運転再開に備える。国内の原発として約2年ぶりに運転を再開した川内1号機に続く再稼働となる。
高浜3、4号機も再稼働にかかる原子力規制委員会の審査が、先週末にすべて終了。関電はすでに使用前検査を進めている3号機に続き、4号機でも最終的な手続きとなる使用前検査の申請を近く同委に行う見込みだ。再稼働の前提となる規制委の審査にすべて合格したのは川内1、2号機に続いて2例目。
一方、伊方3号機については原発が立地する伊方町の町議会に続き、愛媛県議会も再稼働を認める決議を先週行った。再稼働には県と同町の同意を得る必要があるとされる。議会の決議を踏まえて中村時広県知事と山下和彦伊方町長が、それぞれ最終判断を示す。
川内2号機あす再稼働
佐賀新聞 2015年10月14日 08時34分
九州電力は15日に川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉を起動し、再稼働させる。東日本大震災後に施行した原発の新規制基準下での再稼働は8月の川内1号機に続いて2基目となる。営業運転への移行は11月中旬になる見込みだ。
川内2号機は既に原子炉への核燃料の装填(そうてん)が完了している。9日から原子炉の温度と圧力を上げて再稼働時と同様の状態にする最終的な点検作業に着手。14日に核分裂を抑えるための制御棒が正常に機能するか確認して再稼働前の検査を全て終える予定だ。
15日は制御棒を引き抜いて原子炉を起動。約12時間後に核分裂反応が安定的に続く「臨界」に達する見通し。問題がなければ18日ごろに発電と送電を始める。当面は「調整運転」と呼ばれる試運転の位置付けで、原子力規制委員会の最終検査を経て営業運転に移行する。
九電以外では、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について県議会が再稼働に同意し、地元手続きが大詰めを迎えている。
九州電力
川内原子力発電所再稼動関連情報 2号機
2015年10月9日 PDFお知らせ(2号機)が九電の最新情報
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