小頭症他生態系異常「特に小頭症というのが放射能の高い地域ではよく見られています」ティモシー・ムソー教授<福島とチェルノブイリの野生生物・5>9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)


第5回 市民科学者国際会議
~東京電力福島第一原子力発電所事故の放射線被ばくによる
健康影響を科学的に究明し、防護と対策を実現するために~
2日目 日時:2015年9月21日(月・祝)


ティモシー・ムソー教授


また、原発の調査もそうなんですが、医学的な調査も行われて、
実際に医師が20年代にはこうやって放射能を使うことによって治療を行ってきました。
特にがんの治療に多く使われてきたわけです。
女性の一部、特に妊娠した女性が広島長崎ではわかったんですが、
特に子供さんが非常に放射能の影響を受ける確率が高かったと。
頭の小さな子供、脳の小さな子供、そういった認知移動が低くなるような子供がたくさん生まれてきました。

ムソ−36

脳が小さく、

ムソ−37

ムソ−38

特にこの小頭症というのが放射能の高い地域ではよく見られています。

ムソ−39

小さな鳥の方が淘汰されていく可能性が大きくなるわけです。
ネズミもそうですけれども、特に福島の脳の大きさの調査を行いましたが、170の福島のネズミを加えるとこういう形で脳のサイズが特に放射能の高かった地域には多く見られていることがわかっています。

ムソ−40


35:00
ここでお話ししたいのは、なんらかの理由でチェルノブイリのことをあまりしっかりと研究していませんでした。
私たちが行く前は調査は行われていませんでした。
何人かが実際に、ちょっとした小規模な調査を行っていた方はいました。
また、実際にそういった小さなもの以外は本格的な調査は行っていませんでした。
どのシステムモデルを見ても、我々としてはなんらかの線量との反応の関係がある、これはマイナスの関係があることがわかってきました。
これをよくある例ですが、ファイアバグの例です。↓

ムソ−41

これは日本では見たことはないんですが、ひょっとしたら日本にはいない種なのかもしれません。
この仮面のような部分、見えますか?
何か仮面をかぶっているような、アフリカなどにあるマスクをかぶっているように見えますが、
これは通常の虫なんですが、

ムソ−42

チェルノブイリではこういう形で様々な、ま、形態が変わってしまっている、変異が起こっているのがわかります。
特に放射能の高い地域ではこういったものが見えていると、
放射能の高い地域からそういった生態系の異常が出ていることがわかります。

ムソー43

こちらですが、このチョウの調査が沖縄で行われています。

ムソ−44

チェルノブイリでもこういった形の変化といったものが、奇形というものが行われています。



36:38

こちらはチェルノブイリの木です。

ムソー45

ムソ−46

2週間前に日本で出ましたが、その調査を見ますと、福島の木、こちらでも成長がおかしくなっているということがわかります。
この、特に放射能の高い地域では奇形が行われています。

ムソ−47

これは傾向を示す非常に大きな証拠になっています。


最後のメッセージになりますが、個体数はどうなのか?ということを見ていきたいんですが、
生死に影響があるというお話しもしましたし、また実際のパフォーマンスにも影響を及ぼしているという話もしました。

ムソ−48

ムソ−49

ムソー50

ムソ−51

ムソ−52

ちょっと時間がなくなってきましたけれども、皆さんはすでにご覧になっているかもしれません。
今年の初めに出されました三つの論文があります。
こちらは福島の鳥に対する影響です。
一つはツバメ、もう一つは残りの鳥を見ていきました。

ムソ−53

この結果は驚くべきものでした。
チェルノブイリの場合には個体数の減少は66%です
プラスマイナスはあるものの66%は下落をしました。

ムソ−54

実際に、種類的にも50%下がりました。

ムソー55

福島は4年経った後、400箇所調査した結果、多くのデータがいま溜まってきておりまして、
非常に明確にこのことがわかっています。
鳥の数ですけれども、非常に大きく下落しています。
特に放射能の強いエリアでは大きく下がっています。

ムソ−56

これはまた、INSがフランスと協力をしながらもう一度調査を行いました。
実際のこの正しい線量反応というのはどういうものなのか?ということを調べたわけですが、
こちらでもやはり、大きな個体数の減少がみられています。

ムソ−57

ですから、チェルノブイリでも福島でも大きな個体数の減少がみられています。


ムソ−58

ムソ−59

それではここでまとめに入っていきたいんですが、この後どういうことなのか?ということを考えていくときに、
まず国連のレポート、我々がよく依存するこのレポートに対して、いろんなたくさんの情報、
実際の公のパブリックのチェルノブイリ福島のデータが出てくるわけです。
実際に個人に対しての、個人それから個体数、それから●システムへのこういった損傷があるということです。
これは医師が行わないからといって、こういった調査が行われないからといって、この情報の価値がないというわけではないのです。

ムソー60

ですからこれは意味のある情報として皆さんに考えてもらいたいです。

ムソ−61

ムソー62

また、我々はどういうことをするべきなのか?ということなのですが、
過去2週間福島にいたということをお話ししましたが、山木屋というところにいました。
ここは実際に震災の後避難をした場所なんですが、
彼らは4ヶ月、5ヶ月後には家に帰ることができると言っています。
特別な許可を得ても「家に帰ることができる」ということをおっしゃっていました。

オーナーが毎日来ていて、彼から言われた質問なんですが、
「本当に、実際に孫が来ても大丈夫なのか?」と。
「自分の家に、山木屋の家に戻って孫が来ても大丈夫なのか?」と。
「本当に野菜、フルーツ、自分の庭で育てたものを孫に与えても大丈夫なのか?」と聞かれたのですが、
それに対しての答えは実際に我々にはないわけです。

我々としてよく理解しなければいけないのは、大きな甚大な結果が本当にこの地域に住んでいるものへ影響はないのか、ということを見ていかなければいけない。
これが結局最終的に人間に対して大きな影響があるかどうかの判断になってきます。

ムソー63

最後のポイントになりますけれども、こういった取り組み、リサーチというのは、我々が行う場合、個人の科学者が、政治的な意図を持たない科学者が行うべきだと考えています。
こうした事実をベースにして、原発賛成の学者ではなく、そういった独立した医師を持った科学者が行うべきだと考えています。
ご静聴ありがとうございました。

ムソー64
刊行物、写真、報道
http://cricket.biol.sc.edu/chernobyl/Chernobyl_Research_Initiative/Publications.html


質疑応答に続く



ーーー


汚染された餌を食べたヤマトシジミの研究結果から考える「学校給食に福島産米」10/5 おしどりマコ・ケン横浜(文字起こし)

福島原発事故 生態系に影響与えていないのか
2013年5月30日放送 そもそも総研(内容書き出し)


ヤマトシジミ被曝影響研究論文とドイツ報道(字幕書き出し)

「福島のサルの異常はセシウムによるものと考えていい」
「チョウに表れた変化は放射性物質が原因とみて間違いない」





第5回 市民科学者国際会議文字起こしブログ

「CTスキャンによる低線量被ばく後の発がんリスク」ジョン・マシューズ9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

津田敏秀教授9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

キース・ベーヴァーストック(東フィンランド大学環境科学学科)原発事故による甲状腺がんの発症と被曝時の年齢9/21第5回 市民科学者国際会議 2015

<福島とチェルノブイリの野生生物・1>ティモシー・ムソー教授「低用量曝露によって遺伝的損傷が起こるということが示されているのです」9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

白斑「遺伝的影響・放射線の影響”があるという目印」ティモシー・ムソー教授<福島とチェルノブイリの野生生物・2>9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

無精子「だいたい40%の鳥が全く無精子状態であった」ティモシー・ムソー教授<福島とチェルノブイリの野生生物・3>9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

腫瘍・白内障「汚染度が高い地域にはこれは非常に高い」ティモシー・ムソー教授<福島とチェルノブイリの野生生物・4>9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

小頭症「特に小頭症というのが放射能の高い地域ではよく見られています」生態系の異常他 ティモシー・ムソー教授<福島とチェルノブイリの野生生物・5>9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

質疑応答 ティモシー・ムソー教授<福島とチェルノブイリの野生生物・6完>9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)

「広島、長崎、ハンフォード、そして福島のデータを再分析」濱岡豊慶応大学教授 9/21第5回 市民科学者国際会議(文字起こし)





関連記事

コメント

非公開コメント

鳥のこと。

中学中退ほどしか学力がないので、むつかしいことはわかりませんが、鳥が激減しているのは間違いありません。大好きな鴨とかムクドリ、カラス、カワセミ、とりわけ雀たちのはしゃぎぶりが好きなんだけど、みんな激減(1/3ほどに)しました。野良猫も好きなんだけどこればっかりは1/10ほどしか、つまり滅多にしか見かけません。登下校のちびたちが好きなんだけど、登校の時はみんなうつむいて葬列みたい。しかし下校の時は、冗談や悪さで躍り込んでくるほど元気です。でも、ひーひーいっているちびたちはたぶん登校など出来ないはずです。明日がほんとうに心配でなりません。