女川原発外部電源喪失も速やかに地元に連絡せず


<東北電>女川外部電源喪失 連絡遅れ陳謝
河北新報 2015年10月29日 木曜日

 東北電力女川原発1号機(宮城県女川町、石巻市)で9月下旬、外部電源が失われ非常用発電機が作動した問題で、東北電の原田宏哉社長は28日、周辺自治体への連絡が遅れたことについて「社会的にどう受け止められるかの感度が鈍かった。地域に迷惑を掛け申し訳ない」と陳謝した。

 原田社長は定例記者会見で「東京電力福島第1原発事故以降、電源喪失や冷却設備の停止は地域の一大関心事になった」と説明。同様の事態が発生した場合には「速やかに発表していきたい」と述べた。

 連絡が遅れた周辺自治体は原発から30キロ圏内にある緊急時防護措置区域(UPZ)の登米市など5市町。東北電は法令や安全協定に定めがないことを理由に挙げていたが、地元からは改善を求める声が出ていた。
 国や立地自治体にはトラブル発生直後に自主的に連絡していた。




<女川原発>地元連絡は停電発生9日後
河北新報 2015年10月14日水曜日

 東北電力女川原発1号機(宮城県女川町、石巻市)の外部電源が2日間で2度停電したことが明らかになった13日、立地自治体や周辺自治体からは、安全対策の徹底や迅速な情報伝達を求める声が上がった。
 女川町は発生当日に東北電から連絡を受けた。担当者は「安全措置が欠落したヒューマンエラーに起因する。重く受け止め、改善してほしい」と指摘した。
 石巻市によると、市への連絡は発生9日後の今月8日。担当者は「非常用電源が入ることは簡単な事象ではない。早く連絡をもらわないと市民を守れない」と東北電に改善を求めた。
 東北電は、国にも発生当日に連絡したが「法令で報告が義務付けられているトラブルではない」として13日まで公表しなかった。
 4月に東北電と安全協定を結んだ女川原発30キロ圏内の登米市や美里町など5市町への連絡も13日になった。美里町の担当者は「東北電が情報を隠せば町は何もできない。迅速な情報提供を期待する」と話した。
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 東北電力は13日、東北電力女川原子力発電所1号機(宮城県女川町、石巻市)で9月下旬、外部電源が失われ非常用発電機が作動するトラブルが立て続けに2度発生したと発表した。




河北抄 港北新報
 何度も聞かされてきた言い訳のような気がする。女川原発(宮城県女川町、石巻市)の1号機で停電が起き、使用済み核燃料プールの冷却ポンプが約35分間停止したのに、東北電力から地元への報告は後日。「法令や安全協定で義務付けられていなかった」という理由。
 その通りだとしても、ちょっと想像してほしい。福島第1原発事故で電源喪失がどれほど危機的な結果をもたらしたのか。燃料プールも冷却は欠かせない。
 ポンプの停止は先月29日だった。東北電力はその日に女川町と石巻市、宮城県へ連絡したが、それは「停電で原発の放水口で測っている放射能データを送れなくなった件」(広報・地域交流部)。
 ポンプの停止は30日にさらに詳しく報告する際に伝えたという。だが、報告の優先順位を間違っているのではないか。
 大事だったのはポンプの停止と非常用電源の作動。原発30キロ圏の自治体も含めてスピーディーに伝えるのが正解だったはず。法律や協定に従うのは最低限の役割であり、それを超える仕事ができなければ全くもって地元は安心できない。(2015・10・15)




「社会的にどう受け止められるかの感度が鈍かった」と東北電原田宏哉社長が陳謝したが
「社会の受け止め方の感度」????
そうじゃない。
地元住民の安全を真っ先に考えるという、ごく当たり前のことが全くこの社長の頭の中には無い!


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