4「イチエフの安全についてはある程度責任を持って確保してまいります」田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)

原子力規制委・田中委員長vs南相馬市・桜井市長(2015.10.29)


https://youtu.be/1NnPsOTgrXM?t=37m48s
南相馬市・桜井市長:
桜井4

委員長がおっしゃっていただいていることを、我々は理解しないとか理解できないとかいう問題では全くなくて、正直言って「ここまで南相馬市は回復している」という自負心もあります。
それは職員が自らここに残って頑張った。
その間ストレスを抱えてリタイアしたり、今、休職せざるを得ない職員たちがいる中でも、職員全体としてみれば、市民を支えるために頑張ってきています。
ですから、市民と同時に職員のケアをしなければいけないのも事実なんです。
で、この際、国の支援が無かったとは言いませんが、震災で厳しい時に、自衛隊でさえ避難して行った時にですよ、3月14日。
3月15日の、14日の3号機の爆発。
ここは我々は残したんですよ。
自衛隊が入ってきて「避難指示」ということを言われても。
それはなぜか?って言ったら、市民を守らなければいけないし、あの時避難できない市民もいっぱいいたので、我々としては市民を守ることを優先させた。
これはある意味私が職員に強要を指示したというのもありますけれども、ただそれによって本当に多くの市民が帰ってくるようになったとは言え、あれ以降ストレスを抱えている職員が非常にいるのは事実なんですね。

ですからこういう中で今再生していかなければいけない。
復興していかなければいけない。
ましてや一番の課題である20km圏内を帰れるようにしていかなければいけない。
そういう課題に対して、いま何を市民にメッセージとして出したら彼らが安心して帰れるかということを常日頃考えて彼らと対話し続けているんですよ。

で、楢葉はこれから医療機間ようやくするところとか、郵便がこれからとかという話が出ていますが、我々としてはもうすでにそのことは、去年の4月23日時点で改良規制ないにもかかわらず、医療機関は必要だということに対して診療をそこで開始したりとか、今年の9月にわれわれも中小機構の支援を受けて、直接仮店舗というか、購買できるものを作ったりしているんですね。

でも解決できないのは、やっぱり除染の問題。
先程言った廃棄物の、ああいう黒い袋が積んである問題。
ここで農業ができるのか?とか、
生活再建できるのか?という不安がある、これの最大の原因が放射性物質、原発事故なんですよ。


ここを明確に不安を払拭するものを住民に語り続けなければ、多分帰還というのは多くなっていかないと思うんです。
ですから規制委員会としても、委員長としても、国に対しては「こうあるべきだ」というものを、放射線の問題一つを取っても出して欲しいし、除染についていま環境相も非常に中間貯蔵の問題とかやっていますけれども、これに対しても道筋が見えないような、悩み続けなければいけない現場の人たち、また、●村なんかは搬出搬入のルートになっているわけですよ。
飯舘の問題もそうだし、相馬の問題もそうだし、うちの問題もそういうルートの中に入れられているわけですので、こういうことに対するストレスがこれからますます大きくなってくるんですよね。
「それでも大丈夫なんだよ」ということを言っていかなければいけない。
それはどういう風にしたら言えるのか?っていうのは、われわれは常日頃自問自答しながら、住民に対してどう言ったらいいんだろう?という問題があるので、



規制委・田中委員長:
田中4

除染の方の問題については、わたしの方で色々、ま、何か申し上げる立場にないし、なかなか難しいところがあるんですが、イチエフ(福島第一原発)の安全の確保についてはその、ある程度責任を持って確保してまいります。
で、その一環として今日もこういう形で、私が、あの、いろいろ持ち場とか説明しているのは十分承知しているんだけれども、私の口からきちんと説明した方がいいでしょうということでお伺いしています。
で、そのことで十分納得していただけるかどうか?ということについては、これはなかなか人の納得は簡単なものではない
ので。

ただはっきり言えるのは当初からいろいろ非常に懸念、われわれも懸念してきたことについては相当きちっとコントロールできるようになってきています。
今日の新聞に出る水の問題も、今全部出ていて「これぐらいですよ」という話ですから、こういうことも多分、少し表的に感覚的に捉えていただければ、幾らか安心になるかなというのでこんなものを作ってきました。
そういうことで今努力をしています。

でも、そういう意味でぜひイチエフは、今は住民の帰還を妨げるような状況ではなくなっ…。
絶対ないか?といえば、まぁ。
たとえば再臨界の問題とか、いろいろ議論されているけれども、それはありません。
これはありません、物理的にないということは私が保証します。


で、そういうことは言えるんですけれども、できない、
なんでもそうなんですけれども、全く●ということを保証しろと言われてもこれはなかなかないんで、そこのところはちょっと勘弁願いたいと思いますけれども、そうとう「イチエフは帰ってくるのを妨げるような状況ではなくなっているよ。だから帰っても外の方に、こっちの方まで影響するようなことはないよ」という事はぜひお伝えいただいて、出していただきたいというふうに思います。

除染の方の問題、運ぶルートの問題は私自身も非常に懸念しています。
今後どうなるかという事について。



ーーー

除染で使ったマスクや手袋を投棄 コンビニ店頭のごみ箱に


<除染廃棄物流出>飯舘村の除染袋川に流出 240袋→293袋→395袋












2015年10月
田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長文字起こしブログ

1「なんで100bq/kgに下げたんだ、500bq/kgで良かったじゃないか」田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)

2「放射線被曝は生涯で1000mSvという考え方がある」田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)

3「無責任かもしれないけれども、最後は人の心の問題ですから」田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)

4「イチエフの安全についてはある程度責任を持って確保してまいります」田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)

5「ヨウ素はもう出ません」田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)

6「避難計画を作るエネルギー政策に対して今後とも推進しろなんてどうして言えるのか?」田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)

7「除染にかかる費用 自殺 過疎化交付金」田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)

8完「国ができないことを自治体にやりなさいっていうのは、それは無理です」江口副市長vs田中原子力規制委員長vs桜井南相馬市長(文字起こし)





福島県視察後の原子力規制委員会委員長の記者会見文字起こしブログ
年間5mSvで白血病は労災なのに…「年間20mSvで生涯1000mSvという国際的基準がある」田中俊一原子力規制委員長記者会見10/28(文字起こし)


”もんじゅ”設置許可取り消し?「原子力機構の児玉理事長のお考えを思う存分聞いた上で判断するのが礼儀」田中俊一委員長10/28原子力規制委員会記者会見(文字起こし)



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mekenekotamaさん

 mekenekotamaさんというブロガーが福島県の高線量地域や福島産の米の摂取率で、10年度と14年度で比べる死亡率計算をしたら、どちらも9%上昇と出ました。
会津地方は死亡人数が5名減なのに福島市や伊達市など県北は9%上昇。
福島県のひらた中央病院が聞いた拒否率から算出したら、南相馬・相馬市は米の摂取拒否率が77%程と高いので、人数が減っている位です。(総人口数系数で計算していますので、比率に差は出ません)逆に三春・いわきなどは拒否率が50%以下しかないので、9%も死亡率が上がっています。
 東京などはこういう計算も出来ない位複雑に人が動いていますので、分かり辛いとは思いますが、若い人の死が増えていますよね。先日も38歳の声優さんが亡くなりました。