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1子供達の甲状腺がん「多いです、確かに多いです」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)



FFTV<おしどりマコさん講演>
深刻化する福島の子どもたちの甲状腺がん
(南相馬20ミリ撤回訴訟支援連続セミナー)
2015年11月10日



県民健康調査概要説明 満田
https://youtu.be/-j-gbbxZuKY?t=2m26s

現在の甲状腺癌 おしどりマコ
https://youtu.be/-j-gbbxZuKY?t=8m28s

201511101

今日はみなさん原発事故や甲状腺にすごく興味をお持ちの方だということで、本当にすごく今日はマニアックな、ものすごく専門的な話をしようかと思います。
先ほどザーッと説明をしていただいたんですけど、2011年から福島県の健康調査検討委員会をずっと取材しているんですけれども、放射線問題、ま、健康調査について。
2011年のオープンになってから、第4回からオープンになったんですけど、そこから取材していますと、やはり今年の第19回の検討委員会から少し雰囲気が変わってきた、風向きが変わってきたように思います。

検討委員会の中で、2011年3月11日、原発事故発災当時に福島県内にいる18歳以下の県民すべて、対象38万人に甲状腺の超音波エコーをする甲状腺検査、小児甲状腺検査が、50人を超えた段階で、甲状腺に関するものは検討委員会だけではなく、専門の人間が集まって部会を作ろうということで、甲状腺評価部会というのが立ち上がりました。

その甲状腺評価部会が、今年第6回で一旦中間とりまとめを出したんですね。
それが出てきたときから、なんか、風向きというか、雰囲気が変わってきたんです。

それは100人を超えてきた時点で。
しかし去年までは厚労省、環境省、原子力規制庁の住民の健康問題検討会では、100人を超えた甲状腺癌が出てきても「スクリーニング効果だ」と。
高性能の機械でたくさんの人数の検査をしてしまったから「見つけてしまったんだ」ということが去年までずっと言われてきました。

それは環境省の中間とりまとめでも「スクリーニング効果だ」と「原発事故の影響によるものじゃない」というようなことが書かれています。

しかし、第6回の甲状腺評価学会が3月にあって、そこの中間とりまとめ”案”の段階では、ほぼそういう、「検査を継続するように」というようなことだったんですが、今までにあちこちから出ているとりまとめと何も趣旨は変わら来ことが書かれていたんですね。

でもこの中間とりまとめ”案”が、今年の8月の検討委員回に正式なものとして出されてきたときに、一文が加わったんです。
それが、さっきご紹介していただいた、
「我が国の地域がん登録で把握されている甲状腺癌の罹患統計などから推定される有病数に比べて、」ここが本当に重要なんですけれども、すごくここが。
数十倍のオーダーで多い」と。
この一文が、”案”には無かったものが入っていたんですね。

で、これが出てきてから、第19回では「これが本当なのか?」ということが、甲状腺評価部会以外の委員からたくさん質問が出ました。
他の専門家は「高性能の機械でたくさん検査したから出てきたものだ」と。
「全然多くはない」と。
「潜在的にもともといる割合なので特に多くはない」という専門家もいるが、どうなのか?
ということが委員からたくさん出たんですけど、甲状腺評価部会会長清水一雄 先生、そして国立がんセンターの津金昌一郎先生が「多いです、確かに多いです」「あ、多い、多い」って、「多い」って何回言うんだろう?って言ってたんですよね。

これは津金昌一郎先生ですね。
201511102


で、この中間とりまとめが今年出てきましたので、評価部会を取材している身としましては、急に入ってきたので驚いた、いつこれが盛り込まれたのか?どういう考えで盛り込まれたのか?確認しに清水先生や津金先生のところに取材に行きました。

そのあと病院いうか勝手取材時間を取っていただいたんですけど。
ちなみに「数十倍のオーダーで多い」という中身は、昨年の11月の第4回甲状腺評価部会のときに国立がんセンターセンター長の津金昌一郎先生が計算して出してきたものなんですね。

当時の第4回では、「国立がんセンターが持つがん登録のデータを使って、いろいろな研究者が子供の甲状腺癌が100倍に増えたとか、1000倍に増えたとか、とてつもない数字を出している。
国立がんセンターのがん登録の数字を使って計算をしている以上、うちが責任を持ってきちんと計算をしなければいけないと思って計算してきました」
というお話で資料を出されました。

2001年から2010年のがん罹患率、これは全国推定値なんですけれども。
それに基づいて福島県において18歳までに臨床診断される甲状腺癌は2.1人だと。
これは資料のいちばん後半の方のまとめに出てくるんですけれども、
2010年時点で、「原発事故前福島県において18歳までに臨床診断されている甲状腺癌はおそらく2.1人ほどの人数だろう」ということを計算されたんですね。

去年の11月、この資料を出した当時、ま、日本もまだそんなに上がっていないんですけど。
その検査対象者が38万人のうち80%程度の甲状腺検査が終わったということで、この2.1人がそのまま振られるのではなく、2.1人の80%ということでこれを8掛けして1.7人。
「これが比較する数字だ」ということで、去年の11月、この資料の当時では先行調査、一巡目の調査では104人が甲状腺癌悪性ないし悪性疑いという診断でしたので、「104人と1.7人を比較して61倍だ」という資料が去年の11月に出ました。


ご存知の通り、この104人という数字は今どんどん上がっていますし、そして、ここの2.1人という数字自体推定値ですので、ここの数字の正確性もそんなに、絶対値ではないということで、「数十倍ということに丸めた」ということでした。

ここ(事故前の罹患数)がもっとたくさんになることもないだろうし、100人を超えたあたりで数十倍だろうということを津金先生は話しておられました。

スクリーニング効果についてもがんセンターの津金昌一郎先生と、岡山大学の津田先生。
この間海外特派員協会で甲状腺癌に関する論文の会見をされていましたけれども、

津田教授の海外特派員協会での会見文字起こし
<甲状腺癌>「日本全国と比べ最も高いところで約50倍、低いところでも20倍の多発が起こっている」津田敏秀教授会見10/8(文字起こし)

<質疑応答>「福島県に住み続けなければならない人に詳細な情報を与えることで有害な曝露は桁違いに少なくなる」津田敏秀教授会見10/8(文字起こし)


疫学者のお二人にスクリーニング効果について、色々と教わったんですね。

確かに、高性能の機械でたくさんの被験者を検査すると、潜在的な疾患を見つけてしまいます。
スクリーニング効果自体は確実にあります。
で、ここからが肝心なんですけど、
スクリーニング効果というのは、もともと疫学の中では、たくさん論文も出ていて、教科書にも載っているレベルのよくある話で。
でも、スクリーニング効果で見つかるのはだいたい2倍から6倍、多くても10倍ぐらいだそうですね。
つまり、2.1人が4.2人とか。
10倍ぐらいになることはあっても、100人を超えることは「スクリーニング効果だけでは説明できない」ということが津金先生、津田先生、疫学者としての共通のご意見でした。

スクリーニング効果だけでは100人は確実に超えない。

問題は、津田先生もおっしゃっておられましたけれども、「スクリーニング効果だ」と主張される、この間の学会でも山下俊一先生だとか、県立医科大学の鈴木眞一先生とか、環境省でずっとスクリーニング効果に触れるとおっしゃっていたのは今県立医科大学にいる丹羽太貫(にわおおつら)先生ですけど、その先生方ご自身がスクリーニング効果の論文を一本も読んでいないんですね。

福島県立医科大学 丹羽 太貫.(ニワ オオツラ)
<完全に常軌を逸する行動>福島県立医科大学丹羽太貫「うるさいから黙れよ、お前!」環境省専門家会議11/26 OPTV(文字起こし)

3.「やはり、線量が低いと癌出ません!それは厳然たる事実です」丹羽太貫(福島県立医科大学)6/26第7回 健康管理のあり方に関する専門家会議(文字起こし)



だから「スクリーニング効果で何倍程度増えるか」ということを理解されておらずに「スクリーニング効果で増える」とおっしゃっていることは問題だと。
これは岡山大学の津田先生がおっしゃっていました。

津田先生がね、去年の環境省のあり方会議でものすごく口げんかみたいになった時におっしゃってますよね。
ぶら下がりで全部口げんかをね、動画を撮ってましたから。

津田先生が「丹羽先生、スクリーニング効果の本を何本読んだんですか?」
丹羽太貫「一本も読んでませんよ!」みたいな。
「せめて一本ぐらい読んでから話をしてくださいよ」おっしゃってましたね。

それはすごい問題だと思います。

今年の8月のこのまとめが出た段階では、、これが「数十倍のオーダーで多い」という根拠で、それが今年の5月に出てきたんですけれども、「これはスクリーニング効果だけでは説明ができない」と。「過剰診断の可能性がある」というふうになっているんですけれども。

その「過剰診断」と「スクリーニング効果」すごく翻弄されやすいんですけど、

スクリーニング効果」というのは、さっき説明したみたいに、たくさんの人数を高性能の機械でパッとみてしまう。
なので、数年後に診断されるはずの疾患を先に見つけてしまうという考え方なんですね。
つまり「早期発見」なんですよ。
数年後に見つけるはずのものを「早期発見」、2〜3年前に見つけてしまう。

過剰診断」は「早期発見」でもなくて、本来診断をしなくてよかった、病名をつけなくてよかったものを診断してしまうものは「過剰診断」なんです。

例えば、ほくろが出来てそれがひょっとしたら皮膚癌になるかもしれない、でも死ぬまで皮膚癌にはならなくてただのほくろのままかもしれない。
なのでこれは「ほくろの段階では皮膚癌の前段階で病名をつけてしまうのは過剰診断だ」というのが「過剰診断」なんです。
「早期発見」ではない。

で、「過剰診断」ということで言われているんですけれども、これは県立医科大の鈴木眞一先生が、直接甲状腺検査をしている専門医の先生方が「過剰診断ではない」と。
「悪性ないし悪性疑い」と診断した子供たちは、肺に転移をしていたり、リンパ転移をしていたり、サイズが大きかったり、気管や反回(はんかい)神経に近かったり、大人であっても手術するのに妥当な症例だということで、「過剰診断ではない」ということは、甲状腺を直接見られている現場のお医者様がおっしゃっています。

過剰診断じゃない!
<リンパ節転移>鈴木眞一「 病理組織学的に取ったものからみると、少なくても50% 多い施設では70%以上見つかります」6/10甲状腺評価部会(文字起こし)
明らかに肺に遠隔転移があるとか、リンパ節転移があるとか、明らかに悪性度が高いものや場所の悪いものだけを選んで細胞診をして、手術になっている





つづく





FFTV<おしどりマコさん講演>深刻化する福島の子どもたちの甲状腺がん
(南相馬20ミリ撤回訴訟支援連続セミナー)2015年11月10日 文字起こしブログ


1子供達の甲状腺がん「多いです、確かに多いです」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

2清水一雄先生「A1・A2判定から摘出するサイズの癌がどんどん見つかっている事にかなり驚いた」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

3厚労省の報告書に記載「周辺の県の健康調査をフォローアップするべきだ」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

4住民の初期被ばく線量評価「まだオープンになっていないデータがある」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

5福島県以外の自治体の甲状腺検査「単純に比較はできない」 11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

6甲状腺学会「他の生き物と人間は違うのね」 11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

7放射性廃棄物の再生利用 「どんどんどんどん高い線量を全国民が強いられる状況」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

8もんじゅ 日本原子力研究開発機構「約束したことが実行できていない。長年染み付いた悪さ処を解消すべく…」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)



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コメント

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過剰診断?

津金先生の発表したものを見ると、過剰診断と過剰治療が明確に区別されていない。

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/50322.pdf

癌の診断を病理学的に行うことが現在の医療のコンセンサスであるから、福島の小児甲状腺癌はすべて癌である。成人で見られる甲状腺癌には、経過が数十年と考えられるようなものが多く、これを外科的に処置してしまうことは過剰治療と考えてよいだろう。
疫学者、放射線科医、外科医、みんな勉強不足なのではないかなあ?

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No title

少なくとも津田氏の考察・分析は「正しい物ではない」。意図的に、恐らく自分がそう思うようにズラされた形に仕上げています。ズラされた形跡を見つけるのはそれ程難しくないです。
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