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FFTV<おしどりマコさん講演>
深刻化する福島の子どもたちの甲状腺がん
(南相馬20ミリ撤回訴訟支援連続セミナー)
2015年11月10日

文字起こし部分のYoutube →https://youtu.be/-j-gbbxZuKY?t=1h25m48s

本当に、20mSv撤回訴訟がね、問題で。
本当に思うんですけれども20mSvをね、原発事故の後受け入れるっていうのは、特定避難勧奨地点とか原発事故が起こった汚染地域の問題じゃなくて、本当ウチらに関わることで、どんどんどんどん、「全国どこでも20ミリぐらい当たり前になりますよ」みたいな話だと思うんですよ。

で、放射線廃棄物の特措法の取材をしていて、今年特措法のとりまとめが一旦夏に出て、その時に驚いたんですけど。
放射線廃棄物を調べていて、特措法ができる時の議論をずーっと調べていたんです。

「8000ベクレル/kgを国が責任を持って除染する」というそのラインを決めた時の、放射線審議会だったかな。
その法律ができた時に「数年後に施工状況を検討する」ということがもともと2012年に法律ができた時に決まっていて、それで施工状況検討会が立ち上がってとりまとめが9月に出たんですけど、私が取りまとめを取材してびっくりしたのは、突然今になって放射性廃棄物の再生利用ということが今年から言われ始めたんですね。
放射性廃棄物の再生利用、再生利用って一度でも利用したことがあったの?みたいなことでビックリして。

放射性廃棄物を「再生利用」!?
L.C.M.PRESS Oshidori Mako&Ken mako oshidori

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環境省
放射性物質汚染対処特措法の施行状況に関する取りまとめ(本文)


放射性物質汚染対処特措法の施行状況に関する取りまとめ
~資料編~



「中間貯蔵開始後 30 年以内の県外最終処分に向けて、除去土壌等の減容化」今までは減容化だけでした。
しかし今年から「再生利用」ということが、減容化と再生利用がセットで入っていました。

再生利用にできるだけ早い段階から取り組むことが重要である」と。

「減容化・再生利用に関する技術開発及び必要な環境整備を進めるとともに、情報の発信やモデル的な再生利用の取組等を通じ、安全・安心を確保しつつ、全国民的な理解の醸成を図っていく必要がある」と。

「特に除去土壌等の再生利用を推進していくためには、公共事業等での活用が重要であり、関係省庁・自治体と連携して進めて行く必要がある。」ということが出されたんですね。


「放射性廃棄物の再生利用」せっかく除去したものをまた使うみたいな話になってきていて、それで今年の1月に、まだ1回しかないんですけど、「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会」というのが始まっていました。

環境省 中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第1回)

再生利用に関する技術的課題について



(↓マコケンのブログ 放射性廃棄物を「再生利用」!?より再生利用に関する技術的課題について
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「再生利用に関する技術的課題について」本当に議論が始まったばかりでまだ2回目はないんですけど、本当に議論の途上なんですけど、利用先の用途として道路用とか河川とか、鉄道や空港もあるんですけど、公園緑地造成、宅地造成にも利用される用途として入っているんですね。
それを、何をどこにどうやって使うかの議論が始まったところなんですけど、

じゃあどのレベルのものなの?」ということもまだ議論が始まったばかりで、

(↓マコケンのブログ 放射性廃棄物を「再生利用」!?より再生利用に関する技術的課題について
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4300ベクレル/kgとか3000ベクレル/kg。
上層に30cmの遮蔽をして3000ベクレル/kg。
40cmの遮蔽で10000ベクレル/kgの再生資材という話になっていて。

8000ベクレル/kgのものを集めてきて減容化をして、それを薄めて全国に使うということが今年から話し合われています。

え?チェルノブイリでもこんなことしてたっけ?と思って、今同時に調べ始めているんですけど、放射性廃棄物の再生利用というのは、今後本当に注目しなければいけない議論で、どう広がっていくか?というのは重要だと思います。

それは「原発事故があってもなくても、どれくらいの線量を私たち国民が強いられるか」ということにつながっていくと思っていて、それが一部の地域では年20ミリとなると、もう本当になし崩し的に、どんどんどんどん高い線量を全国民が強いられる状況になっていくんだと思います。

なのでこの再生利用の話は本当に、ビックリするよね!
8000ベクレルのものを集めて3000ベクレル。そんなにそうそう変わらないんじゃないの?っていうのが驚きます。

ケン:地下がどうなるかわからない。
マコ:どうなるかわからないよ、そこを通った水もどうなるかわからない。
ケン:そうよね。
マコ:そこが崩れたらどうなるか、とかね。

本当に全然わからない話だと思いますよ。
こんな放射性廃棄物の再生利用というのは、今までやったことのない話だと思うので、とてもこれも問題だなと思います。



つづく






FFTV<おしどりマコさん講演>深刻化する福島の子どもたちの甲状腺がん
(南相馬20ミリ撤回訴訟支援連続セミナー)2015年11月10日 文字起こしブログ


1子供達の甲状腺がん「多いです、確かに多いです」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

2清水一雄先生「A1・A2判定から摘出するサイズの癌がどんどん見つかっている事にかなり驚いた」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

3厚労省の報告書に記載「周辺の県の健康調査をフォローアップするべきだ」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

4住民の初期被ばく線量評価「まだオープンになっていないデータがある」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

5福島県以外の自治体の甲状腺検査「単純に比較はできない」 11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

6甲状腺学会「他の生き物と人間は違うのね」 11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

7放射性廃棄物の再生利用 「どんどんどんどん高い線量を全国民が強いられる状況」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)

8もんじゅ 日本原子力研究開発機構「約束したことが実行できていない。長年染み付いた悪さ処を解消すべく…」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)



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comment 2
コメント
いつも文字起こし ありがとうございます。
本当に、利権ばかりで後々の子孫や地球環境への配慮がゼロなんですね、、、
周辺住民への追加被曝が年10μSvに抑えることが可能みたいに記載がありますが、ただでさえ被曝環境にいるのに更に被曝はありえません!被曝することが分かっていて周辺住民に受け入れられると思っているのでしょうか⁈
、、、もちろん、こっそり使い知らせることなく進める魂胆?
地下にも染み込みそうですし、後処理どうするの⁈子供たちに更に厄介な負の遺産を残すようなことばかり、、、
コンクリや公園、道路、新築の建物に使われる資材、学校なんかも大丈夫なのでしょうか。
ガイガーで測って空間線量に変化はでるのでしょうか。
出にくいとすれば、定期的に測り公表している自治体もやりやすいのでしょうね。騒がれにくい。

これをとめるには どうしたらいいの⁈
ちょこ | 2015.11.23 11:29 | 編集
RAPTという、爬虫類的な名前のブログ、エホバの証人? が拡散しているのですが、福島に首都移転したいから、壊したり放射能蔓延のデマを流しているという、とんでもない誘導を発信しています。

http://ameblo.jp/don1110/entry-12096454863.html

貴ブログは放射能が大変だという情報だけでなく、安全だという情報を騙るブログの矛盾を突いたりする話もお待ちします。
やぇ | 2015.12.01 08:20 | 編集
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