2015年11月30日
第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見
岡山大学津田教授へ福島県立医大の反論

文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/gFeIdWvv38E?t=30m4s
OPTV 白石:
今日一番最後に掲載していただいている、県民健康調査関係の論文一覧の中で、先日10月に受理された岡山大学の津田教授の甲状腺の多発に関する論文に関して、福島県立医大から反論のレターが提出されているというふうに、わたしも事前の説明を受けたんですけれども、その概要といいますか。
受理されたとは聞いているんですけれども、このあと掲載までに時間がかかると思いますので。
今回、過剰診断、ないし放射線影響という二つの選択肢の中で、シリアセラーということで反論されていることですが、
福島県立医大は過剰診断という反論をされたのかどうか?そこらへんについて、おそらく安村誠司さんかどなたか、共同執筆されている方から教えていただければと思います。
星北斗座長:
あの基本的にはその議論はしていませんので、あのここでは、え、え、ご、ご回答を得られるかどうかわかりませんが、その反論のレターを出したというのは私は知りませんし、ここで議論してませんので、どうなんでしょう?

えっといまご質問があったようにですね、反論のレターというのは医大から提出されまして、受理されました。
しかしながらまだ、掲載にはなっていませんので、当然内容をここで事前に公表するというのは不適切だと思いますが、いまのご質問の「過剰診断か放射線の影響か」というよりは、私たちは津田先生の、ま、今回書かれた内容の前提というか方法論が不適切なところがあるんだろうと、あるのではないかという視点で、えーっとレターを出しましたので、そのように、ま、ご理解いただきたいなと。
「方法論が妥当ではないのではないか」ということで回答したということです。
司会:はい、続いて。

文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/gFeIdWvv38E?t=32m25s
フリーランス木野:
二つ確認できればと思うんですが。
まず1点は今回の細胞診の結果以降のものに関しては、もともと県民健康管理調査の中に含まれていなくて、後から付け加えたというか、ある意味任意提出みたいなものだと思うんですけど、そうすると、細胞診の結果と、および手術の結果、悪性かどうかというのも含めて手術した結果が、福島県立医大に全部が集まっているのか?
県立医大以外でやったものに関しては任意提出だと思うんですけど、その辺の状況が集まっている数、集まっていない数というのがもしわかれば確認ができないかな、と思います。
それからもう1点は、ちょっと個人的なものというか、今の座長の星先生が県立医大の公衆衛生学講座に籍を置いてらっしゃると思うんですが。
これは、もともと県立医大が実施している調査を確認するための検討委員会として、以前にも議論があったと思うんですけれども、医大の関係者の方がこの座長を務められているということに問題はないのか?という2点、確認できればと思います。
星北斗座長:
はい。えーっと、1点目の話はどうでしょう?
答えられる方どうぞ。

大津留晶(福島県立医科大教授);
まず2次検査で他の病院にお願いするということはございますけれども、それのお返事をいただいて結果報告をしているということですが、むしろお返事をいただいてない、あのーー、ケースがこの中に入っているかどうかは、100%わかりませんけれども、えーーー、ま、ぼくの、ところはちゃんといただいているというふうに認識しております。
木野:
2次検査およびその後の状況についてどこまで把握できているのか?というのがわかっているのかわかっていないのか、ということが確認できないかと思ったのですが。
もし、その数がきちんとわかっていないとすると、今出ている数字というのは最低限の数字であって、プラスαのことが必ず出てくるので、その辺の把握の状況を教えてください。
大津留晶:
2次検査の、あの、最終の確定診断が、この表にもあるように100%では、ないところもありますけれども、
えーーー、ま、とくにその、保険診療に移ったということはわかりますけれども、その後診断が変わったかどうかというのはわからない点もあるかもしれません。
ちょっといま、それが細かいところで何%か?というのはわからないです。
木野:
数は、これは把握できるものなんですか?
今後、きちんと数は把握できるものなんでしょうか?
大津留晶:
保険診療になった分がですか?
保険診療になって、例えば5年10年と経った方がどうなったかは、この検診ではもちろん把握はできませんけど、
その方が次に検診を受けられたら、ま、その時点でわかるということですね。
木野:
いや、というかですね、県立医大以外でやっているものに関してきちんと数が把握できるのか?という意味で。
大津留晶:
それは重要な点ですけれども、いま現在の、あのー、あのー、ま、紹介状の返事で把握しているということです。

星北斗座長:
わたくしはおっしゃるとおりですね。
いま、大学院の博士課程、4年目だと思います、学生です。
関係者といわれれば関係者かもしれませんが、勉強させていただいています。
私が勉強するということと、今回の話が、
特別私のテーマはこの研究ではありませんし、全くそういう意味では、担当の先生からはご指導は受けていますけれども、実際には勉強しているだけですので、それについて。
まさに私はアカデミックな興味で勉強させていただく分野があって、たまたま近くにある、もともと私は公衆衛生が専門ですので、そういうことで勉強させていただいているということが、私自身は問題になるとは思っていませんし、何か特別なことを頼まれたり頼んだりしたこともございません。
木野:県の見解もお聞きできますか?

県:いまの件に関しては県としても問題ないと思っております。
第21回 福島県県民健康調査検討委員会関係ブログ
<福島県民健康調査>悪性ないし悪性疑い 152人に!!「放射線の影響とは考えにくい」
「慢性腎臓病の増加が推測される」橋本重厚福島医科大学教授11/30第21回福島県県民健康調査検討委員会
1.放射線の影響か?臨床症状はあったのか?多発?11/30 第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
2.内部被曝の重要性呼気で被曝している可能性がある」テレビ朝日報道ステーション11/30第21回県民健康調査記者会見&当日の番組(文字起こし)
3.秘密の会合 東京新聞11/30第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
4.血液像の値「変化がない」ではなく「低下傾向が続いている」という状況 11/30おしどりマコ 第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
5. 星「確かに調べたらいっぱい出てきましたよ」 11/30第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
6.津田論文に福島県立医大から反論・県立医大以外の手術結果は?・座長が県立医大関係者でいいのか?11/30第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
7完.「県立医大で手術を受けると切らなくてもいいものまで切られてしまう?」他11/30第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
「がんの多発」タブー視・議論後退・公平、公正な会議運営ができるか?12/20東京中日新聞
第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見
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受理されたとは聞いているんですけれども、このあと掲載までに時間がかかると思いますので。
今回、過剰診断、ないし放射線影響という二つの選択肢の中で、シリアセラーということで反論されていることですが、
福島県立医大は過剰診断という反論をされたのかどうか?そこらへんについて、おそらく安村誠司さんかどなたか、共同執筆されている方から教えていただければと思います。
星北斗座長:
あの基本的にはその議論はしていませんので、あのここでは、え、え、ご、ご回答を得られるかどうかわかりませんが、その反論のレターを出したというのは私は知りませんし、ここで議論してませんので、どうなんでしょう?

えっといまご質問があったようにですね、反論のレターというのは医大から提出されまして、受理されました。
しかしながらまだ、掲載にはなっていませんので、当然内容をここで事前に公表するというのは不適切だと思いますが、いまのご質問の「過剰診断か放射線の影響か」というよりは、私たちは津田先生の、ま、今回書かれた内容の前提というか方法論が不適切なところがあるんだろうと、あるのではないかという視点で、えーっとレターを出しましたので、そのように、ま、ご理解いただきたいなと。
「方法論が妥当ではないのではないか」ということで回答したということです。
司会:はい、続いて。

文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/gFeIdWvv38E?t=32m25s
フリーランス木野:
二つ確認できればと思うんですが。
まず1点は今回の細胞診の結果以降のものに関しては、もともと県民健康管理調査の中に含まれていなくて、後から付け加えたというか、ある意味任意提出みたいなものだと思うんですけど、そうすると、細胞診の結果と、および手術の結果、悪性かどうかというのも含めて手術した結果が、福島県立医大に全部が集まっているのか?
県立医大以外でやったものに関しては任意提出だと思うんですけど、その辺の状況が集まっている数、集まっていない数というのがもしわかれば確認ができないかな、と思います。
それからもう1点は、ちょっと個人的なものというか、今の座長の星先生が県立医大の公衆衛生学講座に籍を置いてらっしゃると思うんですが。
これは、もともと県立医大が実施している調査を確認するための検討委員会として、以前にも議論があったと思うんですけれども、医大の関係者の方がこの座長を務められているということに問題はないのか?という2点、確認できればと思います。
星北斗座長:
はい。えーっと、1点目の話はどうでしょう?
答えられる方どうぞ。

大津留晶(福島県立医科大教授);
まず2次検査で他の病院にお願いするということはございますけれども、それのお返事をいただいて結果報告をしているということですが、むしろお返事をいただいてない、あのーー、ケースがこの中に入っているかどうかは、100%わかりませんけれども、えーーー、ま、ぼくの、ところはちゃんといただいているというふうに認識しております。
木野:
2次検査およびその後の状況についてどこまで把握できているのか?というのがわかっているのかわかっていないのか、ということが確認できないかと思ったのですが。
もし、その数がきちんとわかっていないとすると、今出ている数字というのは最低限の数字であって、プラスαのことが必ず出てくるので、その辺の把握の状況を教えてください。
大津留晶:
2次検査の、あの、最終の確定診断が、この表にもあるように100%では、ないところもありますけれども、
えーーー、ま、とくにその、保険診療に移ったということはわかりますけれども、その後診断が変わったかどうかというのはわからない点もあるかもしれません。
ちょっといま、それが細かいところで何%か?というのはわからないです。
木野:
数は、これは把握できるものなんですか?
今後、きちんと数は把握できるものなんでしょうか?
大津留晶:
保険診療になった分がですか?
保険診療になって、例えば5年10年と経った方がどうなったかは、この検診ではもちろん把握はできませんけど、
その方が次に検診を受けられたら、ま、その時点でわかるということですね。
木野:
いや、というかですね、県立医大以外でやっているものに関してきちんと数が把握できるのか?という意味で。
大津留晶:
それは重要な点ですけれども、いま現在の、あのー、あのー、ま、紹介状の返事で把握しているということです。

星北斗座長:
わたくしはおっしゃるとおりですね。
いま、大学院の博士課程、4年目だと思います、学生です。
関係者といわれれば関係者かもしれませんが、勉強させていただいています。
私が勉強するということと、今回の話が、
特別私のテーマはこの研究ではありませんし、全くそういう意味では、担当の先生からはご指導は受けていますけれども、実際には勉強しているだけですので、それについて。
まさに私はアカデミックな興味で勉強させていただく分野があって、たまたま近くにある、もともと私は公衆衛生が専門ですので、そういうことで勉強させていただいているということが、私自身は問題になるとは思っていませんし、何か特別なことを頼まれたり頼んだりしたこともございません。
木野:県の見解もお聞きできますか?

県:いまの件に関しては県としても問題ないと思っております。
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1.放射線の影響か?臨床症状はあったのか?多発?11/30 第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
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3.秘密の会合 東京新聞11/30第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
4.血液像の値「変化がない」ではなく「低下傾向が続いている」という状況 11/30おしどりマコ 第21回県民健康管理調査検討委員会 記者会見(文字起こし)
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