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Bさん「戻りたくないのに『戻れ』というのはちょっと」〜自主避難の現状〜東京電力福島第一原発事故避難者の声




山形県の米沢市に避難しております。
私の場合は主人が福島市で働いておりますので、そのまま主人は実家の方でお世話になってて、
私と子ども二人で、当時小学校3年生の娘と2歳の娘です。
二人を連れて、職場の方で転籍ができるということで、そちらでお世話になることが決まりまして、
保育所にも入れることが決まったので、自主避難を受け入れているという雇用促進住宅の方にお世話になることができました。
5月から避難先を確保できることになりまして、どうして避難に至ったかというと、
小学校の方への送り迎えで、道路の除染もしていないのに大丈夫なのか?問い合わせたところ、
全然関係ないんですね、学校の人は。
先生たちは何も答えることができないんです。
「上から通知がこなければ答えられない」ということで。

私ともう一人避難した友達がいるんですけど、本当にその学年、当時小学校3年生の娘の学年二人だけで、校長先生とかに問い合わせなどをいろいろしたんですが、なんの返答もなかったです。

で、ちょっと不安に思ったので、市民団体の方に加わりまして、放射能の測定の機会を得ました。
渡利地方の方を測ってみたんですけど、校庭の方で60マイクロシーベルト。
私はちょっと測って警報機を見ても意味が全然わかりませんでした。

すごく、専門家の方もたくさん来て騒いでいる状態を私は側から見て「なんかすごいことになっているのかな」ぐらいだったんですけど、勉強していくにつれて「危ない」と。
「ここで避難しないと危ない」という、直ぐに逃げないとという気持ちが働きました。

子どもももう一人欲しかったので、ちょっとこのままここで。
環境的にどうなんだろうという気持ちですぐに避難しました。

今、4年経過しているんですけれども、雇用促進住宅の、当初5階に入っていました。
階段しかありません。
建物は昭和60年代に造られたもので、部屋の間取りも小さいものなんですけれども、
当時は何の設備もなくて、ガスコンロから何から何も無くて、寒い冬に、シャワーもないんですね。
なので、今もシャワーが付いていないところで生活しているんですけど、そういう不便なところに住んでいまして、

当初1〜2年は母子避難の人が沢山いたんですけど、「もう大変だ」ということでだんだん引き返しまして、
今残っている世帯は数が少なくなってきました。
何箇所かあるんですけれども。

それと、母子の方が多くて男手がないというところで、
フラットというところがありまして、そちらでちょっとお茶を飲みながら皆さんでお子さんを一緒に見ながら生活のことを語ったりしています。

現在、戻っている方たちというのは、小さいお子さんが来年小学校に上がるとか、そういうタイミングで帰っているんですね。
で、私からしたら、まだ除染も、当時していなかったので、
「(除染も)してないところに戻るというのは、ちょっとどうなんだろう?」と心配してたんですけれども、
もう当人たちは、お父さんも行き来で大変疲れていますし、
子供も、パパが来て帰るという生活にちょっと泣いてしまったりとか、それに慣れてしまって逆に何も思わなくなってしまっているとか、悲しい事態が起きてきていていました。

家族がバラバラになるよりは、一緒に生活をしたいという方たちが多くて、
それで戻っていったように思います。

あとは、放射能の不安から離婚ですね、離婚問題がすごくありました。
うちの周りでも何件かありますけれども、
パパさんたちの見解と、お母さんたちの見解がちょっと違って。

米沢に避難している人が多いというのは、通える距離なんですね、福島から。
車でうちの実家まで40分ぐらい。
40分ぐらいで帰れるので、通っている方もいます、お仕事に。

その中で「戻りなさい」とかそういう施策で29年で終わりですとか、
期間期間で区切られてしまうのと、
私の子供は今中学1年に上がったところです。
ようやく慣れました。
友達もいます。
急に「帰れ」と施策が、支援が打ち切りになっても、子供の成長に合わせてもらわないとこっちも困るんですね。
子供も困りますけど、戻りたくないのに「戻れ」というのはちょっとどうなのかな?と。
支援の方、これからも継続していただきたいと思いますので、皆さんに周知して、どういうことが起こっているのか?というのを知らない方にも関心を持っていただいて、応援していただければなと思います。

以上です。














<ディスカッション>「避難を続けたい避難者が追い出されてしまうかもしれない」現在避難者がおかれている状況(文字起こし)


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