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東京 日の出町の放射能汚染と体調不良〜エコセメント工場〜



2016年1月13日
南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟第二回口頭弁論期日 報告集会
より



中間貯蔵施設とは?

彼らの言葉で言うと浄化物。
放射能ではなくて浄化物という形で再生してしまおうということを彼らは進めようとしているわけです。

中間貯蔵施設の配置図を見るとびっくりするんですけど、
実は除染ゴミを取っておくということではなくて、
実際には減容化施設ということで、焼却化してそれを資材化してしまう施設。
あるいは分別処理施設といって、分別処理を行うところがあります。
こういうところで異物を取り除いて、放射能が多少下がったら、もう一度資源として使ってしまうというような形で、
実際には貯蔵施設ではなくて「放射能を処理する」そういうプラントを彼らは頭の中で考え出しているということが現実としてあるということです。
今までの説明の中で出てきました、「熱処理」ということについて少し詳しくご説明しますと、
これが熱処理のモデルプランととして彼らが考えているものなんですけれども、
これが蕨平と南相馬と飯舘村の間に今実施しようということで作られようとしています。
ここで除染した非常に高い焼却灰等を1300度で加熱して、セシウムを気体にして飛ばして、それを回収すると言っているわけです。
要は、灰の中にセシウムがくっついている、あるいは高濃度の土壌。
粘土質のものにセシウムがくっついているんですが、
それにわざわざ1300度の熱をかけて、そして気体としてセシウムを飛ばす。

そしてそれを回収する。
「残ったものを再資源として使うんだ」と彼らは言うわけです。

みなさん、よく考えてください。
原発は放射能を閉じ込めて安全ですよと言ってきたわけです散々。それが閉じ込めに失敗した。
今何をやろうとしているか?と言ったら粘土やは灰にくっついているセシウムをわざわざ飛ばして、それを回収するという、真逆なことをやろうとしているわけですね。
これは、私たちは絶対に信用してはいけない。そういうふうに考えます。


https://youtu.be/Erjk3lh-h4s?t=1h6m57s

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そして、彼らが説明しているのは、実は実証炉という前にモデルプラントがあるということで、
それは何か?というと、実は東京の西の端、日の出町にありますエコセメント工場というところです。
ここは東京三多摩地区の焼却炉から、
東京都はやっぱり焼却灰にはセシウムが多量に含まれています。
それを、セメントの原料としてすでにずっと、加熱処理をしてエコセメントと称してそれを実際に商品化するようなことをやっているわけです。
これをモデルプラントとして、さらに実証炉という形で蕨平に持ってこようとしているということなわけです。

この東京日の出町のエコセメント工場がすでに様々な問題を引き起こしていまして、
ずっと長年地元で裁判等を含めてたたかってこられた多摩の会の中西さんからより詳しくご説明していただきたいと思います。


https://youtu.be/Erjk3lh-h4s?t=1h8m26s

実は今青木さんからお話ししていただいたように、
日の出町には今度の蕨平の資源化施設と同じようなものが、すでに8年前に出来ていまして、
大変な健康被害も含めて汚染の問題が起きています。

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非常に良く、メカニズムとか毒性とかいろんな意味でよく似ているので、ちょっと耳を傾けて頂きたいと思います。
まず、私たちのところでは焼却灰は、今まではダイオキシンだとか有害なものと言われたものだったんですけど、
残念ながら放射能の害というのはその数万倍ですね。

一般的には基準値というものを、今日も色々問題にされていますけれど、20mSvなんてとんでもないと。
1mSvでもあってはいけないんですよね、本来は。
というのが私たちの、実際にこの運動に関わって健康被害を受けてきた者たちからの提言といいますか、
そういう考え方を私たちは持つようになりました。

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これは南相馬の地形なんですけど、山があって、平地があって、こちら側に海がある。
そういう地形の中で、大気汚染が起こったときにどういうことが起こっているか?というのを、去年の8月からこちらにお邪魔して色々調べさせていただいています。

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海の水というのは非常に温度がゆっくり動きます。
昼間はどんなに太陽が照ってもそんなにあったかくならない。
ところが陸地の温度というのは太陽が出るとすぐに熱くなって、太陽が陰ると非常に冷たくなるということはみなさんわかると思います。
凪が朝夕2回あって、その凪を挟んで海から吹いてくる風と山の方から吹き降ろしてくる冷たい風。
こういうものが常に循環していたんですね。

そらまめくんという環境省が粉塵などを調べているところがありまして、Hさん宅に一つ測定器をおいて、合わせて気象測定器が3台で空気の流れ、汚染の流れを見ています。

蕨平というのは山のてっぺんにありますね。
こういうようなところで、もし粉塵が、国のいうように99.9%ではなくて、汚染が起きたときにどういうふうな汚染の循環濃縮が起こるか?ということを今調べています。

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これは風の流れを示しています。
赤と青があるんですけど、海からくる風は大体昼間赤いところ。
上と下が朝と夜の山から冷たい空気が降りてくる。
そういうものが行ったり来たり毎日しているということが気象測定器からわかってきました。
要するにここの地域の風の流れというのは、山から吹き降ろしてきて、海からまた吹き戻されてまた山の方に持って行かれて、冷たい空気で下の平地のみなさんがお住まいのところに降りてくるという。
日の出町でもこういうことが起こっていましたので、今こういう調査をやっています。

これは中学校か小学校か、陸風海風とかの話の記憶があるかもしれませんけれども、まさにそういう状態で、山谷風と書いてありますけれども、昼間は谷をのぼっていく風、夜や朝は山から降りてくる風という順番が起こっているんですね。

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汚染が一旦起こっているところで循環が起こると、上に赤い写真みたいなものがありますけど、あれは冷たくて思い風の流れの図を示していますけど、頭のてっぺんが渦みたいに回っているんですね。
要するに、汚染が閉じ込められながら、降りてくるんです。
汚染された空気が、冷たい空気が。

要するに、ただ風が吹いたり戻ったりということではなくて、動きながら常に常に濃縮が始まっているということがこれでわかると思います。
頭のところに渦があって、降りてくる風は常に渦に巻き込まれながら汚染物質を濃縮しているというのが、この冷たい空気の流れなんかも含めて一般的に言われている現象なんです。

そういう意味では汚染が起こっているということですね。

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さきほど、セシウムがあっためられて気体になっているという話ですけど、
99.9%本当に捕獲されたとしたらバグフィルターは本当に素晴らしいものだと思うんですけど、

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一番上の「払い落とし直前」というのが100%取れるんですね。
払い落とし直前というのは、粉塵が目いっぱいついてそれ以上バグフィルターに流し続けると爆発する、破裂する状態なんです。
これは経済産業省の、一般企業が公害を出さないためにダイオキシン対策のためのバグフィルターの昨日のマニュアルみたいなものです。
そこから借用していますけど。
それでその下に「5回払い落とし直後」というのがありますね。
そしてさらに一番下には新品のバグフィルターの状態「未使用」。

これらはほとんど、新しい状態のときは30%、20%ぐらいしか粉塵を取ってくれないんです。
後は全部筒抜けなんですよ。

5回払い落としをすると、60%から、粒子の大きさによって確率は変わりますけど、多少高くなってくる。
ところが粉塵は1ミクロンとか2ミクロンというレベルですから、
当然99%なんていうのは、僕から言わせると文科省は真っ赤な嘘をついているというのがこれでわかると思います。

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これは日の出町のエコセメント施設から出ている放射能の、
左側が空間線量率です。
空間線量率というのは全くいい加減なものなんですけれども、
真ん中に棒みたいなものが立っているのが、エコセメント工場の煙突です。
その周りには大きい丸があって、だんだん遠くに行くにしたがって小さくなっているのは、空間線量率が低くなっている。
空間線量率でもある程度大雑把な目安はつけられますけど、
やはりそのものを測らない限りは汚染の実態がわからないですね。

右側の青い丸は表面の土壌を全部ゲルマニウムで測った、かなり正確なゲルマニウム半導体での値ですね。
やはり遠くに行くに従って汚染は低くなります。


これは丸の大きさが汚染の濃度の大きさを示しています。
ですから一番上の七国峠がありますけど、同じ地域でもここではほとんど影響がないということがありますけど、
エコセメント施設は南北に多摩川と多摩川の支流の川の両方に挟まって出てますね。
そこにはやはり川の流れに沿って空気の流れも出てます。

皆様方の一部の方は新田川を水源とした浄水の水を飲まれているかと思いますけど、もしそういう施設が出来ましたら、
空気の流れというのは一番低いところへ流れやすい。
障害物のない川のようなところ、蕨平の新田川。蕨台の上にありますけど、私たちもその現場に行きましたけど、下側には新田川がくねくねと曲がっていますけど、そこを通り抜けて浄水所の方に汚染した空気が流れて行っていくと思うんですね。

その時に川の朝夕の冷えた時には川霧というのが出て、霧という、汚染粒子が霧の核として、日の出町でもそうでしたけど、包んで、どんどん新田川の汚染自体もそういう状態で非常に問題を起こすようなことになっていくと思います。

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これは具体的にリネンという麻ですね。
リネンという布で大気中に実際粉塵がどのくらいあるかという調査をしたところ、
やはりエコセメント施設のところには大気中にかなりの粉塵が浮遊しているのがわかりました。

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4〜5km離れたところに置いた布には全く付いていない。
そういうふうなことで大気中の粉塵、具体的にはみなさん呼吸をしていますから、口の中からあるいは鼻の中から体内に呼吸によって入ってくる。
そういう危険があるわけで、日の出町でもこういう実験をした結果、こういう状態が起こっています。

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しかし、これは福島県の郡山市、南相馬含めて、私たちも現場を案内していただいて、同じような感じで大気中に抛社脳がどのくらいあるか?セシウムがどのくらいあるか実験して測った結果です。
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日の出町は一番下の方に2.93ベクレルという、1kgあたりですけど、そういう値で出ていますけど、
南相馬の方はもっともっととんでもない75ベクレルとか、75ベクレルとか、42ベクレルとか、

数十倍違う高い値を出しているんですね。

いま20mSvが云々という話なんですけど、
この結果、日の出町の、一番小さい2.93ベクレルの周辺で、どんな健康被害が起こったか?というのを。

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これが日の出町の過去10年間、実は日の出町というのはエコセメントか技術といって、
蕨平でいう資源材料かな、そういうものを作っているのがこの青い線で区切られていますけど、
そこまでは一般的な処分場で埋め立てられて粉塵が出ていたんですね。

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上は日の出町の子供たち、あるいは日の出町の隣の青梅市の子供達のアレルギーの罹患率です。
そういう施設が稼働するまでは、赤いのが東京都の子供たちの罹患率ですけど、
東京都も結構車が多くて全国的には高いはずなんですけど、青梅市はいつの間にか東京都レベルをパーンと跳ね上げて、
あらゆる種類のアレルギーの病気の子供達が。
これは学校保健健康かなんかの、学校の先生が記録してくれるデータですね。からわかりました。

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さらにはこれは、脳血管疾患、

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それから、心疾患による死亡率。
日の出町と全国の死亡率の比較なんです。


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肺炎気管支炎での死亡率です。

ある時期までは日の出町も非常に環境のいいところでしたので、全国より低い時もありましたけど、
残念ながらある時期を境に、はるかに全国の何倍という値で死亡率が上がってしまいました。

さきほどの2.93ベクレルという、リネンの布で調べたあのレベルの場所でさえ、そういう健康被害が起こっています。
従いまして、みなさんたちの75ベクレルが一番高いところですけど、
45ベクレルのようなところであれば、当然時間が経過することによってそういう。
いままで、甲状腺癌が主に問題になってきたと思いますけど、
心疾患だとか、いわゆる生活習慣病と言われるものは、実は放射能に非常に関係している。
あるいは放射能だけではなくて、化学物質の被害などにも関係しているということは医学的にわかっています。

さきほど弁護士さんの方からタバコが云々とありましたが、
実はタバコの化学物質の健康被害というのは数エレクトロンボルトから数10エレクトロンボルトなんです。
ところがセシウムは660キロエレクトロンボルトで、キロは1000倍ですから、660という数字を考えるとおそらく数万倍のエネルギー、力を持った放射性物質の粒子が体内に入ると、体の中で、
電磁放射能とよく言われるのは、中に入ったら臓器の中を、
活性酸素などフリーラジカルという非常に暴れん坊のものをいっぱい作ってしまう。
その量が放射能においては半端ではないというのがわかると思いますけど、

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ここに列挙されたあらゆる病気が、フリーラジカルとか活性酸素による原因だということが、最近の医学によっても発表されたり、はっきりし始めています。

そんなようなことと、いまの待機中にある汚染の濃縮とを考え合わせると、
20mSv以下での帰還なんていうのはとんでもないことだと思っていますので、
今後も私も研究したいと思いますけど。

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最後に落合栄一郎さんといって、日本には普段はいないんですけど、原発による影響で、

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福島医大の病院で罹患している白内障、脳出血、食道がん、胃がん、大腸ガンなど様々なガンですね、
いろいろありますけど、
一番左は2010年。
原発事故前の状態から、かなり罹患率が上がっているデータ。

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それから福島だけではなくて、福島近くの各県でも、一番左の青いのが原発事故が起こる前を100として、どんどん上がっているというのがもう疫学的に発表されています。

従いまして20mSvという裁判が行われていますけど、実際にこういう実態が出ているということで裁判にこういう資料を運用していただければと思います。



<悪魔の第二処分場>東京たまエコセメント製造施設周辺の放射能汚染問題2012年6月梶山正三弁護士講演(文字起こし)






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コメント

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恐ろしくなります

日ノ出町のエコセメント工場周辺の皆さんも気の毒ですが、南相馬近辺に新設されようとしてる減容化だか資源化だかの工場新設は、言葉は乱暴になってしまいますが、要するに殺人工場ですね。
おバカな私でも分かることが一つあります。
それは放射能はなくならないということです。
A地点からB地点へ移動してもなくならない。撒き散らすだけ。
焼いてもなくならない。
バグフィルターもスースー通り抜けるだけ。
放射能から身を守るにはただ一つ遠くへ、できるだけ遠くへ逃げるだけです。
でも最後の棒グラフが示すことは、多少ばらつきがあるものの、多くの健康被害が全国的に発生している恐ろしい現実です。
目を背けたくなる現実です。
しかし、こんな貴重な講演録を拝見できることは大変な幸運です。きーこさんに伏して御礼申し上げなければなりません。本当にありがとうございます。
長くなりますが、末尾に一言。
ものすごく腹立たしい飾り言葉をけちょんけちょんにけなしたいです。その言葉とは風評被害です。手元の辞典によると、風評とは世間の評判のことです。福一事故以来、何百回も聞かされ続けたウソです。
この講演録でも明らかなとおり放射能は生身の我々の身体を蝕む現実被害です。それを、どこの誰だか知りませんが、風評ですって。ヒートアップしてしまいますが、どこか狂ってるとしか思えません。福島を助けるために放射能汚染された作物を食べようとかのキャンペーンも人殺しです。放射能で死にたい人はどうぞそうしてください。しかし、私や子どもなど逃げたい人は逃がしてください。どうかお願いします。

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