中国電力
原発推進の姿勢示す 清水新社長就任へ /広島
毎日新聞2016年1月30日 地方版 広島県
29日に中国電力が発表した人事で、清水希茂副社長(63)が新たに社長に就くこととなった。就任は6月の株主総会後が通例だが、4月からの電力小売り全面自由化に合わせて4月1日付となる。同時に苅田知英社長(67)は会長に就き、山下隆会長(72)は相談役に退く。社長交代は5年ぶりとなる。
清水氏は呉市出身。大阪大卒業後、1974年に入社した。長年火力発電を担当した後、電源事業本部副本部長、島根原子力本部長などを経て2011年に副社長に就任した。
山下会長は「電力小売り自由化で電力業界は新しい時代が始まるなか、経営陣の世代交代にちょうどいいタイミング」と説明し、清水氏を「強いリーダーシップと柔軟な発想で、経営を託すのにふさわしい」と評価した。
新社長となる清水氏は「小売り全面自由化や発送電分離など、入社当時とは環境が様変わりしているが、どんな変化にも対応していきたい」と抱負を語った。島根原発(松江市)2号機については「安全確保を大前提に早期(再)稼働で業績回復を図りたい」と述べ、また上関原発(山口県上関町)も「重要性はゆるぎない」とし、引き続き原発を推進していく姿勢を示した。【加藤小夜】

清水希茂(しみず まれしげ)
【生年月日】 昭和27年 2月19日生
【出 身 地】 広島県
【学 歴】 昭和49年 3月 大阪大学基礎工学部卒業
【職 歴】 昭和49年 4月 中国電力株式会社入社
「日本列島は他国に原発を売るためのモデルルーム。下手すると日本列島が最終処分場に使われる可能性がある」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)より一部抜粋
その最悪のシナリオは、日本でもう一つ原発事故をやって、そうすると関東東北の汚染。
それから九州、中国地方、関西の汚染をやって、そうすると満遍なくね。
そうすると2箇所やって、日本経済がもっと衰退、もっともっと袋小路に入っていって、それであるときから日米共同の研究機関があちこちにつくられて。
その研究機関は何か?というと、「アメリカの高レベル放射性廃棄物を置く場所」なんですよ。
そういうふうにもう日本は受け入れるしかないんですね、経済的にはもう、アウトだから。
現実味がより一層強くなる
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余談ですが、本屋に広瀬隆さんの「原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島」という新書の背表紙を見つけた時、背筋が震えた記憶があります。福一事故の前でした。真実が恐くて目を背けたのでした。それにしても、ちゃんとした識者は事故の前から的確に予測できるのですね。