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03.10
Thu
2022年3月6日 

主催:脱原発信州ネットワーク・松本 @花時計公園

5分13秒〜
原発の敷地の中でも大変です。
今や130万トンもの放射性汚染水が敷地の中に溜まってしまっています。

愚かにも人間が作った放射能です。
その放射能を人間には消す力がありません。
しかし、人間に力がないのと同じように自然にも放射能を消す力はないのです。
自分に力がないからと言って自然に放射能を流してしまうというようなことは、はじめから間違えています。

なんとか閉じ込めなければいけないのですけれども、
残念なことに人間の手では絶対に閉じ込めることが出来ないという放射能も存在しています。
皆さんもお聞きになったことがあるかもしれませんがトリチウムという名前の放射能です。
”水素の同位体”と言って、水素なんですけれども、
残念ながら人間がどんなに手を加えても捕まえることが、出来ません。

そこで、国と東京電力は「それを海に流してしまおう」と言っています。
そんなことは本当はしてはいけないんです。
今げん在1000基ものタンクを作ってそれを貯めていますけれども、
まだまだタンクを増設する敷地は残っています。
また、場合によっては地下に圧入するという方法だってあります。
様々な方法があるのですけれども、

でも、国と東京電力は「トリチウムを含んだ放射能汚染水を海に流す」と言っています。

なぜ彼れらは、そう言い続けなければならないのかということには理由があります。
福島の事故で溶け落ちた炉心、燃料は250トンです。
膨大なものではありますけれども、250トンです。

その中に含まれていた放射のをどうするか?ということが問題になっているのですけれども、
もし、事故がなかったとしたならば、その燃料はどうなったのか?というと、
やがて、青森県六ケ所村に建設中の再処理工場に送られる予定になっていました。

その再処理工場というのは、
”長崎原爆の材料であるプルトニウムを取り出す”ということを唯一の目的とした工場ですが、
そこで作業をすると、”出てきたトリチウムは全量が海に流される”という計画になっています。

「捕まえることができないから、もうとにかく海に流す」ということが日本の国の方針でした。

そしてその六ヶ所再処理工場では”1年間に800トンの燃料を処理する”という、そういう計画だったのです。
800トンの燃料に含まれるトリチウムを海に流しても、
「何のこともない、安全なんだ」と言って許可をした国が、この日本です。

その国にとっては、今福島で問題になっている「250トン分の死の灰なんて何でもない」と、そういうことになってしまっているのです。
途方も無い国だと、私は思います。
でも、福島の今の汚染水の問題というのは「日本の原子力をどうするのか?」という使命を決する問題でもあります。
私たちが本当に心して戦わなければ防ぐことができないという瀬戸際にあるのだと思います。



ートリチウムが人体に与える影響 放医研実験結果などー

トリチウムの危険性について原子力推進サイトが記載していた

トリチウム海洋放出か!?〜生命体へのトリチウムの影響〜4/20原子力規制委員会文字起こし

トリチウムによる染色体異常~ヒト培養リンパ球での実験結果~

<両棲類と哺乳類のトリチウム取り込み比較>「トリチウム水投与後10日目では脂肪組織に最も多く、 次いで脳、睾丸、肝の順」放射線医学総合研究(内容書き出し)

トリチウム水の魚卵発生に及ぼす影響~「孵化稚魚の眼径は有意に小さい」放射線医学総合研究所資料集(書き出し)

<トリチウムの動向ー動物系>数時間で全身にほぼ一様に拡散分布 /脂肪組織、脳、筋肉に高いトリチウム残留(放射線医学総合研究所資料集書き出し)

<トリチウムの動向ー植物>部位によるトリチウ摂取量の違い/トリチウム水蒸気の葉からの取り込み(放射線医学総合研究所資料集書き出し)

フクシマ原発からの放射能漏洩はトテツモナイ量に! 全く報道されない「トリチウム」の危険性(ダイヤモンド社より)

<福島第一原発>タンクに入っている地上の汚染水〜トリチウムの処分方法「薄めて海洋へ放出or地下深くに注入して地下水として」2015年4/13 NHKラジオ 後半(文字起こし)

トリチウム関係ブログまとめ
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