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06.16
Thu
・作業員が線量計を持たなかったことについて
・福島の子どもに線量計を配ることについて
・個人が線量計を使う際の注意点

6月15日水曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

【福島原発】6/15/水★線量計(測定器)について



<参考>
福島市、全児童・生徒に線量計 保育所から中学3万4000人
毎日新聞 2011年6月15日 東京朝刊

線量計


福島市は市内の小中学校、保育所、幼稚園の児童・生徒計3万4000人に
累積放射線量を測定するバッジ式線量計を配布する方針を決めた。
学校などでは線量を測定しているが、校外では行動が異なるため、個別に健康管理する必要があると判断した。

市教委などによると、2学期が始まる9月から計測を始め、3カ月間実施する予定。
線量計は1カ月ごとに回収し、研究機関が分析する。
予算は1億6000万円で、6月定例議会に一般会計補正予算として議案を提出する。
未就学児は、保護者の要望があれば配布するという。

福島県内ではこのほか、
避難区域外で放射線量が年間20ミリシーベルトを超えると推定される「ホットスポット」が見つかった伊達市が、
小中学生と3~5歳の計8000人に、
一部が計画的避難区域の川俣町が小中学生と保育所、幼稚園の児童・生徒計1500人に、
線量計を配布する方針を示している。

避難区域を抱える南相馬市は現在、配布を検討中。
同市教委は「長期間にわたってデータを蓄積しないと放射線の影響が測れない。
管理システムを構築する必要があり、予算が足りない」としている。【蓬田正志】




続きを読むに内容書き出しました



ーラジオたねまきジャーナル内容書き出しー

線量計を持たせないまま作業員に働かせるという事は絶対にあってはならない事だと私は思います

そしてこのところ社員の方で被曝している人がいるとか被ばく限度を超えている人がいると
250ミリシーベルトですよね
はい

こういう情報も徐々に出てきているんですけれども
持たずに入っているというとこういう数字というのもどうかなと思ってしまうんですけれども・・
そういうことですね
持たない間が特に事故の初期で一番被ばくをしていた頃の話しですから
その頃のが無いという事は決定的なデータの損失と言うか被ばくの見逃しにつながっていると思います

そうしますと
ひょっとするともっと大勢の方がこの限度を超えているというような事があるかもしれないとお感じですか
あるかもしれないというよりはむしろあるだろうと思います

あーーそうですか・・・
こういった方が出てきますとどんどん現場を離れなくてはいけない人が出てきますよね
そうですね

作業員の数っていうのは今後これ・・足りるんですか?
私は当初からその事が心配だとずっとお伝えしてきましたし
たとえばチェルノブイリ原子力の事故の場合には
収束させるまでに60万人とか80万人の軍人であるとか労働者が動員されたのです

えっ!60万人とか80万人ですか!?
そうです
日本で本当にそんな事が出来るのかと思うととてつもなく難しいし
これからいったいどうやって作業員を確保できるか私は大変不安です

あの、一般の人がすぐにとはいかない訳ですよね
もちろんできません

特殊な知識とか作業技術が必要ですよね
そうです

一方でそう言って線量を超えてしまった人の今後の体調管理というのは
どうやって進めていかなければいけないのですか?
はい
場合によっては急性放射線障害と言うのが出る可能性もあると思いますので

急性ですか?
急性です
ですから、事故が起きた当時に枝野さんが「直ちに健康に影響はない」という言い方をしていたのですけれども
直ちに健康に影響が出てくる人たちがいるかもしれないと私は思うようになりました
それが一つですし
直ちに影響が出ないとしてもそれだけの被ばくをしたという事は
かなりの確率で癌になるという当たりくじを引いてしまったという事になりますので
今後そういう方々の健康をずっと調査をしてフォローをして
場合によってはきちんと保証等をする責任があると思います

ずーっとというとどの位
何十年、

じゃぁ、その方の人生ずっとという事ですよね
そうです
いわゆる広島長崎の被爆者と同じような重荷を背負う事になると思います

そう言った状態になりますと当然特殊な技能や知識を持った方が離れるという訳で
その方々は当然仕事が出来なくなりますよね
そうです

それ、たとえば収入とか今後仕事をどうするとか
他のたとえば作業の現場はあったりとかするものなのですか?
多分ないだろうと思います

ない!
はい
東京電力という世界でも屈指の企業がですね
本来であればきちんとそういう人たちに対して今後の生活の保障をするという事を
私は責任があると思いますけれども
事ここに至ってしまっては東京電力が何回倒産しても購いきれない程の損害が出てしまっている
いったいそういう人たちの生活をどのような形で支えていけるのかということを
こうなった以上は国として考える以外にはないと思います

はぁ、そうですか
やっぱりこうなって一度働けなくなってしまった人というのは難しいという事ですね
そうです

はい・・・
一方でですね、次は福島市の話なんですけれども
市内の子どもさん3万4千人に線量計を配布しようという事が決まったんですが
子どもさんに線量計を配るという事についてはどう思われますか
やらないよりはやった方がいいと思います
ただし、配る線量計によるのですけれども
おそらくガンマー線しか感知しないというそういうものだと思います
でも、子どもと言うのは地べたに寝転ぶことだってあるでしょうし
内部被曝と言う事もする訳で
線量計を与えたからと言って彼らの被ばくを正確に測れると思ってはいけません
単なる目安程度のものにすぎないと思っていただいて
それでも福島の子どもたちがどれくらいの被ばくをするかという事を大人たちがしっかりと監視をして
出来る限り守るという方策をこれから考えるために使うべきだと思います

あの、9月からと3カ月配ってみてですね
1か月ごとにデータを分析するという事があるんですが
このあたりはどうですか
多分実際にはそういう3万何千人もの子供たちを調べようと思うと
そういう線量計しか使えないと思います

それはどういう線量計ですか?
多分ガラスバッチかTLBと言う名前の線量計だと思いますけれども
ひと月ならひと月装着させてそれをひと月後に分析に回して
ひと月間の被ばく量を知るという
そのような線量計です

それは、小出先生から見ると精度とか機能性はどうなんですか
機能的な面から言えば大変小さなものですので
子どもさんが持つとしても苦痛にはならないと思いますが
先程聞いていただいたようにガンマー線にしか感じません
ですから、地面に寝転んでベータ線の被ばくをするですとか内部被曝をしてしまったとか
そういうものに対しては殆ど無力だと思わなければいけません

そうすると、持つ事によって比較が出来るという事があるわけですか
そうですね
どの都市の子どもたちの被ばくが多いとか
どこの小学校が多いとか
その程度の事は分かるだろうと思います


それによって安心はできないという事ですよね
もちろん安心はできません
きっと、濃淡が出てきてしまうでしょうから被ばくの多いところで生活してしまった子どもたちに対しては
では、どうやってそれを低減できるかというような方策に使うと
せいぜいそのようなものだと思います

一方で東京都内で100か所放射線測定が始まったというニュースもありまして
地表から5センチの高さと1メートルの高さで大気中の放射線量を測定しようということで
100か所1週間かけてという事ですが
測定するというのが大分出てきていますけれどもこれについてはどうですか
測る高さとかも色々あるようですけれども
地表5センチと1メートルで測るというのは良いと思います
出来れば50センチというところも
子どもたちの被ばくを知るという意味では50センチも測った方がいいと思いますけれども
地表に近いところと1メートルと言うところは基本的に必要な測定だと私は思います

その100か所なんですけれども私達素人の考え方では
新宿の数字が出るわけですよね
そしていわゆる全国地図に数字を落としているわけでしょ
で、比較して低かったらなんか、安心したりするわけですね
そうですね

そうすると100か所のトータルが仮に軒並み低かったとしますよね
そうするとそれ自体・・・なんか・・・安全神話がそこから生まれたりしますよね
しますね

そうするとその100か所と言うのは常に変えていかなければいけないんじゃないですか
はい
ただ、定点で観測するという事も重要ですので
基本的には人々が沢山いるとか子どもたちが集まるとか
そういう場所は必ず必要だと思いますし

あっ、必要なところは必要だという事ですね
そうでないところは定点じゃなくて順番に回って行くというような事もやったらいいと思います

これまでのモニタリングというのは
たとえば地上から1,5メートルだったり80,3メートルという自治体もあったという事なんですが
そうですね
全く馬鹿げたことだと思います

どうしてこんなことになっていたんですか
分かりません
地上から80メートルっていったいどんなところで測ったのかなと私は思いますけれども
高層ビルの所でやっていたという事なんですかね
殆ど意味のない事をやっていたと

意味がない
ですから、東京都がやり始めたという地表5センチと1メートル
出来れば50センチというところを決めてですね
全国でそれをやるという方向でやって欲しいと思います

もう1点なんですが
一般の人でも線量計を手に入れられる状況だと思うんですが
一般の人が測りたいという場合に何か注意する事はありますか
まず、測定機の性能と言うのが大幅に違いますので
ご自分で手に入れた測定器で測ったところ例えばその数値が小さく出たからと言って安心してはいけませんし
逆に大きく出たからと言ってその数値だけにビックリしてもいけないと思います
だから、その測定機の性能がどういうものかという事をまず充分に知っていただかなければいけませんし
いずれにしても個人で入手できるような測定器と言うのは本当に簡易型の物であると思って下さい
ですから値自身にあまり重きを置いてはいけませんし
ご自分で持ったらたとえば100か所測ってみて
この場所は高い
あるいは低いとか相対的な比較はできると思いますので
まずその事からやって自分がなるべく被ばくを少なくする
子どもたちになるべく被ばくを少なくさせるという
その目安に使う位だと思っていただくのがいいと思います

目安ですか
はい



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