たねまきJ「核のゴミの置き場所」小出裕章氏(内容書き出し・資料あり)6/28

・核のゴミ、使用済み燃料棒について(昨日からの続き)
・東京電力株主総会について

6月28日火曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

前日のたねまきジャーナル
たねまきJ「内部被ばく検査・行き場のない使用済み核燃料」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/27の続きの話しになります


【福島原発】6/28/火★使用済み核燃料の行き場~p2



<資料>
金属製乾式キャスクを用いる使用済燃料中間貯蔵施設における
金属製乾式キャスクとその収納物の長期健全性について


続きを読むに内容書き出しました






昨日核のごみについてお話を伺いまして
時間が途中になりまして、
引き続き核のゴミに関することで伺いたいと思います
置き場がないので間隔をあけておかなければならないものを詰め込んでいると聞きました
そうです
リラッキングと呼んでいます
「ラッキング」というのは何処かに詰めるという意味ですが 「リ」は再びですね
詰め直すという事です
もともとは使用済み燃料を安全に保管するためには
この程度の間隔をおいてプールに沈めたらいいだろうなと思ってずっとやってきたのですけれど
もう、プール自身が満タンになってしまったので
仕方がないのでもっと密に詰めて スペースを少しでも開けたいという事をやろうとしています

イメージで言いますと、ビールやワインの瓶などを箱に詰めますよね
詰める時に普通なら一定の間隔をあけておかないとびんが壊れますよね
だけど、もっともっと冷たいからとそ のちょっとした隙間にどんどん物を詰めていくという
そういうイメージでいいのですか?
そうです
ですからビールやワインを箱に詰める時には間に緩衝材を置いて
お互いが触れないように割れないようにするのですけれども
もうそんな事は言ってられないので 緩衝材を取っ払ってきっちり詰める。
そういう事をやろうとしているのです

だけど、その燃料棒もまだ放熱しているんですよね
そうです

だから、あんまり近づけるとお互いまた熱くなって
よくない影響が出るのでしょうか
おっしゃるとおりです
ですから、冷却という事をもっと考えなくてはいけないし
一番大切な事は核分裂の連鎖反応がもう一度始まってしまうかもしれない
それをどうしても始まらないようなぎりぎりの限度にとどめなければいけないという事は大切なことで
今は ぎりぎりの限度という余裕を切り落そうとしています

それはきわめてまれに行われている異常事態であるのか
それともそうともなくなっているのですか
全国の原発でやろうとしています

全国でやろうとしている・・はぁ~
それから
福島第一や東海第二で外に出す乾式貯蔵というんですか?
プールに入れないで中間貯蔵システムの様に容器に入れて保管するというやり方が
もう行われていると聞いたんですけれども
そうです

これは水で冷やさなくても大丈夫なんですか
本来は、使用済み燃料として取りだした直後は
水で冷やす以外にはありません
水というのは大変冷却効果が優れている物質で プールに入れて水で冷やすというのが一番有効なのです
4年とか5年、もっと長期にプールで冷やしておけば
使用済み燃料自身が出す がずいぶん減って行くので
プールじゃなくても大丈夫だろうという時が来るのです

それを冷温というのですか?
冷温とは言いません
プールというのはもし、水が漏れてしまったらそれでおしまいなのです
ですから、水で冷やす、プールで冷やすというのはとてもいい冷却方法なのですけれども
長い時間で言えばトラブルが起きるかもしれない心配もあるので
ある程度冷えた段階からは水から出して 水の力に頼らないで済むように保管をしたいとなるわけです
それが乾式貯蔵と言っているものです

それは安全に地上で保管できるものなんですか?
もうすでに実績があって
大部分は金属製ですが、金属のキャスクと呼ばれている物の中にいれて
空気中に放熱できるような工夫を山ほど凝らして水で冷やさなくてもいいようにするという
そういう考え方なのです
で、実績もそれなりにはあります

はぁ。それだったら、まだまだ核のゴミが出てきても保管できるんですか
すでにもう、核のゴミが出続けてきて もうどうしようもない状態になって
再処理工場を作ってそこにまず、移したのですけど
再処理工場自身動かないし 原子力発電所がごいている限りはどんどん核のゴミが出てきてしまいますので
もう、仕方がないので乾式貯蔵をしなければならないということになりました
そして今は青森県のむつ市というところに東京電力が5000トンの乾式貯蔵施設をつくろうとしています

5000トン
はい。六ヶ所村の再生工場は3000トン分です

ただ、やはり本当はプールで冷やさなければならないものを
緊急処置としてやっている、それがどんどん広がってきてしまっているという
そういう状況なのですね
そうです

実は、わたし、ある映画を見まして
フィンランドのドキュメンタリーで「10万年後の安全」という映画です
これ、大阪でもテアトル梅田で今やっていますが
非常に多くの方々が見ていらっしゃる映画です
10万年後の安全という映画の中では
核のゴミをフィンランドでは地下ずーっと掘って行って
地下500メートルの所に大量にな蒸らせようという計画をやっているんですね
はい

まだ、建設中なのだそうですが
とりあえず10万年眠らそうという話しで
いったいそれはできるのか・・という事を見せてくれる映画なんですが
小出先生、この核のゴミにとって10万年という値はどういう時間を意味するものなんですか
みなさん考えてみてください
10万年後って想像できるでしょうか

いやー、そりゃだって、ね・・1万年後だって100年後だって、どうかと思いますもんね
人類が残っているかどうかも疑わしいですね
今日本では高松塚の古墳が出たとか言っているわけですけど
要するに1000年2000年のことを言っている訳で
1000年2000年前のこともさっぱり分からない
一体どうなっていたんだろうといって私達が興味シンシンで調べるのですね
それを10万年、ま、本当のことを言えば私は100万年だと思っているのですけど
人間としては想像を絶する時間のことを話しています

少なくても10万年この建物は持つはずだと思って技術者たちは作っているらしいんですが
まず、1万年もった建物ですら誰も見たことがなくてですよ
そして、6万年後にはおそらく氷河期が来ると考えられていて
そうするとそこに人類が生き残れる可能性は少ない
10万年後に地下に核のゴミが残っているところ「を開けないでください」と
「コンクリートの壁を開けないでください」と書いていても
その言葉が通じる人類が10万年後にいるかどうかもわからない
いるはずがないですねw
5000年前に石に書かれた言語は何が書いてあるのか分からないという時代を私達は生きているので
10万年なんて単位は想像を絶する時間の長さな訳ですよね

ピラミッドが誰のお墓なのかも私たち分からない
そうです、せいぜい数1千年のことを言っている

10万年後までそこを開けてもらっては地球が偉いことになるという事をつたえることでさえも・・
相手が読めない・・
フィンランドの人達は少なくとも何とか最終的決着をつけようとこの問題に向き合って入るんだなと思ったんです
そこはいかがですか
もちろんそうです
私達の世代が原子力というものに手を付けてしまって
どうしようもないゴミをいま生み出しているのです
それを何とか決着を付ける責任は私達にある訳です
でも、その方法が実は見つからない
しょうがないから地底に埋めようとしているのですけど
わたしはその方法すら正しいと思えませんので
せめて自分で分からないゴミは産まないようにしないとおもいます
ですから、原子力というのは止めた方がいいと言うのが私の意見です

今日も東電の株主総会がありましたが
結局のところ原発推進の方向は変わりませんでした
これに対していかがですか
ふしぎですね
東電なんて倒産してもまだ足りない位の被害を今起こしている訳で
株主の方々は一線の配当ももらえない
投資したものは全部なくなるという事態になっているのですね。本当であれば
そうなのにどうして原子力を支持するのか私には全くわけが分かりません
どういう社会システムで今の社会が成り立っているんですかね

また明日もヨロシクお願いします
はいこちらこそ






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小出先生のこと

小出先生は日本の原発に反対ですが
北朝鮮はどんどん原発をつくるべきだと仰っています。
この発言について見解を伺えますでしょうか?

Re: 小出先生のこと

> 小出先生は日本の原発に反対ですが
> 北朝鮮はどんどん原発をつくるべきだと仰っています。
> この発言について見解を伺えますでしょうか?


それは事実ですか?
どこでおっしゃっているのか教えてください