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06.30
Thu
・避難準備区域の縮小について

6月29日水曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]


【福島原発】6/29/水★メルトスルーの状態で安定的な冷却は出来ない


<参考>
緊急時避難準備区域の縮小、7月中旬に検討 細野担当相

朝日新聞2011年6月28日22時4分

細野豪志原発担当相は28日、都内で講演し、
東京電力福島第一原発事故の収束に向けた工程表の「ステップ1」の目標期限にあたる7月17日をメドに、
原発周辺の緊急時避難準備区域の縮小を検討しはじめる考えを示した。

菅直人首相は遅くとも来年1月中旬までに原子炉を冷温停止した後に避難区域の見直しを行う考えを示している。
細野氏の発言は、このうち緊急時避難準備区域について解除を早める可能性を示唆したものだ。

細野氏は講演で
「(7月17日までに)少なくとも冷却機能が安定化したと示したい。万が一にも水素爆発はないという状況を示したい」と強調。
「ステップ1が終了して水素爆発がないと確実にわかった場合には、地元自治体や避難している皆さんの話を聞いた上で、戻ってもらえる方には戻っていただくということができるのではないか」と話した。



後半部分で話している国会議員と小出先生の話しはたねまきジャーナル2時間スペシャルのことです。↓
たねまきジャーナル2時間スペシャル。小出氏と3人の政治家の生討論No1(内容書き出し)

たねまきジャーナル2時間スペシャル。小出氏と3人の政治家の生討論No2(残り全部書き出しました)


続きを読むに内容書き出しました





ーたねまきジャーナル内容書き出しー

原発問題を担当する大臣に細野さんが就任しました
そして「福島県には緊急時に屋内退避や県外に避難できるようにと準備をされている区域があります」
これは避難準備区域と言いますが
この避難準備区域を「縮小することを検討する」といいました
これは外に出て避難している人に戻ってきてもらいたいという話だろうと思うんです
これを聞いたリスナーの方がイタリアのミラノからです
避難準備区域縮小のニュースを聞いてびっくりしました
全く事故が収束していないのにどういう事なんでしょうか
そんなことしたら被ばくする方が増えることになりませんか?
ちょっと難しいというかですね
わたしは3月11日を境に世界は変わってしまったと発言してきましたし
被ばくを避けようとすると生活が崩壊してしまうというそういう地域が広大に出来てしまっているのですね
ただし、日本って法治国家と言われているんですよね

そうですね。法のもとに収められている国のはずです
そうですね。
その法律では「普通の人に1年間に1ミリシーベルト以上の被ばくはさせない」と国が法令を定めたんですね
そうであるなら国がその法令を守ることが国の義務である筈だし
その義務にしたがって国民を守らなければいけないというはずなのですね
ですから1年間に1ミリシーベルト以上の被ばくをするような所は
もちろん 国がきちんと仕組みを作って人々を避難させるということをやらなければならない
ところがその国のほうは何の謝罪もしないうちに1年間20ミリシーベルトの被ばくをさせてしまうということを決めたのです
ですから、20ミリシーベルト以上の所を一応避難区域にすると言っているのですけど
それ以外のところはたとえば19,9ミリシーベルトでも、そのまま許してしまうという様なことを言ったのですから
まさに法治国家ではないということを国自身が言っているのです
本当なら私は1年間に1ミリシーベルトという基準を国がきちんと守るべきだとおもいますが
すでにそれをやろうとすると

どうなりますか
福島県に相当するくらいの広大な面積を無人にしなければいけなくなります

人はそこにはいられなくなるんですね
そうです
ですからそれを本当に国として実行できるか
日本という国を私達が支えることが出来るかというそういう選択をせまられる国に変わってしまっているのです

細野大臣は、戻ってきていただくための条件として二つあげています
ひとつは、行程表のステップ1が達成していること。
つまり原子炉の安定的な冷却。これがなされているという意味だと思うんですね
これのめどが行程表で7月17日半ばという事なんです
このようなめどを立てて皆さんに帰ってきてもらうという事は現実的に考えられますか
全くできません

まったく、無理ですか
はい

そうでしょうね
もう6月も末なわけで 後20日ぐらいしかないですね
今の状況で言えば到底できません

近藤:循環冷却がうまく稼働しているとかがかかっているんですか
それもかかわってはいますけれども
東京電力自身がすでに「炉心がメルトダウンしてしまっている」と認めているわけですから
循環冷却が仮にできたとしても安定的な冷却はもうすでにできません

あ、冷却が進んだとしても・・進んでませんが
進んだとしても安定的な冷却には至らないんですか
もう、ようするに炉心がその場所にないのですから
溶けて落っこちてしまっているのですよね

という事は、もう、これからずーっと安定的な冷却は無いんですか?
はい
東京電力が言っているように炉心がすでにメルトダウンをしてしまっていて
メルトスルーもしてしまっているとすれば
安定的な冷却はできません

近藤:あの、スルーしているということを前提にして考えた時に
地中にコンクリートでという話しがなかったですかね
私が提案しました

近藤:相当なお金がかかるから東京電力が嫌だと言っているんですかね
そういうふうに私は報道で聞きましたけれども
お金がかかるって1千億円だって言ったんですね
そんなチャチは事を何で躊躇するのかとわたしは思います
事故で生じた被害を本当に補償しようと思えば
何10兆円払ったって保証できないという、そういう事故なんですね
それを1千億円をケチるなんて、そんな事では到底おかしいと思います

つまり小出先生のアイデアは汚染水が地下水にどんどん行ってしまわないように
少なくとも今すぐできる事はコンクリートで地中に壁を作るべきだというご意見
それに対して1千億円のお金がいるんじゃないかと言われているのですが
これを東電は先に進めていないのですよね
みたいですね

んー。
だけどそうなりますと、この1千億円で壁を作るかどうかということについても
安定的な冷却が出来るんだという事が大前提では
この壁を作ることが早急の策として必要だという認識に至りませんよね
そうです
わたしの言っている壁というのは ただただ汚染を広げないというそれだけのことです

最低、今出来る防御であって攻めの策はもうとれないという事ですよね
はい。そうです。

いまだに安定的な冷却を目指すんだと、この大前提を国が取り続ける限り
防御が出来ないまま どんどん汚染水が地下に流れていくという事になるわけですか
そうですね
汚染水の汚染を除去する装置ですとか言っていますけれども
それも単に溜まっている物をぐるぐる回すだけであって
溜まっている状態が解消される訳でも何でもないのです
溜まっている間にどんどん漏れていってしまっているわけですから
わたしは、もっともっと前にやるべきは溜まっている水をどかすということで
それすらやらないという事になっています

この避難準備区域の縮小について
もう一つの条件を細野さんが言ってます
「水素爆発が起こらない状況が確実に分かれば」と言うんですね
水素爆発ってもう起こらないんですか?
わたしは、東京電力が言っているように炉心がすでにメルトダウンしてしまっているとすれば
水素爆発はもう起きないと思います

はー。
それはいい意味としてとらえればいいんですか?
それとも、水素爆発さえも起こらない状態になっているという事ですか
そうですね
どちらにも取れますけれども
水素というのは燃料棒の被覆管と反応してできるのです
ですから もう燃料棒の被覆管が全部水と反応してしまって後形がないというのならば
水素爆発は起きないのですけれども
炉心がもう溶けてしまって手の打ちようがないという事になります

近藤:3号機だったですか。また窒素入れるとか入れないとか言っていますけれど
あれは水素爆発を懸念しているんじゃないですか?
そうですね。そういうことでしょうけれども
それならばまだ炉心の全部が崩壊しているわけではないという前提にたっているのですね
もし、そうであれば水素爆発の可能性もありますし
私が一番恐れている水蒸気爆発の可能性もあります

水蒸気爆発の方が恐ろしいですか
わたしはそうだと思います

ということは、大前提、事実がどうであるかによって
何を今 先にするべきかが違ってきますね
はい。
ただし、今どういう状況にあるかすら分からないのです

最悪の場合を想定していろんな手を打つべきかと素人ながら思います
水蒸気爆発が起こらないようにと言う防御は今しているんですか?
水を入れるという事です

それしかないんですか
ひたすら水を入れて炉心をこれ以上崩壊させないという事以外にはありません

近藤:収束っていうのはあるんですか?
収束ですか。
もう、事がここまで来てしまうととても難しいと思います
東京電力が言っているように炉心の半分までまだ水があると
原子炉の水位計はそれを指しているのですけど
もしその状態でとどまってくれるのであれば 原子炉の中に水を入れてこれ以上溶かさない
そして、循環式の冷却が出来るのであればそれなりの安定な状態に持っていけると思います

それなりの安定な状態
と言う事はそこからはもう放射性物質は出ないんですか?
もうすでに、圧力容器にも格納容器にも損傷があるという事がわかっていますので
汚染水がいずれにしても漏れてきてしまうのですね
その漏れてきた汚染水を炉心の中に戻すという循環式の回路が出来れば
全然出ない訳ではありませんけれども
外からどんどん水を入れて汚染水をあふれさせるというこれまでのやり方からは逃れることが出来ますし
外部に広げる汚染はそれなりに小さくできると思います

大前提をどこのレベルにとらえて今出来ることをやるか
大前提をもしかしたら国は間違えているかもしれないし
と、小出先生は今思われるわけですね
そうです

ここのところなかなか国は変わりませんね
変わりませんね
この前国会議員の方とも話をさせていただいたけれども
タンカーも検討していていまにも出来るようなことを確かおっしゃった

おっしゃいました
と思いますけれども
あれからもう半月ぐらい経ったんでしょうか
何も動いていませんし
一体どうなっているのかなと私は思います



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