ドキュメント映画「100,000年後の安全」

ラジオたねまきジャーナルの水野さんが小出先生に
「実は、わたし、ある映画を見まして
フィンランドのドキュメンタリーで「100,000年後の安全」という映画です
核のゴミをフィンランドでは地下ずーっと掘って行って
地下500メートルの所に大量にな蒸らせようという計画をやっているんですね」

とおっしゃっていた映画の「100,000年後の安全」を見てきました

NHKの生放送から飯田哲也さんが駆けつけて下さりお話しを聞くことが出来ました
飯田氏の話しの内容は次回のブログで・・d(◕‿-。) ネ❤ 書き出しました飯田哲也講演会(内容書き出し)7/9

実際にフィンランドのオルキルオトでの
地下都市のような高レベル放射性廃棄物の地層処分場の建設中の映像に
さまざまな それに関わる人たちへのインタビューを織り交ぜた映画でした
工事には100年かかり、廃棄物が一定量に達すると入口の扉は閉じられ
何もなかったように、何もないように
ここに危険なものが地中深く眠っている事は
忘れてしまうという事を忘れないように


一万年前にはまだ、私達人間は誕生していなかった
十万年後に人間はいるのか?
ここは危険だという事が伝わるのか?

という内容の映画でした

うーーん・・・・

作り出してはいけないものを大量に保持してしまったのだという事が理解できました

現在、世界中に高レベル放射性廃棄物は20~30万トン位あるそうです
(映画の中で言っていた数字は確かこうだったと思います)

大変です。゚(゚´Д`゚)゚。

十万年経つより前に人類は地球上にはいなくなっているのでは?と思いました。


こちらは予告編です





水野:10万年後に地下に核のゴミが残っているところ「を開けないでください」と
「コンクリートの壁を開けないでください」と書いていても
その言葉が通じる人類が10万年後にいるかどうかもわからない

小出:いるはずがないですねw
5000年前に石に書かれた言語は何が書いてあるのか分からないという時代を私達は生きているので
10万年なんて単位は想像を絶する時間の長さな訳ですよね

たねまきJ「核のゴミの置き場所」小出裕章氏(内容書き出し・資料あり)6/28参照









再処理施設があろうとなかろうと
生み出した放射性物質を無毒化する力は人間にはありません。
昔から「トイレのないマンション」と言われましたけど
自分が生み出すゴミの始末を知らないまま ここまできてしまっているわけです。
今、日本には54基の原子力がありますので 一年ごとに広島原爆が生み出した核分裂生成物の
五万発分を生みながら電気を起こしている。
生み出してしまう核分裂生成物の 始末の仕方を人間は知らないという状態でここまできているわけです
埋め捨てにされてしまう場所に狙われた、
地方の財政が破綻した 小さな自治体はいくつもこれまでもありましたけれども
そういう自治体でも、さすがにこのゴミは嫌だということで
どこも引き受け手のないまま今日まできてしまっている
放射能のゴミを押し付けるなんてことは私はやるべきでないと思いますし
どうしてもやるといって、地面に埋めれば安全だというなら 東京に埋めて欲しいと私は思います

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

続きを読むに著名人の方がたの感想を転記します




◆森 直人(もり・なおと/映画評論家)
「映画/現実」の臨界点を揺さぶり、押し進める映画

◆池田香代子(いけだ・かよこ/ドイツ文学翻訳家・口承文芸研究家)
文明とは何かというとてつもなく大きな問いの前に私たちを引き据える映画

◆和合亮一(わごう・りょういち/詩人)
不可視の疑問へと静かに深く向かっていこうとするかのような地の底の映像

◆小出裕章(こいで・ひろあき/京都大学原子炉実験所助教)
どうしても放射性廃棄物を捨てるなら、東京に

◆広河隆一(ひろかわ・りゅういち/ジャーナリスト)
チェルノブイリではフクシマよりも、はるかに人道的な対応がとられていた

◆須永昌博(すなが・あきひろ/スウェーデン社会研究所所長)
北欧諸国の原子力政策における情報公開のあり方

◆舘野 淳(たての・じゅん/元日本原子力研究所研究員)
原子力をエネルギーの選択肢の一つとするのなら、産官学の癒着体制の解体を

◆飯田哲也(いいだ・てつなり/環境エネルギー政策研究所( ISEP )所長)
自然エネルギー時代の社会づくりに向けて



「100,000年後の安全」公式サイト

「おカネ」より「モラル」を優先して生きる

原発と高レベル放射性廃棄物の問題をできるだけシンプルに
「おカネ(経済)」と「モラル(倫理)」という二つの面から考えてみました。

原発が作られるところには莫大な交付金が渡されます。
それは万が一のリスクと引き換えに「おカネ」を与えられるわけです。
その地域においては「おカネ」がありがたいのであり、原発がありがたいわけでなく他の産業でもいいのです。

この「おカネ」はよく考えると、先払いの生命保険のようなものではないでしょうか。
そのような先払いの保険で得をするのは、後世の人ではなく現在の人だけです。
せいぜい子供、孫の代まではその「おカネ」の恩恵を被ったとしても10万年とは言わず、
1000年後の人には関係のない「おカネ」でしょう。

今の世の中の大半の人は目先の「おカネ」に弱いものです。そのことをわかった上で、
原発を作る地域の人に後世の人のことを考えなくさせる位の額を目の前に見せて
原発を作るというのは「モラル」に反した行為だと思います。

また、原子力が生まれたときのことを想像してみます。
未来のエネルギーを人類は手に入れました。
ただ同時にそのエネルギーを得るときに出るゴミ、放射性廃棄物を無害化することはできませんでした。

最も危険なゴミ、高レベル放射性廃棄物が無害になる期間が
ヨーロッパでは10万年、アメリカの基準では100万年にもなると計算されています。

そこで人は「おカネ」のことだけを考え、このゴミ処理や万が一の事故を計算に入れなければ、
原子力から得る発電は安いということで原発を作り出しました。

放射性廃棄物をどう処理するかは後回しにして、目先の「おカネ」を優先して開発を進めたわけです。

科学の力を信じるなら、放射性廃棄物を無害化することはいつの日かできるのではと期待はしますが、現在はできません。
原子力を発明したとき、その放射性廃棄物を無害化する技術を確立することなく、
その処理問題を後世に押し付けるしかないという事がわかった上で実用化したのは、
特にそのことを一番知っていた科学者、
そして「おカネ」を優先した企業の社長の判断は「モラル」に反する行為だったのではないでしょうか。

福島第一原発の事故の後、ドイツとスイスが期限を決めて原発を廃止することを決めました。
日本における放射性廃棄物の処理問題を考えるためには、まずその危険なゴミの総量を確定する必要があります。

原発が稼働している限りゴミは作り出されるので、いつまでに原発を全て停止するかを決める必要があります。
そうすることにより、それまでに出る放射性廃棄物の量を計算して予想することができます。

さて、現状では放射性廃棄物を無害化する技術はないので、僕が考える案としては、
国有地の中で最も地震の影響が少ない場所に、地層処分場を作るというのが現実的ではないでしょうか。
ただ、原子炉4基のフィンランドの処分場がオンカロの規模ですから、
54基の原子炉を持つ日本はオンカロをいったいいくつ作ればいいのでしょうか。

途方に暮れます。

そして日本に地震の影響を10万年にわたって受ける可能性がない場所などあるのでしょうか。

絶望的な気持ちになります。

でも、この放射性廃棄物の処理の問題を後世に押し付けてよしとすることはできません。
映画の中でも言われているように、原発に賛成、反対に関わらず、
たとえ明日、世界から全ての原発が無くなり自然エネルギーで電力がまかなえるという夢がかなったとしても、
放射性廃棄物は残るのです。

この映画を観終わった後、日本の現状を考えると絶望するのはたやすいことです。
しかし、絶望したままでは問題を先送りするのと同じです。

まだ間に合います、未来に生きる今の子供たちを想い、「モラル」を「おカネ」より優先するのです。
それがどんなに莫大な額になろうとも原子力を利用してきた私たちの責任で、この時代にけりをつけるしかありません。

日本に住む私たちにとって、この映画が、
放射性廃棄物処理の問題を先送りする事なく、
思考停止することなく、
思考放棄することなく、
この時代に解決するのだという「覚悟」を持つきっかけになればと思います。

浅井隆(アップリンク社長)
2011年6月14日


10万年

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前の記事についてですが、、

はじめまして。りんごペクチンの検索からこちらにきました。
こちらのブログ、とてもためになりますね!私は3歳の娘の被爆が
心配で一時ですが関西に来ています。

低分子化されたりんごペクチンのセシウム排泄効果が最近も
テレビなどで紹介されて話題になり始めていますが、本当に
効果があるのか、だめもとでも少し試してみたい衝動に(笑)
あれから、試されたりなさっていますか?
vitapectは入手困難ですが、他の普通に個人輸入できる
アップルペクチンなどでも効果あるのか、
やはり低分子化されたものでなければ
あまり意味がないのでしょうか(TT)

と考えていたら、以下のサイトに
http://www.foocom.net/column/editor/4494/

ここでは、アップルペクチンは論文的には信頼性に欠けると。。

どうなのでしょうね、、

3.11以降、とろろ昆布や味噌、を試したり
スピルリナは持病的に無理で飲めないけど興味持ったり、、

何かわかりましたら、記事にのせて頂けると助かります(^^)

これからも、ブログ頑張ってください!