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07.12
Tue
・南相馬市の農場から出荷された牛11頭の肉から高い放射性セシウムが検出されたことについて
・千葉県柏市の清掃工場でゴミを焼却した灰から高い放射線セシウムが検出されたことについて


7月11日月曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

【福島原発】7/11/月★福島・南相馬市産の牛肉からセシウム検出


<参考>
放射性物質:セシウム汚染牛肉9都道府県流通
毎日新聞2011年7月11日 22時41分 

福島県南相馬市の畜産農家が出荷した黒毛和牛11頭から
暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、
同じ農家が出荷した別の6頭の牛肉が
5都府県の食肉販売・卸売業者に販売されていたことが東京都の調査で分かった。
さらに少なくとも9都道府県に流通し、148キロ以上が小売店などで売られたが、
厚生労働省は「継続的に大量摂取しなければ健康に影響はない」としている。

流通が確認されたのは、北海道、東京、神奈川、千葉、静岡、愛知、大阪、徳島、高知の各都道府県。

静岡市保健所は11日、
市内の業者が27.8キロの肉を仕入れ、残っていた肉から1キロ当たり1998ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表。
一部は飲食店などで客に出されたという。

東京都によると、
都内の卸売業者が保管していた肉から、最大で暫定規制値の6.8倍に当たる3400ベクレルが検出された。

大阪府も11日、2頭分の肉が府内を中心に流通していたと発表。
うち数キロ分が贈答用として消費された可能性があるという。

横浜市では小売店で52キロ分が販売された。

愛媛県によると、17.6キロ分が県内の業者を通じて高知、徳島両県のスーパーに送られ、販売されたという。
愛媛県内での流通は確認されていない。


 ◇餌の稲わら7万5000ベクレル


福島県は11日、餌の稲わらから1キロ当たり7万5000ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

農家は福島第1原発事故後に屋外にあった稲わらを与えたと認めており、
県は牛が「内部被ばく」したと断定。
計画的避難、緊急時避難準備の両区域内にある農家約260戸から出荷される肉牛の全頭検査の実施を決めた。

県は餌の管理状況をチェックするため、11日から両区域の立ち入り調査に着手。
両区域外についても今後、立ち入り調査するとともに、1農家当たり少なくとも1頭のサンプル検査を行う方針だ。

県の調査によると、井戸水や配合飼料には問題はなかったが、
稲わらからは飼料の暫定許容値(1キロ当たり300ベクレル)を大幅に超える
7万5000ベクレルの放射性セシウムが検出され、水分量を補正して計算した場合でも1万7045ベクレルに達した。

稲わらは原発事故後、4月上旬まで水田に野ざらしで置かれていた。
和牛を出荷した農家は緊急時避難準備区域内にあり、1頭当たり1日約1.5キロを食べさせていたという。

県の調査に対し「震災後に配合飼料が手に入らなくなり、食べさせてしまった」と説明したという。
【種市房子、野倉恵、小玉沙織】


セシウム 柏の清掃工場、基準8倍超
東京新聞2011年7月12日 朝刊

千葉県柏市の清掃工場で、処理後の焼却灰から、
最大で、国が埋め立てをしないで一時保管を求める
一キログラム当たり八〇〇〇ベクレルの八倍以上の放射性セシウムが検出されたと同市が十一日、発表した。

同市によると、六月二十四日からの試料採取の結果、
南部クリーンセンター(同市南増尾)で同七万八〇〇ベクレルが検出された。
焼却灰は約百二十トン
住民の理解を得られないため、最終処分場に運べず、工場内で保管中。
しかし、ごみの焼却を続けると、保管スペースは九月中旬にも埋まるため、同市は住民に理解を求める。

北部クリーンセンター(同市船戸)では、同九七八〇ベクレルを検出。
搬出中止前に最終処分場(同市布施)に運んだ焼却灰などからも同四万八九〇〇ベクレルを検出した。

放射性物質が付着した庭木などが可燃ごみとして出され、焼却して容積が減り、放射能が濃縮されたとみられる。

また、同県印西市の印西クリーンセンター(同市大塚)でも、同一万三九七〇ベクレルが検出された。

同県流山市も十一日、市クリーンセンター焼却場で発生した焼却灰から、
二万八一〇〇ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
五日に採取した焼却灰で、民間の専門機関に測定を依頼していた。

東京都内でも先月、江戸川清掃工場(江戸川区江戸川)で、
焼却灰から同九七四〇ベクレルの放射性セシウムが検出されている。





続きを読むに内容書き出しました




まず、牛肉についてのお話しで伺いたいと思います
南相馬市の農場から出荷された牛11頭の肉から暫定基準量3倍から6倍の放射性セシウムが検出された
この牛たちに与えていた餌の藁に多くのセシウムが検出されたということなんです
これについてはやはり藁が原因だというように小出先生も思われますか
そうおもいます

藁というのはこうした放射性セシウム吸収しやすいんですか
多分そうではないと思いますが
事故の当時屋外にあったとすれば空から降ってくるのですから
当然汚染されてしかるべきだと思います

この藁が基準値の56倍に当たる1kg当たり75000ベクレルのセシウムが検出されているんです
この値をどうごらんになりますか
南相馬市ですから福島の原発から多分30キロぐらいでしょうか

20キロから30Kの間位だと思います
とくに風が北東に吹いた時に南相馬市が風下に入って
その程度の汚染が生じると言うのはごく当たり前のことだとおもいます

はぁ。ただ、土壌汚染の値を日々見ていますと
近隣の所に比べて南相馬市は値が少し低いのではないかと思っていたんです
他にもっと高いところがあると思っていたその南相馬市でこの値が出たものですから
わたし個人は大きなショックを受けているんですが
いわゆるバラツキといいますか、
ホットスポットと私達が呼ぶような現象があちこちでおこりますので
そういう現象が多分起きたとしても不思議ではありません

そしてこの同じ農場から出荷された6頭の肉の加工肉が色々なところに流通していまして
このうちの一か所は大阪であるもようなんです
大阪の人達にとっても こうした大阪という地名がニュースに出てきたわけですけど
これを小出先生はどういうふうに受け止められますか
わたしは多分この番組でも聞いていただいたと思いますけれども
3月11日を境に世界は変わったんです
もう、私達は放射能まみれになって生きるしかないわけで
大阪が例外だと思っていただきたくありません
必ず汚染食糧が流通することになりますし
私達はそれを受け入れるしかないのです
ただし私は子どもにだけは食べさせたくないので
そういうシステムを作らなければいけないとこの番組でも聞いていただいたと思います
分からないまま流通させてしまっているというそれを何とか乗り越えなければいけないと思います

例えば国は厚生労働省労働副大臣が全頭検査
牛を全部チェックしようと言う話しも出しているんですけれども
検査すればどの牛が子どもに与えてはいけない牛なのかというのは はっきり分かるんでしょうか
わかるとおもいます
それを私は、私自身は国がやるよりも東京電力がやるべきだと思いますし
わたしは東京電力に責任を取らせたいと思っています
で、東京電力に責任を取らせたいとおっしゃっている方の中には
汚染したものを買い取らせろと、東京電力にですね
そういう方ももちろん沢山いるのですけれども
わたしは買い取らせたところで東京電力はそれを捨ててしまうだけですので
そんなことをしたらやはり一次産業が成り立たないので
買い取らせるよりはきちっと検査をさせてそれを大人が引き受けるべきというのが私の主張なのです

検査につきましても
11頭については体の表面をスクーリングした時にクリアしているんですよね
だからそこでは分からなかったという事じゃないんですか
そうです
体の表面を検査するぐらいでは分からない可能性が高いです

どうしたらいいんですか?
内部被曝したって事ですか?
もちろんです
体の中に含まれている訳で外側から測るというのはおおよその物を知る位の事しかできませんので
1頭1頭やはり、肉にした時に調べてどの位の汚染があるという事を調べなければいけませんし
大変な作業なのです。これは。

内部被曝を一頭一頭全部調べるって事は現実的にできるんですか?
わかりません。とても大変だと思いますけれども
東京電力に買い取らせて廃棄させるというよりは
むしろ東京電力にその検査をさせるべきだと私は思います

リスナーの質問です
この、セシウムが沢山入った肉をもし自分が食べていたなら
どんなことが考えられるんですか
あるいはセシウムは身体から排出することはあるんでしょうか
セシウムというのはアルカリ金属そういう元素群に属していまして
カリウムという元素と同じ挙動を取ります
カリウムというのはもちろん人間にとって必須の元素ですし
人間のからだじゅうにありますし
セシウムを取ればもちろん人間のからだじゅうに分布します
ただし、カリウムがそうであるように新しいカリウムを取れば古いカリウムは排泄されますし
セシウムもまた排泄されていきます
ですから、取れば身体の中に入るし
だんだん排せつもされていくというそういう性質のものです

という事はセシウムを排泄しようとすると新しいセシウムを取らなければいけないという意味ですか?
えっと、カリウムを取れば同じように排泄されます

カリウムを取ることでセシウムは排泄されるんですか
そうです

全部排泄されるんですか?
いいえ、そんなことはありません
もちろん、一定の割合で排泄されるというだけであって
セシウムという放射性物質は物理的には半分に減るまで30年かかりますが
人間の代謝活動はもっともっとスピードが早く活動していますので
30年も待たずに半分に減って行くということです

そしたら、小出先生がおっしゃるように大人が責任を持って食べて子どもを守るんだということであれば
もう、大人はセシウムに汚染されたものをどうやって食べていくかというその知恵を付けていく時代になったという事ですか
そうです


たとえばカリウムを取ってセシウムを排泄するというようなことですか?
えっと、たぶんできないとおもいます
要するにカリウムというのは食物の中に殆ど、ある一定の割合で入っている訳で
人間が食べ物から取る量というのはもう決まっているのですから
カリウムだけを沢山食べるなんて事はできませんし
大人は被ばくをもう諦めるしかないという そういう時代に入っているという事です

今回は福島県からの牛肉なんですけど
ホットスポットが話題になって、たとえば関東の福島以外の所から汚染された内部被曝の肉が
市場に出ると言う可能性ももちろんあるわけですよね
あるとおもいます

これ、今我々は福島のみにとどまっているというイメージなんですけれども
それは覚悟してできるだけチェックして摂取を抑えると
自衛も当然しなければいけないですよね
そのためには、放射能は目に見えませんし、味もしない、匂いもないものですから
どの食べ物がどれだけ汚れているかという事を私達自身が知らなければいけません
そのためには何処かで検査をしてきちっと明示をするというシステムが出来なければいけません

これは牛に限らず、海水汚染の魚介類も同じですよね
そうです
全ての食べ物です

そうですよね
そのへんの情報が全く欠けていますよね
全頭検査とか大臣副大臣がいっていますけれども
そちらの方は全然商品情報が公開されていない
そうです
それは日本の政府のやり方がそうなっているので
基準を超えたものは情報公開したりあるいは出荷停止にするけれども
下回っていれば全部安全というように今日本の政府は言っている訳で
そんな事はサイエンスの側からはあり得ないのです
ちゃんと測定をしてすべての食べ物に関して汚染の度合いを明示するという
そういうシステムを作るべきだとわたしは思います

もう一つゴミの焼却についてうかがいます
千葉県柏市の清掃工場でゴミを焼却した灰から国の基準値の9倍近い放射線セシウムが検出されました
これまでも、ゴミを焼却した灰からなど、色々なところで出てきているという話しはしてきたんですけど
これまでは下水処理施設での話だったと思うんです
下水処理場の汚泥のことを今まではお話ししましたが
今回は一般の普通のゴミを燃やしてこれだけのセシウムが検出されました
このままでいいんでしょうかというか・・どうしたらいいんですか?
いけないのです。本当は。
わたしは京都大学原子炉実験所というところで働いていて
そこから出てくる放射性廃物を何とか環境に出ないようにということでずっと苦労してきた人間ですけれども
そんな事とは全然違うような汚染したものがすでに環境中に出回ってしまっているという事なんです

今回も、木の枝や葉っぱが原因ではないかという話です
そうなりますと本当に一般的なものまでも燃やせない物も出てくると思うのですが
燃やさなければそれでいいのか・・たまってきますよね
もちろん、放射能自身は増えもしなければ減りもしないのです
何をやっても汚染はそのままそこにあるということですから
燃やしたところで放射能が増えた訳ではない
要するに濃度がただ高くなったと言うだけで
燃やさなくたってそこにあるんです

たとえばですね、
人が入ってはいけない管理区域にするなどという措置もあるのかもしれないと思いますけど
一般の清掃工場もとなると現実的ではないでしょうね
そうです
これまでの日本の法律体系が全く適用できない程の汚染になっているのです

はい、まだまだ伺いたいことが沢山ありますが
今週もよろしくお願いいたします





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